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湘南急行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
5000形(第7編成)による湘南急行新宿行 相模大野駅にて撮影
種別幕(5000形)
種別・行先幕(8000形
種別幕にローマ字がなかった頃の湘南急行 (8000形第7編成 湘南台駅にて撮影)

湘南急行(しょうなんきゅうこう、英語表記:Shonan Express)は、2002年平成14年)3月23日[1][2]から2004年(平成16年)12月10日までの間、小田急電鉄が運行していた列車種別

概要

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東日本旅客鉄道(JR東日本)の湘南新宿ラインに対抗する目的で、2002年(平成14年)3月23日多摩急行とともに登場したが[1]2004年(平成16年)12月11日のダイヤ改正にて停車駅を従来の急行より少なくした「快速急行」の登場に伴い廃止となり、登場から2年半の短命に終わった種別であった。

方向幕

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方向幕の表示は、多摩急行と同様に「湘南急行」のように「湘南」がオレンジ色で「急行」が赤色と、複数の色を混用した珍しい表記であった。停車駅案内図ではオレンジ色単色で案内されていた。この停車駅案内図での色使いは快速急行に引き継がれている。

運行形態

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小田急小田原線新宿 - 江ノ島線藤沢間に、日中1時間2本、全区間を分割・併合のない10両編成で運転していた。湘南方面へは藤沢駅で東海道線に乗り換える必要があったが、新宿駅 - 藤沢駅間を最短57分で結んでいた。新宿 - 相模大野間では、小田原線の急行と合わせてほぼ10分間隔になるよう運行された。廃止後から2016年3月までは、代々木上原 - 新百合ヶ丘間の部分を多摩急行が担っており、従前からの10分間隔運転を維持していた。2016年3月のダイヤ改正後も、この区間では急行の平均10分間隔が維持されている。

登場から2003年(平成15年)3月28日までは、土休日の一部列車が藤沢 - 片瀬江ノ島間を延長し、新宿 - 片瀬江ノ島間を結んでいた。

停車駅

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新宿駅 - 代々木上原駅 - 下北沢駅 - 成城学園前駅 - 登戸駅 - 向ヶ丘遊園駅 - 新百合ヶ丘駅 - 町田駅 - 相模大野駅 - 中央林間駅 - 大和駅 - 湘南台駅 - 藤沢駅 - (片瀬江ノ島駅

急行が停車する長後駅南林間駅は通過していた。この相模大野駅以南の江ノ島線内(厳密には新百合ヶ丘駅以南からの)停車駅は後の快速急行に受け継がれている。

現在の急行停車駅である経堂駅は当時は急行通過駅であった。

脚注

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  1. ^ a b 平成14年3月23日(土)にダイヤ改正を実施します 江ノ島線沿線から新宿への「湘南急行」、多摩線沿線から千代田線直通の「多摩急行」が登場』(プレスリリース)小田急電鉄株式会社、2002年2月14日。オリジナルの2002年2月28日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20020228042835/https://d-cue.com/program/info/PG02348.pl?key=4012022年3月12日閲覧 
  2. ^ 『RAIL FAN』第49巻第5号、鉄道友の会、2002年5月1日、17頁。 

関連項目

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