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湖畔駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
湖畔駅
湖畔駅(1988年7月撮影)
こはん
Kohan
朱鞠内 (1.9 km)
(18.3 km) 北母子里
所在地 北海道雨竜郡幌加内町字朱鞠内
北緯44度17分55秒 東経142度10分24秒 / 北緯44.29861度 東経142.17333度 / 44.29861; 142.17333
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 深名線
キロ程 80.7 km(深川起点)
電報略号 コハ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1956年(昭和31年)5月1日[1]
廃止年月日 1995年(平成7年)9月4日[1]
備考 深名線廃線に伴い廃駅
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1977年の湖畔駅と周囲約1.5キロメートル範囲。上が名寄方面。写真中程、右上の雨竜第一ダムへ向かう道路との踏切近くにホームがある。左下に、未完成で放置された名羽線の路盤と宇津内川の橋脚が確認できる。この一帯は朱鞠内湖の元となったプトカマベツ川、宇津内湖の元となったウシュナイ川(ウツナイ川)、朱鞠内川の三つの川が合流するため三股と呼ばれ、早くから植民されて、戦前には派出所まで設置されていた。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

湖畔駅(こはんえき)は、北海道空知支庁雨竜郡幌加内町字朱鞠内にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)深名線廃駅)である。

歴史

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深名線では1955年(昭和30年)8月9日にレールバス(キハ01形)の運行が開始されたが、それに伴って多数開業した仮乗降場由来の駅の一つである[2]。幌加内町内の同様の仮乗降場はいずれも1955年(昭和30年)内に開業しているが、当駅のみ翌年の1956年(昭和31年)開業である[2]

年表

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駅名の由来

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朱鞠内湖の湖畔にあることから[3]。ただし当駅から湖畔までは約2キロメートル(徒歩で約30分)ほど離れていた。

駅構造

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廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは線路の西側(名寄方面に向かって左手側)に存在した。分岐器を持たない棒線駅となっていた[4]

無人駅であり駅舎はないがホーム南側の出入口附近に待合所を有していた[4]。待合所の壁には朱鞠内湖のイラスト入りの「歓迎 道立自然公園朱鞠内湖」と記載された看板が掲示されていた[4]。ホームは深川方(南側)にスロープを有し[4]駅施設外に連絡していた。

利用状況

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  • 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は0人[4]

駅周辺

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駅跡

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2000年(平成12年)時点では駅跡は判別可能であった[6]。2010年(平成22年)時点では駅跡からの線路跡が伸びていることを確認できた[7]。2010年(平成22年)時点でも線路跡は同様で、駅跡自体は原野になっていた[8]。現在はバス停留所と転回場となっている。

隣の駅

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北海道旅客鉄道
深名線
朱鞠内駅 - 湖畔駅 - 北母子里駅
かつて当駅と北母子里駅との間に蕗ノ台駅白樺駅が存在した(1990年(平成2年)3月10日廃止)。また当駅(当時は仮乗降場)と蕗ノ台駅との間に宇津内仮乗降場が存在した(1956年(昭和31年)11月19日以降廃止)。

脚注

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  1. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、847-848頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b c d 白山, 友正 編『幌加内村史幌加内村、1958年11月1日、531頁。doi:10.11501/3025390https://dl.ndl.go.jp/pid/3025390 
  3. ^ a b c 太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~ (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. p. 194. ISBN 4-89391-549-5 
  4. ^ a b c d e 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)77ページより。
  5. ^ 書籍『北海道道路地図 改訂版』(地勢堂、1980年3月発行)15ページより。
  6. ^ 書籍『鉄道廃線跡を歩くVII』(JTBパブリッシング2000年1月発行)36-37ページより。
  7. ^ 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』(JTBパブリッシング、2010年4月発行)42-43ページより。
  8. ^ 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社2011年9月発行)179-180ページより。

関連項目

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