河瀬斌
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河瀬 斌(かわせ たけし、1944年 - )は、日本の脳神経外科医、慶應義塾大学名誉教授。2008年には日本神経内視鏡学会会長を務めた[1]。
1989年に設立された日本頭蓋底外科研究会(後に学会)では設立の準備の中心となり[2]、初代理事長を務める[3]。
脳の最深部出血の手術を世界で初めて開拓、独自の手術は河瀬のトライアングル(Kawase's triangle)とも呼ばれ、国際的にも著名である[4]。
略歴
[編集]1999年から2001年に慶應義塾大学病院外科と脳神経外科の診療科部長を務め、2001年には副院長に就任する[4]。
2008年よりユタ大学などの客員教授を務め、2010年には慶應義塾大学名誉教授となった[4]。
賞歴
[編集]- 2007年 日本脳神経外科齋藤眞国際賞
- 2009年 慶應義塾賞
- 2013年 Dandy賞
著書
[編集]- 単著
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- 『神経内視鏡手術 (脳神経外科Advanced Practice)』(2001年、メジカルビュー社、ISBN 978-4895539227)
- 共著
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- 『定位的放射線治療 (脳神経外科Advanced Practice)』(2000年、メジカルビュー社、ISBN 978-4895539203) - 高倉公朋、斎藤勇[要曖昧さ回避]、寺本明
- 『閉塞性脳血管障害 (脳神経外科学大系)』(2004年、中山書店、ISBN 978-4521720319) - 橋本信夫、児玉南海雄、山浦晶、吉田純
- 『神経外傷、感染・炎症性疾患 (脳神経外科学大系)』(2005年、中山書店、ISBN 978-4521721118) - 山浦晶、橋本信夫、児玉南海雄、吉田純
- 『脳神経外科専門医をめざすための経験すべき手術44』(2007年、メジカルビュー社、ISBN 978-4758309073) - 佐野公俊、久保田紀彦、片山容一、阿部俊昭