宇奈月温泉駅
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(桃原駅から転送)
宇奈月温泉駅 | |
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駅舎(2022年5月) | |
うなづきおんせん Unazuki-Onsen | |
◄T40 音沢 (3.8 km) | |
所在地 | 富山県黒部市宇奈月温泉260 |
駅番号 | T41 |
所属事業者 | 富山地方鉄道 |
所属路線 | ■本線 |
キロ程 | 53.3 km(電鉄富山起点) |
駅構造 | 地上駅(橋上駅舎) |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
828人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1923年(大正12年)11月21日*[1][2] |
乗換 | 黒部峡谷鉄道宇奈月駅 徒歩5分 |
宇奈月温泉駅(うなづきおんせんえき)は、富山県黒部市宇奈月温泉にある、富山地方鉄道本線の駅。本線の終着駅である。駅番号はT41。
歴史
[編集]- 1923年(大正12年)11月21日:黒部鉄道(東洋アルミナムの子会社)の下立駅 - 当駅間開業に伴い[3]、桃原駅(ももはらえき)として駅開業[1][2][4]。
- 1924年(大正13年)3月:駅名を宇奈月駅に改称[3][4]。
- 1943年(昭和18年)
- 1946年(昭和21年)5月21日:温泉街の大火により駅舎に被害(焼失)[7][8]。
- 1969年(昭和44年)
- 1971年(昭和46年)8月1日:駅名を宇奈月温泉駅に改称[2][4][10]。
- 1973年(昭和48年)8月7日:駅前に温泉噴水を設置[4][10]。
- 1982年(昭和57年)8月29日:現駅舎完成[4]。
- 1992年(平成4年)4月:駅前にモニュメント完成[11]。
- 2016年(平成28年)4月14日:ホーム上に足湯「宇奈月温泉 駅の足湯 くろなぎ」がオープン[12]。
- 2017年(平成29年)9月20日:本駅舎のエレベーター設置工事および改修工事のため、仮駅舎での営業を開始[13]。
- 2018年(平成30年)3月27日:本駅舎のエレベーター設置工事、トイレのバリアフリー化、駅舎内の看板の多言語表記化の改修工事が完成[14][15]。これに伴い、仮駅舎での営業が終了し、本駅舎での営業再開。
- 2024年(令和6年)7月29日:駅前に百年時計(時計塔)が完成[16]。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線[17]を有する地上駅である[1]。橋上駅舎となっており、終日駅員が配置されている。
1階がホームとトイレと観光案内所、2階が改札口と売店となる。2018年に、バリアフリーへの対応としてエレベーターを設置。改札内とホーム間、2階のコンコースと駅出入口間の合計2基を設置している[14][15]。
2016年4月にホームの一番端(黒部峡谷鉄道寄り)に水戸岡鋭治がデザインした足湯「宇奈月温泉 駅の足湯 くろなぎ」が開設された[12]。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1・2 | ■本線 | 上り | 新黒部・電鉄黒部・新魚津・電鉄富山方面 |
- 付記事項
-
改札口(2022年5月)
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ホーム(2010年9月)
-
足湯「くろなぎ」(2018年5月)
利用状況
[編集]「富山県統計年鑑」[18]および「統計黒部」[19]によると、2019年度の1日平均乗降人員は828人である。
各年度の1日平均乗降人員は以下の通り。当駅は、立山駅と並び観光客の利用が多い駅となっている[20]。 特に、夏山シーズンや紅葉シーズンの土日は1日5000人以上の乗降客になり、首都圏のラッシュ並みの混雑が1日中続いている。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
---|---|
1995年 | 1,109 |
1996年 | 1,286 |
1997年 | 1,192 |
1998年 | 1,028 |
1999年 | 922 |
2000年 | 839 |
2001年 | 758 |
2002年 | 741 |
2003年 | 758 |
2004年 | 706 |
2005年 | 676 |
2006年 | 686 |
2007年 | 660 |
2008年 | 704 |
2009年 | 617 |
2010年 | 589 |
2011年 | 574 |
2012年 | 579 |
2013年 | 660 |
2014年 | 680 |
2015年 | 1,058 |
2016年 | 925 |
2017年 | 898 |
2018年 | 880 |
2019年 | 828 |
2020年 | 467 |
2021年 | 505 |
2022年 | 706 |
駅周辺
[編集]宇奈月温泉の温泉街であり、駅前広場には温泉の湯を使った噴水がある[4]。また、駅前の歩道の舗装は、日本地図を模したカラー舗装になっている。
当駅から約250メートル南側に黒部峡谷鉄道宇奈月駅がある。混同を避けるため、富山地鉄の駅舎入口には「この駅はトロッコ電車の乗り場ではありません」という但し書きの看板も設置されている。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d 川島 2010, p. 70.
- ^ a b c d 寺田 2013, p. 243.
- ^ a b 富山地方鉄道(編)『写真でつづる富山地方鉄道50年の歩み』富山地方鉄道、1979年、183頁。
- ^ a b c d e f “温泉地 発展の始まり 地鉄・宇奈月温泉駅(旧桃原駅、1924年)”. 北陸中日新聞Web. (2021年3月28日) 2021年10月21日閲覧。
- ^ a b 朝日 2011, p. 14.
- ^ a b c 寺田 2013, p. 242.
- ^ 『富山地方鉄道50年史』(昭和58年3月28日、富山地方鉄道株式会社発行)882ページ
- ^ 『北日本新聞』1946年5月22日付朝刊2面『宇奈月の大火』より。
- ^ 朝日 2011, p. 15.
- ^ a b 富山地方鉄道(編)『写真でつづる富山地方鉄道50年の歩み』富山地方鉄道、1979年、177頁。
- ^ 『開湯90周年 宇奈月温泉の歴史を辿る』(2013年10月23日、黒部市教育委員会発行)4頁。
- ^ a b “宇奈月温泉駅ホームに足湯オープン”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(北日本新聞). (2016年4月15日) 2021年10月21日閲覧。
- ^ “宇奈月温泉駅 仮駅舎移設のご案内”. 富山地方鉄道 (2017年9月11日). 2017年9月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月21日閲覧。
- ^ a b “駅舎バリアフリー化 地鉄宇奈月温泉駅”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(北日本新聞). (2018年3月28日) 2021年10月21日閲覧。
- ^ a b “富山)地鉄宇奈月温泉駅にエレベーターと多目的トイレ”. 朝日新聞デジタル. (2018年3月28日). オリジナルの2018年3月28日時点におけるアーカイブ。 2021年10月21日閲覧。
- ^ 『富山新聞』2024年7月30日付22面『宇奈月温泉開湯100周年 100年時計が完成 文字盤に「うなづき」 新たな街のシンボル』より。
- ^ a b 川島 2010, p. 37.
- ^ “富山県統計年鑑(とやま統計ワールド)”. 富山県. 2024年8月30日閲覧。
- ^ “黒部市の統計書「統計黒部」”. 黒部市. 2024年8月30日閲覧。
- ^ “富山地方鉄道、バス値上げやタクシー撤退 収益厳しく”. 日本経済新聞. (2021年3月10日) 2021年10月21日閲覧。
参考文献
[編集]- 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン 全線・全駅・全配線 第7巻 富山・糸魚川・黒部エリア』講談社、2010年10月20日。ISBN 978-4-06-270067-2。
- 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄19 富山地方鉄道 富山ライトレール・万葉線 黒部峡谷鉄道・北越急行』朝日新聞出版、2011年7月24日。
- 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年1月19日。ISBN 978-4-7770-1336-4。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 宇奈月温泉駅 - 富山地方鉄道