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中滑川駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中滑川駅
駅舎(2018年9月)
なかなめりかわ
Naka-Namerikawa
T16 西滑川 (0.8 km)
(1.2 km) 滑川 T18
地図
所在地 富山県滑川市田中新町39
北緯36度45分43.12秒 東経137度20分23.46秒 / 北緯36.7619778度 東経137.3398500度 / 36.7619778; 137.3398500座標: 北緯36度45分43.12秒 東経137度20分23.46秒 / 北緯36.7619778度 東経137.3398500度 / 36.7619778; 137.3398500
駅番号 T17
所属事業者 富山地方鉄道
所属路線 本線
キロ程 20.6 km(電鉄富山起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
793人/日
-2019年-
開業年月日 1914年大正3年)2月18日
備考 無人駅(平日朝から宵のうちを除く)
* 1931年 - 1932年の約4ヵ月間は本滑川駅として営業
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中滑川駅(なかなめりかわえき)は、富山県滑川市田中新町にある富山地方鉄道本線である。駅番号はT17

歴史

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1950年(昭和25年)4月20日竣工当時の中滑川駅
  • 1914年大正3年)2月18日:立山軽便鉄道の中滑川駅として開業[1]
  • 1917年(大正6年)6月25日:立山軽便鉄道を立山鉄道と改称する[2]
  • 1921年(大正10年)2月20日晒屋駅に改称[3][4]
  • 1931年昭和6年)
    • 3月18日:富山電気鉄道と立山鉄道が合併し富山電気鉄道に属する[2]
    • 11月6日:水橋口駅(現・西滑川駅) - 滑川駅間のルート変更により、現在地に移転[4]。同時に本滑川駅に改称[4]
  • 1932年(昭和7年)3月22日:再び中滑川駅に改称[4]
  • 1943年(昭和18年)1月1日:富山県交通統合実施により、資本金1,250万円を以て佐伯宗義を社長とし富山地方鉄道株式会社が発足する[2]
  • 1950年(昭和25年)4月20日:駅舎の改築を行う[2]
  • 1954年(昭和29年)4月1日:富山地方鉄道が電鉄富山駅 - 奥田 - 東岩瀬 - 中滑川間(17.2粁)の鉄道敷設免許を申請する(富山地方鉄道海岸線[2]
  • 1961年(昭和36年)7月17日:中滑川駅前の地下歩道が完成[5]
  • 1967年(昭和42年)10月1日:当駅における車扱貨物の取扱を廃する[2]
  • 1969年(昭和44年)7月31日:旧駅より45 m西側に中滑川ステーションビル(滑川農協会館)を併設する駅舎(平屋一部2階建て、建物面積1,155 m2)が竣工する。同時にホームの拡張・延伸工事完成(当時計画中であった海岸線のホームおよび本線ホームへの連結用地下道を新設)[6]
  • 1973年(昭和48年)6月19日:富山地方鉄道が富山地方鉄道海岸線に係る鉄道敷設免許の廃止を申請する[2]
  • 1985年(昭和60年)11月25日:連絡運輸廃止[7]
  • 1988年(昭和63年)8月:当駅の列車集中制禦装置を更新する[8]
  • 2013年平成25年)8月1日:滑川農協会館の老朽化による解体工事に伴い、当駅駅舎改築工事を開始する[9][10]
  • 2014年(平成26年)3月28日:現在の駅舎の使用を開始する[11]
  • 2016年(平成28年)1月:旧駅舎(農協会館)を解体[12]

駅構造

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島式ホーム1面2線を持つ地上駅。駅舎とホームとの連絡は構内踏切による。旧駅舎時代は地下道であった。かつては2面3線構造であり、この駅から分岐して海岸線沿いに富山港線東岩瀬駅までを結ぶ計画(富山地方鉄道海岸線)があったことの名残である3番線ホームがあった[13]

平日の早朝および深夜を除く時間帯は駅員が配置されるが、営業を行わない時間もある[14]

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1 本線 上り 上市寺田稲荷町電鉄富山方面
2 下り 電鉄魚津電鉄黒部宇奈月温泉方面

テナント

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旧駅舎は隣接するJAアルプスのビルと一体化しており、一階部分はいわゆる商業施設を備えた駅ビル形態であった(2012年6月時点では3店舗のみ営業)[15]。1986年時点ではスーパーや書店、美容院、雑貨店、飲食店、クリーニング店など多数のテナントが出店していた[16]

また、当時出店していたクレープ店(1982年創業で、当時県内でクレープ店は珍しかった)は、1985年に駅構内に移転した後は、駅ビルで最後まで営業を続けていたが、駅舎に隣接する旧JAアルプス滑川農協会館の解体に伴い、2012年に上小泉に移転した。その後、2015年11月に店主が夫を看病するために休業、2016年12月26日に店主が他界したことに伴い、そのまま閉店した[17]

利用状況

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2019年度の1日平均乗降人員793人であった[18]

近年の乗降人員推移は以下の通りである[18]

年度 1日平均
乗降人員
1997年 1,058
1998年 977
1999年 898
2000年 855
2001年 816
2002年 828
2003年 759
2004年 731
2005年 753
2006年 760
2007年 757
2008年 750
2009年 742
2010年 741
2011年 750
2012年 760
2013年 732
2014年 738
2015年 770
2016年 775
2017年 796
2018年 808
2019年 793
2020年 670
2021年 664
2022年 676

駅周辺

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すぐ西側をあいの風とやま鉄道線が並行・通過する。

バス路線

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駅前から地下道を通って出た所に、富山地方鉄道バスの「中滑川」停留所があり、富山駅前行と滑川駅前行が発着する[19]。また、駅前からは、滑川市コミュニティバス「のる my car」の蓑輪ルート・大日室山ルート・小森ルート・寺町ルートが発着する[20]

隣の駅

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富山地方鉄道
本線
アルペン特急(立山行きのみ運転)
上市駅 (T12) ← 中滑川駅 (T17)電鉄魚津駅 (T23)
急行(上りのみ運転)・普通
西滑川駅 (T16) - 中滑川駅 (T17) - 滑川駅 (T18)

脚注

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  1. ^ 『官報』第491号、大正3年3月20日、内閣印刷局
  2. ^ a b c d e f g 富山地方鉄道株式会社編、『富山地方鉄道五十年史』、1983年(昭和58年)3月、富山地方鉄道
  3. ^ 官報では3月19日「地方鉄道停車場名改称」『官報』1921年3月30日(国立国会図書館デジタル化資料)
  4. ^ a b c d 今尾恵介監修、『日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線 6号』、2008年(平成20年)10月、新潮社
  5. ^ 『滑川市制五十周年記念誌 眼でみる滑川五十年のあゆみ』(2003年7月11日、滑川市総務部企画情報課発行)53頁。
  6. ^ 『富山地方鉄道50年史』(昭和58年3月28日、富山地方鉄道株式会社発行)538ページ。但し同書籍904ページおよび『市制60周年記念 なめりかわ昭和今昔写真集』(2014年3月21日、滑川市立博物館発行)92頁では『7月1日完成』と記載されている。
  7. ^ 富山地方鉄道編、 『富山地方鉄道70年史 この20年のあゆみ』、2000年(平成12年)9月、富山地方鉄道、98頁。
  8. ^ 富山地方鉄道編、『富山地方鉄道70年史 この20年のあゆみ』 、2000年(平成12年)9月、富山地方鉄道、99頁。
  9. ^ 中滑川駅の工事について - 富山地鉄の鉄道アテンダント日誌(2016年(平成28年)7月26日閲覧)
  10. ^ 中滑川駅、本年度中建て替え 滑川市 - 2013年(平成25年)6月14日、北日本新聞(2016年(平成28年)7月26日閲覧)
  11. ^ 【新駅舎 式典】中滑川駅 - 富山地鉄の鉄道アテンダント日誌(2016年(平成28年)7月26日閲覧)
  12. ^ 『新駅舎・旧駅舎』(2019年6月30日、西崎さいき著、イカロス出版株式会社発行)86頁。
  13. ^ 西本篤編、『いこま27号 富山地方鉄道』、1994年(平成6年)3月、大阪産業大学文化会鉄道研究部
  14. ^ 中滑川駅 | 富山地方鉄道株式会社 - 富山地方鉄道(2016年(平成28年)7月26日閲覧)
  15. ^ ほたるいかの街にある、中滑川駅 - 富山地鉄の鉄道アテンダント日誌(2016年(平成28年)7月26日閲覧)
  16. ^ 『ゼンリンの住宅地図 滑川市』(1986年11月、株式会社ゼンリン発行)20ページ。
  17. ^ 北日本新聞』2017年2月10日付19面『人気店 惜しまれ閉店 滑川「サンマリー」 「クレープのおばちゃん」急死』より。
  18. ^ a b 統計年鑑 - 富山県
  19. ^ バス – 路線バス – 時刻表の検索 - 富山地方鉄道(2016年(平成28年)7月20日閲覧)
  20. ^ 滑川市コミュニティバス時刻表 - 滑川市(2016年(平成28年)7月20日閲覧)

関連項目

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外部リンク

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