柏森駅
柏森駅 | |
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南口 | |
かしわもり KASHIWAMORI | |
◄IY10 江南 (2.8 km) (2.2 km) 扶桑 IY12► | |
所在地 | 愛知県丹羽郡扶桑町大字柏森字天神1番地1 |
駅番号 | IY 11 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 犬山線 |
キロ程 | 19.0 km(枇杷島分岐点起点) |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面3線 |
乗降人員 -統計年度- |
9,323[1]人/日 -2021年- |
開業年月日 | 1912年(大正元年)8月6日 |
備考 | 特殊勤務駅(駅集中管理システム導入駅) |
柏森駅(かしわもりえき)は、愛知県丹羽郡扶桑町柏森にある、名古屋鉄道犬山線の駅である。駅番号はIY11。
扶桑町の実質的な代表駅となっているほか、町内に駅が無い大口町への玄関口も担っている[2]。快速特急停車駅。ミュースカイについてはかつて23時43分発の新鵜沼行きのみ停車していたが、2021年(令和3年)5月のダイヤ改正でこの列車が廃止されたため、今は全てのミュースカイがこの駅を通過する。
歴史
[編集]- 1912年(大正元年)8月6日 - 開業する。
- 1962年(昭和37年)5月1日 - 駅舎改築[3]。
- 1962年(昭和37年)度 - 貨物営業廃止[4]。
- 1963年(昭和38年)5月 - 名古屋ショッピ(後のパレマルシェ)柏森店開業[5]。
- 2004年(平成16年)2月15日 - 「SFパノラマカード」「ユリカ」の、当駅における取り扱いを開始する。
- 2005年(平成17年)
- 2007年(平成19年)2月10日 - 新駅舎の供用を開始する(3月28日に完成式典を挙行)[6]。1線の使用を復活し、線路が2線から3線に変更される。
- 2008年(平成20年)12月27日 - ダイヤ改正に伴い、快速特急の停車駅となる[7]。
- 2011年(平成23年)2月11日 - 「manaca」の、当駅における取り扱いを開始する。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス(「SFパノラマカード」「ユリカ」を含む共通利用サービス)の取り扱いを終了する[8]。
- 2021年(令和3年)5月22日 - ダイヤ改正で、当駅特別停車のミュースカイが廃止。
- 2023年(令和5年)3月25日 - 特殊勤務駅となる[9]。
駅構造
[編集]島式1面、単式1面の計2面3線ホームをもつ地上駅である。2番線と3番線は8両編成、1番線は20m車6両編成に対応している。特殊勤務駅となっており、窓口の営業時間は7:30 - 12:00と13:00 - 20:00の間である[9]。2023年(令和5年)3月24日までは終日窓口が営業されていた[9]。改札口は橋上階に1箇所あり、付近には自動券売機(継続manaca定期乗車券及び新規通勤manaca定期乗車券の購入も可能ではあるが、名鉄ミューズカードでの決済は7:00~22:00の間に限られる[10])及び自動精算機(ICカードのチャージ等も可能)を1台ずつ備えている。自動改札機は4台あり、そのうち最も窓口寄りの1台は車椅子対応、中程の2台はICカード専用となっている。
駅舎は、扶桑町および大口町による「柏森駅周辺整備事業」の一環として地元自治体などの費用拠出により2005年(平成17年)8月から改良が進められ、2007年(平成19年)2月より南北自由通路とともにおおむね現在の姿で供用されている[6]。この工事により、駅舎はそれまでの地平から現在の橋上駅舎になるとともに、名古屋方先端にあった構内踏切の廃止、1・2番ホームの拡幅、各ホームに待合室、エレベーター、LED式列車案内設置、上屋追加などの工事がなされている。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | IY 犬山線 | 上り | 地下鉄直通赤池方面[11] | 当駅始発 |
2 | 下り | 犬山方面[11] | ||
3 | 上り | 名鉄名古屋・金山方面[11] | 犬山方面から |
1番線ホームは犬山側にはつながっておらず、当駅で緩急接続はできない。このホームは、以前は日中の100系の留置及び平日夕方以降に地下鉄鶴舞線からの直通列車の折り返し用として使用されていたが、2024年3月のダイヤ改正でこの駅を終着とする列車の設定がなくなったため、これ以降は夜間滞泊をする列車のみが使用する。当駅始発は平日6:30発の豊田市行きのみ残存する。
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北口
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改札口
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ホーム
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駅名標
ストリートピアノ
[編集]2021年(令和3年)12月22日、改札を出た正面の窓際に誰でも自由に弾ける「駅&まちピアノ」(アップライトピアノ)が設置された[12]。常設で、午前九時から午後九時まで弾ける。名古屋経済大学が所有していたが、キャンパスのリニューアルで使わなくなり、連携協定を結ぶ扶桑町に寄贈した。ピアノの活用策を考える町と、「駅ピアノ」に使う一台を探していた柏森区の思いが一致し、区が譲り受けた。セレモニーでは近藤由貴がバッハ作曲の「主よ、人の望みの喜びよ」で弾き初めをした。
配線図
[編集] ← 岩倉・ 名古屋方面 |
→ 犬山・ 新鵜沼方面 |
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凡例 出典:[13] |
利用状況
[編集]- 「移動等円滑化取組報告書」によると、2021年度の1日平均乗降人員は9,323人であった[1]。
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は10,337人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中36位、犬山線(17駅)中8位であった[14]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は10,789人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中38位、 犬山線(17駅)中6位であった[15]。
- 愛知県統計年鑑によれば、1日平均の乗車人員(降車客含まず)は2007年度4,638人、2008年度4,645人である。
- 扶桑町の北部・西部・南部、大口町の北部、江南市の東部が主なエリアである。
- 扶桑町内の駅では最も利用客が多く、快速特急や特急も停車するが窓口の営業時間は終日有人駅の扶桑駅より短い。
駅周辺
[編集]駅北側の通り沿いには柏森神社を中心として扶桑町柏森地区の街並みがある。なお駅北西側と西側が徒歩数分で扶桑町と江南市との境界となる。
駅南側は駅周辺に飲食店があり、扶桑町と大口町との境までは主に一戸建ての住宅が並ぶが、駅の3番ホームから見える南側の工場など、大口町内に入ると事業所が目立つ。タクシーが、北口・南口ともに待機している。
主な施設
[編集]- 柏森駅前郵便局
- 駐車場 - 民間駐車場あり。
- 駐輪場 - 駅周辺有料駐輪場あり。
路線バス
[編集]隣の駅
[編集]- 名古屋鉄道
- IY 犬山線
- 江南駅との間に宮後駅があったが、廃止された。
脚注
[編集]- ^ a b “令和3年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2023年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月5日閲覧。
- ^ 清水武『名古屋鉄道各駅停車』洋泉社、2016年、195頁。ISBN 978-4-8003-0800-9。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1008頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、340頁。
- ^ 名鉄百貨店社史編纂室 『名鉄百貨店開店30周年記念社史』 名鉄百貨店、1985年5月10日。
- ^ a b 3月28日に柏森駅新駅舎および自由通路の完成式を開催します(ニュース・リリース) - 名古屋鉄道(2007年3月20日付、2013年10月20日閲覧)
- ^ 太田貴之「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第816巻、電気車研究会、2009年3月、46頁。
- ^ トランパス対応「SFパノラマカード」・「回数乗車券」の発売及び利用終了のお知らせ(ニュース・リリース) - 名古屋鉄道(2010年12月13日付)
- ^ a b c “一部の駅における窓口係員配置時間の変更について”. 名古屋鉄道 (2023年2月22日). 2023年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月22日閲覧。
- ^ “名古屋鉄道”. 名古屋鉄道. 2024年11月8日閲覧。
- ^ a b c “柏森(IY11)(かしわもり) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ 『中日新聞』2021年12月23日付朝刊近郊総合15頁、「駅ピアノ 優雅な音色 足を止め 柏森駅 ピアニスト弾き初めに拍手」
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
- ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 柏森駅 - 名古屋鉄道