コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

松平乗長

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

松平 乗長(まつだいら のりなが、1868年11月24日(明治元年10月11日[1]) - 1928年昭和3年)1月12日[1][2])は、明治から大正期の政治家華族貴族院子爵議員。旧姓・鍋島、旧名・賢二郎[1]

経歴

[編集]

肥前蓮池藩主・鍋島直紀の六男として生まれる[1][3]。母は鍋島直永の娘・謁女。1896年(明治29年)10月、子爵松平乗命の養子となる[1][3]1897年(明治30年)1月、乗長と改名[4]。養父の死去に伴い、1905年(明治38年)12月13日に子爵を襲爵した[1][5]

1898年(明治31年)東京美術学校日本画科を卒業[2][3]1915年(大正4年)皇子浴場之儀鳴弦控となる[2]

1910年(明治43年)8月20日、貴族院子爵議員補欠選挙で当選し[6]研究会に所属して活動し、1925年(大正14年)7月9日まで3期在任した[2]

栄典

[編集]

親族

[編集]
  • 妻:芳子(養父二女)[1]
  • 長男:乗文(旧名・辰雄、子爵)[1]
  • 二男:乗武(海軍大尉、戦死)[1]
  • 四男:乗光(松園信淳養子、離縁)[1]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j 『平成新修旧華族家系大成 下巻』629-630頁。
  2. ^ a b c d 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』56頁。
  3. ^ a b c 『人事興信録 第7版』ま44頁。
  4. ^ 『官報』第4064号、明治30年1月19日。1月17日届出。
  5. ^ 『官報』第6738号、明治38年12月14日。
  6. ^ 『官報』第8151号、明治43年8月22日。
  7. ^ 『官報』第21号「叙任及辞令」1927年1月25日。

参考文献

[編集]
  • 人事興信所編『人事興信録 第7版』人事興信所、1925年。
  • 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
  • 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
  • 霞会館華族家系大成編輯委員会『平成新修旧華族家系大成 下巻』霞会館、1996年。


日本の爵位
先代
松平乗命
子爵
岩村松平家第2代
1905年 - 1928年
次代
松平乗文