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本覚讃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

本覚讃(ほんがくさん)は、本覚思想を要約した56文字の偈である。

妙法蓮華三昧秘密三昧耶経[注釈 1]の冒頭のから抜粋し作られた[要出典]本覚思想を要約したものなので、天台宗勤行で唱えられる[要出典]。また、修験道でも般若心経真言、不動経など並んで修行時によく唱えられる[要出典]。真言宗醍醐派の当山方の勤行でも唱える[要出典]ほか、高野山真言宗でも金剛峰寺奥の院の御廟橋を渡る際に唱える[1]

本覚讃の解釈本として、良源著と伝わる「本覚讃 註本覚讃」や源信著と伝わる「本覚讃釈」がある[2]

全文

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天台宗の公式サイトによれば、以下の通り[3]

帰命本覚心法身(きみょうほんがくしんぽっしん)

常住妙法心蓮台(じょうじゅうみょうほうしんれんだい)

本来具足三身徳(ほんらいぐそくさんじんとく)

三十七尊住心城(さんじゅうしちそんじゅうしんじょう)

普門塵数諸三昧(ふもんじんじゅしょさんまい)

遠離因果法然具(おんりいんがほうねんぐ)

無辺徳海本円満(むへんとくかいほんえんまん)

還我頂礼心諸仏(げんがちょうらいしんしょぶつ)

脚注

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注釈

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  1. ^ サンスクリット原典は発見されていないので、偽経という説がある。

出典

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  1. ^ 「本覚讃 解説」、天台宗長保寺
  2. ^ 『天台本覚論』岩波書店、2017年9月12日。 
  3. ^ 天台宗. “檀信徒のお勤めの作法と心得”. 天台宗. 2022年11月15日閲覧。