旭南 (秋田市)
旭南 | |
---|---|
北緯39度42分36.4秒 東経140度6分40.5秒 / 北緯39.710111度 東経140.111250度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 秋田県 |
市町村 | 秋田市 |
人口 | |
• 合計 | 2,524人 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
010-0925 |
市外局番 | 018[2] |
ナンバープレート | 秋田 |
旭南(きょくなん)は、秋田県秋田市にある地域。郵便番号は010-0925。旭南一丁目から旭南三丁目までの3町で構成される。
地理[編集]
北西に旭南一丁目、北東に旭南二丁目が並び、東西に延びる秋田市道旭南楢山線(馬口労町通り、羽州街道と羽州浜街道の合流点)を挟んで南側に旭南三丁目が位置する。北は秋田市道を挟んで大町と旭北(旭北錦町)、西は秋田県道56号秋田天王線(新国道)を挟んで川元(川元開和町・川元むつみ町・川元小川町)と接する。南東境に旭川が流れ、旭川を挟んでそれぞれ東に楢山(楢山登町・楢山川口境)、南に茨島と接する。
地域のほとんどが住宅地だが、新国道には商業施設も並んでいる。馬口労町通りには旧松倉家住宅(秋田県指定有形文化財)や旭南高砂堂(菓子店)、秋田市立旭南小学校などがある。
河川[編集]
歴史[編集]
大町と同じく久保田城の外町(町人町)として作られ、馬口労町は船着き場(刈穂橋付近)として賑わいを見せ、馬牛市も行われ、関東方面からも博労が訪れていた。津軽候や松前候が参勤交代の時に、次の宿まで荷物を運ぶための馬を出す伝馬役も請け負っていた[3]。江戸時代中期からは草市が開かれ、お盆で使用する野菜、漬け物、餅、下駄、皿などの商品が売られていた[4]。現在の商業の中心は秋田県道56号秋田天王線(新国道)沿いに移っている。
沿革[編集]
- 1629年(寛永6年) - 寺内前城から移住し、馬口労町が形成される[5]。
- 1672年(寛文12年) - 馬口労町に馬宿が設置される[5]。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 市制・町村制施行に伴い、旧城下町が秋田市の一部に、農村部は南秋田郡川尻村の一部になる。
- 1926年(大正15年)4月1日 - 川尻村が秋田市に編入される。
- 1965年(昭和40年)4月1日 - 住居表示実施に伴い、旭南3町が成立。
- 2023年(令和5年)7月10日 - 秋田銀行馬口労町支店が移転・閉店[6]。
町名の変遷[編集]
以下はすべて住居表示実施に伴う変更。「実施前」は全域と明記しないものは各町・字ともその一部。
実施後 | 実施年月日 | 実施前 |
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旭南一丁目 | 昭和40年4月1日 | 川口上裏町 かわぐちかみうらまち |
昭和40年4月1日 | 川尻町字カイハ かわしりまち あざかいは | |
昭和40年4月1日 | 鉄砲町 てっぽうまち | |
昭和40年4月1日 | 寺町 てらまち | |
昭和40年4月1日 | 馬口労町 ばくろうまち | |
昭和40年4月1日 | 室町 むろまち | |
旭南二丁目 | 昭和40年4月1日 | 鍛冶町上川反(全域) かじまちかみかわばた |
昭和40年4月1日 | 鍛冶町下川反(全域) かじまちしもかわばた | |
昭和40年4月1日 | 上鍛冶町 かみかじまち | |
昭和40年4月1日 | 酒田町(全域) さかたまち | |
昭和40年4月1日 | 四十間堀川反(全域) しじっけんぼりかわばた | |
昭和40年4月1日 | 四十間堀町 しじっけんぼりまち | |
昭和40年4月1日 | 下鍛冶町(全域) しもかじまち | |
昭和40年4月1日 | 城町(全域) じょうまち | |
昭和40年4月1日 | 新城町(全域) しんじょうまち | |
昭和40年4月1日 | 誓願寺門前町 せいがんじもんぜんまち | |
昭和40年4月1日 | 馬口労町 ばくろうまち | |
昭和40年4月1日 | 室町 むろまち | |
旭南三丁目 | 昭和40年4月1日 | 上川口(全域) かみかわぐち |
昭和40年4月1日 | 川口上裏町 かわぐちかみうらまち | |
昭和40年4月1日 | 川口下裏町 かわぐちしもうらまち | |
昭和40年4月1日 | 川口新町 かわぐちしんまち | |
昭和40年4月1日 | 川尻町字下田 かわしりまち あざしもだ | |
昭和40年4月1日 | 中川口(全域) なかかわぐち | |
昭和40年4月1日 | 馬口労町 ばくろうまち |
教育[編集]
学区[編集]
地区内のほぼ全域が、秋田市立旭南小学校・秋田市立秋田南中学校の学区に指定されている[7]。
旭南一丁目の一部は秋田市立旭北小学校・秋田市立山王中学校の学区で、秋田市立旭南小学校・秋田市立秋田南中学校へ指定変更が可能になっている[7]。
施設[編集]
旭南一丁目[編集]
- 秋田市立旭南小学校
- ジェイマルエー旭南店
- トヨタ・カローラ秋田秋田店
- セブンイレブン秋田旭南1丁目店[8]
- バーミヤン秋田旭南店
- サイクルベースあさひ秋田旭南店
- 秋田ベルコ会館
- ドコモショップ秋田旭南店
- 旭南高砂堂
- 秋田聖徳会養護老人ホーム
- 秋田聖徳会第一ルンビニ園
- 誓願寺
- 應供寺
- 馬口労町稲荷神社
-
旭南小学校
-
カローラ秋田秋田店
-
ジェイマルエー旭南店
旭南二丁目[編集]
-
秋田旭南郵便局
旭南三丁目[編集]
廃止された施設[編集]
- 秋田銀行馬口労町支店(旭南三丁目)
-
秋田銀行馬口労町支店
交通[編集]
鉄道[編集]
地区内に鉄道は通っていない。最寄り駅は牛島西一丁目にあるJR東日本羽越本線の羽後牛島駅。
バス[編集]
- 秋田中央交通
- 系統152|新港線(飯島北発南高校前着) - 平日のみ
- (長崎屋バスターミナル) - 川元開和町 - 川元むつみ町 - 川元小川町 - (茨島)
- 系統153|新港線(西部サービスセンター・土崎駅前発着) - 平日のみ
- (長崎屋バスターミナル) - 川元開和町 - 川元むつみ町 - 川元小川町 - (ハローワーク秋田前)
- 系統710|新屋線(秋田駅西口・西部サービスセンター発着)
- 系統711|新屋線(秋田駅西口発新屋高校前着) - 平日のみ
- 系統712|新屋線(秋田駅西口・大森山動物園発着)
- 系統600|茨島環状線(大町回り) - 平日のみ
- 系統601|茨島環状線(茨島回り) - 平日のみ
- (大町五丁目) → 旭南二丁目 → 旭南三丁目 → 川口 → 川元小川町 → (ハローワーク秋田前)
- (ハローワーク秋田前) → 川元小川町 → 川口 → 旭南三丁目 → 旭南二丁目 → 大町六丁目 → (大町五丁目)
- 系統700|川尻割山線(船場町経由)
- 系統701|川尻割山線(松美ガ丘経由)
- (大町五丁目) - 大斐寺前 - (川元開和町)
- 系統152|新港線(飯島北発南高校前着) - 平日のみ
道路[編集]
- 秋田県道56号秋田天王線(新国道)
- 秋田市道旭南楢山線(馬口労町通り、羽州街道・羽州浜街道)
- 刈穂橋
- 秋田市道旭南保戸野線
-
新国道
著名出身者[編集]
脚注[編集]
- ^ “5統計書(用語解説)-秋田市年齢別・人口別|秋田市公式サイト”. 秋田市 (2022年7月11日). 2024年3月2日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
- ^ 奈寿菜, 田頭 (2020年10月8日). “その1/ 【旭南】知ってほしい!旭南の歴史 その1”. まちプラあきた中央. 2023年2月8日閲覧。
- ^ 奈寿菜, 田頭 (2021年2月15日). “【旭南】草市ってなんだ?”. まちプラあきた中央. 2023年2月8日閲覧。
- ^ a b “くぼた旧町名物語・まちの生い立ち(2)市の立つまち~「通町」「馬口労町」編”. 広報 あきた (2004年6月11日). 2024年3月2日閲覧。
- ^ “ブランチインブランチ方式による店舗の移転について”. 秋田銀行 (2023年4月20日). 2024年3月2日閲覧。
- ^ a b “通学区域表(R06.04.01)”. 秋田市. 2024年3月2日閲覧。
- ^ “店舗案内-秋田旭南1丁目店”. セブン-イレブン・ジャパン. 2022年3月22日閲覧。
- ^ “秋田旭南郵便局 (あきたきょくなんゆうびんきょく)”. 日本郵政グループ. 2022年3月22日閲覧。
外部リンク[編集]
川元 (川元山下町) |
大町 旭北 (旭北錦町) |
旭川 南通 (南通亀の町) |
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川元 (川元開和町・川元むつみ町) |
旭川 楢山 (楢山登町・楢山川口境) | |||
旭南 | ||||
旭川 | 旭川 茨島 |
旭川 |