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弦巻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
弦巻村から転送)
弦巻
世田谷区立教育センター
世田谷区立教育センター
弦巻の位置(東京都区部内)
弦巻
弦巻
弦巻の位置
北緯35度38分20.39秒 東経139度38分46.54秒 / 北緯35.6389972度 東経139.6462611度 / 35.6389972; 139.6462611
日本の旗 日本
都道府県 東京都
特別区 世田谷区
地域 世田谷地域
面積
 • 合計 1.161 km2
人口
2024年(令和6年)4月1日現在)[1]
 • 合計 25,186人
 • 密度 22,000人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
154-0016[2]
市外局番 03[3]
ナンバープレート 世田谷

弦巻(つるまき)は、東京都世田谷区の地名である。弦巻一丁目から五丁目までが置かれている。郵便番号は154-0016[2]世田谷地域に属する。

地理

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東京都世田谷区の世田谷地域に属する。主に住宅地として利用される。世田谷区の地理的中央部に位置し、東西に長く、南で桜新町新町、東で駒沢上馬、北で世田谷、西で用賀上用賀と隣接している。また蛇崩川(じゃくずれがわ)を暗渠化した跡が緑道世田谷百景)になっている。また、弦巻二丁目に駒沢給水所がある。

地価

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住宅地の地価は、2024年令和6年)1月1日公示地価によれば、弦巻3-21-1の地点で87万5000円/m2となっている[4]

歴史

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古くは吉良家の領地であり、一丁目の常在寺は吉良頼康側室であった常盤が開いたもの、三丁目の実相院(世田谷百景)は吉良氏朝が開いた。

地名の由来

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「弦巻」の由来は諸説あり、これと言った決め手に欠く。一説に武将(源義家あるいは北条氏など)が弓弦をはずした、あるいは巻いた場所であるという。他には、水流(つる)が渦巻く場所など。しかし、弦巻は世田谷区内でも、ほぼ最高地点に近い台地である。一方で土地に起伏もあり、今は多くが暗渠となったが、小さな川もある。

弦巻という名は14世紀後半に初めて見える。永和2年(1376年)、吉良治家寄進状(鎌倉鶴岡八幡宮蔵)に「絃巻」(弦でなく絃の字)という地名が出てくる。江戸時代初期に荏原郡弦巻村として成立。1966年昭和41年)の住居表示で今の形となる。

町名の変遷

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実施後 実施年月日 実施前(各町名ともその一部)
弦巻一丁目 1966年10月1日 弦巻町1、弦巻町2、上馬町2の各一部
弦巻二丁目 弦巻町1、弦巻町2、上馬町3の各一部
弦巻三丁目 弦巻町2、弦巻町3の各一部
弦巻四丁目 弦巻町2、弦巻町3の各一部
弦巻五丁目 世田谷4の全部と弦巻町2、弦巻町3、世田谷1、新町3の各一部

世帯数と人口

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2024年(令和6年)4月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
弦巻一丁目 2,348世帯 5,126人
弦巻二丁目 2,301世帯 4,542人
弦巻三丁目 2,357世帯 4,407人
弦巻四丁目 2,843世帯 5,258人
弦巻五丁目 2,657世帯 5,853人
12,506世帯 25,186人

小・中学校の学区

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区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[5]

丁目 番地 小学校 中学校
弦巻一丁目 1~5番 世田谷区立弦巻小学校 世田谷区立駒沢中学校
その他 世田谷区立弦巻中学校
弦巻二丁目 全域
弦巻三丁目 全域 世田谷区立松丘小学校
弦巻四丁目 全域
弦巻五丁目 全域

交通

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鉄道

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東急田園都市線桜新町駅東急世田谷線上町駅世田谷駅が最寄駅。

バス

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東急バスが域内を通る。四丁目には東急バス弦巻営業所があり、営業所から渋谷駅渋05系統)、都立大学駅北口を経て目黒駅黒07系統)への路線がある。また、便数は少ないが営業所発着の出入庫便も存在する(都立大学駅北口・成城学園前駅=ともに都立01系統五反田駅反11系統)。駒沢公園通りには等々力駅祖師ヶ谷大蔵駅梅ヶ丘駅を結ぶ路線(等11・13系統)が走る。

道路

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教育センター通り。この先には桜新町がある。
  • 大山道
    • 古くから大山詣でに利用された「矢倉沢往還」の一部。日本橋を基点とし、赤坂見附から弦巻を経て多摩川を渡り、丹沢大山に至る。弦巻四丁目と五丁目を分かつ道。四丁目32番には公園があり(通称「いっぷく公園」)、煙管を手に一服する江戸時代の旅人の像が設置されている。
  • 弦巻通り
  • 教育センター通り(東京都道427号瀬田貫井線の一部/補助128号線)
  • 駒留通り
    • 弦巻と世田谷を分ける道路である。東側は駒留陸橋で環七および弦巻通りと交差する。
  • 駒沢公園通り
    • 等々力から駒沢を経て世田谷駅前まで南北に続く通り。

施設

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脚注

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  1. ^ a b c 世田谷区の町丁別人口と世帯数”. 世田谷区 (2024年4月3日). 2024年5月4日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月30日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年12月27日閲覧。
  4. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
  5. ^ 通学区域”. 世田谷区 (2018年4月1日). 2019年9月29日閲覧。

関連文献

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