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中町 (世田谷区)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 東京都 > 世田谷区 > 玉川地域 > 中町 (世田谷区)
中町
用賀中町通りから北東方向を見る。画面中央から右は玉川中町公園。
用賀中町通りから北東方向を見る。画面中央から右は玉川中町公園。
中町の位置(東京都区部内)
中町
中町
中町の位置
北緯35度37分8.46秒 東経139度38分34.8秒 / 北緯35.6190167度 東経139.643000度 / 35.6190167; 139.643000
日本の旗 日本
都道府県 東京都
特別区 世田谷区
地域 玉川地域
面積
 • 合計 1.003 km2
人口
2024年(令和6年)4月1日現在)[1]
 • 合計 14,832人
 • 密度 15,000人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
158-0091[2]
市外局番 03[3]
ナンバープレート 世田谷

中町(なかまち)は、東京都世田谷区の地名。現行行政地名は中町一丁目から五丁目。郵便番号158-0091[2]玉川地域に属する。

地理

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世田谷区南部に位置し、玉川地域に属する。北で用賀、北東で深沢、南東で等々力、南で野毛、西で上野毛と接する。北西側の玉川台にはわずかに接していない。町域内は主に住宅地として利用されているが、用賀中町通り沿いには商店街が発達している。

東京都都市整備局が2022年に発表した地震に対する総合危険度の町丁別評価では、中町一丁目から五丁目までいずれも、5段階評価のうち相対的に最も安全とされる「レベル1」となった[4]

地価

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住宅地の地価は、2024年令和6年)1月1日公示地価によれば、中町2-5-5の地点で70万2000円/m2となっている。

歴史

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地名の由来

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同地は江戸時代初期に、「野良田」という名で現れる。何もない野原を意味する「野良」が開墾された耕作地であるから「野良田」と呼ばれるようになった。1932年(昭和7年)、「野良田」の名が田舎めいているという住民の意見を考慮し、位置的に玉川地域の中央にあることから玉川中町とされた。1969年(昭和44年)の住居表示の際、現在の形である「中町」となった。この「中町」は、「商業的・行政的な拠点」という意味ではなく、地理的に「中央部」という意味である。

等々力ジードルング

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1935年(昭和10年)3月、雑誌「国際建築」に等々力ジードルング計画が発表された。建築家の蔵田周忠久米権九郎が中心となり、目黒蒲田電鉄が中町一丁目の等々力渓谷西側に所有する土地に31戸の戸建住宅を建築し団地化するもので、1927年(昭和2年)にシュトゥットガルトで開催されたヴァイセンホーフ・ジードルング住宅展に触発された計画である。大都市近郊に統一感のある近代的な居住区を建設しようとする野心的な試みであったが、実現には困難も多く、結局は4戸のみの竣工に留まった[5]

世帯数と人口

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2024年(令和6年)4月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
中町一丁目 910世帯 1,910人
中町二丁目 1,712世帯 3,405人
中町三丁目 1,530世帯 2,982人
中町四丁目 1,279世帯 3,004人
中町五丁目 1,764世帯 3,531人
7,195世帯 14,832人

小・中学校の学区

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区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[6]

丁目 番地 小学校 中学校
中町一丁目 全域 世田谷区立玉川小学校 世田谷区立玉川中学校
中町二丁目 全域
中町三丁目 全域 世田谷区立中町小学校
中町四丁目 全域
中町五丁目 2~7番
12~23番
26~41番
その他 世田谷区立桜町小学校 世田谷区立深沢中学校

交通

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鉄道

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域内に鉄道駅はない。東急大井町線上野毛駅等々力駅東急田園都市線用賀駅が近隣に所在する。

バス

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すべて東急バスによる運行。

瀬田営業所
弦巻営業所
目黒営業所

道路

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施設

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出身・ゆかりのある人物

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脚注

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  1. ^ a b c 世田谷区の町丁別人口と世帯数”. 世田谷区 (2024年4月3日). 2024年5月3日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月30日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年12月27日閲覧。
  4. ^ 地域危険度一覧表:世田谷区”. 東京都都市整備局 (2022年9月). 2023年1月22日閲覧。
  5. ^ 三浦展 「東京高級住宅地探訪」 晶文社、2012年11月
  6. ^ 通学区域”. 世田谷区 (2018年4月1日). 2019年9月29日閲覧。

関連文献

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