庄川温泉郷
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庄川温泉郷 | |
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温泉情報 | |
所在地 | 富山県砺波市 |
座標 | 北緯36度34分15秒 東経136度59分43秒 / 北緯36.57083度 東経136.99528度座標: 北緯36度34分15秒 東経136度59分43秒 / 北緯36.57083度 東経136.99528度 |
交通 |
空路 - 富山空港 鉄道 - JR西日本 砺波駅 |
泉質 | 炭酸水素塩泉など |
庄川温泉郷(しょうがわおんせんきょう)は、富山県砺波市庄川町を流れる一級河川庄川沿いに点在する温泉宿、湯治場の総称である。泉質は各宿で異なる。
概要
[編集]泉質は、美肌の湯と言われる炭酸水素塩泉やカルシウム塩泉が多い。比較的大規模な施設が多い一方で、大牧温泉や湯谷温泉など秘湯と言われる温泉も所在する。庄川の河川沿いにある庄川水記念公園では、天然温泉による足湯に入ることができる。
歴史
[編集]1948年6月28日に発生した福井地震の翌朝、庄川べりのダムの上流400m、浮島突端の湖水面に気泡が浮き上がっているのが発見され、その後数個所ボーリングした結果、浮島の地下で源泉を掘り当てた。この源泉は、1948年に温泉法認定第1号となっている[1]。
当初は料理店『藤井楼』までサイフォンで引湯していたが、薬効が評判になり、押し寄せる客の求めに応じるべく、1951年2月に簡単な建物を設け、庄川温泉と名付けられた[2]。
1991年2月、民間の温泉ホテルなど7社と建設会社1社の出資による第3セクターの庄川泉源株式会社が設立され、同年9月23日、ふるさと創生事業に基づき源泉掘削に着手した[3]。1993年6月8日にこの新しい泉源が『庄川清流温泉』と決まり、1994年7月20日に給湯を開始した。当初はパイプラインで各旅館に配湯する予定であったが、タンクローリーで搬送することになった[4]。
温泉宿一覧
[編集]- 鳥越の宿三楽園[5]
- 庄川温泉風流味道座敷ゆめつづり[6](旧・庄川温泉観光ホテル。1982年11月18日には火災が発生し建物(3,980m2)を半焼、死者2人[7])
- 大牧温泉観光旅館[8]
- おまき温泉 スパガーデン 和園(わえん)[9]
- 弁天温泉[10]
日帰り温泉
[編集]- 砺波市健康福祉施設 ゆずの郷 やまぶき[11]
- となみ野庄川荘 一萬亭[12](旧・庄川清流温泉 勤労者保養センター 越中庄川荘[13]。富山県労働者共済生活組合経営の施設として[14]1976年10月1日開業、鉄筋コンクリート3階建て、延床面積3,878m2、収容人員150人[15]。2021年2月末に閉館したが、飲食店経営の「柿里」(砺波市)に事業譲渡され[16]、同年6月17日にリニューアルオープン[17])。さらに2023年6月17日にブリーズベイホテルズに事業譲渡されたことに伴い、現名称に変更しリニューアル[18][14]。
- おまき温泉 スパガーデン 和園(わえん)[9](1989年12月に地下1,000mから40℃のカルシウム・ナトリウム・塩化物質の温泉が毎分200リットルにて湧出し、1995年8月5日オープン[19]、2022年2月より休業中[20])
- 37BASE(南砺市に所在)
- 湯谷温泉旅館
かつては、1971年3月22日に完成し、同年4月1日に開業した[21]財団法人富山県福祉事業団経営の『庄川峡老人保養センター舟戸荘』が存在していた[22]が、2003年2月いっぱいで営業を終了し、同年3月に廃業した[23]。
観光施設
[編集]交通アクセス
[編集]- 最寄りの駅 JR城端線砺波駅
- 最寄りのインターチェンジ 北陸自動車道砺波インターチェンジ
脚注
[編集]- ^ 『富山のいで湯』(1977年10月18日、岡田正二著、北日本新聞社出版部発行)248 - 249頁。
- ^ 『富山のいで湯』(1977年10月18日、岡田正二著、北日本新聞社出版部発行)250頁。
- ^ 『庄川町史 続巻』(2002年11月1日、庄川町発行)526 - 527頁。
- ^ 『庄川町史 続巻』(2002年11月1日、庄川町発行)529頁。
- ^ 鳥越の宿三楽園
- ^ 庄川温泉風流味道座敷ゆめつづり
- ^ 『目で見る 砺波・小矢部の100年』(1993年12月13日、郷土出版社発行)164頁。
- ^ 大牧温泉観光旅館
- ^ a b おまき温泉スパガーデン 和園
- ^ 『全国温泉大事典』(1997年12月18日、野口冬人著、旅行読売出版社発行)472ページ。
- ^ 『富山の日帰り湯 銭湯 サウナ 温泉 100』(2024年7月11日、北日本新聞社発行)122頁。
- ^ 『富山の日帰り湯 銭湯 サウナ 温泉 100』(2024年7月11日、北日本新聞社発行)121頁。
- ^ 庄川清流温泉 勤労者保養センター 越中庄川荘
- ^ a b 『富山新聞』2023年6月2日付22面『庄川荘を事業譲渡 ブリーズベイホテルへ』より。
- ^ 『庄川町史 続巻』(2002年11月1日、庄川町発行)513頁。
- ^ 越中庄川荘を事業譲渡 富山労済「柿里」が6月新装開店(中日新聞、2021年4月27日)
- ^ 「となみ野庄川荘」オープン 旧越中庄川荘、柿里が運営(北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ、2021年6月18日)
- ^ 『富山の日帰り湯 銭湯 サウナ 温泉 100』(2024年7月11日、北日本新聞社発行)121頁。
- ^ 『庄川町史 続巻』(2002年11月1日、庄川町発行)529 - 530頁。
- ^ おまき温泉スパガーデン和園(facebook、2024年9月14日閲覧)
- ^ 『富山新聞』1971年3月17日付朝刊3面『庄川峡老人保養センター 「舟戸荘」できる』より。
- ^ 『庄川町史 続巻』(2002年11月1日、庄川町発行)513頁。
- ^ 『北日本新聞』2002年12月26日付朝刊24面『春日荘、舟戸荘を廃業 県福祉事業団 本年度中に 利用者減など原因』より。
- ^ 庄川水記念公園
- ^ 道の駅庄川
- ^ 庄川遊覧船