岩井町 (千葉県)
いわいまち 岩井町 | |
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廃止日 | 1955年2月11日 |
廃止理由 |
新設合併 岩井町、平群村 → 富山町 |
現在の自治体 | 南房総市 |
廃止時点のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 関東地方 |
都道府県 | 千葉県 |
郡 | 安房郡 |
市町村コード | なし(導入前に廃止) |
隣接自治体 | 勝山町、富浦町、平群村、佐久間村、八束村 |
岩井町役場 | |
所在地 | 千葉県安房郡岩井町 |
座標 | 北緯35度05分41秒 東経139度50分51秒 / 北緯35.09469度 東経139.84761度座標: 北緯35度05分41秒 東経139度50分51秒 / 北緯35.09469度 東経139.84761度 |
ウィキプロジェクト |
岩井町(いわいまち)とは、かつて千葉県安房郡に存在していた町。旧町域は現在の南房総市の北西部にあたる。
1889年の町村制施行にともない岩井村として発足(当初は平郡所属)、1928年に町制を施行した。昭和の大合併により富山町の一部となり廃止された。
地理
[編集]1926年(大正15年)時点の岩井村は、北に勝山村・佐久間村、東に平群村、南は富浦村・八束村に接していた[1]:1048。当時、村は久枝(くし)・市部(いちぶ)・竹内(たけのうち)・高崎(たかさき)・小浦(こうら)・宮谷(みやのやつ)・合戸(ごうど)・二部(にぶ)・検儀谷(けぎや)[注釈 1]の9区に分けられた[1]:1048。
歴史
[編集]1897年(明治30年)以前は平郡に属していた地域である。古くは岩井郷と呼ばれていた[1]:1048。
1878年(明治11年)、千葉県に郡区町村編制法が施行されると、市部村・久枝村の連合(連合戸長役場)、高崎村[注釈 2]と小浦村の連合、二部村と検儀谷原村[注釈 3]の連合、合戸村・宮谷村・竹内村の連合が成立した[3][注釈 4]。1884年(明治17年)に戸長役場の管轄変更が行われた際に、高崎村・小浦村連合以外の7か村が1つの連合にまとまった[3]。
1889年(明治22年)、町村制の施行にともない、市部・久枝・検儀谷原・二部・合戸・宮谷・竹内・高崎・小浦の9か村が合併し、岩井村が発足[3]。新村名は、これらの村々[注釈 5]がかつて岩井郷と呼ばれていたことに由来する[3]。
1918年(大正7年)8月10日、木更津線(現内房線)安房勝山駅 - 那古船形駅間が延伸した際、市部に岩井駅が開業した。
1928年(昭和3年)、町制を施行し岩井町が発足。
1955年(昭和30年)、岩井町・平群村が合併して富山町が発足した(新設合併)。富山町は、2006年(平成18年)に南房総市の一部となった。
行政区画・自治体沿革
[編集]- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、久枝村、市部村、竹内村、高崎村、小浦村、宮谷村、合戸村、二部村、検儀谷原村が合併し、平郡岩井村が発足。
- 1897年(明治30年)4月1日 - 平郡が統合されて安房郡となる。
- 1928年(昭和3年)11月10日 - 町制を施行し岩井町が発足。
- 1955年(昭和30年)2月11日 - 平群村と合併して富山町を新設。同日岩井町廃止。
経済
[編集]1888年(明治21年)に記された分合取調文書によれば、住民はおおむね農業で生計を立てていたとある[3]。
1926年(大正15年)の『安房郡誌』によれば、村は海に面しているが漁業は振るわないとある[1]:1050。主要産業は農業であり、蔬菜や果樹の栽培が盛んである[1]:1050。副業としては養蚕・畜産が挙げられている[1]:1050。
交通
[編集]鉄道
[編集]中心となる現在の内房線岩井駅は、現在では特急さざなみの定期列車が全列車停車する主要駅である。
道路
[編集]名所・旧跡・祭事
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 千葉県安房郡岩井村 (12B0020005) - 歴史的行政区域データセットβ版
- 千葉県安房郡岩井町 (12B0020006) - 歴史的行政区域データセットβ版