山本忠通
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山本忠通 | |
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国連事務次長、国連事務総長特別代表 | |
任期 2016年3月 – 2020年3月 | |
国連アフガニスタン支援ミッション代表 | |
任期 2016年3月 – 2020年3月 | |
特命全権大使ハンガリー駐箚 | |
任期 2012年9月 – 2014年10月 | |
個人情報 | |
生誕 | 1950年(73 - 74歳) 長崎県佐世保市 |
教育 | 早稲田大学理工学部中退 東京工業大学(のちの東京科学大学)卒業 オックスフォード大学卒業 |
受賞 | アフガニスタン共和国ジャマールッディーン・アフガーニー勲章 |
山本 忠通(やまもと ただみち、1950年(昭和25年) - )は、日本の外交官、国際公務員。在ユネスコ政府代表部特命全権大使等を経て、国際連合事務次長や[1]、日本人として3人目の国際連合事務総長特別代表に就任し、国連アフガニスタン支援ミッション代表を務めた[2]。
人物・経歴
[編集]- 1950年(昭和25年) 長崎県佐世保市生まれ[3][4]、佐世保重工業ロンドン事務所の初代所長となった父について中学校2年からロンドンのグラマースクールに進学[4]
- 1969年(昭和44年)4月 早稲田大学理工学部入学[4]
- 1970年(昭和45年)4月 東京工業大学(のちの東京科学大学)工学部入学[4]
- 1972年(昭和47年) 国家公務員採用上級甲種試験(経済)合格[4]
- 1973年(昭和48年)8月 外務公務員採用上級試験合格
- 1974年(昭和49年)3月 東京工業大学工学部社会工学科卒業(首席)、文芸評論江藤淳、経済学矢島鈞次に師事、同級生に津田純嗣など[5][4]
- 1974年(昭和49年)4月 外務省入省(欧亜局西欧第二課)[4]
- 1975年(昭和50年) オックスフォード大学留学[4]
- 1977年(昭和52年) オックスフォード大学卒業[6]、在英国日本国大使館(加藤匡夫秘書官)[4]
- 1983年(昭和58年)8月 在フィリピン日本国大使館一等書記官(政治班)
- 1985年(昭和60年)7月 在アメリカ合衆国日本国大使館一等書記官(政治班)
- 1987年(昭和62年)12月 経済局国際機関第一課課長補佐
- 1990年(平成2年)4月 経済局国際エネルギー課企画官
- 1990年(平成2年)7月 経済局国際機関第一課企画官
- 1991年(平成3年)12月 アジア局南東アジア第一課長
- 1994年(平成6年)2月 経済協力局技術協力課長
- 1994年(平成6年)4月 大臣官房外務大臣秘書官事務取扱
- 1996年(平成8年)1月 総合外交政策局企画課長
- 1996年(平成8年)7月 北米局北米第一課長
- 1998年(平成10年)2月 在大韓民国日本国大使館公使
- 2000年(平成12年)4月 ボストン総領事
- 2002年(平成14年)6月 在アメリカ合衆国日本国大使館公使
- 2005年(平成17年)1月 在アメリカ合衆国日本国大使館特命全権公使
- 2005年(平成17年)8月 国際テロ対策担当及びイラク復興支援等調整担当大使
- 2005年(平成17年)12月 兼北朝鮮核問題(廃棄・検証)担当大使
- 2006年(平成18年)8月 広報文化交流部長
- 2008年(平成20年)7月 特命全権大使(国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)代表部大使)
- 2010年(平成22年)9月 アフガニスタン・パキスタン支援担当特命全権大使
- 2011年(平成23年)8月 アフガニスタン・パキスタン支援担当日本政府代表[7]
- 2012年(平成24年)9月 駐ハンガリー特命全権大使
- 2014年(平成26年)11月15日 国連アフガニスタン支援ミッション事務総長副特別代表(政治担当)[8]
- 2016年(平成28年)3月 国際連合事務総長特別代表(日本人としては10年ぶり3人目) 兼 国連アフガニスタン支援ミッション代表[9]
- 2020年(令和2年)3月 任期満了退任[2]、アシュラフ・ガニー大統領よりジャマールッディーン・アフガーニー勲章受章[10]
- 2021年(令和3年) 同志社大学客員教授[11]、京都芸術大学京都国際平和構築センター評議員[12]、笹川平和財団客員研究員[13]。
- 2023年(令和5年) 立命館大学国際関係学部客員教授[14]、立命館大学大学院国際関係研究科客員教授[15]
同期
[編集]- 佐々江賢一郎(12年駐米大使・10年外務事務次官・08年政務担当外務審議官)
- 林景一(11年駐英大使・08年内閣官房副長官補・08年駐アイルランド大使)
- 小田部陽一(11年ジュネーブ国際機関政府代表部大使・08年経済担当外務審議官)
- 吉川元偉(13年国連大使・10年OECD大使・09年アフガニスタン・パキスタン支援担当大使・06年駐スペイン大使)
- 高松明(11年駐スロバキア大使・科学技術振興機構理事・06年駐キューバ大使)
- 石田仁宏(08年駐アルゼンチン大使・05年駐ペルー大使・72年語学研修員採用、74年外務省公務員採用上級試験に合格して再入省)
- 四宮信隆(10年駐ポルトガル大使・07年駐ドミニカ共和国大使)
- 原田親仁(16年日露関係担当大使・11年駐露大使・08年駐チェコ大使)
- 目賀田周一郎(11年駐メキシコ大使・08年駐ペルー大使)
- 卜部敏直(11年駐フィリピン大使・07年駐アイルランド大使)
- 遠藤茂(09年駐サウジアラビア大使・07年駐チュニジア大使)
- 多賀敏行(12年駐ラトビア大使・09年駐チュニジア大使)
- 斉藤隆志(10年駐ミャンマー大使・06年駐セネガル大使)
- 城田安紀夫(10年駐ノルウェー大使・07年駐イラン大使・04年イラク復興支援等調整担当大使・01年駐カタール大使)
- 山中誠(11年駐ポーランド大使・10年科学技術担当大使・07年駐シンガポール大使)
- 佐藤重和(12年駐タイ王国大使・10年駐オーストラリア大使)
- 中根猛(12年駐独大使・09年ウィーン国際機関代表部大使)
- 黒木雅文(13年駐セルビア大使・09年駐カンボジア大使)
- 西ヶ廣渉(14年宮内庁宮務主管・12年駐ルクセンブルク大使・09年駐リビア大使)
- 吉澤裕(12年駐南アフリカ共和国大使・08年駐フィジー大使)
- 貞岡義幸(10年駐パラオ大使)
- 寒川富士夫(10年駐マラウイ大使)
- 沼田幹男(12年駐ミャンマー大使・11年外務省領事局長)
- 白石和子(12年駐リトアニア大使)
- 高橋二雄(13年駐アゼルバイジャン大使)
- 小池孝行(13年駐キルギス大使)
- 中北徹(07年アジア・ゲートウェイ戦略会議座長代理)
著書
[編集]脚注
[編集]- ^ 令和4年春シンポジウム「進化する国際平和活動-複雑化する紛争における国際社会の平和への取組-」の開催について(要事前予約)内閣府
- ^ a b 国連アフガン支援、山本代表退任 日本人初のトップ、後任未定東京新聞2020年3月21日 22時07分
- ^ 「被爆国日本の役割 広島県廿日市出身 山本ハンガリー大使に聞く」広島県
- ^ a b c d e f g h i 角棒の革マル学生を「教室から出ていけ」と一喝も早大を中退 東工大で恩師と出会う 国際舞台駆けた外交官 山本忠通氏(2)産経新聞
- ^ 大学で遊び覚え2年留年 仕事人秘録 安川電機会長 津田純嗣氏(5)2020/3/12付日本経済新聞 電子版
- ^ SECRETARY-GENERAL APPOINTS TADAMICHI YAMAMOTO OF JAPAN AS SPECIAL REPRESENTATIVE FOR AFGHANISTANUNAMA18 Mar2016
- ^ 【講師略歴】”. 財団法人中東調査会. 2012年9月12日閲覧。 “
- ^ 「山本忠通氏、国連アフガン支援ミッション副特別代表に就任へ」産経ニュース2014.10.8
- ^ 「国連事務総長特別代表に山本氏 アフガン支援担当 」日本経済新聞2016/3/19
- ^ Afghanistan- Tadamichi Yamamoto Receives State Medal of 'Sayed Jamaluddin Afghan' From President Ghani MENAFN 3/22/2020 11:27:56 PM
- ^ 【大学院生向け】キャリアセミナー「国連職員に求められる人材とは?」開催報告同志社大学
- ^ 京都国際平和構築センター/ Kyoto Peacebuilding Center
- ^ 山本 忠通日本国際平和構築協会
- ^ 客員教授紹介
- ^ 客員教授一覧
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ユネスコ日本政府代表部特命全権大使による講演会を実施(東京工業大学公式ホームページ)
- 国連広報センター「この人に聞く:国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)を率いる、山本忠通 事務総長特別代表」(2016年)
- 国連広報センター「①山本 忠通 国連アフガニスタンミッション(UNAMA) 事務総長特別代表に聞く」(2017年)
- アフガニスタン和平と日本及び国連;そして日本と国連 - 2020年9月29日
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