山本大斗
千葉ロッテマリーンズ #61 | |
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2022年9月30日 京セラドーム大阪 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 鳥取県米子市 |
生年月日 | 2002年8月9日(22歳) |
身長 体重 |
180 cm 90 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 2020年 育成選手ドラフト3位 |
初出場 | 2022年9月30日 |
年俸 | 500万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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派遣歴 | |
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この表について
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山本 大斗(やまもと だいと、 2002年8月9日 - )は、鳥取県米子市出身のプロ野球選手(外野手)。右投右打。千葉ロッテマリーンズ所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]米子市立車尾小学校1年生時に野球を始め、車尾スポーツ少年団野球部に所属。6年生時に主将として第34回高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会に出場しベスト16進出。その後に行われた第21回西日本学童軟式野球大会では鳥取県勢初となる準優勝を達成した。 米子市立東山中学校時代は硬式野球のクラブチームである米子ボーイズに所属。同学年のチームメイトに岡本大翔がいた[2]。
開星高等学校に進学し、1年秋から外野のレギュラーに定着。2年夏の島根県大会は1学年上の田部隼人と共に決勝まで勝ち進んだが、石見智翠館高校に延長の末逆転サヨナラ負けを喫し、甲子園出場を逃した[3]。3年時の2020年は新型コロナウイルスの影響で公式戦が中止となったため、県で行われた夏の独自大会に出場。松江南高校との2回戦では5球団のスカウトが視察に訪れる中、2打席連続本塁打を放った[4]。その後、準決勝で後にチームメイトとなる谷川唯人擁する立正大淞南高校に敗れた[5]。大会後にプロ志望届を提出した。
2020年10月26日に行われたドラフト会議では、千葉ロッテマリーンズから育成3位指名を受け[6]、11月20日に支度金300万円、年俸230万円で仮契約した[7]。背番号は124。
ロッテ時代
[編集]2021年は、3月20日の横浜DeNAベイスターズとの二軍(イースタン・リーグ)開幕戦で、田中健二朗から高卒ルーキーながら初打席初本塁打を記録[8][9]。最終的に、二軍公式戦では93試合に出場し、打率.224、チーム2位タイの5本塁打、32打点の成績を残した[10]。オフに参加したみやざきフェニックスリーグでは5本塁打を記録した。
2022年は育成選手の野手で唯一春季キャンプを一軍で迎えたが[11]、小沼健太や佐藤奨真のようにシーズン直前での支配下登録には至らず、開幕は二軍スタートとなった。それでも、7月になると二軍で3試合連続本塁打を記録するなど調子を上げ[12]、7月29日までにイースタン・リーグ46試合の出場で、打率.231、チームトップの6本塁打を放つなど昨年以上の成績を記録[13]。7月30日に支配下選手契約を結んだ。背番号は61[14]。その後イースタン・リーグにて、8月中旬以降の11試合で5本塁打を記録するなどアピールを続け[12]、9月30日にプロ初の一軍昇格を果たすと、同日のオリックス・バファローズ戦(京セラドーム大阪)では9回表に代打としてプロ初出場したが、空振り三振に倒れた[15]。最終的に、一軍公式戦では2打席に立ったがいずれも三振に倒れ、プロ初安打を放つことはできなかった[16]。それでも、イースタン・リーグではチーム最多となる12本塁打、秋のみやざきフェニックスリーグでも4本塁打を放ち[17]、11月15日には20万円増となる推定年俸440万円で契約更改した[16]。
2023年は、5月24日の埼玉西武ライオンズ戦(ZOZOマリンスタジアム)に7番・右翼手で初先発出場し、7回に青山美夏人からプロ初安打を記録した[18]。しかし、1軍での出場は2試合に留まり、安打もこの1本のみだった。イースタン・リーグでは打率.220、9本塁打を記録した[19]。レギュラーシーズン終了後の10月13日に右足の疲労骨折と診断され、患部の手術を受けたことが発表された[19]。11月9日に20万円増の年俸460万円で契約更改した[20]。
2024年はイースタン・リーグで打率.279、19本塁打、66打点を記録し、本塁打と打点の二冠に輝いた[21]。一方、一軍では5試合の出場に留まった。オフにはオーストラリアン・ベースボールリーグのシドニー・ブルーソックスへ派遣された[22]。
選手としての特徴
[編集]2023年からロッテの監督を務める吉井理人から、「ダイナマイト山本」という愛称をつけられるほどの、パンチ力のあるバッティングが持ち味の右の大砲候補[23][24]。
守備では、強肩で知られている新庄剛志が視察した際に目を見張るほど、肩が強いところが魅力[23][25]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2022 | ロッテ | 2 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 |
2023 | 2 | 7 | 7 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | .143 | .143 | .143 | .286 | |
2024 | 5 | 19 | 18 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | .111 | .158 | .167 | .325 | |
通算:3年 | 9 | 28 | 27 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 10 | 1 | .111 | .143 | .148 | .291 |
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
外野 | |||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2022 | ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- |
2023 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
2024 | 5 | 11 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
通算 | 8 | 12 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2024年度シーズン終了時
記録
[編集]- 初記録
- 初出場・初打席:2022年9月30日、対オリックス・バファローズ25回戦(京セラドーム大阪)、9回表に茶谷健太の代打で出場、平野佳寿から空振り三振[15]
- 初先発出場:2023年5月24日、対埼玉西武ライオンズ9回戦(ZOZOマリンスタジアム)、7番・右翼手で先発出場[26]
- 初安打:同上、7回裏に青山美夏人から遊撃内野安打[26]
背番号
[編集]- 124(2021年 - 2022年7月29日)
- 61(2022年7月30日 - )
登場曲
[編集]- 「Touchin' On My」3OH!3(2021年 - )
脚注
[編集]- ^ “ロッテ - 契約更改 - プロ野球 ”. 日刊スポーツ. 2024年11月5日閲覧。
- ^ “【朝刊先読み!】来季は支配下に プロ野球育成の山本、岡本選手が自主トレ”. 山陰中央新報デジタル. (2021年12月25日) 2022年7月23日閲覧。
- ^ “延長13回で2点差「伝説始まる」 石見智翠館が劇的V”. 朝日新聞デジタル (2019年7月28日). 2021年3月7日閲覧。
- ^ “開星・山本5球団前で2発7打点「安心した」/島根”. 日刊スポーツ (2020年7月18日). 2021年3月7日閲覧。
- ^ “ロッテ山本大斗と谷川唯人は昨夏に対戦したライバル”. 日刊スポーツ (2021年1月19日). 2021年3月7日閲覧。
- ^ “ロッテ、育成3位の山本大斗に指名挨拶「指名を頂き嬉しかった」”. BASEBALL KING (2020年11月4日). 2021年3月7日閲覧。
- ^ yuki (2020年11月20日). “千葉ロッテ、育成ドラフト3位・山本大斗選手と仮契約、「ホームラン王を取りたい」”. ドラフト会議ホームページ2021 Draft home page. 2021年3月7日閲覧。
- ^ “【ロッテ】山本大斗がフェニックスリーグ4号、監督はチャンスに強いクラッチヒッターとして期待”. nikkansports.com. 2023年1月9日閲覧。
- ^ “ロッテ・山本大斗、二軍公式戦でプロ初打席・初本塁打 | BASEBALL KING”. BASEBALL KING. 2023年1月9日閲覧。
- ^ “2021年度 千葉ロッテマリーンズ 個人打撃成績(イースタン・リーグ)”. NPB.jp 日本野球機構. 2022年8月6日閲覧。
- ^ “1軍キャンプ抜擢、ロッテの19歳育成外野手・山本大斗 “手応え感じた”松中元コーチからの指導”. Full-Count (2022年2月10日). 2023年1月9日閲覧。
- ^ a b “【ロッテ】支配下登録受けた2年目スラッガー山本大斗が絶好調 いつか背番号61を出世番号に”. 日刊スポーツ. (2022年9月2日) 2023年5月23日閲覧。
- ^ “ロッテ・松永昂大が支配下復帰「シーズン終盤に間に合わせる」 山本大斗外野手も支配下選手契約”. スポーツニッポン (2022年7月30日). 2022年8月6日閲覧。
- ^ “松永投手・山本大斗選手 支配下選手契約について”. 千葉ロッテマリーンズ (2022年7月30日). 2022年8月6日閲覧。
- ^ a b “【ロッテ】20歳山本大斗の1軍初打席は予告通りフルスイング 2軍では初打席の初球を本塁打に”. 日刊スポーツ. (2022年9月30日) 2022年9月30日閲覧。
- ^ a b “【ロッテ】山本大斗20万円増440万円「ガツガツやって1軍の戦力に」憧れ武尊流筋トレで増量”. 日刊スポーツ. (2022年11月15日) 2023年5月23日閲覧。
- ^ “ロッテ山本大斗「開幕スタメンと1軍定着」―目標は大きくクリーンアップも狙う!”. スポーツニッポン. (2023年1月13日) 2023年5月23日閲覧。
- ^ “【ロッテ】山本大斗がプロ初安打”. スポーツ報知 (2023年5月24日). 2023年10月14日閲覧。
- ^ a b 鎌田直秀. “【ロッテ】「ダイナマイト」山本大斗、右足舟状骨骨折観血的整復固定術 高卒3年目の長距離砲 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年10月14日閲覧。
- ^ 星夏穂. “【ロッテ】山本大斗20万円増の460万円 プロ初安打後は故障に苦しみ「悔しい気持ちが一番」 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年11月10日閲覧。
- ^ “【ファーム情報】イースタン全日程終了 ロッテ・山本が本塁打、打点の2冠 ヤクルト・阪口が投手3冠 - スポニチ Sponichi Annex 野球”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年9月30日閲覧。
- ^ “オーストラリア ウインターリーグ派遣のお知らせ”. 千葉ロッテマリーンズ. 2024年10月27日閲覧。
- ^ a b “長打力と肩の強さを併せ持つ未来の大砲候補、千葉ロッテマリーンズ山本大斗!【ラブすぽ独占インタビュー】”. ラブすぽ (2022年6月30日). 2022年7月31日閲覧。
- ^ “【ロッテ】高卒2年目・山本大斗がフェニックスL第1クールMVP 吉井理人新監督「ダイナマイト山本」”. スポーツ報知 (2022年10月14日). 2022年11月24日閲覧。
- ^ “【ロッテ】山本大斗がフェニックスリーグ4号、監督はチャンスに強いクラッチヒッターとして期待”. nikkansports.com. 2022年11月24日閲覧。
- ^ a b “ロッテ 吉井監督命名の「ダイナマイト」山本がプロ初安打 7回の4打席目に遊撃内野安打”. スポーツニッポン. (2023年5月24日) 2023年5月24日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 山本大斗 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 61 山本 大斗 選手名鑑 - 千葉ロッテマリーンズオフィシャルサイト
- 山本大斗 (@daito_yamamoto) - Instagram