山口とも
山口とも | |
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出生名 | 山口 とも |
別名 | ともとも |
出身地 | 日本・東京都 |
職業 |
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事務所 | TOMO OFFICE |
山口 とも(やまぐち とも)は、日本の音楽家、パーカッショニスト、廃品打楽器協会の会長。愛称はともとも。
来歴
[編集]祖父は「かわいい魚屋さん」など数多くの童謡を作曲した作曲家山口保治。父は新日本フィルハーモニー交響楽団名誉首席ティンパニ奏者であり、日本打楽器協会会長の山口浩一。叔父は現代音楽の分野で武満徹作品の演奏などで知られる打楽器奏者の山口恭範、叔母は同じく打楽器奏者の吉原すみれ。また曾祖父が愛知県で霞座という芝居小屋をもち、芸者の置屋を経営していた[1]。恵まれた音楽環境に育ちながら、子供時代は祖父の音楽レッスンに付いてゆけず、ドロップアウト。子供時代は家族のように音楽家にはならないようにしようと考えていた。そのため音楽大学を出ておらず、自己流で打楽器の演奏を学んだ[2]。
つのだ☆ひろのアシスタントとして音楽の世界に入り、つのだ☆ひろとJAP,S GAP,Sのパーカニストとしてデビュー。もともとはドラマーであったが、つのだ☆ひろがドラマーであったため、同じバンドに2名のドラムは要らないということで、パーカッションに転向した。
バンド解散後、フリーのパーカッショニストとして中山美穂・今井美樹・平井堅・石井竜也・おおたか静流・小野誠彦・中山ラビ・三宅純・キリンジ・空気公団など音楽のジャンルを越えて数多くのアーティストのツアーやレコーディングに参加。
1995年の音楽劇「銀河鉄道の夜」をきっかけに廃品からオリジナル楽器を作るようになり、現在のキャラクターを確立。2004年には日本演芸協会の福岡詩二から「打楽器コメディアン」の称号をもらい浅草東洋館(フランス座)に出演[1]、2003年から2006年までの間、UAとともにNHK教育テレビ「ドレミノテレビ」に出演し、「ともとも」の愛称で子供たちにも親しまれている。
ヲノサトル、寺師徹、田中邦和と結成した魅惑のムード音楽を演奏する4人組、ブラックベルベッツのメンバーでもある。
出演
[編集]- ドレミノテレビ(2003年4月 - 2006年3月、NHK教育) - ともとも役
- ラジオ深夜便(2016年6月12-15日、NHKラジオ第一) - ゲスト出演
- ワンワンパッコロ!キャラともワールド(2016年6月19日、2018年9月2日 NHK BSプレミアム) - ともとも役でゲスト出演
- バナナ♪ゼロミュージック(2017年6月3日、NHK総合) - ゲスト出演
著書
[編集]- ともともと遊ぼう!ガラクタえんそう会 ともともといっしょにたたく!つくる!親子で楽しく音楽会! (リットーミュージック) 2006年12月発刊
主な参加アルバム
[編集]- 1998年 - 双子座グラフティー
- 1998年 - ペイパードライバーズミュージック
- 1999年 - 47'45"
- 2002年 - Fine
- 2004年 - SEVEN
- 2005年 - あざやか
- 2007年 - 空気公団作品集
- 2011年 - 春愁秋思
- 2012年 - 夜はそのまなざしの先に流れる
- 2012年 - Koizumi Chansonnier
ブラックベルベッツ
- 2004年 - ブラックベルベッツの世界
- 2007年 - ブラックベルベッツの宇宙
- 2008年 - ブラックベルベッツの休日
- 2008年 - ブラックベルベッツ・インジャパン
- 2013年 - ブラックベルベッツの季節
- 1995年 - 常夏乃優ヒ
- 1997年 - Latinism Reversible
- 1999年 - MONDO EROTICA
- 1999年 - GLAM EXOTICA
- 2000年 - Innocent Bossa in the mirrr
- 2009年 - 中国の不思議な役人
- 2002年 - SO PEACEFUL,SIMPLE AND STRONG-
- 2008年 - アット・ザ・ブルーノート東京
- 1994年 - Pure White Live '94
- 1996年 - Deep Lip French
- 1997年 - Groovin' Blue
- 2002年 - Strawberry sex
- 1987年 - THE LIVE! 〜HEAVEN AND HELL〜
- 2003年 - また おとしましたよ
- 2012年 - Landscape
- 2004年 - RAVEN
SIGNALS
- 2011年 - NAKED FOOL
- 2010年 - ライブ・アット・ラカーニャ 夏
- 2010年 - NIU
NHKにほんごであそぼ
- 2009年 - みんなちがってみんないい
trico!
- 2008年 - everyday trip
- 2008年 - anonymoss
- 2007年 - ギンガムチェックの小鳥
Yuko Ikoma
- 2007年 - Maisture with Music Box
- 2006年 - てのひらのなかのルピカ
- 2005年 - HEART TO HEART
- 2006年 - いろどおり
- 2004年 - LONG SKIRT
- 2004年 - Winter Delight
- 2004年 - Take Over コールドフィートプロデュース
- 2004年 - うたううあ
anoa
- 2002年 - Baby Step
- 1995年 - OK 新宿
- 1996年 - jamboree
- 1997年 - EPISODE Vol.1
- 1997年 - ONE&ONLY
- 1998年 - Gems
- 2000年 - tailor-made/esq
- 2001年 - EPISODE Vol.2
- 2002年 - EPISODE Vol.3
- 2002年 - In Motion-Album-
- 2003年 - Koo:kan
- 2005年 - Sometimes Happy
- 2005年 - Makin'Love
- 2006年 - Hert And Soul
- 2007年 - Sing-A-Ring
- 2007年 - しじま-Silent of the night-
- 2009年 - The City
- 2009年 - 恋しくて
- 1998年 - ハートには逆えない
ellipetz
- 1998年 - elli&petz Gelato
- 2000年 - 屋上遊園地
- 2002年 - 鏡と女
- 1994年 - ベストコレクション花
- 1993年 - ぼくがやさしい気持ちなら
- 1995年 - TEA FOR ME
- 2000年 - スーパーベスト CD4枚組
- 1999年 - SPRING-A-RING-A-RING
- 1996年 - ウララ
- 2001年 - 夢
- 1997年 - TOKYO DEEP LONDON HIGH
- 1991年 - ハッスルジャンジャン X'mas
- 1991年 - CAJON
- 1991年 - ATTAKUTTA
- 1992年 - GO.クジラと夏
- 1992年 - KWENDA
- 2002年 - 手を握って歩きたい
- 2001年 - ザ・童謡ポップス1 クリスマスと冬のうた集
- 1989年 - Strange But True
- 1990年 - 夜しか泳げない
- 1991年 - YES.
- 1992年 - FOR MYSELF
- 1991年 - おかえり
- 1992年 - ドアは開けとく
- 1993年 - MIGHTY LOVE
- 1995年 - FIDDLING IN MY NEST
- 1994年 - カバのオムツ
- 1995年 - キャラメルポップ
- 1997年 - TENDANCE D'EAN
- 1995年 - セレナーデ
INISH MORE
- 1995年 - INISH MORE
鄭華娟
- 1995年 - 旅途興歳月的記念品
JOKE VOX
- 1997年 - 天然狂時代
- 1997年 - A-ray
KALAK
- 1998年 - 七月の雪
Lira
- 1998年 - GARDEN
- 1998年 - COLORS OF LOVE
- 1999年 - ONE FINE DAY
- 1990年 - あなたのほかにはあなたはいない
マルカート
- 1999年 - マルカート
- 1999年 - 休暇の午後のハナシ
朝本千可
- 1994年 - エイジアン ハーツ
アニメ アキハバラ電脳組
- 1999年 - 2011年の夏休み
- 1999年 - Azoth-C.T.i.A/O.S.T.
- 1999年 - BEBIS-C.T.i.A/O.S.T.
- 2000年 - 黄昏エスプレッソ
- 2000年 - mush☆room
- 2001年 - サニーデイ
- 2000年 - ロスト&ファウンド
- 2000年 - 25℃に保たれた街
- 2002年 - りんご
- 1991年 - 真夏の出来事 メレンゲでいかせていただきます
- 1994年 - サボテンマン
- 1997年 - 富士山リバーブ
- 1995年 - AJIAN NOSALGIA
福冨英明
- 2000年 - i love you
- 2003年 - MELODIES OF HOPE
- 2000年 - PASION DE JAPON
- 2001年 - ラビ
- 2002年 - ラビing
- 2006年 - ラビ組
山本公樹
- 2001年 - short stories
村沢さなえ
- 2002年 - ずいずいずっころばしごまみそずい
- 2002年 - LIFESTYLE
BREEZE
- 2002年 - My Favorite Things
- 2003年 - COLDFEET presents JAZZFEET
- 2005年 - 恋の三部作
- 2008年 - infinity
JAP'S GAP'S
- 1980年 - JAP'S GAP'S
- 1982年 - ノープロブレム
- 1983年 - ライド
- 1982年 - バラード
桑田リン
- 1984年 - 世界中の時計を止めてしまいたい夜
- 1986年 - ガラ
- 1986年 - LAST GOOD-BYE
主な参加映像作品
[編集]- 1984年 - HAPPY SIGN LIVE 1984
- 1984年 - EXCITING YOU '85 STANDUP
- 1988年 - 88.BEAT FINAL Vol.1.2.3
- 1988年 - CATCH ME MIHO NAKAYAMA LIVE '88
- 1996年 - Miho Nakayama Concert Tour '96 Sound of Lip
- 1998年 - MIHO NAKAYAMA TOUR '98 Live・O・Live
- 1989年 - O・HA・YO 89.CONCERT
- 1990年 - TOMOKO まで51Km
- 1990年 - ア・ライヴ
- 1991年 - BEYOND TOMORROW
- 1991年 - HIKARU NISHIDA 1991 CONCERT 真夏上手
- 1991年 - あなたが宇宙.PAFO PAFO LIVE
- 1994年 - 不思議 コンサート 1994
- 1995年 - TEA FOR ME アコースティックライヴ95~
- 1997年 - TAKE THE "K" TRAIN
バイオリンは友だち NHK
- 1998年 - ポップスを弾こう 1.2
- 2001年 - Ken Hirai Films Vol.4 LIVE TOUR 2001 gaining through losing at the BUDOKAN
- 2003年 - NYLON CLUB TATSUYA ISHII CONCERT TOUR 2002
- 2005年 - "熱っちぃ地球を冷ますんだっ。"文化祭2004~STOP! 地球温暖化~
- 2006年 - Be TARO 100人の岡本太郎
- 2008年 - シャンプー王子
- 2011年 - 15/51 15th Anniversary Live
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b 2000年11月号「サイゾー」佳子オズボーン取材記事
- ^ https://web.archive.org/web/20160306084029/http://www.yaf.or.jp/magazine/2010/07/post-18.php
外部リンク
[編集]- TOMO OFFICE HP
- 山口とも ティコボ星人 (@togetogeticobo) - X(旧Twitter)
- 山口とも (@tomotomoyamaguchi) - Instagram
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- 横浜アートナビ インタビュー