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富吉駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
富吉駅
駅北口(2008年9月)
とみよし
Tomiyoshi
E08 近鉄蟹江 (2.4 km)
(1.6 km) 佐古木 E10
地図
所在地 愛知県海部郡蟹江町富吉一丁目723
北緯35度7分24.2秒 東経136度46分6.9秒 / 北緯35.123389度 東経136.768583度 / 35.123389; 136.768583座標: 北緯35度7分24.2秒 東経136度46分6.9秒 / 北緯35.123389度 東経136.768583度 / 35.123389; 136.768583
駅番号  E09 
所属事業者 近畿日本鉄道(近鉄)
所属路線 E 名古屋線
キロ程 66.7 km(伊勢中川起点)
電報略号 トシ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
2,477人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1964年昭和39年)12月10日
備考 無人駅
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プラットホーム

富吉駅(とみよしえき)は、愛知県海部郡蟹江町富吉一丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)名古屋線である。駅番号はE09

当駅に隣接して富吉検車区が設置されており、当駅を始発・終着とする列車が多数設定されている。

歴史

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駅構造

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島式ホーム2面4線を持つ待避可能な地上駅で、橋上駅舎を有する。改札口は1箇所のみで、出入口は南北双方のUR賃貸住宅内にある。

駅北側には富吉車庫が隣接している。なお、駅構内に蟹江町愛西市の境界線があり、駅のほとんどの部分と検車区は蟹江町、ホームのごく一部と列車区の建屋は愛西市にそれぞれ所在する。

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1・2 E 名古屋線 下り 伊勢中川方面[3]
3・4 上り 近鉄名古屋方面[3]
付記事項
  • 1番線と3番線が主本線、2番線と4番線が副本線であり、2番線に到着した折り返しまたは入庫車両と、後続の1番線通過列車が輻輳しない。
  • ホーム有効長は、3番のりばのみ5両分、1・2・4番のりばは6両分となっている。1・2・4番線に8両編成の回送列車が発着する時は、はみ出し停車する。
  • 4番線とその北側に隣接する7番線は双方向に出発信号機が設置されており、4番のりばから桑名方面への発車も可能。なお、通過列車は1番線と3番線の本線を通過していく。

特徴

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停車列車

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名古屋線の折り返し拠点駅の一つであり、普通列車に加えて一部の準急も当駅を発着駅としている[4]。当駅以南のホームの長さの関係から、6両編成の準急はすべて近鉄名古屋駅 - 当駅までの運転であり、当駅で車両の連結・切り離しを行う列車は設定されていない(車両の行先表示器には「この車両富吉まで」の表示は用意されている)。

名古屋方面からは、準急が朝と夕方ラッシュ時の一部および夜間は当駅までの運転となっており、普通列車は日中時間帯に毎時2本、朝と夕方には毎時2本 - 4本が当駅で折り返す[4]

伊勢中川方面へは、早朝に当駅始発の近鉄四日市行き(平日1本のみ)及び津新町行き(土休日2本)、伊勢中川行き(平日2本、休日1本)、深夜に津新町発当駅止まりの普通列車(1本のみ)がそれぞれ設定されている[4]

当駅では列車の接続・通過待ちが頻繁に行われており、早朝・夜間と日中時間帯を中心に準急と普通の接続を取る場合がある[4]

通常ダイヤで急行は停車しないが、鈴鹿サーキットでのF1日本グランプリ開催による臨時列車で当駅始発の名古屋行き定期準急が白子駅始発の名古屋行き臨時急行に変更される際に当該列車が臨時停車する。

駅設備・営業面

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近鉄名古屋駅管理の無人駅で、PiTaPaICOCA対応の自動改札機および自動精算機回数券カードおよびICカードのチャージに対応)が設置されている。

2008年までは窓口にて特急券と定期券(予約発売の受け付けのみ)の購入が可能であったが[5]、翌年以降は特急券と定期券の取り扱いが廃止されたため[6]、近隣の定期券・特急券販売駅で購入する形式となる。

利用状況

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富吉駅の各年度の利用状況を下表に示す。表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。

  • 輸送実績(乗車人員)の単位は人である。
  • 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)であり、調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する[7]
年度別利用状況(富吉駅)[8]
年度 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 乗降人員調査結果:人/日 特記事項
定期利用 定期外 合 計 調査日 調査結果
1978年(昭和53年) 1,107,960 590,979 1,698,939      
1979年(昭和54年) 1,181,520 619,055 1,800,575      
1980年(昭和55年) 1,271,850 651,338 1,923,188      
1981年(昭和56年) 1,323,930 638,277 1,962,207      
1982年(昭和57年) 1,302,840 643,921 1,946,761 11月16日 10,074  
1983年(昭和58年) 1,299,090 648,109 1,947,199 11月8日 10,409  
1984年(昭和59年) 1,323,270 631,062 1,952,332 11月6日 10,293  
1985年(昭和60年) 1,375,050 650,011 2,025,061 11月12日 10,643  
1986年(昭和61年) 1,388,310 660,003 2,048,313 11月11日 10,384  
1987年(昭和62年) 1,391,280 629,585 2,020,865 11月10日 10,566  
1988年(昭和63年) 1,405,680 612,743 2,018,423 11月8日 10,618  
1989年(平成元年) 1,395,090 579,977 1,975,067 11月14日 10,824  
1990年(平成2年) 1,417,500 585,908 2,003,408 11月6日 10,790  
1991年(平成3年) 1,463,040 610,828 2,073,868      
1992年(平成4年) 1,416,210 595,485 2,011,695 11月10日 10,797  
1993年(平成5年) 1,368,720 594,939 1,963,659      
1994年(平成6年) 1,313,850 576,261 1,890,111      
1995年(平成7年) 1,286,880 559,656 1,846,536 12月5日 9,809  
1996年(平成8年) 1,228,020 548,495 1,776,515      
1997年(平成9年) 1,169,730 507,880 1,677,610      
1998年(平成10年) 1,122,180 494,353 1,616,533      
1999年(平成11年) 1,058,340 484,447 1,542,787      
2000年(平成12年) 988,110 468,585 1,456,695      
2001年(平成13年) 947,400 456,078 1,403,478      
2002年(平成14年) 891,240 434,420 1,325,660      
2003年(平成15年) 857,370 431,791 1,289,161      
2004年(平成16年) 820,590 415,137 1,235,727      
2005年(平成17年) 793,740 402,062 1,195,802 11月8日 6,827  
2006年(平成18年) 740,160 389,289 1,129,449      
2007年(平成19年) 712,950 384,640 1,097,590      
2008年(平成20年) 682,950 376,575 1,059,525 11月18日 6,050  
2009年(平成21年)            
2010年(平成22年)       11月9日 5,892  
2011年(平成23年)            
2012年(平成24年)       11月13日 5,524  
2013年(平成25年)            
2014年(平成26年)            
2015年(平成27年) 11月10日 5,394
2016年(平成28年)
2017年(平成29年)
2018年(平成30年) 598,650 305,289 903,939 11月13日 5,186
2019年(平成30年)
2020年(令和2年)            
2021年(令和3年)       11月9日 4,554  
2022年(令和4年)       11月8日 4,908  
2023年(令和5年)       11月7日 4,901  

駅周辺

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北口

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南口

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バス路線

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1999年3月31日までは名古屋鉄道名鉄バス)善太線(永和団地方面)が駅北口に乗り入れていた。

三重交通バス(南口・国道1号線上)
  • 50系統:桑名駅前
    • 名古屋行きは2008年10月15日に廃止となったため、桑名行きのみ運行。1日1本のみ。
蟹江町福祉巡回バス「お散歩バス」(北口・南口)
  • グリーンコース
    • 町南部地区から蟹江町役場、保健センター、福祉センター等を巡回。日祝・年末年始運休。
  • 日曜コース
    • 日祝に運行。
愛西市巡回バス
  • 佐屋東ルート
    • 愛西市役所行きが右まわり3便、左まわり4便運行されている。日祝と12月29日1月3日は運休。

隣の駅

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近畿日本鉄道
E 名古屋線
急行
通過
準急・普通
近鉄蟹江駅 (E08) - 富吉駅 (E09) - 佐古木駅 (E10)
  • 括弧内は駅番号を示す。

脚注

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  1. ^ 今尾恵介(監修)日本鉄道旅行地図帳』 8 関西1、新潮社、2008年、29頁。ISBN 978-4-10-790026-5 
  2. ^ 平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります』(pdf)(プレスリリース)近畿日本鉄道、2007年1月30日http://www.kintetsu.jp/news/files/iccard20070130.pdf2016年3月15日閲覧 
  3. ^ a b 駅の情報|富吉”. 近畿日本鉄道. 2022年1月24日閲覧。
  4. ^ a b c d 近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号、p.150 - p.157・p.162 - p.184・p.308 - p.315・p.320 - p.342
  5. ^ 近鉄時刻表2008年号p166・p336
  6. ^ 近鉄時刻表2009年号p166・p340
  7. ^ 近畿日本鉄道|駅別乗降人員 名古屋線 鈴鹿線”. www.kintetsu.co.jp. 2020年6月19日閲覧。
  8. ^ 愛知県統計年鑑(各年度版)、近鉄広報パンフレット「きんてつ」

関連項目

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外部リンク

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