宮口治子
宮口 治子 みやぐち はるこ | |
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生年月日 | 1976年3月5日(48歳) |
出生地 | 日本 広島県福山市 |
出身校 | 大阪音楽大学音楽学部声楽科 |
前職 | フリーアナウンサー |
所属政党 |
(無所属→) 立憲民主党(泉G・重徳派)/結集ひろしま |
配偶者 | 福田玄(元浅口市議会議員) |
公式サイト | 【公式】宮口はるこWEBサイト(宮口治子) |
選挙区 | 広島県選挙区 |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2021年4月25日[1][2] - 現職 |
宮口 治子(みやぐち はるこ、1976年〈昭和51年〉3月5日[3] - )は、日本の政治家、元フリーアナウンサー。立憲民主党所属の参議院議員(1期)。政治団体「結集ひろしま」副代表[4]、ヘルプマーク・ヘルプカード普及啓発活動団体「ハートエイド」代表[3]。本名は福田 治子(ふくだ はるこ)[5]。
来歴
[編集]広島県福山市生まれ。福山暁の星女子中学校・高等学校、大阪音楽大学音楽学部声楽科卒業。2000年4月、瀬戸内海放送の関連会社キャストKSBパートナーズに入社[6][7][8]。キャスター・レポーター、エフエムふくやまパーソナリティを歴任した。
2021年2月5日、広島県選出の河井案里参議院議員の当選無効が確定(河井夫妻選挙違反事件)[9]。2月18日、自民党広島県連の宮澤洋一会長は党本部で二階俊博幹事長と会談し、再選挙に向けて、元経済産業省官僚の西田英範を公認するよう申請した[10]。2月19日、立憲民主党内で元検事の郷原信郎の擁立論が浮上していることが共同通信を通じて報じられた[11]。3月9日、郷原は不出馬を表明[12]。このため同党は人選を急ぎ、3月14日、宮口の擁立を決定した[13]。3月20日、宮口が記者会見を開き、立候補を正式に表明[14]。同月に立憲民主党・社会民主党・新社会党の県内組織などで構成される、野党連携を推し進めるための政治団体「結集ひろしま」(代表:佐藤公治衆議院議員)の副代表に就任[15]。3月30日には日本共産党も宮口の支持を決定した[16]。
同年4月25日に行われた参議院広島県選挙区の再選挙に政治団体「結集ひろしま」[17][18]公認で立候補。自民党公認の西田らを破り、初当選し[19]、自民党が結党された1955年以降、自民党の地盤の厚い広島県選挙区で非自民による改選2議席の独占は初となった[20]。4月27日、当選証書付与式に宮口本人が出席し広島県選挙管理委員会から当選証書を受け取った(任期開始日は4月25日[1]で残りの任期は2025年7月28日まで[21])[2]。27日、立憲民主党系の参議院院内会派に参加[22]。4月28日、初登院し、会派の議員総会に出席した後、参議院本会議に出席した[23][24]。
2021年12月28日付で立憲民主党に入党[25]。
選挙結果
[編集]当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
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当 | 参議院広島県選挙区再選挙 | 2021年4月25日 | 45 | 広島県選挙区 | 結集ひろしま | 37万860票 | 48.36% | 1 | 1/6 | / |
政治資金
[編集]- 2021年6月から12月までの間、車両リース代として月3万3884円(合計23万7188円)を宮口の母や兄が取締役を務めるミヤグチ興産(井原市)に支出していた。後援会の担当者は「価格は適正と考えており、法的に問題ない。宮口氏が母や兄と生計を一緒にしているわけでもない」と説明した一方、弁護士の郷原信郎は「自らや親族に利益を生じさせたとの疑念を持たれかねない。資金管理団体には(政党を介して)公金が支出されており、モラルが問われる」と指摘していた[26]。
人物
[編集]離婚歴があり、子は双子の男の子と年子の女の子の3児。長男に重度の発達障害があることもあり、2014年には「ヘルプマーク」の普及啓発活動を行う市民団体を立ち上げた[27]。現在の夫は元岡山県浅口市議会議員で国民民主党衆議院広島県第2区総支部長の福田玄[28]。
脚注
[編集]- ^ a b “当選の宮口さんに当選証書│NNNニュース”. 日テレNEWS24. 日本ニュースネットワーク (2020年4月27日). 2020年4月27日閲覧。
- ^ a b .広島県選挙管理委員会告示第40号.広島県報号外第28号.広島県.2021年(令和3年)4月27日. 2021年(令和3年)4月28日閲覧。
- ^ a b “宮口はるこ - 立憲民主党”. 立憲民主党 (2021年). 2021年4月25日閲覧。
- ^ “宮口はるこ(ミヤグチハルコ)|政治家情報|選挙ドットコム”. 選挙ドットコム. イチニ株式会社 (2021年). 2021年4月24日閲覧。
- ^ “参議院 議員情報 宮口治子” (2021年). 2021年8月8日閲覧。
- ^ “プロフィール”. 【公式】宮口はるこWEBサイト(宮口治子). 2021年4月26日閲覧。
- ^ KSBパーソナリティ - ウェイバックマシン(2001年11月28日アーカイブ分)
- ^ キャストKSBパートナーズ - ウェイバックマシン(2001年12月18日アーカイブ分)
- ^ “案里被告の有罪確定 参院選買収、当選無効に”. JIJI.COM (時事通信社). (2021年2月5日) 2021年2月5日閲覧。
- ^ “自民広島県連が元経産官僚、西田氏の公認申請 参院再選挙”. 毎日新聞. (2021年2月18日) 2021年9月29日閲覧。
- ^ “参院広島、郷原元検事に擁立論 4月の再選挙で立憲民主”. 四国新聞社. (2021年2月19日) 2023年12月9日閲覧。
- ^ “参院広島再選挙 郷原信郎氏が不出馬表明 立憲が擁立検討”. 毎日新聞. (2021年3月9日) 2021年4月26日閲覧。
- ^ “立憲、フリーアナ宮口治子氏を擁立へ 広島の参院再選挙”. 朝日新聞. (2021年3月14日) 2021年3月15日閲覧。
- ^ “参院再選挙 宮口氏、立候補表明 無所属 「広島変える勇気を」 /広島”. 毎日新聞. (2021年3月21日) 2021年4月26日閲覧。
- ^ “3児の母の経験生かす 宮口治子氏(45)諸・新【候補に聞く】<1>”. 中國新聞. (2021年4月12日) 2021年4月26日閲覧。
- ^ “広島再選挙で宮口氏支持 共産”. 時事通信. (2021年3月30日) 2021年4月26日閲覧。
- ^ “広島で野党が新政治団体設立”. 西日本新聞. (2019年6月23日) 2021年4月26日閲覧。
- ^ “政治団体収支報告書の概要及び要旨 その6(令和元年分その他の政治団体)” (PDF). 広島県選挙管理委員会. p. 147 (2020年11月20日). 2021年4月26日閲覧。
- ^ “参院広島選挙区再選挙 立民など推薦の宮口治子氏が初当選”. NHK NEWS WEB. (2021年4月26日) 2021年4月26日閲覧。
- ^ “自民以外が改選2議席を初の独占 参院広島再選挙、宮口さん当選”. 中国新聞デジタル (2021年4月26日). 2021年4月26日閲覧。
- ^ “当選証書を手に「気が引き締まる」 宮口治子参議院議員”. 広島ニュースTSS. テレビ新広島 (2021年4月27日). 2021年4月30日閲覧。
- ^ 松木、宮口両氏が立民会派入り衆参事務局に届け出 産経新聞2021年4月27日付
- ^ “参院広島再選挙で当選の宮口治子氏が初登院 「小さな声届けたい」”. 毎日新聞 (2021年4月28日). 2021年4月28日閲覧。
- ^ “参院広島選挙区の再選挙で当選 宮口治子議員が初登院”. NHK NEWS WEB. NHK (2021年4月28日). 2021年4月28日閲覧。
- ^ “宮口氏、立民入党”. 時事ドットコム. (2021年12月28日) 2021年12月28日閲覧。
- ^ “立民・宮口治子参院議員の後援会、親族企業に車リース代23万円 2021年収支報告書”. 中國新聞. (2022年11月29日) 2022年12月1日閲覧。
- ^ “3児の母の経験生かす 宮口治子氏(45)諸・新【候補に聞く】<1>”. 中國新聞. (2021年4月12日) 2024年10月22日閲覧。
- ^ “衆議院選挙広島2区 国民の福田玄氏が立候補表明”. NHK NEWS WEB. (2024年10月11日) 2024年10月22日閲覧。
外部リンク
[編集]- 【公式】宮口はるこWEBサイト(宮口治子)
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