奈良町 (横浜市)
奈良町 | |
---|---|
町丁 | |
こどもの国駅 駅舎(2002年12月) | |
北緯35度33分46秒 東経139度28分53秒 / 北緯35.56275度 東経139.481267度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川 |
市町村 | 横浜市 |
行政区 | 青葉区 |
人口情報(2024年(令和6年)5月31日現在[1]) | |
人口 | 8,580 人 |
世帯数 | 4,334 世帯 |
面積([2]) | |
2.187 km² | |
人口密度 | 3923.18 人/km² |
設置日 | 1939年(昭和14年)4月1日 |
郵便番号 | 227-0036[3] |
市外局番 | 045(横浜MA)[4] |
ナンバープレート | 横浜 |
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奈良町(ならちょう)は、神奈川県横浜市青葉区の町名。東京都町田市および川崎市麻生区岡上に隣接している。「丁目」の設定のない単独町名である。住居表示は未実施。
地理
[編集]現在のすみよし台の一部、緑山、奈良一丁目~五丁目および奈良町は、かつての都筑郡奈良村である。 こどもの国などがあり、市内では有数の緑多い地域。シラサギやチョウゲンボウ、野生のホタルも観察できるが、近年では宅地開発が進行している。一方で、町の中心である奈良北団地を中心に少子高齢化も進行している。
地価
[編集]住宅地の地価は、2024年(令和6年)1月1日の公示地価によれば、奈良町字竈谷2415番36の地点で14万9000円/m²[5]、奈良町1566番211の地点で16万5000円/m²[6]となっている。
沿革
[編集]- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により奈良村・恩田村・長津田村が合併し、都筑郡田奈村大字奈良となる。
- 1939年(昭和14年)4月1日 - 田奈村が横浜市に編入。田奈村大字奈良(旧奈良村)は、横浜市港北区奈良町となる。
- 1961年(昭和36年) - 米軍に接収されていた田奈弾薬庫が返還された。
- 1965年(昭和40年) - 田奈弾薬庫跡地に「こどもの国」が開園。
- 1969年(昭和44年)4月1日 - 港北区の分区により、横浜市緑区奈良町となる。
- 1976年(昭和51年)7月16日 - 土地区画整理事業(奈良恩田)[7]に伴い、一部がすみよし台として分離(字南、宮ノ谷の一部)。
- すみよし台は恩田町の一部・鴨志田町の一部・奈良町の一部より新設。
- 1978年(昭和53年)2月1日 - 地番整理施行により、一部が緑山として分離(字大幡、大幡谷および細谷の一部)。
- 「緑山スタジオ・シティ」の完成は 1981年(昭和56年)。
- 1994年(平成6年)4月1日 - 緑区と港北区の再編により、横浜市青葉区奈良町となる。
- 1996年(平成8年)9月30日 - 土地区画整理事業に伴い、一部が奈良一丁目~五丁目として分離(字熊ノ谷、長谷、市久保、請地、地蔵堂、島、駒狩)。
- 2000年(平成12年) - 「奈良地区センター」(公民館)が設置される。
世帯数と人口
[編集]2024年(令和6年)5月31日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
奈良町 | 4,344世帯 | 8,580人 |
人口の変遷
[編集]国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[8] | 11,535
|
2000年(平成12年)[9] | 9,401
|
2005年(平成17年)[10] | 9,346
|
2010年(平成22年)[11] | 9,037
|
2015年(平成27年)[12] | 9,149
|
2020年(令和2年)[13] | 9,041
|
世帯数の変遷
[編集]国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[8] | 4,239
|
2000年(平成12年)[9] | 3,691
|
2005年(平成17年)[10] | 3,869
|
2010年(平成22年)[11] | 3,747
|
2015年(平成27年)[12] | 3,887
|
2020年(令和2年)[13] | 4,064
|
学区
[編集]市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年4月時点)[14]。
番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
312〜357番地、435〜437番地 733〜754番地、760〜792番地 809〜837番地、1077〜1094番地 |
横浜市立奈良の丘小学校 | 横浜市立奈良中学校 |
700番地、755〜759番地 838〜902番地、966〜1071番地 1174番地、1539番地以降 |
横浜市立奈良小学校 |
事業所
[編集]2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[15]。
町丁 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
奈良町 | 161事業所 | 1,652人 |
事業者数の変遷
[編集]経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[16] | 135
|
2021年(令和3年)[15] | 161
|
従業員数の変遷
[編集]経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[16] | 1,374
|
2021年(令和3年)[15] | 1,652
|
交通
[編集]鉄道
[編集]- 横浜高速鉄道こどもの国線(長津田駅~こどもの国駅)
他に、町域外だがバスあるいは徒歩で小田急小田原線やJR横浜線、東急田園都市線の駅を利用可能。 奈良北団地やその周辺からは、峠越えのような道のりではあるが小田急線玉川学園前駅が近い(徒歩15分程度)。 また、町田市の玉川学園コミュニティバス東ルート(玉川学園前駅南口〜鶯谷南〜玉川学園前駅南口) が「ワコーレ玉川学園」や「モアクレスト玉川学園」裏手の都県境沿いを走行しており[17]、付近の住宅からはこちらも利用できる。
バス
[編集]市営バス43系統は2006年3月16日より、市営バス118系統は2007年3月16日より運行事業者がともに東急バスへ変更された。 なお、それ以前にも青葉台駅などから東急バスが運行されていたが、奈良町行きと緑山循環線のみで奈良北団地方面には乗り入れていなかった。
道路
[編集]- 東京都道・神奈川県道139号真光寺長津田線(こどもの国通り)
施設
[編集]- 奈良地区センター
- 住吉神社 - 社そう林(神社内の森)は平成9年市天然記念物指定。すみよし台ではなく奈良町に所在。
- 奈良北団地
- 横浜奈良郵便局 - 奈良北団地内
- こどもの国線こどもの国駅
- 横浜市立奈良小学校
- 奈良幼稚園(私立)
- 横浜市奈良保育園
- 玉川学園(玉川学園中学部・高等部・玉川大学) - 敷地の一部のみかかり、中学部・高等部の校舎は奈良町に位置する。
観光
[編集]その他
[編集]日本郵便
[編集]警察
[編集]町内の警察の管轄区域は以下の通りである[20]。
番・番地等 | 警察署 | 交番・駐在所 |
---|---|---|
全域 | 青葉警察署 | こどもの国駅前交番 |
奈良北団地建設後の1975年から奈良小学校下に奈良町交番があったが、こどもの国駅周辺地区の開発の進展と駅利用者の増加を受け、2014年3月14日にこどもの国駅前に「こどもの国駅前交番」として移転した[21]。
脚注
[編集]- ^ a b “令和6(2024)年 町丁別人口(住民基本台帳による)町丁別人口_令和6年4月” (xlsx). 横浜市 (2024年6月7日). 2024年6月14日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ “横浜市町区域要覧”. 横浜市 (2018年7月9日). 2020年6月16日閲覧。
- ^ a b “奈良町の郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月15日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ “不動産情報ライブラリ 国土交通省地価公示(標準地) 横浜青葉-11”. 国土交通省. 2024年6月16日閲覧。
- ^ “不動産情報ライブラリ 国土交通省地価公示(標準地) 横浜青葉-42”. 国土交通省. 2024年6月16日閲覧。
- ^ “土地区画整理事業施行地区一覧表”. 横浜市 (2019年6月12日). 2022年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年4月27日閲覧。
- ^ “横浜市立小学校、横浜市立中学校及び横浜市立義務教育学校の通学区域並びに就学すべき学校の指定に関する規則”. 横浜市 (2023年4月1日). 2024年5月7日閲覧。
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ 横浜市内を走行してはいない。
- ^ a b 経路上にある「奈良町」バス停には停車しない。
- ^ “郵便番号簿PDF(2023年度版) 表紙等付属資料” (PDF). 日本郵便. 2024年5月3日閲覧。 “郵便番号データダウンロード 郵便番号簿PDF(2023年度版)”
- ^ “交番案内/青葉警察署/神奈川県警察”. 神奈川県警察. 2024年6月3日閲覧。
- ^ “こどもの国駅前に交番”. タウンニュース青葉区版. 2021年9月6日閲覧。
関連項目
[編集]- 緑山スタジオ・シティ
- 三和 - スーパーマーケット。こどもの国駅そばのSC内および奈良北団地付近に店舗あり。
- 熊ヶ谷横穴墓群 - 現在の奈良三丁目付近(現在非公開)。
- 玉川大学 - 敷地の一部が奈良町内
- 奈良川 - 恩田川支流。
- 恩田川は鶴見川の支流。
- 神奈川県道139号真光寺長津田線のうち、通称「こどもの国通り」の一部が町内を走る。
- 奈良町 (曖昧さ回避)
外部リンク
[編集]- 青葉区役所メールマガジン「あお☆mag」バックナンバー
- 映像で見る横浜の接収と復興(横浜市 都市経営局 基地対策部) - 返還などのニュース映像を見ることができる。2009年5月25日時点のアーカイブ。
川崎市麻生区岡上 | 緑山 町田市三輪緑山/三輪町 | |||
東京都町田市玉川学園 | 鴨志田町 | |||
奈良町 | ||||
町田市東玉川学園/成瀬台 | 奈良 恩田町 | すみよし台 |