こどもの国駅 (神奈川県)
こどもの国駅 | |
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駅舎(2002年12月) | |
こどものくに Kodomonokuni | |
◄KD02 恩田 (1.6 km) | |
所在地 | 横浜市青葉区奈良町995-1 |
駅番号 | KD03 |
所属事業者 | 東急電鉄 |
所属路線 | ■こどもの国線 |
キロ程 | 3.4 km(長津田起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
[東急 1]9,710人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1967年(昭和42年)4月28日[1] |
備考 |
無人駅 施設は横浜高速鉄道保有 |
こどもの国駅(こどものくにえき)は、神奈川県横浜市青葉区奈良町にある、東急電鉄こどもの国線の駅であり、同線の終着駅である。駅番号はKD03。
こどもの国線は横浜高速鉄道が第三種鉄道事業者となっており、当駅施設も同社が保有している。
歴史
[編集]- 1942年(昭和17年):鉄道省横浜線長津田駅からの弾薬庫線建設。
- 1967年(昭和42年)4月28日:こどもの国線開通に伴い、駅開設[1]。当時の施設保有は社会福祉法人こどもの国協会。
- 1997年(平成9年)8月1日:こどもの国線第3種鉄道事業免許がこどもの国協会から横浜高速鉄道に譲渡されたため、同社所有となる。
- 2000年(平成12年)3月29日:こどもの国線が通勤線化、現駅舎・駅前バスロータリー完成。これに伴い、駅は終日無人駅化、駅前への路線バス乗入開始。
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
駅構造
[編集]行止まり単式ホーム1面1線を有する地上駅。方面標識や番線表示はないが、電車接近時には「まもなく1番線に電車がまいります」との放送が流れる。
ホーム有効長は、開設当初より5両編成列車発着が可能なように建設されている。これは当時の皇太子(上皇明仁)夫妻がこどもの国に来園した際に特別列車発着と、多客時臨時列車運行に対応出来るようにしたためである。
無人駅。通常は長津田駅より遠隔監視を行っており、用事がある乗客には同駅駅員がインターホンで対応する。また、FAXも備えている。通常は自動改札機が3通路分あるが、行楽時期となると自動改札機左側にある臨時改札を使用し、こどもの国開園時間中のみ有人駅扱いとなる。なお、臨時改札にICカード改札機は設置されていない。
ICカード対応自動改札機、自動精算機や自動券売機を設置しているため、駅員無配置でもある程度のことが可能なように整備されている。例えば乗車券を間違って購入してしまった場合、その乗車券をもう一度自動券売機に挿入すると長津田駅からの遠隔操作で払戻しが出来るなどの簡単な対応が出来るようになっている。また、自動精算機は乗車券を購入しなかった乗客の運賃支払いにも対応している。
駅舎は横浜高速鉄道所有で、こどもの国線が横浜高速鉄道へ譲渡された際、無人駅化対応を行った後に改築されたものである。開業当初は、こどもの国園内にある皇太子記念館と同様の形状の屋根を有する駅舎で有人駅であり、長津田駅より駅係員が常時1名(多客期は増員)が派遣されていた。この他開業時から現駅舎が竣工するまでは自動券売機や自動改札機が設置されておらず、東急の駅で最後まで出札窓口が設置され乗車券発売や改札業務は有人で行っていた。なお、当駅で購入可能であった乗車券は東急線内のみに限られていた。1989年(平成元年)のワンマン運転開始以降は列車が到着している時のみの販売で、こどもの国休園日は終日無人駅であった。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | こどもの国線 | 長津田方面[4] |
線路
[編集]こどもの国線が弾薬庫線であった時代は当駅から先も線路が続いていた。駅前から延びている桜並木がその線路跡である。当時は、そのまま奈良川を渡り、こどもの国中央広場周辺に貨物ホームが設けられていた。
なお、弾薬庫線時代には、上記の他にも現在の当駅 - 恩田駅間に設けられた分岐点から奈良橋バス停留所付近を斜めに横断して奈良川を渡り、こどもの国牧場口駐車場へ至る線路があった。しかし、こちらも現存せず、一部廃線跡が残るのみとなっている。
利用状況
[編集]2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員は9,710人である[東急 1][注釈 1]。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通り[注釈 1]。
年度 | 1日平均 乗降人員[* 2] |
1日平均 乗車人員[* 3] |
出典 |
---|---|---|---|
1992年(平成 | 4年)726 | ||
1993年(平成 | 5年)632 | ||
1994年(平成 | 6年)557 | ||
1995年(平成 | 7年)569 | [神奈川県統計 1] | |
1996年(平成 | 8年)612 | ||
1997年(平成 | 9年)590 | ||
1998年(平成10年) | 569 | [神奈川県統計 2] | |
1999年(平成11年) | 655[5] | [神奈川県統計 3] | |
2000年(平成12年) | 3,510 | [神奈川県統計 3] | |
2001年(平成13年) | 4,430 | [神奈川県統計 4] | |
2002年(平成14年) | 8,726 | 4,675 | [神奈川県統計 5] |
2003年(平成15年) | 4,909 | [神奈川県統計 6] | |
2004年(平成16年) | 9,335 | 4,908 | [神奈川県統計 7] |
2005年(平成17年) | 9,434 | 4,880 | [神奈川県統計 8] |
2006年(平成18年) | 9,785 | 5,053 | [神奈川県統計 9] |
2007年(平成19年) | 10,053 | 5,139 | [神奈川県統計 10] |
2008年(平成20年) | 10,293 | 5,288 | [神奈川県統計 11] |
2009年(平成21年) | 10,178 | 5,167 | [神奈川県統計 12] |
2010年(平成22年) | 10,538 | 5,333 | [神奈川県統計 13] |
2011年(平成23年) | 10,680 | 5,434 | [神奈川県統計 14] |
2012年(平成24年) | 11,804 | 5,994 | [神奈川県統計 15] |
2013年(平成25年) | 12,221 | 6,200 | [神奈川県統計 16] |
2014年(平成26年) | 11,898 | 6,021 | [神奈川県統計 17] |
2015年(平成27年) | 11,808 | 5,962 | [神奈川県統計 18] |
2016年(平成28年) | 11,779 | 5,947 | [神奈川県統計 19] |
2017年(平成29年) | 11,841 | 5,973 | [神奈川県統計 20] |
2018年(平成30年) | 11,750 | 5,928 | [神奈川県統計 21] |
2019年(令和元年) | [東急 2]11,458 | 5,777 | |
2020年(令和 | 2年)[東急 3]7,803 | ||
2021年(令和 | 3年)[東急 4]8,894 | ||
2022年(令和 | 4年)[東急 5]9,487 | ||
2023年(令和 | 5年)[東急 1]9,710 |
駅周辺
[編集]- こどもの国
- こどもの国正門駐車場
- 寺家ふるさと村
- 東京都道・神奈川県道139号真光寺長津田線(こどもの国通り)
- W.A.Oこどものくにショッピングセンター
- 横浜青葉温泉 喜楽里別邸
- 青葉警察署こどもの国駅前交番
- 青葉消防署奈良消防出張所
- 奈良山公園
- TBS緑山スタジオ・シティ
- 横浜奈良郵便局
- 町田成瀬台郵便局
- 日本体育大学横浜健志台キャンパス
- 横浜美術大学
- 横浜市立奈良小学校
- 横浜市立奈良の丘小学校
- 横浜市立奈良中学校
- 介護老人福祉施設創生園青葉
バス路線
[編集]- こどもの国駅(駅前バスロータリー)
- こどもの国入口(横浜市営) / こどもの国(東急・小田急)(こどもの国正門前)
隣の駅
[編集]- 東急電鉄
- こどもの国線
- 恩田駅 (KD02) - こどもの国駅 (KD03)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 東急の駅、p.190。
- ^ “こどもの国線こどもの国駅ホームの屋根落下について”. 東急電鉄. 2014年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月10日閲覧。
- ^ “こどもの国線こどもの国駅ホーム屋根の落下の再発防止と復旧について(ご報告)”. 東急電鉄 (2015年2月27日). 2021年8月15日閲覧。
- ^ “こどもの国線標準時刻表 こどもの国駅 長津田方面”. 東急電鉄. 2022年3月12日閲覧。
- ^ 2000年3月29日、通勤線化。
- 東急電鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c 東急電鉄株式会社. “2023年度乗降人員 |東急電鉄”. 2024年6月8日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2019年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年8月13日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2020年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年8月13日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2021年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年8月13日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2022年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年8月13日閲覧。
- 東急電鉄の統計データ
- 神奈川県県勢要覧
- ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 - 25ページ
- ^ 平成12年 - 222ページ
- ^ a b 平成13年 (PDF) - 224ページ
- ^ 平成14年 (PDF) - 222ページ
- ^ 平成15年 (PDF) - 222ページ
- ^ 平成16年 (PDF) - 222ページ
- ^ 平成17年 (PDF) - 224ページ
- ^ 平成18年 (PDF) - 224ページ
- ^ 平成19年 (PDF) - 226ページ
- ^ 平成20年 (PDF) - 230ページ
- ^ 平成21年 (PDF) - 240ページ
- ^ 平成22年 (PDF) - 238ページ
- ^ 平成23年 (PDF) - 238ページ
- ^ 平成24年 (PDF) - 234ページ
- ^ 平成25年 (PDF) - 236ページ
- ^ 平成26年 (PDF) - 238ページ
- ^ 平成27年 (PDF) - 238ページ
- ^ 平成28年 (PDF) - 246ページ
- ^ 平成29年 (PDF) - 238ページ
- ^ 平成30年 (PDF) - 222ページ
- ^ 令和元年 (PDF) - 222ページ
参考文献
[編集]- 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。ISBN 9784533071669。
関連項目
[編集]「こどものくに」と読む他の駅
[編集]外部リンク
[編集]- こどもの国駅(各駅情報) - 東急電鉄