太秦天神川駅
太秦天神川駅 | |
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太秦天神川駅4番出入口 | |
うずまさてんじんがわ Uzumasa-Tenjingawa* | |
◄T16 西大路御池 (1.3 km) | |
左下は嵐電天神川駅 | |
所在地 | 京都市右京区太秦下刑部町 |
駅番号 | T17 |
所属事業者 | 京都市交通局(京都市営地下鉄) |
所属路線 | 東西線 |
キロ程 | 17.5 km(六地蔵起点) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
16,042人/日 -2022年- |
開業年月日 | 2008年(平成20年)1月16日 |
乗換 | 嵐電天神川駅(京福電気鉄道嵐山本線[1]) |
* 路線図等の表記ではハイフンが挿入されているが、実際の駅名標ではハイフン無しで「Uzumasa Tenjingawa」と表記されている。 |
太秦天神川駅(うずまさてんじんがわえき)は、京都府京都市右京区太秦下刑部町(三条御池)にある、京都市営地下鉄東西線の駅。駅番号はT17。
概要
[編集]東西線の終着駅(終点)である。京都市営地下鉄の駅としては最も西に所在し、かつ右京区では初の地下鉄駅である。
御池通と三条通(京都府道112号二条停車場嵐山線)が交差する「三条御池交差点」と、天神川通(国道162号)と交差する「天神川御池交差点」の間の御池通の地下に位置している。
東西線の駅は駅ごとにステーションカラーが制定されており、当駅のステーションカラーは■檸檬色(れもんいろ)である。
当駅の開業に伴い、従来から付近に敷設されていた京福電気鉄道嵐山本線(嵐電)に嵐電天神川駅が、当駅と隣接する位置に新設され、同年3月28日に開業した[1]。両駅は乗換駅として機能しており、京都市内の中央部や滋賀県大津市などから嵐山・嵯峨野への公共交通による交通利便性が高まった[1]。なお、同駅の設置に伴う事業費の大半は京都市が負担している。 ※嵐電天神川駅#歴史も参照。
歴史
[編集]駅名の制定経緯
[編集]当駅については、駅付近を通過している街路名から採った「天神川駅」が仮称となっていたが、駅名を決定するにあたり地元要望にも配慮がなされた。なお、2007年2月に行われた駅名の公募では、1位が「天神川」で51%、2位が地域名の「太秦」で12%の得票であり、その両者を併せた形となった[3]。
駅構造
[編集]地下1階にコンコース、地下3階に島式ホーム1面2線があり、ホームドアが設置されている。地上出入口は4箇所あり、エレベーターおよび階段(1箇所のみ上下エスカレーター)が設置されている。改札口はコンコース西寄りにある、3番出入口へ通じるエスカレーターと階段の正面にある。券売機は改札口に向かって左側に設置されている。トイレは改札内コンコースの東端にあり、男女別・車椅子対応である。
東西線の列車より編成が短い、京阪京津線に直通するびわ湖浜大津行きの列車はホーム西寄りに停車する。改札前にはバスロケーションシステムがあり、路線バスの現在地の目安が表示される[要出典]。
のりば
[編集]日中は片方ののりばに六地蔵行き、もう片方にびわ湖浜大津行きを停車させるダイヤになっているが、どちらにどの系統の列車が停車するかは時間帯によって異なる。
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1・2 | 東西線 | 上り | 烏丸御池・六地蔵/びわ湖浜大津(京津線)方面 |
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駅改札周辺
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プラットホーム
利用状況
[編集]2022年度の1日平均乗降人員は16,042人である[4]。
開業以降の1日平均乗降・乗車人員は下表のとおりである。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|---|
2007年(平成19年) | 1,580 | 813 | [5] |
2008年(平成20年) | 9,924 | 5,121 | [5] |
2009年(平成21年) | 10,961 | 5,645 | [5] |
2010年(平成22年) | 11,962 | 6,169 | [5] |
2011年(平成23年) | 12,583 | 6,490 | [5] |
2012年(平成24年) | 13,310 | 6,864 | [6] |
2013年(平成25年) | 14,036 | 7,239 | [6] |
2014年(平成26年) | 14,635 | 7,547 | [6] |
2015年(平成27年) | 15,955 | 8,229 | [6] |
2016年(平成28年) | 16,608 | 8,566 | [7] |
2017年(平成29年) | 16,966 | 8,751 | [8] |
2018年(平成30年) | 18,011 | 9,290 | [9] |
2019年(令和元年) | 18,601 | 9,594 | [10] |
2020年(令和 | 2年)12,926 | 6,595 | [11] |
2021年(令和 | 3年)14,286 | 7,283 | [4] |
2022年(令和 | 4年)16,042 | 8,177 | [4] |
駅周辺
[編集]当駅の設置に合わせた事業により、右京区の新たな拠点となる市街地再開発施設として、行政棟と分譲マンションで構成される「サンサ右京」が駅地上部に建設され、京都市交通局本庁舎および、右京区役所・福祉事務所・保健所などが移転入居した。また、地下の自転車等駐車場は2008年3月1日から供用を開始したほか、京都市右京中央図書館は同年6月30日に開館した。 駅の東部は、国道162号と御池通が交差する「天神川御池交差点」である。
- サンサ右京
- 京都市交通局
- 右京区総合庁舎
- 右京区役所
- 保健センター
- 右京福祉事務所
- 京都市右京中央図書館
- 右京地域体育館
- 右京区役所
- 京都外国語大学、京都外国語短期大学
- 京福嵐山本線(嵐電) 嵐電天神川駅
- 3番出入口で連絡している。なお、蚕ノ社駅も比較的近い。
- JR西日本山陰本線(嵯峨野線) 花園駅
- 大日本印刷太秦工場
- 三菱自動車工業京都工場
- 京都先端科学大学京都太秦キャンパス(旧:京都市上下水道局山ノ内浄水場跡地の一部)
- 天神川
- ライフ太秦店
- 京都保健会京都民医連中央病院
バス路線
[編集]当駅開業に伴い、京都市営バスは2路線を新設(70号系統・太秦天神川駅 - 阪急桂駅、特8号系統・太秦天神川駅 - 山越中町)、既存6路線(8号、11号、27号、75号、80号、84号系統)を当駅を経由するよう経路変更または延長した[12]。
A・Bのりばはバスターミナル内にあり、3番出入口で連絡、Cのりばは御池通にあり、4番出入口で連絡している。
- Aのりば(バスターミナル内)
- Bのりば(バスターミナル内)
- Cのりば(御池通東行)
- 京都市営バス
- 11号系統:四条河原町経由 三条京阪行
- 京都市営バス
- 三条通西行のりば
- 京都市営バス(停留所名は蚕ノ社)
- 11号系統:嵐山 山越中町行
- 京都市営バス(停留所名は蚕ノ社)
- 三条通東行のりば
- 京都市営バス(停留所名は蚕ノ社)
- 11号系統:四条河原町経由 三条京阪行
- 京都バス
- 72・快速72・73・75・76・快速77系統:四条大宮経由 京都駅前行
- 京都市営バス(停留所名は蚕ノ社)
隣の駅
[編集]- 京都市営地下鉄
- 東西線
- 西大路御池駅 (T16) - 太秦天神川駅 (T17)
- 括弧内は駅番号を示す。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “嵐電天神川駅が開業 琵琶湖方面へ便利に”. 日本経済新聞(日本経済新聞社). (2008年3月29日)
- ^ 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 4号 京福電気鉄道・叡山電鉄・嵯峨野観光鉄道・京都市交通局、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年4月3日、22-23頁。
- ^ 「京都市営地下鉄東西線建設記録 第3巻 二条・太秦天神川間」2008年発行
- ^ a b c 京都市交通事業白書
- ^ a b c d e 京都市交通事業白書 平成23年度版
- ^ a b c d 京都市交通事業白書 平成27年度版 (PDF) - 67ページ
- ^ 京都市交通事業白書 平成28年度版 (PDF) - 57ページ
- ^ 京都市交通事業白書 平成29年度版 (PDF) - 57ページ
- ^ 京都市交通事業白書 平成30年度版 (PDF) - 53ページ
- ^ 京都市交通事業白書 令和元年度版 (PDF) - 54ページ
- ^ 京都市交通事業白書 令和2年度版 (PDF) - 52ページ
- ^ “市バスの新運転計画の実施について”. 京都市 (2008年1月7日). 2008年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年1月20日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 京都市営地下鉄東西線太秦天神川駅 - 京都市交通局
- 土地区画整理事業 太秦東部地区 - 京都市建設局