天才詐欺師物語 狸の花道
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天才詐欺師物語 狸の花道 | |
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監督 | 山本嘉次郎 |
脚本 | 平戸延介 |
原作 | 町田浩二 |
製作 | 山本嘉次郎、菅英久 |
出演者 |
小林桂樹 三木のり平 森繁久彌 淡路恵子 |
音楽 | 広瀬健次郎 |
撮影 | 小泉福造 |
編集 | 大井英史 |
配給 | 東宝 |
公開 | 1964年8月1日 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
次作 | 狸の大将 |
『天才詐欺師物語 狸の花道』(てんさいさぎしものがたり たぬきのはなみち)は、1964年8月1日に東宝系で公開された日本映画。カラー。東宝スコープ。
概要
[編集]競輪好きの詐欺師・仙田喜市はテル子に気に入られようと、あの手この手で人を騙して金儲けをする。やがて警察に捕まるも、素晴らしい演技力で仮釈放となるのだが……。
町田浩二の『詐欺の天才奮戦記』を、喜劇映画界の巨匠・山本嘉次郎が映画化した詐欺師コメディ映画。山本監督は1960年公開の『銀座退屈娘』(主演:中島そのみ)以来、4年振りの監督だが、本作では監督のほか、プロデュースや脚本の一部(「平戸延介」は彼の筆名)も手掛けるなどの活躍を見せた。そして本作の成功により、『狸の大将』『狸の王様』『狸の休日』と、詐欺師が主人公の作品を製作する。
なお本作はその後、1971年[1]に『天才詐欺師物語 たぬきの中の狸』( - たぬきのなかのたぬき)と改題して再上映された。
スタッフ
[編集]- 製作:山本嘉次郎、菅英久
- 原作:町田浩二(『詐欺の天才奮戦記』より)
- 脚本:平戸延介
- 監督:山本嘉次郎
- 撮影:小泉福造
- 照明:西川鶴三
- 美術:浜上兵衛
- 録音:刀根紀雄
- 音楽:広瀬健次郎
- 編集:大井英史
- 助監督:児玉進
- スチール:吉崎松雄
出演者
[編集]- 仙田喜市:小林桂樹
- 小仏善平:三木のり平
- 赤井紋太:森繁久彌
- 貝原新作:山茶花究
- 仙田テル子:淡路恵子
- 仙田玉江:坂部尚子、坂部紀子
- 須藤敏子:司葉子
- 間宮:伊藤久哉
- 駒井:志村喬
- 小池美代:高橋紀子
- とみ子:沢井桂子
- とみ子の母:三田照子
- あき子:雨宮貞子
- ママさん:北川町子
- アケミ:中真千子
- 寝乱れの女:若松久代
- 下宿のおかみ:中北千枝子
- 料亭の内儀:水の也清美
- 運転手A:岡豊
- 運転手B:渋谷英男
- 隣りの親父:沢村いき雄
- 婆さん:小野松枝
- 親父:草間璋夫
- 小僧:太田豊彦
- 看守:藤原釜足
- パチンコ屋Aの女:佐々蓉子
- 緑の小母さん:馬野都留子
- タア坊:桐野洋雄
同時上映
[編集]『がらくた』
エピソード
[編集]2003年3月にCS放送の日本映画専門チャンネルで、本作を含む「狸シリーズ」全4作が「だまし!だまされ!オールナイト」と称して放送されたが、本作は『天才詐欺師物語 たぬきの中の狸』のタイトルの方で放送された。
参考文献
[編集]「演技者 小林桂樹の全仕事」(ワイズ出版) 419頁 1996年
脚注
[編集]- ^ 今昔あれこれ狸映画ガイド 第20回 天才詐欺師物語 狸の花道(東宝1964年公開) - YouTube 映画資料館「キネマミュージアム」館長の解説
関連項目
[編集]- コント55号 人類の大弱点 - 本作のリメイク作品。なお次作『コント55号 俺は忍者の孫の孫』の予告編に使われたBGMは、本作のテーマ曲。