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大洗研究所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大洗研究所
JMTRの原子炉建屋
地図
正式名称 大洗研究所
英語名称 Oarai Research and Development Institute
略称 大洗研
所在地 日本の旗 日本
311-1393
茨城県東茨城郡大洗町成田町4002番地
北緯36度15分47.9秒 東経140度33分03.9秒 / 北緯36.263306度 東経140.551083度 / 36.263306; 140.551083 (大洗研究所)座標: 北緯36度15分47.9秒 東経140度33分03.9秒 / 北緯36.263306度 東経140.551083度 / 36.263306; 140.551083 (大洗研究所)
人数 約800人(2016年4月現在)[1]
所長 根岸仁[2]
設立年月日 2005年10月1日
前身 日本原子力研究所大洗研究所
核燃料サイクル開発機構大洗工学センター
上位組織 日本原子力研究開発機構
保有施設 JMTR常陽HTTRなど
#保有施設を参照)
発行雑誌 地域向け広報誌「夏海湖の四季」
公式サイト 大洗研究所
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大洗研究所: Oarai Research and Development Institute)は、茨城県東茨城郡大洗町にある日本原子力研究開発機構研究所2005年10月1日日本原子力研究所大洗研究所と核燃料サイクル開発機構(旧動力炉・核燃料開発事業団)大洗工学センターを統合して設置された。仕様の異なる試験研究炉や照射後試験施設を有しており、高速炉の研究開発、高温ガス炉とこれによる熱利用技術の研究開発、軽水炉の高度化や安全向上等の研究開発が行われている[2]

沿革

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日本原子力研究所
核燃料サイクル開発機構(旧動力炉・核燃料開発事業団)
日本原子力研究開発機構
  • 2005年10月 - 日本原子力研究所と核燃料サイクル開発機構の統合により、大洗研究開発センター設置[3]
  • 2018年4月 - 研究所名を大洗研究所に改名[3]

保有施設

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原子炉施設

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名称 原子炉形式 定格熱出力 初臨界 備考
JMTR 軽水減速冷却タンク型原子炉 50MW 1968年03月30日[4] 材料試験炉。運転終了[5]
DCA 重水減速圧力管型臨界実験装置 1kW 1969年12月28日[6] 新型転換炉臨界実験装置。廃止措置中[7]
常陽 ナトリウム冷却高速炉 140MW[注釈 1] 1977年04月24日[10] 高速増殖炉の実験炉。
高温工学試験研究炉(HTTR) 黒鉛減速ガス冷却炉 30MW 1998年11月10日[11] 高温ガス炉の実験炉。

その他の研究施設

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脚注

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注釈

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  1. ^ 熱出力を140MWから100MWに下げる変更を申請中である[8][9]
  2. ^ 大洗研究所の敷地内に所在する。
  3. ^ 大洗研究所の敷地に隣接して所在する。

出典

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  1. ^ 大洗研究開発センターの概要(平成28年8月18日) (PDF)
  2. ^ a b 所長挨拶”. 日本原子力研究開発機構大洗研究所. 2018年12月15日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g 沿革”. 日本原子力研究開発機構大洗研究所. 2018年12月15日閲覧。
  4. ^ “臨界実験に成功 原研大洗研究所の試験炉”. 茨城新聞. (1968年3月31日) 
  5. ^ “材料試験炉を廃炉へ 地元自治体、反発の声”. 毎日新聞. (2016年10月19日). https://mainichi.jp/articles/20161019/ddl/k08/040/145000c 2018年12月15日閲覧。 
  6. ^ “動燃、臨界実験に成功 新型炉建設に貴重な資料”. 茨城新聞. (1969年12月29日) 
  7. ^ “サイクル機構 重水臨界実験装置を解体へ”. 原子力産業新聞. (2002年2月7日). http://www.jaif.or.jp/news_db/data/2002/0207-2-4.html 2018年12月15日閲覧。 
  8. ^ “「常陽」の安全審査、最大出力下げ再申請 原子力機構”. 日本経済新聞. (2018年10月26日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36962080W8A021C1X90000/ 2018年12月15日閲覧。 
  9. ^ “常陽 安全対策170億円 補正申請 再稼働は1年延期”. 茨城新聞. (2018年10月27日). https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15405561267047 2018年12月15日閲覧。 
  10. ^ “「常陽」に原子の火 動燃・大洗 初の高速炉、臨界 核燃料サイクルのカギ 欠かせぬ再処理”. 茨城新聞. (1977年4月25日) 
  11. ^ “原研大洗 HTTRが初臨界 高温の熱源利用目指す”. 茨城新聞. (1998年11月11日) 
  12. ^ “研究室で5人被ばく 袋破裂、手足などに付着”. 毎日新聞. (2017年6月6日). https://mainichi.jp/articles/20170607/k00/00m/040/034000c 2018年12月15日閲覧。 
  13. ^ “鼻腔内に汚染確認「健康には影響ない」 作業員被曝”. 朝日新聞. (2017年6月6日). https://www.asahi.com/articles/ASK666R5BK66ULBJ00W.html 2018年12月15日閲覧。 
  14. ^ “作業員5人に放射性物質 茨城の原子力施設で付着”. 産経新聞. (2017年6月6日). https://www.sankei.com/article/20170606-3K3SCPBKWFOGFEF5T6546O5ROY/ 2018年12月15日閲覧。 
  15. ^ “被曝した作業員、全員が職場復帰 大洗の内部被曝事故”. 朝日新聞. (2018年2月23日). https://www.asahi.com/articles/ASL2R5362L2RULBJ008.html 2018年12月15日閲覧。 
  16. ^ “大洗被ばく事故はレベル2”. 毎日新聞. (2018年2月21日). https://mainichi.jp/articles/20170607/k00/00m/040/034000c 2018年12月15日閲覧。 
  17. ^ 廃棄物管理施設等の概要 (PDF)

関連項目

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外部リンク

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