国鉄シキ180形貨車 (2代)
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国鉄シキ180形貨車 (2代) | |
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国鉄シキ180形、ロシキ180 1987年9月1日、川島駅 | |
基本情報 | |
車種 | 大物車 |
運用者 |
日本国有鉄道 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所有者 |
日本国有鉄道 日本貨物鉄道(JR貨物) |
製造所 | 浜松工場 |
製造年 | 1965年(昭和40年) |
製造数 | 1両 |
常備駅 | 宇都宮貨物ターミナル駅 |
主要諸元 | |
車体色 | 黒+黄1号帯 |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 26,070 mm |
全幅 | 2,600 mm |
全高 | 1,600 mm |
荷重 | 80 t |
自重 | 46.4 t |
換算両数 積車 | 10.0 |
換算両数 空車 | 4.5 |
台車 | 2-3軸複式ボギー台車 |
最高速度 | 65 km/h |
国鉄シキ180形貨車(こくてつシキ180がたかしゃ)は、1965年(昭和40年)1月に日本国有鉄道(国鉄)浜松工場で1両のみが製作された80トン積み低床式大物車である。1957年(昭和32年)に同じシキ180という名前の47トン積み平床式大物車が製作されているが、全くの別車両である。
概要
[編集]それ以前のシキ500形が大型過ぎて使いづらかったことから、それよりやや小型で、使い勝手を重視して低床面を長くすることを狙ったものである。全長は26,070 mm、低床面の長さはちょうど6,000 mm、低床面のレール面上高さは780 mmである。車端側に二軸ボギー台車を、車両中央側に三軸ボギー台車を備えた複式台車構成で、全部で4台車10軸の貨車である。空気ブレーキはKD203形を装備している。最高速度は空車時・積車時ともに 65 km/hとなっており、黄帯が巻かれている。
この車両は、私有貨車を購入したシキ1000形を除けば、国鉄・JRが購入した最後の大物車である。使い勝手がよかったことから、国鉄分割民営化に際しても日本貨物鉄道(JR貨物)へ承継された。2017年(平成29年)時点では存在が確認されているものの、稼働率は低い[1]。
脚注
[編集]- ^ 交通新聞社『トラベルMOOK 貨物列車の世界』p.140
参考文献
[編集]- 吉岡心平『大物車のすべて 中』(初版)ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 92〉、2007年4月1日。ISBN 978-4-7770-5196-0。
- 貨車技術発達史編纂委員会 編『日本の貨車 -技術発達史-』(初版)日本鉄道車輌工業会、2009年4月30日。