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国民体育大会自転車競技

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
いきいき茨城ゆめ国体少年男子ロードレース(2019年)
いきいき茨城ゆめ国体で初開催された女子ロードレース(2019年)[1]
右側が3位の今西瑠花(奈良)、中央右が1位の川上唯(徳島)、中央左が2位の伊藤優以(兵庫)[1]
燃ゆる感動かごしま国体トラックレース、少年男子ポイントレース(2023年)

国民スポーツ大会自転車競技(こくみんたいいくたいかいじてんしゃきょうぎ)は、国民スポーツ大会で行われる自転車競技大会である。

1日目にロードレース、2日目から4日間でトラックレースを実施する。

大会は男子のみを対象としてきたが、2009年よりトラック3種目で女子エキシビションが開始され、2016年より正式種目化した[2]。オリンピック(2008年)に男女で採用されていて国体では女子が採用されていない競技は他にレスリング・ウエイトリフティングのみであった。

歴史

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第1回大会より開催されている。トラックレースが自転車競技場で行われるようになったのは、第3回の福岡国体における三萩野自転車競技場(後の小倉競輪場)から。第1回(近畿国体)は橿原競技場、第2回(石川国体)は金沢市営陸上競技場で行われた。第4回の東京国体以降、競輪場を抱える都道府県ではそこで開催される(一部例外あり)。

第74回(いきいき茨城ゆめ国体)より女子のロードレースが導入された[1]

競技種目

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ロードレース

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  • 115km個人ロードレース(成年男子)[1]
  • 92km個人ロードレース(少年男子)[1]
  • 46km個人ロードレース(女子)[1]

トラックレース

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  • スプリント(成年・少年)
  • 1kmタイムトライアル(成年・少年)
  • ケイリン(成年・少年)
  • チーム・スプリント
  • 4km団体追抜競走
  • 4km速度競走(成年・少年)
  • ポイントレース(成年・少年)

歴代優勝

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年度 開催地 トラック開催場 総合 成年男子 少年男子 女子
1 1946 近畿地方 橿原競技場
2 1947 石川 金沢市営陸上競技場
3 1948 福岡 三萩野自転車競技場
4 1949 東京 後楽園競輪場
5 1950 愛知 豊橋競輪場
6 1951 広島 防府競輪場
7 1952 東北3県 宮城県営自転車競技場
8 1953 四国4県 観音寺競輪場
9 1954 北海道 札幌競輪場
10 1955 神奈川 平塚競輪場
11 1956 兵庫 明石競輪場
12 1957 静岡 静岡競輪場
13 1958 富山 富山競輪場
14 1959 東京 立川競輪場
15 1960 熊本 熊本競輪場
16 1961 秋田 六郷自転車競技場(500m)
17 1962 岡山 玉野競輪場
18 1963 山口 防府競輪場
19 1964 新潟 弥彦競輪場
20 1965 岐阜 大垣競輪場
21 1966 大分 別府競輪場
22 1967 埼玉 大宮競輪場
23 1968 福井 福井競輪場
24 1969 長崎 佐世保競輪場
25 1970 岩手 紫波町営自転車競技場
26 1971 和歌山 和歌山競輪場
27 1972 鹿児島 熊本競輪場
28 1973 千葉 松戸競輪場
29 1974 茨城 取手競輪場
30 1975 三重 松阪競輪場
31 1976 佐賀 武雄競輪場
32 1977 青森 青森競輪場
33 1978 長野 松本自転車競技場
34 1979 宮崎 宮崎県自転車競技場
35 1980 栃木 宇都宮競輪場
36 1981 滋賀 びわこ競輪場
37 1982 島根 大田自転車競技場
38 1983 群馬 前橋競輪場(旧地)
39 1984 奈良 奈良競輪場
40 1985 鳥取 倉吉自転車競技場
41 1986 山梨 境川自転車競技場
42 1987 沖縄 沖縄県総合運動公園自転車競技場
43 1988 京都 京都向日町競輪場
44 1989 北海道 函館競輪場
45 1990 福岡 久留米競輪場
46 1991 石川 石川県立自転車競技場
47 1992 山形 新庄市サイクルスポーツセンター
48 1993 徳島 小松島競輪場
49 1994 愛知 豊橋競輪場
50 1995 福島 泉崎国際サイクルスタジアム
51 1996 広島 広島競輪場
52 1997 大阪 関西サイクルスポーツセンター
53 1998 神奈川 平塚競輪場
54 1999 熊本 熊本競輪場
55 2000 富山 富山競輪場
56 2001 宮城 宮城県自転車競技場
57 2002 高知 高知競輪場
58 2003 静岡 静岡競輪場
59 2004 埼玉 大宮競輪場
60 2005 岡山 玉野競輪場
61 2006 兵庫 明石自転車競技場
62 2007 秋田 六郷自転車競技場(333.3m)
63 2008 大分 別府競輪場
64 2009 新潟 弥彦競輪場 奈良県 福島県 奈良県
65 2010 千葉 松戸競輪場 大分県 兵庫県 大分県
66 2011 山口 防府競輪場
67 2012 岐阜 岐阜競輪場
68 2013 東京 立川競輪場
69 2014 長崎 佐世保競輪場
70 2015 和歌山 和歌山競輪場
71 2016 岩手 紫波町営自転車競技場
72 2017 愛媛 松山競輪場
73 2018 福井 福井競輪場
74 2019 茨城 取手競輪場
77 2022 栃木 宇都宮競輪場
2023 鹿児島 鹿児島県根占自転車競技場
78 2024 佐賀 武雄競輪場
79 2025 滋賀 向日町競輪場

脚注

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  1. ^ a b c d e f Satoru Kato (2019年9月29日). “茨城国体開幕 ロードレース成年男子は武山晃輔が優勝 初開催女子は川上唯”. cyclowired.jp. シクロワイアード. 2019年9月30日閲覧。
  2. ^ 2020年オリンピック対策に伴う第71回国民体育大会(岩手県)の実施競技・種目・種別が決定しました”. 日本スポーツ協会 (2014年12月11日). 2019年9月30日閲覧。

関連項目

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