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名古屋記念

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
名古屋記念
開催国 日本の旗 日本
主催者 愛知県競馬組合
競馬場 名古屋競馬場
第1回施行日 1997年12月23日
2024年の情報
距離 ダート1500m
格付け SPI
賞金 1着賞金700万円
出走条件 サラブレッド系4歳以上、東海所属
負担重量 別定
出典 [1]
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名古屋記念(なごやきねん)は、愛知県競馬組合が施行する地方競馬重賞競走(SPI)である。正式名称は「名古屋市長杯 名古屋記念」。

概要

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1997年名古屋競馬場のダート1600mのサラブレッド系4歳(現3歳)以上の別定重量の重賞競走「名古屋記念」として創設された。格付けはSPI(スーパープレステージワン)。

開催日は創設当初から1998年までは12月23日に固定開催、1999年から2003年までが大晦日12月31日であったが、2004年度(2005年)からは1月上旬の開催となっている。

施行距離は創設時は名古屋競馬場1600mで、1999年から2001年が中京ダート1700m、2002年から2010年までが名古屋1900mで行われ、2011年は創設時の名古屋1600mに戻るが、翌2012年に名古屋1400mに変更され,それ以後は現在まで変更はない。

負担重量は1998年から2009年までハンデキャップで、2010年は13年ぶりに負担重量を「ハンデキャップ」から「別定重量」となるが、翌年再びハンデ戦に戻された。2021年からは別定戦となっている。

出走条件は2021年に3歳以上から4歳以上に変更されている。

2010年は「名古屋開府400年記念」の副称を付けて施行された。

2023年からは名古屋競馬場の移転に伴い、ダート1500mへ距離が変更される[2]

条件・賞金(2024年)

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出走条件
サラブレッド系4歳以上、東海所属。
負担重量
別定
賞金額
1着700万円、2着245万円、3着140万円、4着105万円、5着70万円、着外7万円[1]
副賞
名古屋市長賞、愛知県競馬組合管理者賞、開催執務委員長賞[3]

歴史

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  • 1997年 - 名古屋競馬場のダート1600mのサラブレッド系4歳(現3歳)以上の別定重量の重賞(SPI)競走「名古屋記念」として創設。
  • 1998年 - 負担重量を「別定重量」から「ハンデキャップ」に変更。
  • 1999年
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「サラブレッド系4歳以上の東海所属馬」から「サラブレッド系3歳以上の東海所属馬」に変更。
  • 2002年 - 施行場を名古屋競馬場のダート1900mに変更。
  • 2005年 - 施行時期を1月初旬に変更。
  • 2007年 - 出走条件が「サラブレッド系3歳以上」から「サラブレッド系4歳以上」に変更。
  • 2010年
    • 負担重量を「ハンデキャップ」から「別定重量」に変更。
    • 「名古屋開府400年記念」の副賞が当年のみ付く。
  • 2011年
    • 施行距離をダート1600mに変更。
    • 負担重量を「別定重量」から「ハンデキャップ」に再度変更。
  • 2012年 - 施行距離をダート1400mに変更。
  • 2013年 - 出走条件を「サラブレッド系4歳以上」から「サラブレッド系3歳以上」に変更。
  • 2020年
    • 出走条件が「サラブレッド系3歳以上の東海所属馬」から「サラブレッド系4歳以上の東海所属馬」に変更。
    • 負担重量を定量に変更。
  • 2021年 - 負担重量を別定に変更。
  • 2023年 - 名古屋競馬場の移転に伴い、施行距離をダート1500mに変更。

歴代優勝馬

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馬齢は2000年以前についても現表記を用いる。2022年までの名古屋は旧・名古屋競馬場。

コース種別を記載していない距離は、ダートコースを表す。

回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1997年12月23日 名古屋 1600m アメージングレイス 牡6 笠松 1:42.4 安藤勝己 荒川友司 森岡一郎
第2回 1998年12月23日 名古屋 1600m マジックリボン 牝5 笠松 1:40.8 安藤光彰 荒川友司 吉田重雄
第3回 1999年12月31日 中京 1700m マジックリボン 牝6 笠松 1:46.2 安藤勝己 荒川友司 吉田重雄
第4回 2000年12月31日 中京 1700m ブラウンシャトレー 牡3 愛知 1:48.1 安部幸夫 国光徹 小島史代
第5回 2001年12月31日 中京 1700m ブラウンライアン 牡3 愛知 1:47.6 兒島真二 国光徹 小島學
第6回 2002年12月31日 名古屋 1900m サンキューホーラー 騸7 愛知 2:02.8 丸野勝虎 本名信行 松坂記吉
第7回 2003年12月31日 名古屋 1900m マルカセンリョウ 牡5 愛知 2:01.9 吉田稔 瀬戸口悟 大西和子
第8回 2005年1月4日 名古屋 1900m レイナワルツ 牝5 愛知 2:01.7 兒島真二 瀬戸口悟 林進
第9回 2006年1月1日 名古屋 1900m レイナワルツ 牝6 愛知 2:04.2 兒島真二 瀬戸口悟 林進
第10回 2007年1月3日 名古屋 1900m レイナワルツ 牝7 愛知 2:04.4 兒島真二 瀬戸口悟 林進
第11回 2008年1月3日 名古屋 1900m レオカーディナル 牡8 愛知 2:06.0 岡部誠 藤ヶ崎一人 小菅誠
第12回 2009年1月3日 名古屋 1900m ムーンバレイ 牡8 愛知 2:05.6 吉田稔 角田輝也 後藤繁樹
第13回 2010年1月3日 名古屋 1900m マイネルアラバンサ 牡7 愛知 2:04.4 岡部誠 荒巻透 玉田博志
第14回 2011年1月4日 名古屋 1600m キングスゾーン 牡9 愛知 1:42.3 安部幸夫 原口次夫 杉本伸彦
第15回 2012年1月7日 名古屋 1400m スウィングダンス 牝5 愛知 1:28.9 小山信行 瀬戸口悟 瀬戸口勉
第16回 2013年1月4日 名古屋 1400m クイックスター 牡5 愛知 1:27.5 戸部尚実 川西毅 白井岳
第17回 2014年1月4日 名古屋 1400m サイモンロード 牡6 愛知 1:27.8 丸野勝虎 角田輝也 澤田昭紀
第18回 2015年1月3日 名古屋 1400m サイモンロード 騸7 愛知 1:27.0 丸野勝虎 角田輝也 澤田昭紀
第19回 2016年1月3日 名古屋 1400m ドナルトソン 牡5 愛知 1:29.7 山田祥雄 荒巻透 和田博美
第20回 2017年1月3日 名古屋 1400m カツゲキキトキト 牡4 愛知 1:28.7 大畑雅章 錦見勇夫 野々垣正義
第21回 2018年1月3日 名古屋 1400m サンデンバロン 牡6 愛知 1:29.2 丹羽克輝 塚田隆男 山田春枝
第22回 2019年1月4日 名古屋 1400m カツゲキキトキト 牡6 愛知 1:27.6 大畑雅章 錦見勇夫 野々垣陽介
第23回 2020年1月4日 名古屋 1400m アドマイヤムテキ 牡7 愛知 1:28.0 岡部誠 角田輝也 安藤ゆかり
第24回 2021年1月4日 名古屋 1400m アドマイヤムテキ 牡8 愛知 1:29.7 岡部誠 角田輝也 安藤ゆかり
第25回 2022年1月4日 名古屋 1400m ナムラマホーホ 牡5 愛知 1:30.1 岡部誠 藤ヶ崎一人 北澤信
第26回 2023年1月4日 名古屋 1500m メルト 牡4 愛知 1:34.8 渡邊竜也 角田輝也 長谷川守正
第27回 2024年1月4日 名古屋 1500m ブンブンマル 牡6 愛知 1:34.4 大畑慧悟 川西毅 (株) Heroレーシング

脚注・出典

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注釈

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出典

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  1. ^ a b 2023 年度(令和 5 年度)愛知県競馬組合営名古屋競馬賞金等支給基準”. 名古屋けいばオフィシャルサイト. 2024年1月1日閲覧。
  2. ^ 令和4年度の重賞日程について”. 名古屋競馬 (2022年2月25日). 2022年2月25日閲覧。
  3. ^ 令和5年度 第21回 名古屋競馬番組 新春シリーズ” (PDF). 名古屋けいばオフィシャルサイト. 2024年1月1日閲覧。

各回競走結果の出典

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