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南米出血熱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
南米出血熱
概要
診療科 感染症
症状 発熱頭痛筋肉痛嘔吐下痢など
原因 アレナウイルス
合併症 出血傾向など
治療 リバビリンの投与
輸液による全身状態の改善など
予後 致死率20%以上
分類および外部参照情報

南米ウイルス出血熱(なんべいウイルスしゅっけつねつ)とは、南米大陸で見られるアレナウイルス科に属するウイルスによって引き起こされるウイルス性出血性熱性疾患(アルゼンチン出血熱、ボリビア出血熱、ベネズエラ出血熱、ブラジル出血熱)の総称[1]

日本感染症法では一類感染症に指定されている。

感染症名と病原体ウイルス

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南米地域で病原体となるウイルスが同定されている感染症を以下に記す。

アルゼンチン出血熱
フニンウイルス
ブラジル出血熱
サビアウイルス
ベネズエラ出血熱
ガナリトウイルス
ボリビア出血熱
マチュポウイルス
チャパレ出血熱
チャパレウイルス

感染経路

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ウイルスを保有している齧歯類との接触(ネズミ糞尿を吸いこむ場合も含む)、ネズミによって汚染された食品の摂取、食器の使用、を吸いこむことによって感染する。また患者との接触によって感染することもある。

症状

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潜伏期間は6 - 17 日(資料によっては7 - 14 日)[1]発熱筋肉痛頭痛、眼窩後痛、血小板減少症、中枢神経障害などがみられる[1]嘔吐下痢などの消化器症状がみられることもある。発病すると死に至ることもあり[1]、致死率は20%を超えるとされる。

治療にはラッサ熱の治療でも使用されるリバビリンが投与されるが、進行が早いため早期治療が重要である。 予防のためのワクチンは存在しない。

参考文献

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  1. ^ a b c d 日本小児科学会 予防接種・感染対策委員会「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」”. 厚生労働省. 2020年1月22日閲覧。

関連項目

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