アメーバ赤痢
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アメーバ赤痢 | |
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別称 | Amoebiasis |
概要 | |
診療科 | 感染症、消化器科 |
症状 | 下痢・下血、腹痛 |
原因 | 赤痢アメーバ |
合併症 | 肝膿瘍など |
治療 | 化学療法 |
分類および外部参照情報 |
アメーバ赤痢 | |
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別称 | amoebic dysentery, amebiasis, entamoebiasis[1][2] |
Entamoeba ライフサイクル | |
概要 | |
診療科 | 感染症 |
分類および外部参照情報 | |
ICD-10 | A06 |
ICD-9-CM | 006 |
DiseasesDB | 4304 |
MedlinePlus | 000298 |
eMedicine | article/212029 article/996092 |
MeSH | D000562 |
アメーバ赤痢(アメーバせきり, Amoebiasis)とは、赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)による消化器伝染病。日本では感染症法において五類感染症に指定されている。アメーバ赤痢は大腸に寄生し、糞便中にシストを排泄する。性行為で広がることもある。世界では年間4~10万人が、アメーバ赤痢によって死亡していると推定される[3]。
疫学
[編集]世界各地でみられ、特に熱帯・亜熱帯での発生が多い。日本では開発途上国旅行者での発生が見られる。先進国では性感染症(肛門性交などが原因)として問題視されている。感染源は回復期患者、サル、ネズミ、シストに汚染された飲食物などであり、感染経路はシストの経口感染。ハエ、ゴキブリによる機械的伝播も起こる。
症状
[編集]- ヒト
- 動物(サル、ネズミ、ブタ、ネコ、イヌなど)
- 一般に無症状。イヌでは稀に激しい下痢を起こす。
診断
[編集]検便でアメーバ赤痢病原体を検出する(ルゴール染色、エオジン染色)。腸外型は血清アメーバ抗体で検査。
治療法
[編集]抗アメーバ薬などを投与する。放置すると慢性化し再発しやすくなる。
予防
[編集]飲食物の加熱や手洗いの励行、適切な糞便処理が予防に有効である。また、シスト排泄者との接触に注意する必要もある。ワクチンは存在しない。
脚注
[編集]- ^ “Entamoebiasis - MeSH - NCBI”. www.ncbi.nlm.nih.gov. 2015年7月21日閲覧。
- ^ “Entamoebiasis”. mesh.kib.ki.se. 2015年7月21日閲覧。
- ^ Atlas of Human Infectious Diseases, First Edition. Heiman F.L. Wertheim, Peter Horby and John P. Woodall., 2012, Blackwell Publishing Ltd.