千代倉歴史館
千代倉歴史館 Chiyokura Memorial Museum at Narumi stage, Tokaido | |
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施設情報 | |
館長 | 下郷常雄 |
管理運営 | 株式会社千代倉 |
開館 | 2023年11月4日 |
所在地 |
〒458-0801 愛知県名古屋市緑区鳴海町相原町27 |
位置 | 北緯35度04分45.7秒 東経136度57分8.7秒 / 北緯35.079361度 東経136.952417度座標: 北緯35度04分45.7秒 東経136度57分8.7秒 / 北緯35.079361度 東経136.952417度 |
外部リンク | 千代倉歴史館 |
プロジェクト:GLAM |
千代倉歴史館(ちよくられきしかん)は、愛知県名古屋市緑区鳴海町相原町27にある歴史資料館。
この項では隣接する下郷家住宅(千代倉本家)紅葉蔵および下郷家住宅中蔵についても記述する。
歴史
[編集]江戸時代から約400年続く名古屋の商家であった千代倉家の所蔵品を調査・公開するため、2023年(令和5年)11月4日に開館[1][2]。
建物は木造建築で、施工を宮大工の魚津社寺工務店が手掛け、2023年5月に完成した[3]。館内には千代倉家の所蔵品を展示するほか、年4回企画展を開催している[1]。
2024年(令和6年)8月15日には隣接する下郷家住宅(千代倉本家)紅葉蔵および下郷家住宅中蔵が国の登録有形文化財に登録された[1][4][5]。
主な収蔵品
[編集]- 千代倉家日記 - 千代倉家の当主が代々書き繋いだ日記。
- 鼠灯台 - 初代下里久宗作の灯台。
- 芭蕉の笈 - 松尾芭蕉が林桐葉[注 1]に送ったもの。
- 粟塚 - 松尾芭蕉の供養のために建てられた石碑。細根山「小山園」にあったものを移設[1][注 2]。
文化財
[編集]登録有形文化財
[編集]紅葉蔵、中蔵いずれも12代当主下郷益太郎により建立されたもので、千代倉家の所蔵品を保管している[6]。
- 下郷家住宅(千代倉本家)紅葉蔵
1891年(明治24年)築[4]。土蔵造2階建の瓦葺で、建築面積は91m2[4]。
調度品や文書を保管する蔵で、国土の歴史的景観に寄与しているものとして、2024年(令和6年)8月15日に国の登録有形文化財に登録されている[4]。
- 下郷家住宅(千代倉本家)中蔵
1893年(明治26年)築[5]。土蔵造2階建の瓦葺で、建築面積は63m2[5]。
家財などを保管する蔵で、国土の歴史的景観に寄与しているものとして、2024年(令和6年)8月15日に国の登録有形文化財に登録されている[5]。
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下郷家住宅(千代倉本家)紅葉蔵
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下郷家住宅(千代倉本家)中蔵
千代倉家
[編集]伊勢国桑名より鳴海に移り住んだ下里種政の子、久宗を祖とし[7]、ここから約400年続く名古屋の商家である。
千代倉とは下郷家の屋号であり姓は下里[注 3]であったが、3代蝶羽の代に下郷に改めている[8]。
また、松尾芭蕉門下で鳴海六俳仙の筆頭であった2代知足[9]のほか、3代蝶羽[8]、4代亀世[10]、5代常和[11]、6代学海[12]など多くの俳人を排出した[13]。なお、館長の下郷常雄は15代当主にあたる。
交通アクセス
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e “千代倉歴史館”. 名古屋コンシェルジュ. 2024年9月25日閲覧。
- ^ “第1回 芭蕉と鳴海千代倉家”. 千代倉歴史館. 2024年9月25日閲覧。
- ^ “千代倉歴史館”. 株式会社魚津社寺工務店. 2024年9月25日閲覧。
- ^ a b c d “下郷家住宅(千代倉本家)紅葉蔵”. 国指定文化財等データベース(文化庁). 2024年9月25日閲覧。
- ^ a b c d “下郷家住宅(千代倉本家)中蔵”. 国指定文化財等データベース(文化庁). 2024年9月25日閲覧。
- ^ “千代倉歴史館とは”. 千代倉歴史館. 2024年9月25日閲覧。
- ^ “千代倉家について”. 千代倉歴史館. 2024年9月25日閲覧。
- ^ a b 『下郷蝶羽』 - コトバンク
- ^ 『下里知足』 - コトバンク
- ^ 『下郷亀世』 - コトバンク
- ^ 『下郷常和』 - コトバンク
- ^ 『下郷学海』 - コトバンク
- ^ “芭蕉と鳴海の古刹散策”. 名古屋市. 2024年9月25日閲覧。