十忿怒尊
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十忿怒尊(じゅうふんぬそん)とは、チベット密教を含む後期密教の尊格で、いわゆる日本の明王である。
十忿怒尊とは以下に挙げる十尊のことで、「グヒヤサマージャ・タントラ」などに説かれる。 各曼荼羅を構成する十尊は「ニシュパンナ・ヨーガ―ヴァリー」などタントラ経典によって異なったりもする。
- ヤマーンタカ 大威徳明王
- アパラジータ 無能勝明王
- ハヤグリーヴァ 馬頭明王
- アムリタ・クンダリー 軍荼利明王
- アチャラ 不動明王
- タッキ・ラージャ 愛染明王
- ニーラダンダ 青杖明王
- マハーバラ 大力明王(烏枢沙摩明王、穢跡金剛)
- ウシュニーシャ・チャクラヴァルディン 転頂輪明王(大輪明王)
- シュンバ・ラージャ 降三世明王