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北陸電力サッカー部アローズ北陸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
北陸電力サッカー部アローズ北陸
原語表記 北陸電力サッカー部アローズ北陸
呼称 アローズ北陸
クラブカラー  
創設年 1990年
解散年 2007年
ホームタウン 富山県富山市
ホームスタジアム
富山県総合運動公園陸上競技場
収容人数 25,251
運営法人 -
ホームカラー
アウェイカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

北陸電力サッカー部アローズ北陸(ほくりくでんりょくサッカーぶ アローズほくりく)は、かつて存在した日本サッカークラブ。呼称はアローズ北陸英語: ALO's Hokuriku)。北陸電力のサッカー部として1990年に創部。1996年から「アローズ北陸」の愛称を用いた。富山県富山市を本拠地としていた。

YKK APサッカー部と共に、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するカターレ富山の前身となったクラブである。

歴史

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創設~2004年

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1990年北陸電力サッカー部として創設。1993年、天皇杯の北信越予選で優勝して第73回天皇杯全日本サッカー選手権大会に初出場した。1994年から北信越フットボールリーグに昇格した。1996年に地域に密着することを目的として呼称をアローズ北陸とした[1]。アローズ(ALO's)はアンテロープ(英語: ANTELOPESカモシカの意)の造語である[1]

1999年、全国地域リーグ決勝大会で優勝。2000年から日本フットボールリーグ(JFL)に参加。2001年から2002年にかけてJFLワーストである27試合連続未勝利を記録している。

2005年

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2005年シーズン序盤は中位に甘んじていたが、徳島ヴォルティスから原田慎太郎期限付き移籍で獲得してからチームの調子が上昇した。

天皇杯県予選を兼ねた富山県サッカー選手権大会の決勝でYKK APサッカー部に2点を先取され、さらにMF山本翔平レッドカードで退場するという苦しい展開でありながらも後半アディショナルタイムDF三好拓児のゴールで追いついた。そして延長前半にFW石橋直希が勝ち越しゴールを挙げ、逆転勝利を挙げた。本大会でも3回戦でJ2湘南ベルマーレに勝利。4回戦ではJ1名古屋グランパスエイトに0-1で惜敗。後半には北川佳男シュートがゴールポストを直撃するなど惜しい場面もあり、最後までJ1の名古屋相手に見せ場もつくったが、あと一歩及ばなかった。なお、富山県総合運動公園陸上競技場には雨の中10,312人の入場者が訪れた。

その後、JFLリーグ戦では残り2試合の段階まで優勝の可能性を残したが、上位2チームにかわされて、結局愛媛FCYKK APに次ぐ3位となった。

2006年

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2006年シーズンは初優勝を射程圏内にとらえてスタートした。開幕から6連勝でスタートし、その後も無敗記録は9節に佐川急便大阪SCに敗れるまで続いた。この期間で喫した失点は僅か4失点、さらに9試合中7試合で完封試合を記録した。リーグ後半は思うように白星を重ねられなくなり最終順位は8位。FWの北川佳男が22得点を挙げた。富山県サッカー選手権大会はYKK APに延長戦で敗れて天皇杯出場を逃した。シーズン終了後に草木克洋が監督を退任。また、主力選手数人が退団や引退した。

2007年

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レギュラークラスの選手が大幅に抜けた一方、佐川印刷から石田英之が移籍するなど24人中12人の新加入選手を迎えた。リーグ戦は石田が17得点を挙げ、さらに若手選手の躍進により、連携不足を解消させて4位の成績。

9月10日、黒部市を本拠地とするYKK APサッカー部と2008年度より統合し、富山県サッカー協会が提唱する「富山県民サッカークラブチーム」構想に参画すると発表した[2]。11月12日にチーム名称が「カターレ富山」に決まった。

成績

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所属 順位 勝点 試合 得点 失点 天皇杯 備考
1990 富山県3部 優勝 0 地区予選敗退
1991 富山県2部 優勝 0
1992 富山県1部 優勝
1993 北信越 2位 15 9 6 3 0 28 12 16 1回戦敗退
1994 優勝 18 9 9 0 0 33 4 29 1回戦敗退
1995 2位 24 9 8 0 1 29 7 22 1回戦敗退 国体優勝
1996 2位 25 9 8 1 0 37 4 33 県予選敗退
1997 2位 22 9 7 1 1 35 5 30 1回戦敗退
1998 優勝 22 8 6 2 0 26 7 19 県予選敗退
1999 2位 22 9 8 1 0 31 7 24 2回戦敗退 うち1勝はPK勝ち
国体準優勝
2000 JFL 8位 22 22 8 0 14 26 49 -23 県予選敗退 とやま国体優勝
2001 15位 19 30 4 7 19 28 57 -29 2回戦敗退 リーグ最小得点
2002 14位 15 17 3 6 8 16 34 -18 県予選敗退
2003 14位 27 30 7 6 17 23 47 -24 3回戦敗退 リーグ最小得点
2004 10位 37 30 10 7 13 46 52 -6 3回戦敗退
2005 3位 61 30 19 4 7 52 26 26 4回戦敗退 リーグ最小失点
2006 8位 57 34 16 9 9 53 30 23 県予選敗退 国体優勝
2007 4位 59 34 16 11 7 50 35 15 3回戦敗退

主な結果・タイトル

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リーグ戦

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カップ戦

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ユニフォームサプライヤ

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年度別入場者数

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略記について
  • 入場者数の太字は歴代最多および歴代最少。
  • 試合数および観客入場者数データはリーグ戦のみ
年度 所属 合計
入場者数
最多入場者数 最少入場者数 平均
入場者数
試合数 ホームゲーム
開催スタジアム
入場者数 相手 会場 入場者数 相手 会場
2000 JFL 5,320 1,602 横浜FC 五福 260 静産大 岩瀬 484 11 岩瀬4、高岡3、五福2、金沢市民1、福井テクノ1、
2002 6,380 1,801 YKK 岩瀬 180 静産大 高岡 426 15 五福5、高岡4、岩瀬4、金沢市民1、福井テクノ1
2002 2,716 501 デンソー 202 ソニー 福井テクノ 340 8 岩瀬3、高岡2、五福1、加賀市陸1、福井テクノ1
2003 8,526 788 栃木SC 155 佐川印刷 五福 569 15 岩瀬4、高岡4、五福3、富山2、金沢市民1、福井テクノ1
2004 9,426 1,227 デンソー 富山 267 横河 629 15 富山5、岩瀬3、高岡3、五福2、金沢市民1、福井テクノ1
2005 9,950 2,005 YKK 281 SC鳥取 岩瀬 664 15 富山6、岩瀬3、五福2、高岡2、金沢市民1、福井テクノ1
2006 9,920 1,536 YKK 283 佐川印刷 富山 584 17 富山8、五福3、高岡3、岩瀬1、金沢市民1、福井テクノ1
2007 11,025 2,555 ジェフR 130 鳥取 649 17 富山10、五福2、岩瀬2、高岡1、金沢市民1、福井テクノ1

脚注

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  1. ^ a b チーム紹介”. 北陸電力サッカー部アローズ北陸. 2007年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月6日閲覧。
  2. ^ 富山県民サッカークラブチーム構想への参画について”. 北陸電力サッカー部アローズ北陸. 2007年10月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月6日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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