加藤弘之 (経済学者)
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加藤 弘之(かとう ひろゆき、1955年9月5日 - 2016年8月30日)は、日本の中国経済学者。元神戸大学経済学部教授。
人物
[編集]愛知県に生まれる。1979年3月大阪外国語大学卒業、1981年3月神戸大学大学院経済学研究科博士前期課程修了、1982年3月神戸大学大学院経済学研究科博士後期課程退学。 1982年4月大阪外国語大学助手、1985年4月神戸大学経済学部専任講師、1996年4月同助教授、1997年4月同教授。1998年神戸大学より博士(経済学)の学位を授与される。
2006年4月-2007年3月外務事務官(在中国大使館公使) アジア政経学会理事長(2007年-2009年)、同理事、同評議員ほか、日本現代中国学会理事、比較経済体制学会幹事、中国経済経営学会副会長などを歴任。
中国経済研究を中国経済学に高めることを提唱・実践していたが、道半ばの2016年8月30日がんで逝去。
著書
[編集]単著
[編集]- 『中国の経済発展と市場化一一改革・閖放時代の検証』(名古屋大学出版会, 1997年,大平正芳記念賞)
- 『地域の発展(シリーズ現代中国経済6)』(名古屋大学出版会,2003年)
- 『「曖昧な制度」としての中国型資本主義』(NTT出版. 2013年)
- 『中国経済学入門一一「曖昧な制度」はいかに機能しているか』(名古屋大学出版会、2016年アジア・太平洋賞特別賞)[1]
共著・編著・共編著
[編集]- 『中国の農村発展と市場化』(世界思想社, 1995年)
- 『中国(東アジア長期経済統計12)』(勁草書房,2002年,陳光輝と共著)
- 『中国経済論』(ミネルヴア書房, 2004年,上原一慶と共同編集)
- 『全球化与中国内陸区域経済発展論文集』(四川人民出版社, 2005年,郭暁鳴と共同編集)
- 『進化する中国の資本主義』(岩波書店, 2009年,久保亨と共著)
- 『BRICs経済図説』(東洋書店, 2010年,吉井昌彦,西島章次,佐藤隆弘と共著)
- 『現代中国経済論』(ミネルヴァ書房, 2011年,上原一慶と共同編集)
- 『城市化与区域経済発展研究』(華東理工大学出版社,2011年,呉柏均と共同編集)
- 『中国長江デルタの都市化と産業集積』(勁草書房, 2012年)
- 『新・図説中国近現代史-日中新時代の見取図』(法律文化社, 2012年,田中仁・菊池一隆・日野みどり・岡本隆司と共著)
- 『中国長江デルタ産業集積地図』(早稲田大学現代中国研究所, 2012年,日置史郎と共同編集)
- 『21世紀の中国 経済篇-国家資本主義の光と影』(朝日新聞社, 2013年,渡邊真理子・大橋英夫と共著)
- 『二重の罠を超えて進む中国型資本主義一「曖昧な制度」の実証分析』(ミネルヴァ書房,2016年,梶谷懐と共同編集)
脚注
[編集]- ^ “2016年度受賞一覧”. 名古屋大学出版会. 2022年8月8日閲覧。
参考文献
[編集]- 加藤弘之先生を偲ぶ会(2016年11月20日)しおり[要文献特定詳細情報]