利用者:V-gamma/sandbox
この項目には放送または配信開始前の番組に関する記述があります。 |
戦姫絶唱シンフォギア | |
---|---|
ジャンル | SF、変身ヒロイン、戦闘美少女 |
アニメ:戦姫絶唱シンフォギア(第1期) 戦姫絶唱シンフォギアG(第2期) 戦姫絶唱シンフォギアGX(第3期) 戦姫絶唱シンフォギアAXZ(第4期) | |
原作 | 上松範康、金子彰史 |
監督 | 伊藤達文(第1期) 小野勝巳(第2期 - 第4期) |
シリーズ構成 | 金子彰史 |
脚本 | 金子彰史 |
キャラクターデザイン | 吉井ダン(原案) 小池智史(第1期) 藤本さとる(第2期 - 第4期) |
メカニックデザイン | 鈴木雅久(第1期) 大河広行(第2期 - 第4期) 川原智弘(第2期・第3期) |
音楽 | Elements Garden |
アニメーション制作 | サテライト[注釈 1] |
製作 | Project シンフォギア(第1期) Project シンフォギアG(第2期) Project シンフォギアGX(第3期) Project シンフォギアAXZ(第4期) |
放送局 | #放送局を参照 |
放送期間 | 第1期:2012年1月 - 3月 第2期:2013年7月 - 9月 第3期:2015年7月 - 9月 第4期:2017年7月 - 10月 |
話数 | 第1期 - 第4期:各期全13話 |
漫画:戦姫絶唱シンフォギア | |
原作・原案など | 上松範康・金子彰史(原作) 金子彰史(脚本) |
作画 | 吉井ダン |
出版社 | 角川書店 |
掲載誌 | ニュータイプエース |
レーベル | 角川コミックス・エース |
発表号 | Vol.4 - Vol.19 |
巻数 | 全3巻 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ・漫画 |
ポータル | アニメ・漫画 |
『戦姫絶唱シンフォギア』(せんきぜっしょうシンフォギア)は、サテライト制作による日本のテレビアニメ。音楽プロデューサーである上松範康が初めてテレビアニメの原作を手掛ける。
2012年1月から3月まで第1期『戦姫絶唱シンフォギア』、2013年7月から9月まで第2期『戦姫絶唱シンフォギアG』(せんきぜっしょうシンフォギア ジー)、2015年7月から9月まで第3期『戦姫絶唱シンフォギアGX』(せんきぜっしょうシンフォギア ジーエックス)が放送され、2017年7月から9月まで第4期『戦姫絶唱シンフォギアAXZ』(せんきぜっしょうシンフォギアアクシズ)が放送された。また、第5期の制作が決定している。
企画経緯
[編集]上松は当初4、5本ほどのアニメ企画を作ったが、音楽を専門にやってきた自分では「物語としての構築」は難しく思い、より具体的なものとするため、金子彰史に原作・シリーズ構成を依頼したという。その企画の1つである「女の子たちが歌を歌って召喚したものを、自らの身体に憑依させて戦う」という「変身ヒロインもの」は内容が壮大なものであったが、金子は上松の考えた世界観を可能な限り盛り込みつつ再構築し、全13話に収めている。その全13話分のプロットをたった1週間ほどで仕上げたことから、上松もその熱意には面食らってしまったと語っている[1]。
『涼宮ハルヒの憂鬱』や『マクロスF』・『けいおん!』などのライブシーンが話題となった作品が続々と出てくることを受け、 「ライブとアニメが融合した作品はヒット作になりうる」という確信の基に上松は企画を固めていったという。ただし、これら既存の「アーティストを主役としたライブシーン」とは全く違った演出や「会場が一体となったライブシーン」を、本作では提案したいと述べている[1]。
キャラクター原案には、魅力的な女の子を描けるだけでなく「女の子とメカの融合されたデザイン」にも才能があるとして、吉井ダンを選んだという。また、美術・背景設定なども作品の重要な要素であると位置づけ、「日本人では出せない味を出す」ということを目的に、デザイナーにはフランス人のロマン・トマなどを採用している[1]。
脚本は第3期までは金子が一人で書いていたが、第4期では金子が序盤の回執筆中に急病に倒れ、急遽他の脚本家が参加することとなった[2]。
あらすじ
[編集]第1期
[編集]女子中学生の立花響は、天羽奏と風鳴翼による人気ボーカルユニット『ツヴァイウィング』のファンでありライブを楽しんでいた。だがその最中、人を飲み込んで炭素に変えてしまう認定特異災害「ノイズ」が発生し、観客たちを次々と襲い始める。大混乱の会場で響が見たものは、歌を口ずさみながらプロテクターに身を包み、ノイズと戦うツヴァイウィングの2人の姿だった。まもなく逃げ遅れて重傷を負った響を救うため、奏は自らの命と引き換えに絶唱を歌い、ノイズを殲滅させる。
それから2年後、響は親友の小日向未来と共に憧れの翼のいる私立リディアン音楽院の高等科へ進学するが、街中で再びノイズと出くわしてしまう。追い詰められた響は、2年前に奏が歌っていたあの歌(聖詠)を口ずさむ。すると、眩い光と共に響の身体を特殊なプロテクターが包み込んだ。それは、ノイズに対抗する唯一の力にして奏の置き土産「シンフォギアシステム」だった。響は自身の変化に戸惑うままノイズから逃げ惑うが、そこへ現れた翼によって救出され、なし崩しに特異災害対策機動部二課へ連行される。そこで自分を取り巻く事情を知った響は、奏に代わって自らに宿ったシンフォギア「ガングニール」の装者として戦う道を選ぶ。
遺されたツヴァイウィングの1人である翼との軋轢、謎の少女の雪音クリスとの戦い、そしてかけがえのない親友の未来との仲違い、謎の女のフィーネが張り巡らせた策謀といった数々の困難を響は乗り越え、人として戦士として徐々に成長していく。そのまっすぐな姿に頑なだった翼たち3人の心もいつしか変えられ、策謀を結実したフィーネとの決戦に臨むが、クリスに続き翼が倒れ、響もその現実に打ちのめされ戦意を失う。しかし、未来たちが歌うリディアンの校歌が「奇跡」を引き起こし、守りたい人々の思いを受けた響は再びフィーネの前に立ち塞がり、同じく復活した翼やクリスと共に「エクスドライブ」状態のシンフォギアを装着、フィーネの野望を打ち砕く。フィーネが最後に目論んだ月の欠片による地上破壊を阻止した響たち3人は行方不明となるが、やがて生還を果たすのだった。
第2期
[編集]フィーネの策謀「ルナアタック」を阻止した響たちの戦いから3か月後、人類はノイズへの対策を講じていたが、その要となる聖遺物「ソロモンの杖」の強奪事件が発生する。その同日、来日した歌姫のマリア・カデンツァヴナ・イヴとの合同ライブ中だった翼の前に、ノイズが出現。そして翼と観客たちの前で、マリアはシンフォギア「ガングニール」を纏うと、組織「フィーネ」の名を掲げ、全世界への宣戦布告を行う。
アメリカの聖遺物研究機関「F.I.S.」が擁していたフィーネの器になる可能性を持つ者「レセプターチルドレン」の一人であり、ルナアタックの影響による月の落下で地球が壊滅することを知るマリアは、指導者のナスターシャ教授、マリアと同じくレセプターチルドレンかつ装者である月読調と暁切歌、協力者のウェル博士らと共に、人類を救うための手段「フロンティア計画」を実行すべく決起したのであった。
マリアたちと戦うこととなった響はシンフォギアを纏うが、聖遺物との融合体でもある彼女の状態は不安定であり、度重なる装者としての戦いで体内の聖遺物が体を蝕んでいく。二課に所属し学校生活で日常を手にしていたクリスも、かつてソロモンの杖を起動させた自責の念に駆られていく。その一方で「転生したフィーネ」を演じる重圧に苦しむマリア、巫女フィーネのものと思しき力を発現する切歌、そして「英雄として世界に君臨する」という野心に取り憑かれたウェルのもと、組織の当初の理想は揺らぎ始める。
そんな中、組織に拘束された未来が、聖遺物の力を消失させる「神獣鏡」の装者へと仕立て上げられてしまう。周囲の制止を振り切って出撃した響は操られた未来と戦い、その未来の攻撃を利用して救出に成功した。しかし同時に胸のガングニールも消え、装者としての力も失う。未来の放った力は古代遺跡「フロンティア」の封印解除を目的とするものであり、起動したフロンティアの力を操るウェルの暴走で月の落下が早められる。しかしナスターシャの言葉や亡き妹セレナ・カデンァヴナ・イヴの幻影に勇気づけられたマリアの歌により、地球のすべての人々、70億の歌が喚起され膨大なフォニックゲインの励起現象が生じる。
その力が、人類を全滅させてまで「英雄」になろうとするウェルの野望を止めるべく立ち向かう響たちに勝機を与える。ウェルが操る巨大「ネフィリム」との戦いに際しては、マリアの参戦で70億の絶唱を束ねた「奇跡」が生じ、6人の装者全員のエクスドライブモードが発現、これを討つ。しかしウェルの悪足掻きでネフィリムがフロンティアと融合、一兆度の熱量で爆発寸前の「ネフィリム・ノヴァ」が出現、地球はただちに滅亡の危機に瀕する。それを救うべく、互いを理解し合った響ら6人の装者たちはネフィリムを異空間「バビロニアの宝物庫」に隔離する作戦に及んだ。だがマリアが異空間に巻き込まれたため、6人は空間の内部からネフィリムを撃破しながら脱出。隔離は未来の協力もあり成功し、爆発は異空間に封じられる。月の軌道もナスターシャが命を引き換えに修正したことで地球は救われた。
第3期
[編集]この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
宇宙空間に浮かぶフロンティアの残骸からナスターシャの遺体を回収したスペースシャトルがシステムトラブルに見舞われ、大気圏再突入に際して操縦不能となるが、緊急出動した響・翼・クリスの尽力によってスペースシャトルの不時着は成功する。ノイズの脅威が去ったこともあり、二課はこの事件を機に国連直轄下の機動部隊「S.O.N.G.」として再編されることとなった。
フロンティア事変の翌夏、日本に謎の戦闘集団が現れる。それは、錬金術師キャロル・マールス・ディーンハイムと、それか率いる4体の自動人形(オートスコアラー)であった。シンフォギア装者以上の戦闘能力だけでなく、シンフォギアの侵食分解能力も持つアルカ・ノイズを使役するその一派に、響たちは圧倒される。彼女らとの戦闘に臨んだ翼、クリスのシンフォギアが分解される事態に及んだ。S.O.N.G.所属となった元F.I.S.の面々においてもマリアは起動するギアを所持しておらず、調、切歌たちはLiNKERの保有がないため出撃がままならない。唯一稼働できる響だったが、ガングニールは「人助けの力」と拘り戦いに迷い、キャロル一派の襲撃に際しても聖詠を唱えることができずにいた。そんな中、未来が響の眼前で自動人形に襲われ危機に瀕する。未来の「響の歌はみんなを守る歌」との必死の呼び掛けで再びガングニールを纏った響は彼女を救うが、その戦闘で自動人形にガングニールを破壊され、昏睡状態に陥ってしまう。
一方、S.O.N.G.では錬金術師のもとから亡命したエルフナインによる、強化型シンフォギアの開発計画「プロジェクト・イグナイト」が始まる。1週間後、響が目覚めて計画の完成目前だったところを襲撃した自動人形に対し、調と切歌が独断で出撃。かつて奏が使用していたLiNKER(model_K)を投与し、時間稼ぎに応戦する彼女たちだったが自動人形の前には力及ばず、アルカ・ノイズにギアを分解されてしまう。調がその触手の餌食となる寸前、強化型シンフォギアをまとった翼とクリスが駆けつけてアルカ・ノイズを一掃する。そこへ自動人形に代わって立ちはだかったキャロルの真の力に、翼とクリスは計画の成果「イグナイトモジュール」を起動するが、暴走こそ回避できたものの制御には失敗し、動けなくなる。しかし、そこへガングニールを纏った響が参戦、翼とクリスを鼓舞して自らもイグナイトモジュールを起動、制御に成功する。響たち三人のイグナイトの力の前にキャロルの放った3千体のアルカ・ノイズは一掃され、彼女も圧倒される。キャロルが自決して消滅する一方、自動人形たちは居城、「チフォージュ・シャトー」で新たな動きを見せようとしていた。
主を失っても健在な自動人形たちと強化型シンフォギアの力で戦いを続ける響らS.O.N.G.装者たち。しかしキャロルは密かに復活を遂げていた。彼女の真の目的は、イグナイトの源である「ダインスレイフ」が発する旋律であり、自身と自動人形を討たせてそれを刻むこと、そしてエルフナインの離反も全て計画の内だった。それを知ったS.O.N.G.メンバーであったがクリスへの通信が妨害され、最後の自動人形が倒されてしまう。同じ頃、幽閉状態から脱したウェルと組んでいたキャロルは、遂に準備が整った世界分解計画「万象黙示録」を決行。東京都庁舎の上空にその威容を現したチフォージュ・シャトーの世界を分解する機能が発動する。
始まった世界の分解の進行を阻止すべくキャロルに立ち向かう響たち装者。歌うことで絶唱級の攻撃を連発するキャロルの圧倒的な力にイグナイトの力をもってしても成す術もなかったが、別行動を取ったマリア、調、切歌によりチフォージュ・シャトーが陥落。それでも、あくまでキャロルは父イザークの復讐のため人類を滅ぼす道を選び、一人で70億人の絶唱に匹敵する最大の攻撃を放つ。それに対し響たちは合流したマリアたち含める6人のイグナイトモードで「S2CA・ヘキサコンバージョン」を発動。かつてのネフィリム戦での「奇跡」を再現させる「ジェネレイト・エクスドライブ」により、シンフォギアのエクスドライブ化に至った。
さらなる激戦の末、響たちはその力でキャロルを倒す。計画が失敗に終わり、敗北したキャロルは記憶障害に陥ったが、自身の写し身であるエルフナインの生命を救うため消滅する道を選んだ。
第4期
[編集]この作品記事はあらすじの作成が望まれています。 |
登場人物
[編集]ストーリーの要素はあらすじ節へ記述して下さい。登場人物節はあらすじを書き連ねていく場所ではありません。 |
シンフォギア装者
[編集]主人公響をはじめとする6人のメインキャラクターの他には、過去死亡した2人が登場している。またアニメ本編で未来が装者となったのは第2期での一時的なものだが、便宜上この項目に含める。
- 立花 響(たちばな ひびき)
- 声 - 悠木碧
- 15歳(第1期)→16歳(第2期以降)→17歳(第4期12話~)/ 誕生日:9月13日 / O型 / 身長157cm / 3サイズ:B84・W58・H86
- 本作の主人公[注釈 2][注釈 3]。私立リディアン音楽院高等科1回生(第1期、2期)→2回生(第3期以降)。第3号聖遺物「ガングニール」のシンフォギア装者である第三種適合者。特異災害対策機動部二課(第1期、2期)→S.O.N.G.(第3期以降)所属。髪型は襟足部が左右に広がったボブカット、揉み上げのこめかみ辺りに左右、髪留めを付けている。
- 2年前(第1期、2期時点)「ツヴァイウィング」のコンサートに参加し、その場をノイズが襲撃した事件に遭う。そこで彼女を守って戦った奏のギアの破片に胸を穿たれ、聖遺物の破片を体内に宿したことで、シンフォギア装者となった。再びノイズと遭遇したことをきっかけに「融合体(のちに適合者)」として覚醒。普通の女子高生であったがシンフォギア装者として人類を守るための戦いに身を投じていくことになる。なお、胸の怪我はフォルテ型の傷痕として今も残っている。
- 明るく闊達で、困った人がいたら放っておけない性格。第1期では「私、呪われてるかも」が口癖であったが、第2期以降は困難な状況などで「へいき、へっちゃら」というセリフをたびたび口にしている。親友の未来とは非常に仲が良く、同室しているリディアンの寮では、二段ベッドの上段で一緒に寝るほど。
- 第1期当初、同じ二課の装者である翼とは、翼が亡きパートナーである奏のギアを響が纏うことを快く思っていなかったこともあり、かみ合わず衝突することすらあった。しかし翼の気持ちを考えず軽率な行いをしてきたことを反省し「奏の代わり」としてではなく一個人として彼女を支えることを決意。最初は戦いに関して素人同然だった響も、弦十郎の下で戦闘訓練を受け、クリスとの戦いを経て「戦う覚悟」を決め、一人前の戦士として成長していく。その末には、地球に天変地異を招くことも厭わず月を破壊する「ルナアタック」を目論んだ櫻井了子=フィーネとの戦いや、その計画を継いで蜂起したマリアたち武装組織「フィーネ」との対立・共闘、人類に復讐を誓った錬金術師キャロルの世界分解を阻止するための戦いなど、幾度もの地球の命運をかけた戦いが待っていた。
- 過去、上記のライブ会場の事件でただ一人が生き残ったことで、死者の遺族から生じた妬みが社会現象となり、居宅の物的被害に及ぶほどの迫害や、響本人は学校内でのいじめを受けている。また、家庭が迫害を受けたことを苦にして出奔した父親・立花洸とは軋轢があった。しかし「人と繋がること」を信条とする彼女は、その真っ直ぐな心で苦難を乗り越え、装者としては戦う相手にも理解を求め、時に敵であった者の心すら変えていく。
- 「好きなものはごはん&ごはん」と自称するほど食欲は旺盛。
- 使用ギア:ガングニール
- 第3号聖遺物「ガングニール」の欠片から構成されるシンフォギア。メインカラーは橙色。聖詠は「Balwisyall Nescell gungnir tron」。現在、響が使用するギアはかつてマリアが使用していた同型機であり、型式番号は「SG-r03' Gungnir」となっている[注釈 4]。第1期を通じて響が纏ったガングニールは奏から継承したギア[注釈 5]だったが、第2期10話の未来との戦いで消失した。体内のガングニールの破片と肉体が融合することでギアを構成する能力を得ていた響は、破片が消失したため装者でなくなったはずだったが、経緯が不明ながらも「適合者」となり[注釈 6]、聖遺物の欠片を正規の方法で運用し装者であり続けている。
- なお、融合体時のギアは奏のものを由来とする同一機体であったため、頭部左右に角のように頂くヘッドギアや腕部装甲などのガングニールの基本的な形状やボディカラーなどには大差なかったものの、装者のパーソナリティが反映されるギアの性質により響独自の形状となった部分も多い。第2期で元マリアの同型機を纏った際にも、響のパーソナリティによって融合体時のギアとまったく同じ形状・機体色となった。
- 響のアームドギアは装者の中で最も異質である。当初、響はアームドギアを形成することができなかったが、練度が上がっても通常の戦闘では本来の武器である槍を形成することはなく、シリーズを一貫して徒手空拳が彼女の戦闘スタイルとなっている[注釈 7]。これは響が「誰かと手を繋ぎ合う」ことを第一に考えるが故に生まれた特性となっている。しかし戦いを経るに連れてギミックが発現しており、両腕部には武装ユニットとして弾性で作動するハンマーパーツ、両足の脛部にも同様の仕組みのパワージャッキを備えている。それらは予備動作で引絞り、弾くことでパンチのインパクトの破壊力や、脚力を強化させる機構となっており、より長く引絞ればそれだけ威力が増大する。響は弦十郎に師事した我流の八極拳をシンフォギアで強化された身体能力で発揮するが、それに絡めて上記機構を用いた技を繰り出す。腰部ユニット後方に装備する二基のバーニアでジャンプしての滑空飛行や攻撃のための突進に用いるが、この推力をくわえたハンマーパーツのパンチの威力は、打撃を受けたクリスをして「絶唱に匹敵しかねない」と言わしめるほどである[注釈 8]。
- 脚部ユニットのパワージャッキは着地時などの衝撃吸収や跳躍時の加速力付加、飛距離の延長、そしてキックの威力の強化にも用いられる多目的機構である。腕部ユニットのハンマーパーツも攻撃が主用途の武装ユニットだが、響の直観的な運用により、空中における軌道修正にアポジモーター代わりに使われたこともある。融合が進行した状態においては、脚部ユニットのパワージャッキの特殊運用(インパクトハイク[注釈 9])を連続使用し、腰部バーニアとの併用で疑似的ながらも空中戦を行った。
- エクスドライブモードにおいては、他のシンフォギア同様、光翼を展開させ完全な飛行が可能となる。また腕部ユニットのギミックによる近接打撃攻撃のみならず、繰り出した拳から直接エネルギーを射出して、街を埋め尽くすほどの大量のノイズを一気に殲滅できるほどの広域・遠距離攻撃を行っている。
- ルナアタック時にエクスドライブモードの発現を経た為か、第2期では形態変化を遂げた状態で登場した。外観上はカラーリングの変化と共にマフラー状のパーツが追加されたことが目立っており、出力の向上に従って性能自体も上がった。明確なアームドギアを持たないことには変わりないものの、腕部武装ユニットにはさらにギミックが追加されており、それらを展開した際には拳撃のための武装ユニットとも言える形状に変形する。追加ギミックは、ナックルガード、内臓式のスクリューのような軸回転機構(腕に巻かれた環状パーツ2基が互いに反回転する)、および肘後部に噴射口を設ける2基のバーニアである。ハンマーパーツの作動機構は従来通りで追加ギミックを展開せずともそれ単独の作動で攻撃することもできるが、全ての機能を発動させることでより強力なパンチを放つことが可能となった。
- ガングニールを纏う響の絶唱特性はアニメ本編中では明言されていないものの「エネルギーベクトルの操作」に類するものとされており[注釈 10]、その特性が故に第1期のルナアタック時に翼・クリスとともに絶唱を放ち月の欠片を破壊しながらも、ギアからの負荷が低減されたため生還を果たした。第2期ではその現象から着想を得て、響を中心として自身を含めた複数の装者の絶唱を一つにまとめて放つコンビネーション「S2CA(Superb Song Combination Arts)」が編み出されており、エネルギーの拡散攻撃や強化されたガングニールの必殺パンチの形で放たれている。その際、絶唱エネルギーを収束・チャージする響のガングニールには装甲各部が展開する特別な形状の変化が現れる。さらにその上で放つガングニールの必殺パンチには固有の予備動作が存在し、響が両腕部ユニットを合体させ右腕に装着すると、内臓軸回転スクリューが大型化した4本のピックを有する特殊な武装形態へと変形する。通常の攻撃では歯が立たない分裂・増殖タイプのノイズに対して翼・クリスとのコンビネーションである「S2CA・トライバースト」仕掛けた際は、腰部バーニアの噴射による突進から収束した全エネルギーを込めたパンチをとどめに打ち込み、敵ノイズを完全に消滅させた。「S2CA」は響が融合症例でなくなった後も使用されており、ネフィリムやキャロル、アダムなどの強大な敵に対する装者たちの起死回生の戦法となっている。
- 響が融合症例であった頃は、ギアそのものが体組織と固着・融合している状態であり、装着する度にギアは彼女の肉体を侵食し、やがては生命すら失うことが危惧されていた。および、人と聖遺物との融合体としての変質に苛まれており、響そのものをシンフォギアへと変えつつあった。その影響で、生身でノイズに触れても炭素化が起こらない、ギアを纏えば制御できない膨大なエネルギーが放出され周囲に影響するほどの高熱をもたらす(スポンティニアス・コンバッション[注釈 11])、などの現象が発現している。未来の纏う神獣鏡の攻撃によって「響の体内のガングニール」は消失するが、その後同じギアを有するマリアから制御権を乗っ取る形で装着に成功[注釈 6]し、ネフィリム・ノヴァ撃破後には正式に譲渡された[注釈 12]。
- 第3期から登場するイグナイトモードにおいては脚部にもバーニアが装備されており、キャロルとの初戦で見せた飛び蹴りはその推力も加えたとどめとして放たれ、彼女を降している。またキャロルとの決戦では、エクスドライブ化した上で他の装者5人のギアとガングニールのエネルギーを加えて形成した巨大な拳型のアームドギアを手にしており、響は真の意味でのアームドギアを持つに至った。
- 第4期では、バルベルデ共和国にて交戦したバルベルデ軍の空中戦艦(フローティングキャリア[注釈 13])内部で、腕部ユニットを変形させた上で軸回転させ、ドリルのように繰り出す新技を見せた。後もドリルパンチは使用され、サンジェルマンとの戦いではイグナイトモードで銃撃を防ぎ、ティキとの戦いでもディパインウェポンから分離したティキを破壊している。また首のマフラーにも攻撃機能が追加されており、黄色く光を放つマフラーを振るってアルカ・ノイズを切り裂く技も見せた。
- 怪物化したアダムとの決戦では、アダムのラピス・フィロソフィカスを用いたエネルギー攻撃を「S2CA・ヘキサコンバージョン」で受け止め、ダインスレイフを焼却する「ラストイグニッション」を発動。アダムを追い込むも反応汚染のため動けなくなった響に、他の5人がギアのエネルギーを付与したことでガングニールが全員の能力を併せ持つ灰色の特殊形態となる。各装者の技を繰り出す能力を得てアダムに対抗したが、触手に拘束されアーマーパージを使って脱し、装着が解除されてしまう。再びギアを纏う響に、散ったサンジェルマンたち三人の錬金術師の魂が重なり、装着された金色のガングニールはアダムを完全に撃破する圧倒的な力を見せた。
- なお、響が単体で繰り出す必殺技には他の装者のような名称(アニメにおいてはカットインで表現される)が存在せず、彼女の場合、名称があるのは他の装者との合体技のみである。ただし、スマートフォンゲーム「戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED」では「我流・星流撃槍」などの名称が設定されている。
- Vitalization
- エクスドライブ化した装者6人のパワーをもって放たれる合体技。
- 翼・クリス・マリア・調・切歌の5人と共に手を繋いで放たれる一撃。マリアがアガートラームの胸のジェムからアームドギアとして引き抜いた剣が光の粒子となり、それに包まれた6人が標的に向かい突進を開始。マリアと響のギアの各部パーツが分離してそれぞれ巨大な金の右手と銀の左手を形成、6人をその両手で包んだ状態で軸回転しながら突進を続け、敵を貫く。なお、"t"の字は"†"と表記されている。
- Glorious Break
- エクスドライブ化した装者6人のパワーをもって放たれる合体技。
- 響以外の装者5人がエクスドライブのギアそのものを直接エネルギーに変え、響がそのエネルギーを束ね、彼女の真のアームドギアである巨大な鋼の拳を形成する。鋼の拳は一端分解され、彼女を中心にパーツが集まり各装者の色のエネルギー膜が展開、鋼と虹色のエネルギー膜を外殻とするさらに巨大な拳型のアームドギアが各部にバーニアを備えて再形成される。響を覆うように形成された鋼の拳は全バーニアを噴射して彼女と共に突進、その推力と装者6人のエネルギーが込められた一撃で敵を貫く。なお、ギアを直接エネルギーに変えた響を除く5人は、アームドギアのみならずアーマーまでもが消失しインナーウェアのみとなった。
- TRINITY RESONANCE
- イグナイトモードで翼・クリスと共に放たれる合体技。
- 天羽々斬の刀身の上に響が乗った状態で刀身が変形・巨大化。その後方でクリスが大型ミサイルとその発射台を形成し、翼とクリスのアームドギアの連結によってミサイルを推進器とするシャトル状の機体が完成する。響が機体の甲板部に設けられたカタパルトに乗り、発進を担うクリスによって機体が敵に向かって突進、次いでカタパルトから響が射出され、イグナイトモード・ガングニールの必殺キックが浴びせられる。さらに翼が乗る天羽々斬が変形した機体がイチイバルのミサイルによる加速が続くまま、その鋭利な機首で突進攻撃を行う。
- 必愛デュオシャウト
- イグナイトモードで放たれる、切歌とのユニゾンによる合体技。
- 響が腰部バーニアを全開噴射して相手に拳を撃ち込み、突進。肩部ユニットのブースターの噴射で追う切歌が響と両足裏を合わせてギアを連結させ、響の拳が相手を捉えるまま、二人の推力できりもみ回転しながら地面に叩きこむ。
- TESTAMENT
- アダムをして黄金錬成と称される金色のガングニールを纏って繰り出した技。腕部ハンマーパーツのギミックを用いた連続パンチを叩き込み、最後は両腕で同時に放つパンチで撃ち貫く。何十発ものパンチのラッシュは巨大な怪物と化したアダムを空中に持ち上げていくほどの威力を見せた。
- デュランダル
- 完全聖遺物の一つ。移送任務の際に一度はデュランダルの起動に成功した響であったが、同時にそれを手にすることで暴走を引き起こし、躊躇うことなく力を振るう自分を危惧していた。フィーネとの最終決戦で翼とクリスの機転により奪還したデュランダルを再び手にし暴走を起こすも、共に戦い支えてくれる仲間達の励みにより破壊衝動を抑え、完全制御に成功した。
- Synchrogazer
- 仲間たちに支えられ暴走を乗り越えた響が放つ、ガングニールとデュランダルの共鳴により引き出されたエネルギーを込めた一振り。その一撃を受けたフィーネの攻撃躯体「黙示録の赤き竜」は、内包する無限の再生能力を有する完全聖遺物ネフシュタンの鎧と、無尽のエネルギー生成能力を有するデュランダルの特性が衝突して発生した対消滅によって完全に破壊された。
- 風鳴 翼(かざなり つばさ)
- 声 - 水樹奈々
- 18歳(第1期、2期)→19歳(第3期以降) / 誕生日:5月25日 / B型 / 身長167cm / 3サイズ:B81・W57・H83
- 私立リディアン音楽院高等科3回生(第1期、2期)→卒業(第3期以降)。6人の装者の中ではベテラン格、マリアに次ぐ年長者。第1号聖遺物「天羽々斬」のシンフォギア装者であり、世界でも数少ない第一種適合者である。特異災害対策機動部二課(第1期、2期)→S.O.N.G.(第3期以降)所属。ツインボーカルユニット「ツヴァイウィング」の一人だったが、パートナーの奏の死後にはソロ歌手として活動を続けている。長髪と左側で結わえたサイドポニーが特徴。
- 物語の開始以前から奏と共に特異災害と戦い続けてきた歴戦の装者。しかし第1期、響と出会った頃は奏が戦死したことで自責の念に捉われ、奏と同じギアを纏う響を受け入れられず、衝突することすらあった。自らの「防人」としての使命を重く受け止め、感情を捨て「剣」で在り続けることを誓っていたが、死去した奏を想い、聖遺物の融合で死が危ぶまれた響に涙するなど、凛とした佇まいながら篤い情を秘める。現在は響はもちろん、かつて戦ったクリス、マリアたちとも信の置ける仲間となり、「防人」であることは変わらずとも、ベテランの装者として後輩を先導する。
- 装者、そして華やかなトップアーティストとしての顔を持つ彼女だが、第二次世界大戦当時から聖遺物の研究を続ける「風鳴機関」を総べる風鳴訃堂の血族としての宿命も負わされており、次期頭首に指名されている。機関の流れを組む二課とは幼い頃から所縁があり、当時(第1期時点の12年前)その歌声で二課所有の「天羽々斬」を偶然にも覚醒させた。
- 生真面目で言動も堅く、第1期時点ではしばしば女性らしい口調も見られたが基本的に男性的な武家口調であり、第2期以降は響をはじめとする後輩が増えたためかほぼ全てがそれとなっている。また浮世離れしており、響と出会うまでは同世代の友人たちと遊びに行った経験が無かったほどである。歌手である故に自身の体調管理にも気を配っており、夜の9時以降は一切飲食をしないことを心掛けている[注釈 14]。しかし、歌と戦闘以外は不得手で、部屋を片付けることができず物を散乱させてしまう、という意外な欠点がある。そのため緒川に日常生活の面倒を見てもらっている。その他、良くオートバイを好んでおり、公私ともに使用する。
- 第3期でのキャロル一派との戦いの中、自身が表向きには祖父である訃堂の実子であることも語ったが、父・風鳴八紘との擦れ違いも解消している。
- 使用ギア:天羽々斬(あめのはばきり)
- 第1号聖遺物「天羽々斬」の欠片から構成されるシンフォギア。メインカラーは青。聖詠は「Imyuteus amenohabakiri tron」。型式番号は「SG-r01 Amenohabakiri」[注釈 15]。
- アームドギアは日本刀状の剣をはじめとした斬撃武器類で、脚部装甲から取り出す柄状の形態から各種刀剣に変形する。小刀状のアームドギアは投擲にも用いられ、両脚部に装備されたブレードによる斬撃も行う。両脚部のブレードにはバーニアも備えられており、ジャンプの際の空中機動の他、地上・水上をホバー走行することが可能。翼の技量も相まって、斬撃による切れ味と、機動力に優れたギアとして高い性能を発揮する。またオートバイの運転にも長ける翼は乗車したままギアを纏い、連携した技まで繰り出す。
- 絶唱は本来アームドギアから圧縮エネルギーを放つ[注釈 16]ものであるが、シンフォギアとその装者を中心として放射状に直接エネルギーを放つこともできる。翼はクリスとの初戦、自爆にも近い形でその絶唱を発動した。
- ルナアタックの際にはエクスドライブモードで絶唱を発動、天ノ逆鱗時を上回る大きさまでアームドギアを巨大化させ一撃を放っている。第2期以降のエクスドライブモードにおいては巨大化した脚部ブレードを装備している。
- 逆羅刹
- 逆立ちと同時に横回転し、展開した脚部のブレードで周囲を切り裂く。
- 影縫い
- 敵の影に小刀を打ち込み、動きを封じる。影ができる光の下でなければ使えない。元は緒川が得意とする銃を用いての忍法だが、翼はその利便性に惚れ込み3年がかりで小刀での影縫いを習得した。
- 千ノ落涙
- 空間から大量の青いエネルギー剣を具現化し、上空から落下させ広範囲を攻撃する。
- 蒼ノ一閃
- 大型化させたアームドギアを振るい、巨大な青いエネルギー刃を放ち標的を両断する。エクスドライブモードでは威力・射程が飛躍的に上昇している。
- 天ノ逆鱗
- 空中で投擲したアームドギアを巨大化させ、それを敵に向かって蹴り貫く他、相手の攻撃を受け止めるためにも用いられている。
- 炎鳥極翔斬
- 両手に構えたアームドギアから火炎を放出、自身を青い火の鳥と化して突貫する。荷電粒子砲「カ・ディンギル」を撃破した。
- 蒼ノ一閃 滅破
- エクスドライブモードで放たれた蒼ノ一閃の強化バージョン。アームドギアは更に大型となり、威力も格段に上昇している。
- 風輪火斬
- 脚部ブレードのバーニアによるホバー走行の突進から、二本のアームドギアの柄を繋ぎ合わせて双刃刀へと変形させ、真っ赤な炎を纏わせながら振り回し斬りかかる。
- 風輪火斬 月煌
- 青い炎を纏った風輪火斬。発動時の前口上は「風鳴る刃、輪を結び、火翼を以て斬り荒ぶ。月よ、煌めけ!」。
- 騎刃ノ一閃
- バイクに搭乗した状態で前方に脚部のブレードを巨大な刃状に展開・結合し、突進して対象を切断する。
- 騎刃ノ一閃・旋
- バイクに搭乗した状態でスピンし脚部のブレードを展開し、そのまま突進して周囲の対象を切断する。
- 蒼刃罰光斬
- 鞘が大剣となった刀のアームドギアを形成。刀の抜刀と鞘である大剣による素早い二連撃の居合で、青い斬撃をX字に飛ばし、対象を斬り裂く。
- 羅刹 零ノ型
- 両手に持った刀と脚部のブレードから真っ赤な炎を発し、空中で高速回転しながら突進して対象を焼き切る。
- 無恐三刃
- 脚部のブレードを展開しバーニアで縦回転しつつアームドギアを構えて突進、三つの刃で対象を斬り裂く。
- TRINITY RESONANCE
- イグナイトモードで響・クリスと共に放たれる合体技。上記参照。
- 風月ノ疾双
- イグナイトモードで繰り出される、調とのユニゾンによる合体技。
- 翼の「騎刃ノ一閃」によるブレードを展開した状態のバイクに、後方から調の「非常Σ式 禁月輪」のホイールが変形した巨大な二輪が接続し、チャリオットとして構築。それによって地上を疾走し、標的に突撃する。
- 雪音 クリス(ゆきね クリス)[注釈 17]
- 声 - 高垣彩陽
- 16歳(第1期、2期)→17歳(第3期以降) / 誕生日:12月28日 / A型 / 身長153cm / 3サイズ:B90・W57・H85
- 第2号聖遺物「イチイバル」のシンフォギア装者である第一種適合者。乱暴な言動と、「ちょろくさい」を「ちょせぇ」と発言する独特の口調が特徴[注釈 18]。私立リディアン音楽院高等科2回生(第2期)→3回生(第3期以降)。特異災害対策機動部第二課(第2期)→S.O.N.G.(第3期以降)所属。髪は襟足の左右を長く伸ばし、おさげのような形としている。勝気だが責任感は強く、後輩の調や切歌に対しては良き先輩であろうと努め、因縁の地であるバルベルデ共和国から続くトラウマを断ち切り成長していく。
- 8年前(第1期、2期時点)にバルベルデにてNGO活動中の両親が紛争が原因の爆弾で死亡、自身も現地組織に捕えられ捕虜生活を送った悲惨な過去を持つ。その後国連軍の介入により救出され帰国したのが6年を経た頃であったが、すぐさま行方不明となり、さらに2年を経て完全聖遺物「ネフシュタンの鎧」を纏った姿で響・翼の前に忽然と姿を現わした。その出自から「戦争の火種を無くしたい」という想いを強く持っていたクリスは、そこに付込んだフィーネに唆され協力し二課装者を襲撃する。しかし度重なる失敗にフィーネの制裁を受けて遁走におよび、弦十郎に説得され以後は響たちと共闘することとなる。
- 翼に並ぶ第一種適合者であり、くわえて戦闘センスは高い。フィーネとの決戦では「カ・ディンギル」の放つ粒子ビームに絶唱で対抗して生死不明となるも、他の二人と共にエクスドライブのギアを纏い復活、フィーネを打倒する。フィーネに対しては愛憎相半ばする気持ちを抱いており、見捨てられたことの憎しみをぶつける一方、彼女が消滅するのを看取った際には堪えきれず涙を流している。
- 悪たれた性格の反面、私服は女子らしい洒落た服装を好む。また心優しい面が折りに際し表れており、フィーネのもとを追われた時に出会った迷子の兄妹には一緒に親を探すなど世話を焼いている。その生い立ちからか他人と触れ合うことに臆病な面もあり、遠慮なくスキンシップしてくる響に対しては、むずかりながら赤面している。
- ルナアタック後(第2期)で正式に二課の一員になると同時に、リディアンに編入した。依然、他人との距離を置きがちではあるが居場所を得たと感じており、それを守ることを戦う理由としていく。第3期ではキャロル一派との戦いの中、調・切歌たちとの絆も深め両親への想いも再認識した。第4期ではバルベルデでの作戦行動中にかつて姉同然に慕っていたソーニャと再会するが、それはその弟のステファンを救うため彼の足を奪ってしまった時であった。作戦後も内心鬱屈としていたクリスだったがパヴァリア光明結社との戦いの最中、姉弟の来日時に過去と再び向き合い、蟠りを解かす。
- 小柄な身長の割にかなりの巨乳。好きな食べ物はアンパン[注釈 19]。
- 使用ギア:イチイバル
- 第2号聖遺物「イチイバル」の欠片から構成されるシンフォギア。メインカラーは赤。聖詠は「Killiter Ichaival tron」。型式番号は「SG-r02 Ichaival」[注釈 20]。アームドギアは本来弓となるべきものだが、戦渦の中で育った生い立ちのため響ほどではないが性質が変異し、忌まわしき記憶の象徴である銃器として発現している。その特性は「長射程広域攻撃」であり、クロスボウ、ライフル、ガトリング砲、ミサイルなどのアームドギアの形成による他に類を見ないほどの高火力での遠距離・広範囲射撃を得意とする。ヘッドギアには精密狙撃時にスコープ状に変形する機能もある。ハンドガンのアームドギアも形成でき、ガン=カタを習得したクリス[注釈 21]による二丁拳銃で近接戦闘にも対応できる。ハンドガンは自動連射可能[注釈 22]。またクリスがトラウマを克服するに従い、本格的な弓のアームドギアとしてロングボウの形成も発現している。
- 絶唱はエネルギーを広域にわたって放射する殲滅攻撃を本来の形とするが、カ・ディンギルに対抗した際のクリスはこれを応用して違う形で放っている。アームドギアを大型レーザー砲に変形させるとともに、多数のエネルギーリフレクターを展開、これによりエネルギーレーザーを反射・増幅(レーザーの反射光により背面に蝶のマークが浮かぶ)した一点集中砲撃として転用することで、瞬間的であるがカ・ディンギルからの一撃を真っ向から押し留める出力を発揮した[注釈 23]。
- エクスドライブモードでは、レーザーによる広域射撃攻撃が可能なアームドギア一体型の飛行ユニットに搭乗する。乗り捨てた飛行ユニットは自爆させ、周囲を攻撃することも可能。
- ルナアタック時の月の欠片の破壊の際、エクスドライブモードで発動した絶唱は、大量の大型ミサイルを生成しての一斉射撃であった。
- BILLION MAIDEN
- アームドギアが変形した4門の3連ガトリング砲からの一斉掃射。
- MEGA DETH PARTY[注釈 24]
- 腰部アーマーを展開し、追尾式小型ミサイルを一斉に発射する。エクスドライブモードでは飛行ユニットからホーミングレーザーを一斉射撃する。
- MEGA DETH QUARTET
- ギア全体を固定砲台形式(前述のガトリング砲と小型ミサイルに加え、大型ミサイル4基を搭載)へと変形させ、広域砲撃を行う。多数の大型ノイズを一撃で掃討できるほどに強力な反面、エネルギーチャージに時間を要するため、単独での使用は難しい。
- GIGA ZEPPELIN
- 大型化させたクロスボウから複数のクリスタル状の矢を上空に放ち、各々が割れるように無数の破片に分裂、エネルギー弾と化したそれらがあたり一面に降り注ぎ敵を殲滅する。
- RED HOT BLAZE
- アームドギアをスナイパーライフルに変形させ、ヘッドギアのスコープで標的を捕捉し狙撃を行う。自動人形レイアとの戦闘ではライフルそのもので殴打、意表突く一撃を放っている。
- MEGA DETH FUGA
- ギアから大型ミサイル2基を生成し、砲撃を行う。「MEGA DETH QUARTET」より威力は落ちるものの、エネルギーチャージなしに発射できる。
- QUEEN'S INFERNO
- クロスボウから複数のエネルギー矢を高速連射する。
- ARMOR PURGE
- 身に纏ったギアを強制解除し、散弾のように爆ぜたエネルギーで周囲一面を破壊する。
- MEGA DETH SYMPHONY
- 6基の大型ミサイルを生成・発射し、それらが無数の散弾となって広範囲を攻撃する。
- MEGA DETH INFINITY
- 12基の大型ミサイルを生成し、小型ミサイルと4門の3連ガトリング砲も合わせての一斉掃射。
- ARTHEMIS SPIRAL
- イチイバルのアームドギアを本来の形たるロングボウに変形させ、矢の形をしたミサイルを射る。イグナイトモードにて、レイアの「妹」を一撃で沈めている。
- ARTHEMIS CAPTURE
- イチイバルのアームドギアを本来の形たるロングボウに変形させ、標的の内部で爆発する巨大な矢を射る。
- エネルギーリフレクター
- イチイパルの腰部ユニット後方に収納されている、菱形の小片パーツ。多数が収納されており、数多くの小片パーツを空間に展開して、エネルギービームの反射・偏向、または遮断などに用いられる。劇中では自身が射出するビームの収束や、敵が放ったビームの遮断に活用された。
- TRINITY RESONANCE
- イグナイトモードで響・翼と共に放たれる合体技。上記参照。
- Change the Future
- イグナイトモードで放たれる、マリアとのユニゾンによる合体技。
- 互いのギアを連結し、クリスが背部ユニットを変形させたウィングとブースターを、マリアが巨大化させた刀身によって機首を形成し、戦闘機を構築。それによって赤いオーラを纏いながら最大加速で飛翔し、標的に突撃する。カリオストロの突進攻撃と激突し打破った。
- なお、"t"の字は"†"と表記されている。
- ネフシュタンの鎧
- 当初装着していた完全聖遺物。クリスの装着時は鎧が白銀色に輝き、顔の上半分にバイザーが装着される。
- NIRVANA GEDON
- 肩部の鞭状突起から黒い電撃を包み込むように白いエネルギー球を生成し、標的に投げつけて攻撃する。
- ARMOR PURGE
- 身に纏う鎧を弾き飛ばし四散させ、爆ぜた破片を周囲にばら撒く。
- マリア・カデンツァヴナ・イヴ(Maria Cadenzavna Eve)
- 声 - 日笠陽子
- 21歳(第2期、3期)→22歳(第4期) / 誕生日:8月7日 / AB型 / 身長170cm / 3サイズ:B96・W62・H90
- 第2期より登場。聖遺物第3号「ガングニール」(第2期)→聖遺物「アガートラーム」(第3期以降)のシンフォギア装者である第二種適合者。かつて「フロンティア事変」を勃発させた武装組織「フィーネ」の一員であったが、現在は響たちと同じS.O.N.G.所属の装者として共に戦う。腰下まであるロングヘアと、猫耳のような突起を作る髪型が特徴。猫耳部には青い十字型の花をあしらったアクセサリーを付ける。
- デビューからわずか2か月で米国チャートの頂点まで昇りつめたアーティストでもある。装者としては、高い技量を持つ翼と対等に渡り合うほどの実力を有しているが、第二種適合者であるため能力の発揮にはLiNKERに依存している。
- 登場当初、翼と共に出演したライブを期に「黒いガングニール」を装着した姿を見せ、ノイズ率いる武装組織「フィーネ」を名乗り、全人類への宣戦布告を行った。第2期ではそれ以後、組織「フィーネ」の一員として調や切歌らと共に響たち二課装者と都度、敵して刃を交えることとなる。しかし人類の殲滅までを目論んだウェルの暴走に立ち向って共闘、野望を潰えさせた。第3期以降も頼もしい響たちの仲間として、世界に脅威をもたらす敵と戦っていく。
- 性格は毅然な反面、内面は繊細かつ優しくもある。ナスターシャが立案した「フロンティア計画」に賛同し、テロリストとして再誕したフィーネを演じてまで立ち廻ったのも、遠からず訪れる月の地球への落下による天変地異から人類を救済するために取った行動であった。その出自はF.I.S.の施設「白い孤児院」に集められた「レセプターチルドレン」の一人。同じ境遇であった妹セレナを6年前(第1期、2期時点)のネフィリムの起動実験の事故で喪っている。
- フロンティア事変後は拘留されるも無罪放免[注釈 25]となり、司法取引[注釈 26]に応じて国連のエージェントとして事変隠蔽のための歌手活動を強いられていたが、自動人形の襲来に際してS.O.N.G.へと転属[注釈 27]。キャロル一派との戦いの中、新生アガートラームを得て、遂には響たちと共に首魁キャロルを倒した。第4期では作戦に赴いたバルベルデ共和国にてパヴァリア光明結社の錬金術師らと交戦、最後のLiNKER(model_K)を消費するも、エルフナインに協力し新型LiNKERの精製を成功させている。
- 出生地は東欧の辺境地方[注釈 28]。F.I.S.で受けた訓練によるものか、ギアを纏わない生身での体術の腕前はかなりもの。および自動車はもちろん、ヘリコプターから潜水艇まで、様々な乗り物を操縦できる様子。また将棋が趣味・特技であり、たびたびセリフにその影響が見られる[注釈 29][注釈 30][注釈 31]。
- 使用ギア:ガングニール
- 第3号聖遺物「ガングニール」の欠片から構成されるシンフォギア。マリアが装着したギア構成後の形状は、同型機である奏・響のギアと酷似するが、機体色は黒と赤を基調とするものとなる。聖詠は「Granzizel bilfen gungnir zizzl」。響にはそのカラーから「黒いガングニール」と呼ばれる。
- 日本政府管理外の機体であるがアウフヴァッヘン波形パターンが響のガングニールと同一であったことから、同じ聖遺物の欠片を由来とするギアであると劇中で推測された。事実その通りであり、かつて了子(フィーネ)がF.I.S.のもと秘密裏に、聖遺物ガングニールのもう一つの欠片を加工して開発した同型機である[注釈 32]。
- アームドギアは奏と同様の槍であり、構成ギミックも同一。近接武器として扱えるうえ、エネルギービームを放つ必殺技も有する。背部のマントは自在に操作・硬化させることが可能で、竜巻のように身体を回転させて攻撃に転用できるほか、全身を覆う盾として扱うなど用途は多岐に渡る。
- フロンティアの決戦では響の聖詠によってマリアの纏うこのギアが強制的に解除され、代わって響が装着・運用するという謎の現象が生じている。事態収拾後、マリアが正式に譲ったため、以降は響がこのギアの装者となった。第3期では一時的に歌えなくなった響から拝借する形で再びマリアが纏ったが、細部の形状が以前とは異なり、なにより背部のマントが形成されず性能は以前に及ばなかった。そのうえLiNKERの投与なしの運用であったためマリアはバックファイアで大ダメージを負った。
- HORIZON†SPEAR
- アームドギアの刀身を展開して形成した砲身部から、高出力のエネルギービームを放つ。
- 使用ギア:アガートラーム
- 聖遺物「アガートラーム」の欠片から構成されるシンフォギア。聖詠は「Seilien coffin airget-lamh tron」。型式番号は「SG-x00 Airget-lamh」[注釈 33]。メインカラーは白銀。かつて了子(フィーネ)がF.I.S.のもと秘密裏に開発した機体のうちの一機である[注釈 34]。元はセレナが装者だったが彼女が死亡した事故で破損し、廃棄扱いとなり、ギアのペンダントはナスターシャから御守りとしてマリアに渡されていた。
- フロンティア事変最終局面ではマリアの歌(Apple)で全人類70億人の歌が喚起され、発生した膨大な高レベルフォニックゲインによってギアのコアが励起、6人の装者の絶唱によりアガートラームの「エネルギーベクトルの操作」特性が発動、似通った絶唱特性を有する響[注釈 10]と共に70億の絶唱を調律し、装者全員のギアをエクスドライブモードに至らせる奇跡を発現させた。事変収拾後アガートラームは再び機能しなくなるが、その後の第3期、コンバーターの新造およびイグナイトモジュールの搭載などの改修が施され、セレナが遺したギアは正式にマリアのものとなる。
- 新生アガートラームは旧機体と同様の白銀の基調色で機体形状も似通っているが、左腕部ユニットが下腕を覆う大きな篭手状となっている。アームドギアはその装甲内側で生成される短剣であり、肘部側から取り出し振るう。短剣は無数に生成することが可能であり、斬撃のみならず投擲攻撃にも威力を発揮する。また下記の必殺技のほか、左腕の籠手の拳で繰り出す強力なパンチや、空中に展開した三本の短剣を頂点に結んでバリアーを発生させる防御技なども併せ持つ。
- キャロルとの決戦で見せた装者たちの切り札「S2CA・ヘキサコンバージョン」は、上記のフロンティア事変最終局面の奇跡を意識的に行うという離れ業[注釈 35]であり、このギアを纏うマリアが響に並んで重要な役割を果たしている。エクスドライブモードにおけるアームドギアは胸部のジェムから引き出して形成する長剣であり、これを用いた攻撃技も披露した。
- 第4期では前述の絶唱特性が潜在的に働く様子を見せている。響たちの危機にLiNKERの投与なしに出撃し、イグナイトモジュールすら発動したマリアや切歌・調たちは絶唱級のバックファイアを受けるはずが、この能力によりマリア本人だけでなく3人とも重篤な負荷を受けることを免れた。能力の発動の際にはアガートラームを纏ったマリアが青いオーラに包まれる現象も確認されている。この一連の現象は装者であるマリアの脳に起因する作用であると判断され、新型LiNKER精製の糸口となった。
- INFINITE†CRIME
- 左腕部ユニットからアームドギアである短剣を引き抜き、それに連なって引き出された無数の短剣を周囲の空中に展開、一斉に投擲する。
- EMPRESS†REBELLION
- 携えて振るう短剣の刀身を蛇腹剣のように変化させ、あらゆる角度から周囲一帯を斬り裂く。
- TORNADO†IMPACT
- 左腕部ユニットから無数の短剣を連結した状態で引き抜き、手にした一本から切り離し頭上で輪とする。輪となって回転し続ける短剣は連結が解かれさらに高速回転、それにより電流を帯びた竜巻が発生、激しい気流を纏うようにマリアが空中を飛翔、突進攻撃を行う。竜巻の発生源である数多の短剣は、渦の前面で牙のように並び、突進する間も回転して敵を穿つ。
- HORIZON†CANNON
- アームドギアである短剣を左腕部ユニットの肘部側から装甲内部に再び納刀するように接続し、左腕部ユニットが多数の光り輝くフィンを有する射撃形態へと変形。掌部を変形させ形成した砲身から高出力のエネルギービームを迸らせる。
- SERE†NADE
- アームドギアである短剣を左腕部ユニットの肘部側に柄から取付け、刀身を長大に変形させ、腰部と左腕部ユニットのバーニアで加速してすれ違い様に斬り裂く。
- Change the Future
- イグナイトモードで放たれる、クリスとのユニゾンによる合体技。上記参照。
- Vitalization
- 響と「手を繋ぐ」ことで6人のシンフォギア装者が一体となって放つ技。マリアの武装は銀の左手を形成する。上記参照。
- 月読 調(つくよみ しらべ)
- 声 - 南條愛乃
- 14歳(第2期エピローグ時点)→15歳(第3期以降) / 誕生日:2月16日 / A型 / 身長152cm / 3サイズ:B72・W53・H76
- 第2期より登場。聖遺物「シュルシャガナ」のシンフォギア装者である第二種適合者。黒髪ツインテールの物静かな少女。かつて「フロンティア事変」を勃発させた武装組織「フィーネ」の一員であったが、現在は響たちと同じS.O.N.G.所属の装者として共に戦う。私立リディアン音楽院高等科1回生(第3期以降)。装者6人の中で一番の小柄。
- 登場当時、マリアや切歌と共に組織「フィーネ」の装者として響たち二課の装者と都度、敵して戦った。元々の出自は、F.I.S.の施設「白い孤児院」に集められた「レセプターチルドレン」の一人。同施設で一緒に育ったマリアや切歌とは家族のような関係で、切歌とは特に仲が良く並べて行動を共にしている。
- フロンティア事変においては、二課装者との戦いで響のことを偽善者呼ばわりし、彼女の戦い方を否定して感情的になることもあった。しかし響の為人に触れ、彼女を信じてウェルの暴走に対して共闘、野望を潰えさせる。なお調こそが真のフィーネの器であった。その後、拘留されるも無罪放免となり[注釈 25]保護観察の条件で二課に身柄を預け[注釈 36]、同様の待遇を受けた切歌と共にリディアンに編入、まだ未熟ながらも響たちの仲間として世界に脅威をもたらす敵と戦っていく。
- 第4期では、切歌以外の装者とのユニゾンに難航していたが、調神社の神主や、共にプレラーティとの戦闘に際した翼から諭され、彼女とのユニゾンに成功している。また何らかの事故が原因で「白い孤児院」に収容された幼い頃、本名がわからなかったため、所持していた御守り[注釈 37]から現在の名前が名付けられたことも語られた。
- 組織「フィーネ」では炊事担当であったためか、料理の腕は確かなものがある。
- 使用ギア:シュルシャガナ
- 女神ザババの振るいし紅刃、聖遺物「シュルシャガナ」から構成されるシンフォギア。メインカラーは黒とピンク(3期以降は白とピンク)。聖詠は「Various shul shagana tron」。型式番号は「SG-i01 Shul shagana」[注釈 38]。かつて了子(フィーネ)がF.I.S.のもと秘密裏に開発した機体のうちの一機である[注釈 34]。
- アームドギアは円形の鋸。頭部のツインテール状のバーツから形成するそれにより、攻撃・防御にと汎用性に富む運用が可能。ブーツに内蔵された小型の車輪で滑走する機構も有しており、機動力にも優れる[注釈 39]。3期以降はツインテールの基部から分離したヨーヨー型の鋸もアームドギアとして使用している。なおツインテールパーツにはバーニアも内蔵されている。
- 絶唱はギア全体が大きく変形し、無限軌道による鋸が多数出現する。また切歌の「イガリマ」とは対になっており、同時運用によるユニゾンで性能を引き上げることができる。
- α式 百輪廻(アルファしき ひゃくりんね[3])
- アームドギアから小型円盤鋸を大量に射出して攻撃する。
- γ式 卍火車(ガンマしき まんじかしゃ[3])
- ツインテール部分を伸縮可能なアームとして扱い、2枚の巨大円盤鋸を投擲する。この鋸は防御にも応用が利く。
- 非常Σ式 禁月輪(ひじょうシグマしき きんげつりん[3])
- アームドギアから巨大な環状の鋸を縦に形成し、内側に乗り一輪車のように高速で突進する。移動手段としても運用できる。
- 裏γ式 滅多卍切(うらガンマしき めったまんじぎり[3])
- γ式 卍火車の発展型で、左右のアームを1本ずつ増やした4本のアームを自由自在に操り、巨大円盤鋸を繰り出す。
- 緊急Φ式 双月カルマ(きんきゅうファイしき そうげつ-[3])
- ギアの円形鋸をヘリコプターのローターのように上下に展開し、空中を飛行する。
- 終Ω式 ディストピア(ついオメガしき-[3])
- エクスドライブモードにおける技。武装の一部を分離して巨大なオートマタに再構成し、頭部に搭乗して操縦する。
- Δ式 艶殺アクセル(デルタしき えんさつ-)
- スカートを円状の刃に変形させ、体を回転させて周囲を斬り裂く。
- β式 巨円断(ベータしき きょえんだん)
- アームドギアのヨーヨーを合体・巨大化させ、頭上から振り下ろす。
- 禁殺邪輪 Zあ破刃エクLィプssSS(きんせつじゃりん・ザババエクリプス)
- 切歌との合体技。あらかじめ切歌の両肩から放つロープで対象を絡めとり、地面に固定。同時に切歌のアンカーを自身のギアと接続し、非常Σ式 禁月輪と断殺・邪刃ウォttKKKで挟撃する。
- 禁合β式・Zあ破刃惨無uうNN(きんごうベータしき ザババサンムーン)
- 切歌との合体技。空中で調のアームドギアのヨーヨーを切歌のアームドギアの鎌の柄の先に接続し、巨大な刃が付いた車輪状に変化させ、回転させながら2人が相手に突撃をする。
- 風月ノ疾双
- イグナイトモードで繰り出される、翼とのユニゾンによる合体技。上記参照。
- 暁 切歌(あかつき きりか)
- 声 - 茅野愛衣
- 15歳(第2期エピローグ時点)→16歳(第3期以降) / 誕生日:4月13日[注釈 40] / O型 / 身長155cm / 体重44kg / 3サイズ:B81・W56・H83(第2期[注 1])→B82・W56・H83(第3期)
- 第2期より登場。聖遺物「イガリマ」のシンフォギア装者である第二種適合者。明るく協調性があり「〜デス」が口癖。金髪・ボブカットで前髪に×型のアクセサリーを付ける。かつて「フロンティア事変」を勃発させた武装組織「フィーネ」の一員であったが、現在は響たちと同じS.O.N.G.所属のシンフォギア装者として共に戦う。私立リディアン音楽院高等科1回生(第3期以降)。
- 登場当時、マリアや調と共に響たち二課の装者と都度、敵して戦った。元々の出自は、F.I.S.の施設「白い孤児院」に集められた「レセプターチルドレン」の一人。同施設で一緒に育ったマリアや切歌とは家族のような関係。調とは特に仲が良く並べて行動を共にするが、互いに想いが深い故に擦れ違うこともある。
- フロンティア事変では自身が「フィーネの器」であると思い込んでウェルに従ったため、調と刃を交えてしまうが、真の器が彼女であることを知り自己嫌悪のあまり自害を図った。しかし投げ戻るイガリマの鎌の自刃を、調が身に受けて庇い彼女の中のフィーネが身代わりとなり消滅。和解した調に、マリアも加わり共にネフィリムと戦う響たちと合流し共闘、ウェルの野望を潰えさせる。その後、調と同様の待遇を受け、共にリディアンに編入する。まだ未熟ながら、時に調と力を合わせ、響たちの仲間として世界に脅威をもたらす敵と戦っていく。
- 爛漫なムードメーカーであるが、ナスターシャの墓前に醤油のボトル[注釈 41]を供えるなどかなり惚けた一面がある。
- 使用ギア:イガリマ
- 女神ザババの振るいし碧刃、聖遺物「イガリマ」の欠片から構成されるシンフォギア。メインカラーは黒と緑(3期以降は白と緑)。聖詠は「Zeios igalima raizen tron」。型式番号は「SG-i02 Igalima」[注釈 42]。かつて了子(フィーネ)がF.I.S.のもと秘密裏に開発した機体のうちの一機である[注釈 34]。
- 魔女の帽子のようなヘッドギアと、肩部プロテクターを兼ねた小型ブースターを装備している。アームドギアは鎌で、主に近接戦闘用の斬撃兵器。調の「シュルシャガナ」とは対になっており、同時運用によるユニゾンで性能を引き上げる。また戦闘曲も似た曲調・歌詞となっている。
- 絶唱はアームドギアである鎌が変形・大型化し、あらゆる防御を無視して対象の魂を破壊する能力を持つ。
- 切・呪リeッTぉ(キル・ジュリエット[3])
- アームドギアの刃を3枚に分裂させ、ブーメランのように飛ばして左右から挟撃する。
- 断殺・邪刃ウォttKKK(だんさつ・ジャバウォック[3])
- 肩のアンカーで敵を捕縛すると同時にギロチン状に変形したアームドギアをセットし、肩部ブースターを噴射させスリングショットのように突撃して対象を切断する。
- 封伐・PィNo奇ぉ(ふうばつ・ピノキオ[3])
- 肩部プロテクターを展開し、それぞれの先端に鎌を装備させて自在に操る。
- 双斬・死nデRぇラ(そうざん・シンデレラ[3])
- 2本に分裂させたアームドギアをハサミのように合体させ、対象を挟み切る。
- 終虐・Ne破aァ乱怒(ついぎゃく・ネバーランド[3])
- エクスドライブモードで放たれた技。3枚の刃が付いているアームドギアを振り回し斬りかかる。
- 災輪・TぃN渦ぁBェル(さいりん・ティンカーベル)
- 肩部プロテクターのブースターを噴射、コマのように高速回転しアームドギアで周囲を切断する。
- 対鎌・螺Pぅn痛ェる(ついれん・ラプンツェル)
- 2本のアームドギアを合体させ、三日月型の刃を左右に備える大型の鎌を形成する。
- 禁殺邪輪 Zあ破刃エクLィプssSS(きんせつじゃりん・ザババエクリプス)
- 調との合体技。上記参照。
- 禁合β式・Zあ破刃惨無uうNN(きんごうベータしき ザババサンムーン)
- 調との合体技。上記参照。
- 必愛デュオシャウト
- イグナイトモードで放たれる、響とのユニゾンによる合体技。上記参照。
- 小日向 未来(こひなた みく)
- 声 - 井口裕香
- 15歳(第1期、2期)→16歳(第3期以降) / 誕生日:11月7日 / A型 / 身長156cm / 3サイズ:B79・W54・H82
- 私立リディアン音楽院高等科1回生(第1期、2期)→2回生(第3期以降)。響の幼馴染兼保護者で寮のルームメイト。黒髪を大きな白いリボンでハーフアップにしている。しばしばポニーテールにもする。響とは大変仲が良く、同じベッドで寝起きするだけでなく、風呂も一緒に入るほど。かつて(第1期、2期当時の2年前)の「ツヴァイウィング」のライブに響を誘ったのは未来であるが、彼女自身は家の都合により行けず、そのためノイズの襲撃事件に遭うことはなかった。
- 第1期当初、響は未来にシンフォギア装者となったことを隠していたが、その様子に未来は表面は普通に振る舞うも疑念を抱いていた。クリスの襲撃に巻き込まれたことで事情を知るが、そのために感情が縺れて溝が生じてしまう。しかしその後ノイズの襲撃において戦う力を持たずとも響に協力して和解した。フィーネとの決戦では彼女がリディアンの級友を率先して響たちに歌を届け、エクスドライブを発現させる高レベルフォニックゲインをもたらした。最後の一撃を放とうとした響が暴走に呑まれそうになりながらも自我を失うことなくフィーネを打倒できたのも、響を呼ぶ未来の叫びがあってこそであった。
- 第2期ではウェルのLiNKERを用いた調整で、機械的なシステムで制御されるシンフォギア「神獣鏡」の装者に仕立て上げられてしまう。「響をこれ以上戦わせたくない」という想いを神獣鏡に歪められ洗脳される彼女は戦線に投入された。そんな未来を救おうとする響と戦うこととなるが、響の決死の行動で自らが放った光線を浴びてギアから解放される。最終局面ではネフィリム・ノヴァを撃破したものの動けなくなった響たちに代わりソロモンの杖を投擲、バビロニアの宝物庫を閉じることに成功しネフィリムを隔離して一兆度の爆発から地球を救った。
- 第3期以降は、装者でなくなった未来であるが戦いに身を投じる響たちを陰ながらサポートしている。
- 使用ギア:神獣鏡(シェンショウジン)
- 聖遺物「神獣鏡」の欠片から構成されるシンフォギア。メインカラーは紫と白。聖詠は「Rei shen shou jing rei zizzl」。コアとなる聖遺物は5年前(第1期、2期時点)、長野県皆神山で櫻井了子=フィーネが密かに奪取したものであり、その後F.I.S.のもと彼女の手でシンフォギアとして開発された[注釈 34]。当初は装者が不在であり、ギアのペンダントは組織「フィーネ」の大型ヘリに組み込まれて聖遺物の特性が利用されていたが、フロンティアの封印解除の出力には及ばず、未来が装者にされたことで役割が完遂されることとなる。
- F.I.S.の技術による機械装置が組み込まれたこのギアの装者は、脳に直接作用する「ダイレクトフィードバックシステム」により己の意志とは無関係にプログラムされた戦闘パターンを実行する。構成されるプロテクターは、獣の顎のような形のヘッドギアを有しており、顎は装者の目を覆う形で開閉、閉状態ではヘッドマウントディスプレイとなる。上半身が軽装である反面、下半身、膝下の装備は重厚であり、後述の「イオノクラフト」や環状ミラーデバイスを展開するギミックなどが集中している。両腕部には環状ミラーデバイスに接続して出力を伝達するためのケーブルを備えているが、鞭のように振るい攻撃に用いることも可能。
- コアとなった聖遺物「神獣鏡」は他の聖遺物に比して格が劣るため、このシンフォギアも本来スペックは低いものの、装者である未来の響を想う心象が歪めて利用され、「聖遺物由来の力を分解する」特性である「凶祓い」の力が強く顕現している(弦十郎曰く「聖遺物殺し」)。その他にも、ビーフェルド-ブラウン効果による飛行機能「イオノクラフト」、ミラーデバイスやアームドギアである扇から発せられる圧倒的な輝き「光起電力効果[注釈 43]」などの機能が解放されており、対シンフォギア戦に特化した最弱にして最凶のギアとなった。
- 閃光
- アームドギアの扇を鏡のように展開し、複数のビームを同時に放つ。
- 流星
- 脚部装甲から環状パネルのようなミラーデバイスを形成し、腕から伸びるケーブルと接続することで極太の破壊ビームを放射する。
- 混沌
- 上記、環状ミラーデバイスを展開した形態を取り、自身の周囲に浮遊する数多の小型ミラーデバイスを生成、小型ミラーデバイスが発射するビームによるオールレンジ攻撃を行う。
- 天羽 奏(あもう かなで)
- 声 - 高山みなみ
- 享年17歳 / 誕生日:7月28日 / O型 / 身長169cm / 3サイズ:B95・W62・H92[注釈 44]
- 聖遺物第3号「ガングニール」のシンフォギア装者である第二種適合者。翼とは「ツヴァイウィング」として、二課の装者として無二の相棒だった。姉御肌の明るい性格であり気弱だった翼をいつも支えていたが、2年前(第1期、2期時点)の「ツヴァイウィング」ライブをノイズが襲撃した事件において響を守って命を落とす。
- 響は上記事件で唯一生き残るが、奏もまた5年前(第1期、2期時点)、皆神山でノイズに襲撃された[注釈 45]聖遺物発掘チームの唯一の生き残りであった。ノイズへの復讐を強く望み、シンフォギアの適合者になるべく「LiNKER」を過剰投与した結果、後天的な形で適合者となる。人体への負荷が大きいLiNKERであるが、その投与なしではギアを纏えず装着時間も制限されるため、奏は自身を「時限式」と揶揄していた。しかし当時の翼はその力を「血反吐にまみれ自ら手にした力」として尊敬していた。
- 上記事件においては、ネフシュタン起動実験のためLiNKERの投与を控えていたことから時間切れに陥り、早期決着のため「絶唱」を敢行。ノイズを一掃するもLiNKERの投与中断による適合係数の低下から肉体の耐久限界を超えた負荷が生じ、翼に抱えられたまま事切れ、亡骸は塵となった。死後は回想や幻影といった形で登場し、翼の心の支えとなっている。また、傷による失血で意識を失っていく響に放った「生きるのを諦めるなッ!」という言葉は響の人生に影響を与えている。体内のガングニールは消失することになる響だが、奏から授かった「胸の歌」は忘れないと誓っている。
- 使用ギア:ガングニール
- 第3号聖遺物「ガングニール」の欠片から構成されるシンフォギア。メインカラーは朱色。聖詠は「Croitzal ronzell gungnir zizzl」。
- アームドギアは槍であり、両腕部ユニットを合体することで構成される。アームドギアを介した絶唱は、渦状エネルギーを放つ貫通特性の高いタイプであるが、ライブ会場で使用した際は周囲のノイズ殲滅のために渦状エネルギーを広域に展開するアレンジが加えられた。
- STARDUST∞FOTON
- 投擲した槍を大量複製して、広範囲の相手を貫く。
- LAST∞METEOR
- 穂先を回転させた槍が生み出す竜巻で周囲の空間を吹き飛ばす。
- セレナ・カデンツァヴナ・イヴ(Serena Cadenzavna Eve)
- 声 - 堀江由衣
- 享年13歳 / 誕生日:10月15日 / AB型 / 身長148cm / 3サイズ:B70・W54・H76[注釈 44]
- マリアの妹で、かつてF.I.S.が擁していた第一種適合者。シンフォギアへの高い適合係数を示していたが、穏やかな性格であったため、ギアの力を戦いに用いることに抵抗を覚えていた。「レセプターチルドレン」の一人であり、セレナが聖遺物に適合したことでマリア・調・切歌も装者として選出された経緯がある[注釈 46]。髪型はセミロング。姉とは色違いの十字型の花をあしらったアクセサリーを付ける。
- 6年前(第1期、2期時点)、F.I.S.施設で行われた起動実験で暴走したネフィリムを休眠させるために絶唱を歌い成功する。しかしそのダメージで動けなくなり、発生した火災による瓦礫の崩落に巻き込まれて、マリアの目前で命を散らした。
特異災害対策機動部二課→S.O.N.G.
[編集]認定特異災害ノイズに対応するため日本政府が設けた「特異災害対策機動部」には表の顔である一課と、シンフォギアを運用する機密組織・二課が存在する。第3期において二課は国連直轄部隊『S.O.N.G.』(Squad of Nexus Guardians)として再編された。
- 風鳴 弦十郎(かざなり げんじゅうろう)
- 声 - 石川英郎
- 翼の叔父[注釈 48]で、特異災害対策機動部二課(第1期、2期)→S.O.N.G.(第3期以降)の司令官を務める。過去、勤務時は赤系のスーツを着用していたが、現在は赤系のワイシャツの袖を捲りピンクのネクタイを緩めたスタイルが常である。顎鬚が特徴。趣味は映画鑑賞。
- 元は公安警察官だったが、10年前(第1期、2期時点)、二課司令官であった父・風鳴訃堂がイチイバル紛失の責任を取って辞任した後、二代目司令として抜擢された。人間のレベルを遥かに超えた身体能力と卓越した(カンフー映画等を見て独学で覚えた)中国武術のスキルを有しており、純粋な戦闘能力(特に肉弾戦)に関しては生身でシンフォギアを装着した翼や完全聖遺物を纏うフィーネとも渡り合い、圧倒できる。しかしノイズに対しては相応のリスクを負うため、響をはじめとする若い女子を装者として戦場に送り出さねばならない立場にある。そのことに忸怩たる思いを持ちつつ、彼女たちのことも気にかける包容力の持ち主である。
- だが時にその優しさが仇となることもあり、フィーネと対した時は倒す寸前にまで追い込むも、了子の顔を見せたフィーネに隙を突かれ、戦闘不能に及ぶ重傷を負わされている。その後はフィーネと戦う響たちを見守り、最後の一撃を放つ際の暴走を喝し、未来たちと共に勝利に導いた。
- 響に武術を指導しており彼女からは「師匠」と呼ばれている。翼やクリスを含めて特訓を指導したこともあり、第4期では6人の装者の戦闘訓練の相手を務め、ギアを装着した彼女らを生身で圧倒、その強さが健在であることを見せた。
- 櫻井 了子(さくらい りょうこ) / フィーネ
- 声 - 沢城みゆき
- 特異災害対策機動部二課の研究者。アップにまとめたロングヘアーと白衣・眼鏡が特徴。シンフォギアをはじめとする異端技術「聖遺物」を動作させる「櫻井理論」を提唱する天才研究者で、聖遺物に加えて本部および防衛システムの管理や、シンフォギア適合者達のメディカルチェックなど、二課の主要技術を一手に担当している。呑気かつマイペースな性格であり、「できる女」や「天才考古学者」を自称する自信家。
- その出自としてカ・ディンギルを建造した主導的存在である超先史文明期の巫女・フィーネの血を引いており、12年前に天羽々斬の起動に立ち会ったことにより、リインカーネイション[注釈 49]が起こり、フィーネの器となった。その後はフィーネとしてイチイバルやネフシュタンを二課から奪うとともに、適合者として見出されたクリスを利用しながら、聖遺物や二課のデータと引き換えに米国政府とつながりを持つなど、日米間で暗躍しながら聖遺物を独自に収集していた。フィーネの能力によって完全聖遺物を使いこなしたり、ノイズに干渉できるバリアを発生させたりと、数多くの異能を発揮する。次なるパラダイムシフトのカギとして、人間と聖遺物の融合体である響に興味を抱き、彼女のデータを利用してネフシュタンの鎧を自身と同化させた。
- 古来より不和の象徴と伝えられてきた月こそが、カ・ディンギルの伝説に遺された「バラルの呪詛」の源と結論付け、日米両政府から捻出した研究素材やコストによって密かに建造した荷電粒子砲「カ・ディンギル」によって、これを破壊することを野望とする。月の消失によって統一言語を取り戻して「創造主」へ想いを告げるため、重力崩壊による天変地異に恐れる人類を聖遺物の力によって隷属し、世界を統一・征服することを最終目的としていた。カ・ディンギルの完成に加え、米国政府からの要求を跳ね除けたために見切りをつけられたことを機に、計画遂行に向けて動き出すと二課のシステムを乗っ取り、カ・ディンギルを解き放つ。
- カ・ディンギルの破壊と響達の復活により窮地に追い込まれ、聖遺物とノイズの力を束ねて黙示録の赤き竜と化すも、響達のデュランダルの一振りにデュランダルとネフシュタンの鎧は「完全聖遺物同士の対消滅」を引き起こして消失し、戦力を失った。最後は全力を使い果たし、カ・ディンギルの一撃により生み出された月の欠片を地球に落とした。それでもなお、これから先何度でも蘇る「了子」に未来を託すという真っ直ぐな響の思いに打たれ、了子は巫女フィーネではなく響の知っている二課の了子として助言を残し、灰となり消滅した。
- その後、調を次の器に転生するが、響の思いが通じて野望を捨てていたため、調の人格を侵食しないよう彼女の中で静観していた[注釈 50]。しかし、生命の危機に瀕した調を守るために力を使わざるをえなくなり、そのせいで彼女と切歌の不和を招くことになった。フロンティアにてイガリマを受けて瀕死に陥った調の身代わりとなって消滅する際には、「何千年も悪者をやってきた自分は今さら正義の味方にはなれない。自分たちでなんとかしなさい。」と響への伝言を託した。
- ネフシュタンの鎧
- クリスがイチイバル使用の際に脱ぎ捨てた物を回収・使用している。クリスの装着時に比べ、より禍々しい形状と黄金色に輝く外観という差異がある。後に収集した響のデータを応用することで、自身の身体とネフシュタンの鎧を同化させており、瞬時に傷を修復させるほどの再生能力を取り入れた。
- ASGARD
- 肩部の鞭状突起を伸ばして陣を組みバリアを展開する。重ね掛けによる防御力上昇も可能で、翼の天ノ逆鱗をも防ぐ強度を持つ。
- ソロモンの杖
- ノイズを任意発生・制御する。フィーネ自身の力の埒外にあるノイズの自在制御が可能となるため、より戦術的・組織的なノイズの運用が可能となっている。
- 黙示録の赤き竜
- 3つの完全聖遺物であるネフシュタンの鎧・ソロモンの杖・デュランダル、そしてソロモンの杖により召喚した多数のノイズを取り込み、成り果てた異形の姿。緋色の女・ベイバロンとも称され、「滅びの聖母」の力を宿す。驚異的な攻撃力・防御力・再生力を兼ね備えている。
- 緒川 慎次(おがわ しんじ)
- 声 - 保志総一朗
- 特異災害対策機動部二課のエージェント。飛騨忍群の家系出身で、機密保護・情報操作・隠蔽工作などを担当する諜報員的な役割を担う。性格はそういった役割を感じさせないほど穏やかかつ誠実で、不器用な翼を気にかけている胸の内を響に明かす。
- 翼の世話役としての顔も持ち、彼女の身の回りの世話からアーティスト活動のマネージャーなどを一手に担う。マネージャーとしての活動時には常に眼鏡を着用しており、翼からは眼鏡の有無でマネージャー・エージェントの言動を切り替えている癖を見抜かれている。
- 高い身体能力を有することに加え、現代風のアレンジが加えられた「現代忍法」の使い手でもある。劇中では特殊な装備(水蜘蛛)無しで水上を走行する、翼にも伝授した「影縫い」を拳銃で行うなどの技を見せた。
- 藤尭 朔也(ふじたか さくや)
- 声 - 赤羽根健治
- 男性オペレーター。気は強いがボヤキも多い。
- 友里 あおい(ともさと あおい)
- 声 - 瀬戸麻沙美
- 女性オペレーター。冷静なかつ戦況を伝えることに定評がある。現場の処理に同行しており、生存者にあたたかい飲み物を配りながら元気づけるなど、配慮もできる性格。
- エルフナイン(Elfnein)
- 声 - 久野美咲
- キャロルと瓜二つの容姿を持つホムンクルス[注釈 51]。一人称は「ボク」で、性別はない[注釈 52]。キャロルから彼女の持つ錬金術知識のうち、チフォージュ・シャトーに必要な聖遺物のパッチワーク技術をインストールされている。おどおどした言動をしがちだが、芯は強く、時に思い切った行動をとる大胆な一面を持つ。
- 本来はキャロルが肉体のスペアとして創造したホムンクルスのうち失敗作の1つであり、チフォージュ・シャトー一部建造に携わっていた。しかし建造に必要な最低限の錬金術だけでなく、キャロル自身が人間だった頃の記憶の一部もインストールされており、イザークとの想い出の影響からキャロルから世界を守ることを選択。ドヴェルグ=ダインの遺産を持ち去って日本に逃亡、クリスと切歌によってS.O.N.G.へと保護され情報と遺産を譲渡する。後にシンフォギア破壊に伴い遺産を用いたシンフォギアの強化『プロジェクト・イグナイト』を立案、自らシンフォギアを改修・強化に成功する。 本人は自覚していないが、視聴覚情報はオリジナルであるキャロルに全て筒抜けになっており、その事実をキャロル本人から伝えられた際は絶望し、自身を拘束するよう懇願するが、善意であることだとして弦十郎らに引き止められ仲間として受け入れられた。レイアの「妹」の襲撃から友里を庇い重傷を負ってしまうも、我を顧みずにマリアやウェル博士と共に協力してキャロルの計画を頓挫させることに成功。キャロルに命題の答えが「許し」であることを伝え人類への復讐をやめるよう頼み込む。しかし、計画が頓挫したキャロルは復讐心に囚われてしまい装者を襲撃。さらに無理をした行動により容態が悪化。病床で死を待つ身であったが、記憶を失ったキャロルが自分の躯体にその「想い出」を転送複写させたことで転生を果たした[注釈 53]。
- 転生後は正式にS.O.N.G.の一員となり技術面を担当し各種解析メンテナンスを請け負っている、また、装者たちのバックアップの傍らウェル博士が遺したチップの解析に着手。マリアの協力もあって約2ヶ月がかりで解析を完了し、新しいLiNKERとAnti_LiNKERを精製した。
- 錬金術師としての面から発想や助言をすることがあり、そのことがシンフィギア装者の窮地を救う一手になったこともある。
私立リディアン音楽院
[編集]女子校。以下の9名は響と未来、またはクリス、翼のクラスメートである。特に安藤、寺島、板場の3名は響と未来を含め仲良し5人グループとしてよく一緒に行動しており、ルナアタックの際に現場に居合わせたことで、響の事情を把握している。
- 安藤 創世(あんどう くりよ)
- 声 - 小松未可子
- 響を「ビッキー」、未来を「ヒナ」、クリスを「キネクリ先輩」と呼んだりと、友人に少々特殊なニックネームを付ける癖がある。5人のリーダー的存在。
- 寺島 詩織(てらしま しおり)
- 声 - 東山奈央
- 響や未来のクラスメート。おっとりとした性格だが、いざという時の啖呵はかなりのもの。趣味は響達との美味い物巡り。
- 板場 弓美(いたば ゆみ)
- 声 - 赤﨑千夏
- 髪型はツインテール。アニメ好きであり、響の生き様を「アニメみたい」と称したりと、アニメという言葉を比喩表現に使うことが多い。打ち切りアニメ「電光刑事バン」の大ファン。
- フィーネとの戦いで学園が戦場になった際は、目の前でノイズによる犠牲者を見た事や戦う響達の姿を理解しきれずパニックに陥るが、未来の励ましを得て響のために率先して動くようになる。
- 綾野 小路(あやの こみち)、五代 由貴(ごだい ゆき)、鏑木 乙女(かぶらぎ おとめ)
- 声 - 原嶋あかり、清水茉菜、櫻井浩美
- クリスのクラスメートたち。編入後も人付き合いを避けようとするクリスを気にかけている。
- 高坂 歩(たかさか あゆむ)、佐部 瞳子(さべ とうこ)、大木 杏胡(おおき あこ)
- 声 - 大西沙織、高橋未奈美、櫻井浩美
- 翼の同級生たち。
F.I.S.
[編集]- ナスターシャ・セルゲイヴナ・トルスタヤ[3]
- 声 - 井上喜久子
- 通称「ナスターシャ教授」。F.I.S.のブレーンとしてマリア達を従える老技術者で、聖遺物の研究に携わっている。6年前のネフィリムの暴走の際、マリアを助け瓦礫の下敷きとなり、その後遺症で右眼と歩行能力を失い、眼帯と電動車椅子を使用している。その身は病に侵され余命は短く、ウェル博士の処置を以て延命している。
- フィーネ=了子がもたらした月の落下、及び特権階級の事実隠蔽を知り、F.I.S.を武装組織として蜂起させ、可能な限り人命を救済すべく「フロンティア計画」を立案し実行に移す。自分を「マム」と呼ぶマリア達装者を大切に思っているが、計画のために厳しく接する。しかし計画が暗礁に乗るにつれ、愛する装者達にテロリスト紛いの行為をさせてしまった選択を後悔するようになり、自分達単独での計画遂行断念を決意。米国政府との講和を図るも裏切りに遭い追われる身となる。フロンティア内で月の遺跡を起動させることで軌道を元に戻す方法を見つけるが、それを疎んだウェルによって彼女のいた区画ごと宇宙空間に飛ばされてしまう。最後はマリアが集め響が調律した70億人分のフォニックゲインを月の遺跡に注ぎ込んでその起動を確認し、モニター越しに響たちの歌を聴きながら力尽き死亡した。後に遺体は国連調査団の手によりフロンティアの異端技術の一部と共に回収された。
- 第4期にてマリアの記憶の中の存在として登場した際には、過去、幼い頃のマリアを含めたレセプターチルドレンを過剰なまでに厳しく、体罰も厭わず戦闘訓練を受けさせていた様子が描かれている。しかし、その度に辛そうな表情を浮かべていたナスターシャの行動は、武力の只中に送り込まされることを強いられるレセプターチルドレンたちを何としても生き延びさせんとする真意に基いたものであった。そんなナスターシャの計画によりF.I.S.は武装決起したが、そのために世の明るみに出たレセプターチルドレンは誰一人として欠けることなく全員が解放されている。過去の真実を知り、ナスターシャの情の深さを改めて理解したマリアは感涙した。
- ジョン・ウェイン・ウェルキンゲトリクス[3]
- 声 - 杉田智和
- 通称「ウェル博士」又は「ドクター・ウェル」F.I.S.の生化学研究者。病に冒されたナスターシャの延命と、制御薬「LiNKER」の研究といった装者の管理に携わっている。世界を救う「英雄」になりたいという執念を燃やし、「フロンティア計画」で多くの人命を救うことでそれが叶うと考えると共に、ナスターシャがマリアを偽の新生フィーネというシンボルに仕立て上げたことで、武装蜂起した彼らの協力者として加わった。
- 正体を隠した上で響とクリスの警護のもとソロモンの杖を岩国基地に移送する任務を受け、あらかじめ隠し持っていたソロモンの杖で自陣営をノイズに襲撃させる自作自演の作戦で、紛失に見せかけて杖を奪取。理想を果たすための必要な犠牲と嘯き、ノイズを操り米国政府の追っ手や無関係な目撃者の始末を嬉々として行うなどの凶行を繰り返す。マリアが転生したフィーネであるとの偽りを確認すると、スカイタワーで米国政府に聖遺物関連のデータを引き渡して講和に臨んだナスターシャ及びマリアもろとも巻き込んで、ノイズによる大量破壊を引き起こした。辛くも逃れたナスターシャはF.I.S.の面々に事後的にも計画の中断を示したが、それには意にも介さず逆にナスターシャを糾弾、独断で行動し続け、未来を神獣鏡の装者に仕立て上げフロンティアの浮上に利用する。
- フロンティア起動後は自身にネフィリムの細胞とLiNKERを投与してその力を手に入れ、フロンティアの機能を手中に収める。そして「自分の管理できる数の人類のみを助け、その中で英雄となる」という野望を露わにし、月を強引に引き寄せ落下を早めるという暴挙に出る。しかし、マリアの呼びかけにより届けられた世界中の人々の歌によって月落下は阻止、さらにネフィリムの端末も装者たちに討たれ、自身も弦十郎に捕えられる。その寸前、フロンティアの心臓部と融合していたネフィリムを暴走させ世界ごと焼失させようとするが、それすらも阻止され、英雄になれなかったことを嘆きながら軍に連行されていった。
- その後は国際取引の結果、それまでの罪状もろとも人権も存在も抹消された上、その身にネフィリムの力を宿していることから「人」ではなく「モノ」として扱われ、異端技術の管理特区「深淵の竜宮」に監禁されていた。クリスたちとキャロルたちの戦いを契機に牢獄から脱出し、キャロルに同行。チフォージュ・シャトーをネフィリムの力で起動、制御させることに成功する。キャロル自身はウェルを利用した後、始末する予定でいたが、英雄に固執するあまり、キャロルが果たそうとする目的を小馬鹿にしたことで彼女の逆鱗に触れ、腹部を刺される致命傷を負いシャトーの深部へ転落。その後はマリア達と取引する形で共闘し、チフォージュ・シャトーのプログラムを分解から再構築に書き換えることで世界の分解を阻止。再構築に伴う反動とキャロルの放った光線が命中したことでシャトーを崩壊へと導いた。最後はシャトーの崩落に巻き込まれ瓦礫の下敷きとなるも、マリアに改良型LiNKERのレシピを記録したチップを託し、自身の行いが「英雄の行動」であることに満足しながら力尽きた。
- 第4期においてはマリアの深層意識に残る存在として登場、性格は相変わらずであるもののマリアとエルフナインにLiNKERの要たる部分のヒントを遺す。
- およそ他人に理解しがたい、狂人にも近い言動を見せる彼であるが、その実、確固たる信念に基づき生きており、何人にも顧みることなく妄執とも言える自らの目的、「英雄になること」を目標に罷り通る。反面、改良型LiNKERを開発するなど、生化学者としての能力は極めて高い。なお、かつてイェール大学に在籍しており、同大学内にあるいくつかの秘密結社と接触を果たしていた。
錬金術師と自動人形
[編集]第3期にて登場する、錬金術師キャロル率いる戦闘集団。キャロルを除いた構成員は、近衛兵たる自動人形(オートスコアラー)、尖兵たるアルカ・ノイズ、そして労働力たるホムンクルスと、キャロルが自ら錬金術にて創り出した成果物たちである。異端者として父・イザークを処刑した人類への復讐のために「万象黙示録」という世界を分解する計画を実行すべく、エルフナインとシンフォギア装者を追って現れる。
錬金術師
[編集]- キャロル・マールス・ディーンハイム(Carol Malus Dienheim)
- 声 - 水瀬いのり
- 自動人形及びアルカ・ノイズを率いて装者たちの前に立ちはだかる、首謀者たる錬金術師。一人称は「オレ」。金髪のおさげ髪をしていて右目の下に泣きボクロがある。幼女のような容姿をしているが、かつてのフィーネのリィンカーネーションのごとく、ホムンクルスの躯体に記憶インストールを繰り返すことで数百年を生き続けている。
- 悠久の時を経て錬金術の全てを統括・習得しており、四大元素(アリストテレス)をはじめとする様々なエネルギーを自在に使いこなす強大な戦闘能力を秘めている。過去に同じく錬金術師であった父・イザークを処刑され、「消えてしまえばいい思い出」と述べている。イザークが死の間際遺した「世界を識る」という言葉に対し、数百年を経て「世界を分解して解析することで、万象黙示録を完成させる」という解答を導き出し、自ら創り出した兵を率いて活動する。
- 強化型シンフォギアを獲得した翼とクリスの前に、自らファウストローブを纏って直接対決に臨むも、合流した響の呼びかけでイグナイトモジュールを制御した3人の前に敗北。響に恨みの言葉を残して自決・消滅したが、ガリィとミカが破壊されたのち最後に残していた予備躯体に記憶をインストールし再誕。負荷を度外視した高速インストールと、自決の記憶による拒絶反応に苦しみながらも計画を遂行しチフォージュ・シャトーをウェル博士を利用して起動させることに成功。「世界を壊す歌」を歌い、強化されたファウストローブを再び纏って響ら装者達を圧倒するが、ウェル博士の反逆とマリア・エルフナインらの尽力によりチフォージュ・シャトーのプログラムを書き換えられた挙句、感情的になって放った光線がシャトーに命中したことで万象黙示録完成の計画を自ら頓挫させるという失態を犯してしまった。さらに、エルフナインから父親から託された命題の答えは「許し」であることを突き付けられたことで自身の目的まで見失い自暴自棄になってしまう。そして世界への憎しみと復讐心に囚われ、自身の思い出を全て消却する捨て身の攻撃で装者達へ襲い掛かるが、エクスドライブモードとなった響の前に敗北。最後は装者諸共自爆を図るが[注釈 54]、響によって救出された。その後は記憶を失い行方不明になるも入院しているエルフナインの前に現れる。彼女が死の淵に瀕していること、そして「死にたくない」という思いを悟り、自身の躯体にエルフナインの「想い出」を全て転送複写させ彼女を救った。
- ファウストローブ:ダウルダブラ
- 聖遺物「ダウルダブラ」の破片から錬成されたプロテクター。基本カラーは紫。通常時は竪琴の形状をとっており、弦を弾くことでプロテクター形態へと変形(この際、アウフヴァッヘン波形と似て非なるエネルギーパターンが発生する)、キャロルのホムンクルスの肉体に干渉し、成人女性型へと成長させた上でその身を包む。
- 両手指先や背部パーツから展開される弦を武器としており、弾く事でキャロルの錬金術を増幅するだけでなく、ワイヤーのように伸ばすことによる巨大建造物をも両断する斬撃や、ドリル状に集中することによる白兵戦といった、直接戦闘にも転用が可能。当初は思い出の焼却によって力を発揮したが、イグナイトモジュールが奏でる「呪われた旋律」の収集によってキャロル自身がその身に刻んだ「世界を壊す歌」を以って、人類70億人分の絶唱を凌駕する出力のフォニックゲインを発する。
- イザーク・マールス・ディーンハイム
- 声 - 遠近孝一
- キャロルの父親たる錬金術師。故人。数百年前に異端者として扱われ、キャロルの目の前で火あぶりにされて処刑された。死の間際、キャロルに生きて世界を知るよう進言する。温厚でお人良しな性格であり、錬金術を研究しながら、深山にて採取されるという仙草とも呼ばれる薬草「アルニム」を使った治療で、流行り病に苦しむ村人たちを数多く救うなど、人間の力で運命を打開しようとする錬金術師としての誇りを持っていた。また、世界のすべてを知り人々が分かり合える事を目標としていた。
オートスコアラー
[編集]- レイア・ダラーヒム(Leiur Darahim)
- 声 - 石上静香
- カジノの女性ディーラーのような容姿をした、黄色を基調とした自動人形。形式番号はXMH_006。クールな性格で「ワタシに地味は、似合わない」が口癖。ジャズダンスやブレイクダンスのような挙動が特徴。
- 自動人形の中ではトータルバランスに最特化している機体であり、壁や大地を縦横無尽に駆け巡る機動力を以って敵を撹乱する。単体ではサイズを自在に変えられるコインを無数に取り出し、砲撃級の威力を誇る投げ銭や、トンファー状に結集しての打撃など、距離を問わない戦闘を行うとともに、レイアの設計をベースに「妹」として建造された超巨大かつ高出力・耐久性を誇るヒトガタを使役してのコンビネーション戦法をとる。
- キャロルの護衛として深淵の竜宮に潜入し、クリス・調・切歌の3名と交戦、「妹」と共にイグナイトモジュールを制御したクリスの前に破壊される。
- ファラ・スユーフ(Phara Suyuf)
- 声 - 田澤茉純
- 執事風の容姿をした、緑色を基調とした自動人形。形式番号はXMH_008。礼儀正しい性格で、フラメンコのような挙動が特徴。
- 風を発生・操作する能力と、大剣を彷彿とさせる哲学兵装・剣殺し(ソードブレイカー)を用いた戦闘を行う。哲学兵装たる剣殺しには、概念に干渉し「剣」と定義されているものを硬度・強度問わず破壊する機構があり、特に剣をアームドギアとする天羽々斬やアガートラームに対して天敵となり得る。また透明化能力をも持ち潜入任務をも可能とする。
- 最初の決起時には4体の中で唯一、ロンドンに襲来しライブ後の翼とマリアを襲撃。その後はレイラインの開放を果たすべく、龍脈の要所たる風鳴邸要石の破壊に成功。翼と一騎討ちを行うも、父の言葉で自分自身の在り方を「剣」から「翼」へと再認識した翼の前に剣殺しを破られ、胴体を両断され敗北した。最後は自身に勝った翼らに対して、イグナイトモジュールによる装者の歌を記録し、「世界を壊す、呪われた旋律」を完成させることが真の目的であることを明かし、自爆した。
- ガリィ・トゥーマーン(Garie Tuman)
- 声 - 村瀬迪与
- ゴスロリ風の容姿をした、青を基調とした自動人形。形式番号はXMH_020。可憐な容姿とは裏腹に自動人形の中でもとりわけ悪辣であり、主人であるキャロルに対しても人を食ったような態度で接する。バレエやフィギュアスケートのような挙動が特徴。
- 空気中の水分三態を操作する能力を持ち、水や氷塊を意のままに生成・操作することが可能。これを用いて水柱や氷剣による直接攻撃、氷の足場を滑走することによる高速移動、水を鏡に見立てた現像投影による幻惑など、幅広い戦術を得意とする。また聖杯の力を秘めていることから「想い出」の扱いに最も長けており、吸収した「想い出」を自分のみならず他の自動人形に分配する機能をも備えている。
- 当初は響のガングニール破壊を画策していたが、精神状態が悪く戦えない彼女に代わってマリアが武装して迎撃するという二重の想定外に遭遇し撤退。オートスコアラーで唯一任務を失敗してしまう。このことからマリアをつけ狙うようになり、また「一番乗り」に固執し単騎での襲撃を繰り返す。毎回有利に戦況を運ぶも、3度目の対戦でアガートラームのイグナイトモジュールを制御したマリアに敗北。断末魔に「一番乗り」であることを叫びながら4体の中で最も早く破壊された。後にこれは、攻撃を受けることによりイグナイトモジュールの情報を得るという任務を指していたことが判明(よって「一番乗り」は達成している)。
- ミカ・ジャウカーン(Micha Jawkan)
- 声 - 井澤詩織
- 大きな縦ロールを持つ少女風の容姿をした、赤を基調とした自動人形。形式番号はXMH_004。無邪気かつ残虐な性格で、口癖は「~ゾ」。曲芸師や道化師のような挙動が特徴。
- 自動人形の中でも最強とされる戦闘能力に特化した設計であり、縦ロールに仕込まれたバーニアや、ワイヤーにより射出可能な鉤爪状の両手など、他の自動人形と比較して外付武装が顕著な機構となっている。その代わり「想い出」採取機能はオミットされていることに加え、エネルギー消費も激しいがゆえ、ガリィが大量の「想い出」を収集・供給しなければ起動できないというウィークポイントを持つ。
- 高熱火炎を発生する能力を持ち、これにより高圧縮カーボンロッドを体内で生成、両掌の発射口から無数に射出する。カーボンロッドは解剖器官抜きでもシンフォギアのコンバーターを力任せに破砕するほどの威力を持つことに加え、形状も自由自在かつ火炎による高熱や爆発機能の付加も可能と汎用性も高く、これを活かした肉弾戦を得意とする。また決戦機能として、残存する「想い出」を一気に焼却することで約4分間出力をブーストさせる決戦機能「バーニングハート・メカニクス」が組み込まれており、使用後自分も消滅することと引き替えに絶大なパワーを発揮することが可能。
- 主に調・切歌と交戦。ガリィの敗北に伴い遅くない停止が免れなくなったことを察し、バーニングハート・メカニクスを発動し彼女らと捨て身の交戦を行うも、シュルシャガナ、イガリマのイグナイトモジュールを制御した2人のユニゾンの前に敗北、爆散した。
パヴァリア光明結社
[編集]第4期にて本格的に登場する、錬金術師によって構成された秘密結社。名前だけは第2期終盤でマリアが語っている。
- アダム・ヴァイスハウプト(Adam Weishaupt)
- 声 - 三木眞一郎
- パヴァリア光明結社の統制局長であり組織の首魁。
- 自ら作った自動人形のティキと400年前までは行動を共にしていた。凡人を遥かに超える魔力量を有するがゆえ、常温核融合によりツングースカ級の大爆発を引き起こす「黄金錬成」といった超高位の錬金術を完全な力業で行使し、結社トップとして君臨している。しかし錬金術のセンス・組織人としての能力がともに不足しており、機会主義の力任せしか能がないため幹部からの人望はない。サンジェルマンたちに対しては軽視するような言動が度々見られ、対立することもある。ティキからは溺愛されているが、本人は「恋愛脳」「いちいちが癇に障る」と疎ましく思っている。倒置法を多用した独特な口調を用いる。
- 正体は先史文明期以前に造られた人形であり、ヒトのプロトタイプ。造物主の代行者として造られ、求められた機能・性能の基準を満たしながらもそれ以外の一切を備えていなかったことから「完全過ぎて発展性がない」と結論付けられ廃棄される前に逃亡していた。その経緯から、『「完全」である自分が「神の力」を専有することで、不完全な人類を管理し完全な群体へと仕立て、造物主に並び立つ』ことを目論んで結社を設立、部下たちを騙し利用し続けていた。
- 「神の力」の発現に伴い目論見を明かしてティキに力を宿らせるが、「神殺し」の哲学兵装たるガングニールを持つ響に砕かれてしまい、溢れだした「神の力」を今度は自身の左腕に宿そうとするも、響に宿ったことにより一時撤退を余儀なくされる。サンジェルマン一派が反応兵器の無効化により消滅した直後に隙を見て三度神の力を左腕に宿すことに成功するが、想定外のティキの行動により左腕を「神の力」ごと響に破壊され計画は完全に頓挫。怒り狂って人の姿を捨て醜悪な真の姿となり装者たちを圧倒するが、他の装者や亡きサンジェルマンらの力までも束ねた響についに打ち倒され、意味深な言葉を残して爆散した。
- サンジェルマン(Saint-Germain)
- 声 - 寿美菜子
- パヴァリア光明結社の幹部の一人。カリオストロとプレラーティとは違い純粋な女性の錬金術師である。数百年前、奴隷の娘として生まれた経緯があるため「人は何者にも支配されるべきではない」という考えを持つ。そのため、世界の歪な支配構造を正すことを理想と掲げ、理想成就のためなら人命を害することをも厭わない冷酷な一面を持つ。しかし、カリオストロとプレラーティには信頼を寄せられており、彼女もまた二人を重んじている。
- 人の相互理解を阻む「バラルの呪詛」を解くための手段である月の遺跡を掌握すべく、それに必要とされる「神の力」の完成を進めている。そこに至るまでの犠牲者の数はすべて記憶しており、「革命の礎」となった彼らのためにも己の正義を貫く覚悟を固めている。それゆえに、響に講和を提案されても頑なに拒絶した。
- またアダムに関しては当初よりあまり快く思ってはおらず、あくまで自身の正義と理想実現のために従っていたが、後にその真意を知ったことで彼を「神の力の専有を求める支配者」と定めて反旗を翻し、自分にとって終生の敵である響と協力して彼を打倒する道を選ぶ。響が「神の力」に取り込まれた際には、S.O.N.G.に情報提供を行い響救出に協力、その後日本に向けて放たれたミサイルを阻止するため飛び立ち、駆けつけたカリオストロとプレラーティと共に持てる力全てを出し切ってミサイルのエネルギーを対消滅させ、満足げに消滅した。
- 纏うファーストローブのスペルキャスターは「銃」。錬金術による特殊能力を付加した銃撃技を両手に持つ銃剣の他、肩部及び両肘と脚部にも銃口を付与して戦う。
- カリオストロ(Cagliostro)
- 声 - 蒼井翔太
- パヴァリア光明結社の幹部の一人。錬金術師。一人称は「あーし」。元々は男性であり、数百年前に嘘にまみれた詐欺師として名を馳せていたが、サンジェルマンと出逢ったことで錬金術により女性の身体と不老長寿の肉体を得た。以降は自分の気持ちだけには嘘をつきたくないと言う信念に基づいて行動している。
- アダムに対しては反感を隠さない一方でサンジェルマンには全幅の信頼を寄せており、結社よりも彼女の理想成就を助けるため、プレラーティと共に彼女に協力する。
- 計画の後半、儀式により動けないサンジェルマンと傷を負ったプレラーティに代わってクリス達を強襲し交戦。イグナイトモジュールを起動させたクリスとマリアのユニゾンに相打ち覚悟で臨み互角に渡り合うも、最終的に二人の合体技を受けて敗北した。このとき死を偽装して身を隠してアダムの出方を伺っており、ミサイル阻止のため動いたサンジェルマンに呼応して姿を現し、彼女と共に消滅した。
- 纏うファウストローブのスペルキャスターは「指輪」。ファウストローブは腕部からエネルギービームの射撃が可能だが、その実、カリオストロの本領は近接戦闘にあり、十指の指輪をナックルダスターに見立てての打撃格闘戦を得意としていた。ピーカブースタイルで拳撃を繰り出すボクシング技を最後まで隠していたため、クリス、マリアは翻弄され、痛烈な打撃をもらっている。
- プレラーティ(Prelati)
- 声 - 日高里菜
- パヴァリア光明結社の幹部の一人。錬金術師。カリオストロ同様、元は男性。虚飾と快楽に耽っていた過去を持つが、サンジェルマンと出逢い、彼女に協力するため結社の構成員となった。「ワケダ」という語尾が口癖。常にカエルのぬいぐるみを持ち歩いている。表情に変化のない、無感動な性質だが、戦闘時等ではしばしば悪辣な笑みを見せることがある。また過去のことは反省しているが、常軌を逸しない程度には楽しみを優先する。
- カリオストロ同様、結社よりもサンジェルマン個人に対して信頼を寄せており、彼女の為ならば快楽を好む自身の性情を捻じ曲げてでも戦う信念を見せる。
- 深淵の竜宮跡地にて「愚者の石」の回収作業にあたっていた装者たちを襲撃するが、調と切歌のユニゾンに敗北し負傷。快復した後にカリオストロが残した言葉からアダムを問い質し、その真意を知ったことで結社に反旗を翻す。自分たちが利用されていることをサンジェルマンに知らせようとするが、迎撃に現れた翼と調のユニゾンの前に敗れる。このとき死亡したと思われていたが、カリオストロに救出されており、自身が「最高傑作」と称するラピスの精製を行っていた。ミサイル阻止の際には銃弾に加工したそれをサンジェルマンに渡し、ミサイル消滅後に力を使い果たして消滅した。
- 纏うファウストローブのスペルキャスターは「けん玉」。ファウストローブはマントを羽織った姿となり、スペルキャスターは巨大なけん玉となる。玉部分は射出可能でビームの糸で繋がれており、広範囲を攻撃できる。射出後、手元に戻ってきた玉を皿で打ち返すことで連続攻撃が可能。けん先にもビーム刃を展開できる様子であり、更に玉の部分を車輪とすることで地上走行も可能。
- ティキ(Tiki)
- 声 - 木野日菜
- 数百年前からアダムと行動を共にしていた自動人形で、アダムにより惑星の運行を星図と記録する目的で作られた。
- 400年前に結社と敵対していたフィーネの手により海中に沈み長らく機能を停止していたが、大戦時にドイツ海軍にティキ像として海中から発見され、亡命将校の手土産としてバルベルデ共和国に持ち込まれた。そして現代において、政府軍と国連軍との戦乱のどさくさに紛れたサンジェルマンによって奪還されることとなる。胸部に内蔵される聖遺物「アンティキティラの歯車」により活動する。上述の機能停止の状態では胸部から歯車が抜き取られた状態であったが、サンジェルマンが再び術により組込むことで再起動を果たす。
- 恋に恋するショート寸前の乙女思考回路を持ち、とりわけその思考はアダムに向けられている。名前は「はじまりの人間」の意味を持ち、同様の名前を持つアダムに並び立ちたいという意図がある。言動は純粋無垢・蒙昧がゆえ時に悪辣で、アダムを熱烈に恋い慕う一方でサンジェルマン達を「三級錬金術師」と呼び、彼女の志を嘲るような発言も憚らない。
- 本来は戦闘用の自動人形ではないものの、「神いずる門」から得られた力と自身が持つ恋乙女の概念を混じり合わせることで、神に匹敵する力を持つ兵器『ディバインウェポン』として新生。ヨナルデパズトーリと同様に受けたダメージを並行世界上の同一別個体に肩代わりさせる絶対的防御力に加え、並行世界のひとつを贄と焼却して得たエネルギーによる圧倒的攻撃力をも備えている。
- その絶対的な力をもって響とサンジェルマンを圧倒するが、ガングニールの持つ神殺しの力を受けたことで形勢は逆転。最後は「神の力」の確保を優先したアダムに命じられてディバインウェポンから分離したところに響の一撃を受け、胴体を両断された。上半身だけの状態となって尚アダムにハグを乞うも、当のアダムからは用済みとして一蹴される。しかし、なおもアダムへの執着心ゆえに稼働し続けており、それが結果的にアダムの野望の阻止に繋がることになった。最後は、しつこく足に縋ったことに苛立ちを募らせたアダムによって胸部を踏み潰され機能を停止した。
日本政府関係者
[編集]- 広木 威椎(ひろき たけつぐ)
- 声 - 増谷康紀
- 日本の防衛大臣。基本的に二課の活動については厳しい姿勢を崩さず、衝突することもあったが、全ては異端技術を扱うために周囲から誤解を受けやすい二課の面々を思いやっての行動であった。しかし、その存在を疎ましく思ったフィーネと米国政府の手により送り込まれた特務隊に襲撃を受け銃殺された。
- 斯波田 賢仁(しばた まさひと)
- 声 - 柴田秀勝
- 江戸っ子口調が特徴の外務省事務次官。いつも蕎麦を啜っている。世界情勢を相手取り、特異災害対策機動部の活動を影でサポートしており、フロンティア事変では事の始まりである米国政府との駆け引きによって、マリアたちの処罰を回避した。そして4期では、神の力に飲まれた響に対しての国連決議に関連して「蕎麦のような、こしの強さ」と風鳴 八紘に揶揄される外交を展開し、響が元に戻ったことにより、決議を否決させている。
- 風鳴 八紘(かざなり やつひろ)
- 声 - 山路和弘
- 日本の安全保障を影から支える内閣情報官。弦十郎の実兄。国民の生命・財産・権利を守るため、合法も非合法も関係なく、最善の手立てを即時遂行する冷徹・怜悧な人物。翼の父親でもあるが、実際は彼の実父・訃堂が風鳴家の血筋を絶やぬよう、自分の妻との間に産ませた娘であり、血縁上は異母兄妹にあたる模様。それでも翼のことは陰ながら支えており、実父訃堂や風鳴家の道具ではなく個人として歌手になる夢を追い続けられるようあえて「娘ではなく、どこまでも汚れた風鳴家の道具」と突き放す態度をとっていた。不器用ながらも彼なりの親心であった。
- 風鳴 訃堂(かざなり ふどう)
- 声 - 麦人
- 特異災害対策機動部、およびその前身である聖遺物研究組織「風鳴機関」の元司令官。弦十郎と八絃の父親であり翼の祖父。
- 現在は隠居し鎌倉にいるようだが、なおも国家機関への影響力を持つ。弦十郎によると「守るべきは人ではなく国」という国家主義の持ち主。そのため国連の介入を嫌っており、響が「神の力」に取り込まれた際は、護国のために躊躇なく殺処分という手段を選んでいる。
立花家
[編集]- 立花 洸(たちばな あきら)
- 声 - 関俊彦
- 響の父親。響がツヴァイウィングのライブで起こったノイズ災害により九死に一生を得た後、彼女が世間から受けた誹謗中傷の煽りを受けて会社に居場所を失い、なおも続く中傷に耐えられず家族を捨て失踪した。立花家の入婿で、旧姓は「守崎」。
- 失踪後、アルバイトで糊口を凌ぎながら各地を転々としていたが、特訓のため筑波を訪れていた響と偶然再会する。明るく子煩悩だった昔の面影は失われており、未来の計らいで設けられた対話の場においても、自分がしたことを悪びれることなく「仕方なかった」で片付けた挙句、困窮している現状を打開するため「お母さんに頼んでくれ」と情けない姿を見せたため、響から拒絶された。後に響と再度対話するがキャロルの襲撃に遭い、一度は響を見捨てて逃げようとするも、彼女が勇気を出して自分に向き合ってくれたことで「響の父親である」ことを自覚し、自ら囮となって響を救出。そして響が装者として戦う姿を見て、今まで現実から目を逸らしてきた自身の行動を反省し、父親として最後まで娘を見届ける決心をした。決戦後は響と共に実家へ向かい、響の仲介により妻や義母と和解した。
- 響の母
- 声 - 上田晴美
- 響の母親(本名不明)。ノイズ災害による世間からの誹謗中傷により失踪した夫・洸の代わりに響を支えるため休日も働いている。決戦後に実家を訪れた洸から「もう一度やり直したい」と言われた当初は躊躇するが響の仲介によって最終的に和解した。
- 響の祖母
- 声 - 宮沢きよこ
- 響の祖母(本名不明)。休日も仕事に出ている母に代わり、響の三者面談に保護者として出席している。響の髪型は祖母譲り。
その他人物
[編集]- トニー・グレイザー
- 声 - 中村秀利(1期)→野川雅史(GX)
- イギリスのレコード会社「メトロミュージック」のプロデューサー。響が装者となって間もない頃、翼の歌手としての海外進出展開を持ち掛けてきた人物。一度は拒否されるが、ライブ後に翼を受け入れる準備がある旨を伝え、小川から翼の事を依頼されると手を振り、イギリスへ帰国した。その後、リディアン音楽院を卒業し歌姫としてイギリスへ渡った翼を迎え入れ、彼女のプロデュースを担当。認定特異災害ノイズをはじめとする超常脅威による犠牲者の鎮魂と遺族の救済を目的としたチャリティライブイベント「LIVE GenesiX」にもマリアと共に彼女を登壇させる等、密かに彼女を支えた。 そして、翼がシンフォギアの破損により帰国を決意した際は「いつか再び夢を追いかけると約束すること」を条件に、彼女の意志を尊重し送り出した。
- ふらわーのおばちゃん
- 声 - 折笠愛
- リディアンの近所にあるお好み焼き店「ふらわー」の店主(本名不明)。常連客である響らとは顔なじみで、響との距離感で悩みを抱えている未来に対し助言をしたり、ノイズに追われていたクリスを保護したりと面倒見がよく心優しい性格の持ち主である。
- ソーニャ・ヴィレーナ(Sonia Virena)
- 声 - 藤原夏海
- バルベルデ人の若い女性。
- かつて雪音夫妻のボランティアを手伝っておりクリスにとっては姉のような存在であったが、紛争で雪音夫妻が亡くなってからは疎遠になっていた。バルベルデ共和国の紛争に介入したクリスと再会を果たすも、弟のステファンが負傷したことに対してやり場のない怒りをぶつける。後に来日した際、ステファンから自身とクリスが「過去に囚われすぎる」と喝破され、クリスと和解し帰国した。
- ステファン・ヴィレーナ(Stephan Virena)
- 声 - 泊明日菜
- ソーニャの弟で、彼女を含めた9人姉弟の長男で末っ子。
- 基地から逃亡したバルベルデ軍将校を追う響たちの手助けをするが、人質となっていた少女を助けようとしてアルカ・ノイズの攻撃を右足に受けた際、人命優先を判断したクリスに射抜かれ右膝下を失う重傷を負う。後に義足手術を受けるため、ソーニャと共に来日する。手術の後、クリスとカリオストロとの戦闘に遭遇した際に義足の右足で木の棒を蹴り上げてカリオストロの油断を誘い、「過去は変えられない、けど、この瞬間は変えられる」とクリスを奮起させ、戦況を変えるきっかけを作った。
作中用語
[編集]- シンフォギア
- 聖遺物の欠片のエネルギーを用いて構成される鎧型武装、またはそのシステムの呼称。櫻井了子の提唱する「櫻井理論」に基づき生み出された「FG式回天特機装束」の名称でもある。欠片の中に残った聖遺物の力が、「適合者」による特定振幅の波動=歌によって活性化しエネルギーに還元された後、鎧の形に再構成される。シンフォギアを装着する適合者は「装者」と呼ばれる。
- ギアが装者にもたらす特性は、身体機能上昇、音波振動衝撃によりノイズの侵食を防護するバリアコーティング機能、更にはノイズの在り方を調律し人間界の物理法則下に強制固着させて攻撃を有効化する、位相差障壁の無効化の3つに大別される。これらの機能からノイズに対抗できる唯一の兵器であり、「アンチノイズプロテクター」という別名を持つ。また、装者の肉体を保護する防御性能も非常に高く、衝撃の緩和に留まらず宇宙空間での活動、大気圏突破、再突入をも可能としおよそ活動できない場所はないものと推測される。
- 聖遺物の欠片は、装者が身に着ける赤色系の細長い結晶のような形状のペンダント内部にコアとして収められており、ペンダントには歌のための集音マイク機能と活性化したエネルギーを鎧の形に再構成するコンバーター機能が備えられている[4]。ギアへの再構成は「聖詠[5]」と呼ばれる起動用の歌を聖遺物の欠片が感知することで開始される。ギア装着後、ペンダント部は変形して装者の胸元に設けられ、歌のための集音マイク機能がそのまま生かされる。
- 装着後は装者らの戦意に共振・共鳴して旋律を発生、それに合わせて装者が歌唱することによってその力を高める機構となっている。故に装者は歌いながら戦う必要があり、ダメージなどによって歌唱が中断されると力は一時的に弱まる。ただし適合者であっても、人間とギアを構成する聖遺物とに隔たりがあることから、ギアから開放されるエネルギー負荷が装者を蝕むという代償もある。「バックファイア」とも呼称されるこの負荷を低減するためにギアには総数3億165万5722のロックが施されており、これが装者個人の技量と戦法に応じて系統的・段階的に解除されることで、ギアが形や機能を変えていく機構となっている。
- 異端技術の結晶であることから、その存在は他の聖遺物同様日本政府によって完全に秘匿されている[注釈 55]。
- シンフォギアの戦闘能力を左右するのは、装者の体力や運動神経ではなく、精神性によるところが大きいと考えられている。従って、装者たちの鍛錬は自分を信じる想い、「自信」を育てることに主眼が置かれており、各々に用意されたメニューが存在する。実際に、それら地道な努力によって各装者の適合係数とそれに順ずる戦闘能力は向上しており、効果は実証されている[6]。
- 第3期『GX』にて、アルカ・ノイズ及びミカの手によって全機が破壊されてしまう。開発者たる了子の死によって本来修復は不可能であったはずだが、聖遺物のパッチワーク技術を含めた錬金術知識を持つエルフナインが「プロジェクト・イグナイト」を立案、同プロジェクトにより強化改修が成功する。破損したシンフォギアシステムの修復に留まらず、出力を引き上げると同時に解剖器官の分解効果を減衰するためにバリアフィールドの調整が施され、更に「イグナイトモジュール」(後述)による戦闘力上昇が達成された。
- だが第4期「AXZ」において「イグナイトモジュール」がパヴァリア光明結社のサンジェルマン一派により解析され、ラピス・フィロソフィカスの効果により無効化されるが、融合症例時の響が体内から排出した瘡蓋状のガーベッジ(通称:愚者の石)をシンフォギア本体に組み込み、対消滅バリアを発生させることによりこれを無効化している。だが今度は対消滅により反動汚染が確認されイグナイトを使用するたびにメンテナンスが必要になり、メンテナンスにそれなりの時間が必要になったが、サンジェルマンがラピス・フィロソフィカスの情報を、エルフナインに提供することによりその時間は短縮をしている。
- その後、ファウストローブ由来のエネルギーをS2CAの応用で束ねた為、イグナイトの触媒となっているダインスレイヴを焼却しエネルギーの制御には成功しているもののイグナイトが使用できなくなってしまった。
- 適合者
- 聖遺物、もしくはその欠片を歌によって共鳴・共振させて起動できる者の呼称。その中でもシンフォギアを装着できる適合者が「装者」である。
- 第3期以降、適合者のカテゴリーは以下の3種類に大別されている[7]。翼・クリス・セレナのように先天的な適性を訓練によって恒常的に伸ばした第一種。奏・マリア・調・切歌のように先天的な適性を訓練と投薬によって引き上げた第二種。響のように融合体として装者となった後、融合体でなくなった以後も訓練や投薬の必要なしに十分な必要適合係数を獲得した第三種[注釈 56]。
- 第1期の時点では、日本政府が秘密裏に適合者選抜を行っており、適合者の存在が極めて稀であることに加え、シンフォギアの存在を機密にしなければならないことから成果は上がっていない、とされていた[8]。
- アームドギア
- シンフォギアの可変・可動式主武装。聖遺物のエネルギーが武器の形に固定されることで発生し、元となる聖遺物の形態と装者の心象によって異なる武器に変化する(例.天羽々斬=刀、ガングニール=槍)。なおエネルギーのイメージを固定するには、相応の資質と長期に渡る経験が必要となり、装者となってすぐに使えるわけではない。
- その形状は行使する技や使用方法に応じて変化することもある。また装者が心の奥底に強い心象・意志を秘めている場合、アームドギアにもその影響が表れ本来の聖遺物から逸脱した形で発現することがある(クリス=弓→銃器、響=槍→無手)。特に融合症例として装者自身がシンフォギア化していた響の場合、暴走を経て喪失した腕の再生や、体の一部の武器化といった、本来とは大きく逸脱したアームドギア運用を披露している。
- 絶唱
- 装者の負荷を省みずにシンフォギアの力を限界以上に解放する歌。増幅したエネルギーを、アームドギアを介して一気に放出する。その力の発現はシンフォギアごとに異なるが、共通して発生するエネルギーは凄まじく、ノイズを始めとするあらゆる存在を一度に殲滅し得る絶大な効果を発揮する。
- しかし装者への負荷も、生命に危険が及ぶほどに絶大。反動ダメージは装者の適合係数の高さに伴って軽減されるが、そもそも適合率の高い適合者自体が稀でありLiNKERの負担や、追い詰められた状況で使用される負担やダメージもありいずれにせよ大きなダメージは避けられない。奏の場合、自身の適合係数の低さに加え、LiNKERの投与を一時中断していたことから、負荷が耐久限界を超えてしまい死亡した上に遺体も塵となって完全に消滅してしまった。またアームドギアを介さず自身から直接放つことも可能ではあるが、威力が高い代償にエネルギー運用効率が悪く跳ね返る負荷もさらに深刻なまさに「自爆」用途での手段となる。正規適合者である翼はこのやり方で絶唱を歌ったため、かろうじて一命を取り留めたものの絶対安静の状態にまで追い込まれている。絶唱発動直後の翼には吐血、眼からの出血などが生じており、尋常ならざる負荷が襲ったことが覗える凄惨な様子であった。
- S2CA(Superb Song Combination Arts)
- 聖遺物との融合態である響が自分と手を繋いだ他の装者との絶唱を増幅させる他、他の装者のバックファイアを抑制させる効果を持つ。しかし、響に全員分の絶唱の負担がかかるという欠点がある。第1期のルナアタックの際、響・翼・クリスら3人は揃って絶唱を発動させ月の破片の落下の危機から地球を救うも、そのバックファイアにより命が危ぶまれていた。しかし3人とも無事であった現象から編み出されたコンビネーション戦法である。作中では響・翼・クリスら3人による「S2CA・トライバースト」(第2期)、響・翼・クリス・マリア・調・切歌ら6人による「S2CA・ヘキサコンバージョン」(第3期)が使用されている。その他にも作中には登場しないが、響とクリスによる「S2CA・ツインブレイクtype-A(アロー)」、響と翼による「S2CA・ツインブレイクtype-B(ブレード)」などがある。
- エクスドライブ
- 相応の膨大なフォニックゲインによって、3億165万5722のロックの内のいくつかが解除されたシンフォギアのパワーアップ形態。この形態では白を基調とするカラーリングとなり、出力・戦闘能力の飛躍的な上昇だけでなく、飛行能力や念話といった様々な能力も解放される。
- 第1期では助けられるばかりではなく、自分たちも助けたいと願って歌う未来たちのリディアンの校歌が高レベルフォニックゲインの励起現象を発生させ、響・翼・クリスの3人に「奇跡」をもたらし、発現に至った[注釈 57]。
- 第2期ではマリアの歌によって喚起された地球に住む全ての人々(約70億人)のフォニックゲインを響が一つに束ねることで、6人の装者全員のエクスドライブ発現に成功した。その際、機能不全となっていたセレナのアガートラームもエクスドライブモードで起動、マリアのギアとしてネフィリム・ノヴァとの戦いに力を与えた。
- 第3期ではキャロルの放った70億の絶唱を凌駕する膨大なフォニックゲインを、6人の装者の連携による「S2CA・ヘキサコンバージョン」で収束・制御・再配置し、「ジェネレイト・エクスドライブ」を発動。再びの6人の装者全員のエクスドライブ化に成功している。
- なお、第1期時点でのエクスドライブの発現はまさに「奇跡」であったが、膨大なフォニックゲインが発生する条件があれば、響たちはその状況を利用して意識的に発現を誘発するまでに至っている。それこそが「ジェネレイト・エクスドライブ」である。
- イグナイトモジュール
- キャロル率いる自動人形とアルカ・ノイズに対抗するために、エルフナインからもたらされた錬金術とダインスレイフから構成された追加搭載決戦ブースター。シンフォギアの決戦機能のうち、使用局面が限定され汎用性に欠ける「絶唱」「エクスドライブ」のどちらでもなく、融合症例というイレギュラーでのみ確認された、破壊衝動の増大による「暴走」を制御することにより、戦闘力上昇を実現するというエルフナインの発案のもと「プロジェクト・イグナイト」により開発された。
- モジュールはギアの胸部の集音マイクユニットと統合されており、装者が「イグナイトモジュール、抜剣」の合図と共にマイクユニットを取り外すことで、「ダインスレイフ」の電子音声が発声、剣状に変形したマイクユニットが胸に突き刺さりイグナイトモードが発動する。モジュールのコアたるダインスレイフの特性により装者の心の闇が増幅され暴走状態に陥り、装者が強い心と英智を以てそれを制御することで、一定時間[注釈 58]ギアが黒く禍々しい形状へと変質しパワーアップを果たす。装者が暴走状態を理性を保ったまま維持することで、暴走時と同等の出力でありながら、装者の戦闘技術と状況判断力は失われることがないため、力と汎用性を兼ね備えた強大な切札となる。
- 跳ね上がった出力により高い攻撃力と防御力、耐久性がもたらされるが、制御に失敗すればモジュール起動失敗による心身へのダメージ、もしくは暴走による無差別破壊状態に陥る危険性のある諸刃の剣となる機構である。暴走の危険性から装者の精神を保護するため、ニグレド・アルベド・ルベドの三段階のセーフティが設けられており、それを順次リリースしていくことで暴走のエネルギーをより多く戦闘に転化することが可能となるが、段階を進めるごとに999カウントの使用制限時間もより高速で消費される(カウントが0になると強制的にギアが解除される)ため、使い所は限定される。
- 暴走
- 聖遺物と精神状態は、密接な関係性を持っている。響がその聖遺物・ガングニールの破片との融合症例であったころは、怒りや恐怖、絶望や無力感などの負の感情にとらわれた際に、自身の意思では制御不能の状態に陥ってしまっていた。この状態となった響は、全身が黒く染まり目が赤く吊り上がり、獣のような咆哮をあげ、敵味方問わず襲い掛かる。戦闘力が大幅に上昇するが、理性を失い、破壊衝動のままひたすら目前の標的を攻撃するだけの、文字通りの「暴走」状態となる。
- この暴走を制御することでシンフォギアのパワーアップを図ったシステムがイグナイトモジュールである。マリアがモジュールの起動に失敗し、暴走状態となった際には、上記の響と同様の状態となった。
- ユニゾン
- 特定のシンフォギア同士の同時運用によって発生する、能力の増幅現象及び特性。
- 戦闘技術やセンス、練度など総合的な戦闘力において他の装者よりも劣る調と切歌だが、シュルシャガナとイガリマのこの特性により、条件次第では他の装者よりも大きな力を発揮する事を可能としている。
- 『GX』では最強のオートスコアラーであるミカを下すなど大きな成果をあげてきたが、調と切歌の分断という簡単な手立てによって使用不能となる重大な欠点を抱えており、弦十郎は『AXZ』でのパヴァリア光明結社との戦いにおいて、その力を知っている敵は分断策をとってくると予想。欠点の克服とパヴァリア光明結社に対抗するための更なる力を装者たちに与えるため、シンフォギアが持っている特性に頼るのではなく、装者同士の結びつきを起点とする擬似ユニゾン、「絆のユニゾン」の完成に着手する。
- これまでの戦いで幾度となく想いを同じとする装者間の胸に共通の旋律と詩が浮かぶというフォニックゲインの共振・共鳴現象が確認されていたが、これをよりインスタントに、よりコンビニエンスに実現することを目標として、いかなる組み合わせであっても歌を重ねられるよう装者たちに特訓を実施。理屈がシンプルなだけにその実現は容易ではないとも考えられていたが、装者たちは紆余曲折を経て、それぞれのユニゾンを実現させていく。
- 疑似的なユニゾンである以上、調と切歌のようなシンフォギアの特性も合わせたユニゾンと比べれば出力の上昇係数は大きくないが、戦術的に組み込みやすく、それぞれの弱点を補い、互いの長所を活かしながら生み出された新たな力は愚者の石による対消滅バリアも合わせてパヴァリア光明結社との戦いで成果をあげている。
- 聖遺物
- 世界各地の伝説に登場する、超古代の異端技術の結晶の総称。現代の技術では製造不可能なオーバーテクノロジーの産物で、遺跡から発掘される物は経年による劣化・破損が激しく、廃棄物でしかない欠片が大半を占めており、従来の力を遺した物はほとんど存在しない。ただしごく一部に本来の力を留めながらも基底状態のものが存在しており、聖遺物の力を引き出す素質を持つ者=適合者による歌によって、アウフヴァッヘン波形と呼ばれる固有の波形パターンと共に起動し、励起状態となって人知を超えた圧倒的エネルギーを解放することが可能となる。
- 損傷が少なくほぼ完全な姿を保っているものは「完全聖遺物」と呼ばれており、一度起動すれば、適合者の歌を必要とせずに常時100%の力を発揮するのが特徴である。ただし完全聖遺物の起動には相応量のフォニックゲインと呼ばれるエネルギーが必要であり、この基準を満たすことは適合者単体では難しい。
- 天羽々斬
- 特異災害対策機動部が管理している第1号聖遺物。刀身の一部のみが欠片として残されており、シンフォギアへと再構成して力を発揮する。現在の装者は風鳴翼。
- イチイバル
- フィーネが管理している第2号聖遺物。識別コードは「ICHII-BAL」。シンフォギアへと再構成して力を発揮する。現在の装者は雪音クリス。
- 第二次世界大戦時、ドイツからガングニールやネフシュタンの鎧と共にもたらされたものだが、本編10年前に二課設立と前後して失われた。その後は経緯は不明ながらもフィーネの手に渡り、クリスへと授けられた。
- ガングニール
- 特異災害対策機動部が管理している第3号聖遺物。識別コードは「GUNGNIR」。穂先の一部のみが欠片として残されており、シンフォギアへと再構成して力を発揮する。第二次世界大戦時、ドイツからイチイバルやネフシュタンの鎧と共にもたらされた経緯がある。
- 本来は単なる強力な槍でしかなかったが、人類の中で「神の死」にまつわる逸話が2000年もの間「呪い」として濃密に積み重なった末、因果が逆転し「神」と定義されるものを破壊する、哲学兵装としての概念を持っている。
- 本編の2年前までは天羽奏が装者であったが、ライブ会場の惨劇により、奏のギアの破片が立花響に受け継がれたことに加え奏が戦死したことで、現在は響が装者となっている。なお破片は徐々に響の体組織を侵食融合しており、響と聖遺物を同次元の存在におきつつあったが、[聖遺物殺し]の特性を持つ神獣鏡の攻撃により体内の欠片は消滅した。
- また、これとは別の欠片がF.I.S.の手に渡り、マリアが装者となっていたがフロンティア事変の終盤に響と共鳴し、以降は響が所有することとなる。
- ネフシュタンの鎧
- フィーネが管理している第4号聖遺物。識別コードは「NEHUSHTAN」。適合者によって起動すると、無限の再生能力を持つスケイルメイルとなる。完全聖遺物であるため単体でその力を行使することが可能であり、装着することで飛行能力と絶唱にも耐え得るほどの防御性能を発揮する。また両肩部には無数のトゲを備えた突起が武装として搭載されており、この突起を伸長することで鞭や剣として扱うことができる。そして先述の通り、その最も大きな特性は無限の再生能力であり、多少の損壊はおろか完全に粉砕された状態であろうが何度でも復元する。一方で鎧が粉砕され装着者が負傷した場合、ネフシュタンの組織が装着者の傷口に侵入したまま再生し、装着者の肉体を食い破り乗っ取ってしまうという危険性がある。鎧を装着させていたクリスが負傷した際には、電流で侵入した破片を休眠させた後除去するなどの対応策をとっていた。
- 元々は第二次世界大戦時、イチイバルやガングニールと共に、ドイツから日本へもたらされたものであり、本編の2年前までは特異災害対策機動部が管理していた。起動実験にはツヴァイウイングのライブ形式を模し、観客によって奏と翼の力をさらに引き上げる方法をとる方法が採用された。結果一応の起動成功を収めるも、エネルギーを制御できず暴走し、同時に起こったノイズ発生事故に紛れて行方不明となり、フィーネの手に渡る。
- 当初は聖遺物に肉体を乗っ取られかねないことを危険視していたフィーネだったが、生体と聖遺物との融合症例である響が登場したことによって、肉体と鎧との融合を促進する方向へ転換することとなった。強襲してきた米国実行部隊からの被弾を機に自身とネフシュタンの鎧を融合させた結果、肉体を両断されても復元できるほどの再生能力を獲得した。
- フィーネとの最終決戦にて、「完全聖遺物同士の対消滅」によりデュランダルと共に完全消失した。
- デュランダル
- 特異災害対策機動部が管理している第5号聖遺物。「サクリストD」とも呼ばれる完全聖遺物。起動前はくすんだ色の両手剣を象っていたが、起動すると黄金に輝き刀身も増し、膨大なエネルギーを無尽蔵に精製する不朽不滅の剣となる。
- かつてEU連合の経済破綻に伴い、不良債権の一部肩代わりを条件に日本政府にもたらされた経緯があり、 現在は私立リディアン音楽院の遥か地下1800mの最下層「アビス」にて厳重に保管されている。デュランダル強奪を狙う勢力の発覚に伴い、一時は永田町最深部の特別電算室「記憶の遺跡」への移送も計画されたが、移送途中のクリスの襲撃や響による不慮の起動を鑑みて中断。その後フィーネによってカ・ディンギルの炉心とされた。
- フィーネとの最終決戦にて、「完全聖遺物同士の対消滅」によりネフシュタンの鎧と共に完全消失した。
- ソロモンの杖
- フィーネが管理している完全聖遺物。アメリカから研究目的でフィーネに譲渡されたものであり、日本政府の管理物ではないためナンバリングは存在しない。クリスが半年を要しながらも起動に成功しているが、提供元であるアメリカに黙ってフィーネの管理下で使用されることになる。
- ノイズを任意に発生させるとともに、72種類のコマンドを組み合わせることによりノイズの行動を自在に制御することができる。
- ルナアタック後は日本政府に回収され「サクリストS」のコードネームが付けられる。その後対ノイズ研究のために米国連邦聖遺物研究機関に搬送されるが、「フィーネ」に奪取され、ウェルの管理下に置かれる。フロンティアにおけるクリスの渾身の行動で奪還に成功し、エクスドライブモードの出力を合わせたことでバビロニアの宝物庫へのゲートを開く機能を解放。それによって爆発寸前のネフィリムを宝物庫へ閉じ込め、杖自体も未来によって宝物庫へ投げ込まれゲートを封鎖し、宝物庫の中身ごと消滅した。
- アガートラーム
- かつてフィーネから米国に持ち込まれ、F.I.S.が管理していた聖遺物。シンフォギアに加工され、当初はセレナ・カデンツァヴナ・イヴが装者として身につけていたが、彼女が事故死した後に一部破損状態ながらもナスターシャ教授が回収し、セレナの姉のマリア・カデンツァヴナ・イヴにお守りとして託した。G終盤において破損状態ながらもマリアにより起動しXDモードに至るが、最終的に破損した。
- GXにおいてのプロジェクト・イグナイトにより、エルフナインによって修復され、以後はマリアのギアとして運用される。
- シュルシャガナ
- 「フィーネ」が所有している聖遺物。現在の装者は月読調。シュメールの戦女神ザババを使う二刃のひとつである肉体を伐り刻む紅き鋸。起源をイガリマと同じくしていることから、イガリマと同時に運用することで力が相互に増幅されるユニゾン特性が特徴となっている。
- イガリマ
- 「フィーネ」が所有している聖遺物。現在の装者は暁切歌。シュメールの戦女神ザババを使う二刃のひとつである魂を切り刻む翠の大鎌。起源をシュルシャガナと同じくしていることから、シュルシャガナと同時に運用することで力が相互に増幅されるユニゾン特性が特徴となっている。
- 神獣鏡(シェンショウジン)
- かつて櫻井了子=フィーネが米国に持ち込み、F.I.S.の管理にあった聖遺物。5年前(第1期、2期時点)、長野県皆神山で奏とその家族が参加する聖遺物発掘チームが探索していたが、計画に必要と狙いを付けたフィーネが放ったノイズによりチームは全滅(奏一人は生き残る)、これを独占したフィーネによりF.I.S.のもとシンフォギアに加工される。発掘されたのは銅鏡型の聖遺物で、破損した「欠片」の状態で発掘された。光の反射や、施された術式や呪いを退ける『凶祓い』といった鏡に起因する特性を備える。この『凶祓い』の力はフロンティアに施された超常の術式による封印を解除し得る唯一の手段となっている。
- ギアの装者は不在であったが、組織が保有する大型ヘリ「エアキャリア」にペンダントが組込まれ、機械制御によって聖遺物の特性が発揮されていた。「ウィザードリィステルス」はその一つであり、ヘリ機体を周囲から不可視とするのみならず、振動や各種シグナルをも低減・遮断する高度な隠密機能をもたらしている。もう一つは前述のフロンティア解放のための機能であり、搭載されたリムーバーレイ照射装置によって一度解除が試みられたが機械増幅だけでは出力不足であった。しかし神獣鏡の装者に仕立て上げられた未来が、響との戦闘で発射したビームの照射によって封印解除は実現する。また響が未来を救うためギアを纏う彼女もろともビームに突っ込んだため神獣鏡はガングニールと共に消滅した。
- その後のエルフナインの検証により、神獣鏡のエネルギーを受けた響と未来は、本来人間が持っているバラルの呪詛由来の原罪が祓われていると示唆されている。
- ネフィリム
- 声 - 山本格
- F.I.S.が管理していた完全聖遺物。今までの聖遺物とは異なり生物のような姿をしており、他の聖遺物を食らうことでエネルギーを取り込み、成長する自律兵器となっている。第2期開始時から6年前に歌を用いらないで起動に成功するもののアルビノ・ネフィリムと化して暴走し、セレナが絶唱を歌って犠牲になったことで蛹型の基底状態に封じられた。その後、QUEENS of MUSIC会場において響たちのS2CA・トライバーストで再起動に成功する。再起動後はF.I.Sから奪取した聖遺物の破片、果ては響のガングニールを左腕ごと喰らい成長を続けたが、暴走する響により肉体は跡形もなく破壊された。ただし響によって抜き出されたネフィリムの覚醒心臓は肉体を失っても鼓動を続けており、ウェル博士により回収され、浮上したフロンティアのコアに組み込まれる。
- その後フロンティアの一部を端末化して響たちの前に立ち塞がるが、エクスドライブを発現させた彼女たちに撃破される。最後はフロンティアの全てを取り込んだネフィリム・ノヴァとなって灼熱を纏い、爆発すれば一兆度のエネルギーを放つ時限爆弾と化した状態で暴れるが、クリスの機転でバビロニアの宝物庫に誘導され、装者たちの合体攻撃のエネルギーを取り込み切れず自壊した。
- ドヴェルグ=ダインの遺産
- キャロル一派が管理していた、殺戮の魔剣・ダインスレイフの破片。ひとたび抜剣すると犠牲者の血を啜り尽くすという伝承の通り、人間誰もが心の奥に秘めている闇を増幅し、ガングニールと融合した響と同じ暴走状態を人為的に引き起こす効果がある。
- キャロル一派から世界を守ることを決意したエルフナインが、一派から逃亡する際に奪取しS.O.N.G.に譲渡。強化型シンフォギアの新機能・イグナイトモジュールのコアとして転用されたがAXZにおいて、サンジェルマンのファウストローブのエネルギー負荷を肩代わりするために焼却された。
- ダウルダブラ
- キャロルが管理する聖遺物。一部のみが欠片として残されており、キャロルによって決戦兵器・ファウストローブへと錬成され力を発揮する。
- ヤントラ・サルヴァスパ
- 「深淵の竜宮」にて管理されていた完全聖遺物。あらゆる機械装置を動かす機構があるとされる。キャロルは当初チフォージュ・シャトー起動トリガーパーツとしてこれを使用する計画であり、竜宮から奪取されるも基底状態のままであったため、シュルシャガナの攻撃の余波を受け破壊された。
- アンティキティラの歯車
- ティキの動力源である聖遺物。400年前にティキもろとも行方不明になったが、現代において博物館の展示品として日本に持ち込まれ、行方を突き止めたサンジェルマンが「アレキサンドリア号事件[注釈 59]」を起こしてその混乱に乗じて回収、別個で回収したティキに組み込み直した。
- ノイズ
- 人類共通の脅威とされる認定特異災害。本編13年前の国連総会で、特異災害として認定された未知の存在。なお発生そのものは有史以来から確認されており、歴史上に記された異形の類は大半がノイズ由来のものといわれ、一般的に報道されており知名度自体はそれなりに高い。空間からにじみ出るように突如発生、人間のみを大群で襲撃し、触れた者を自分もろとも炭素の塊に転換してしまう特性を持つ。なお発生から一定時間が経過すると、ノイズ自身が炭素化して自壊する。
- 生物的な外観を持ち、各々が奇声を発するのが特徴。形状には個体ごとに差異があり、大きさは人間と同程度からビルをも超える超大型まで様々である。ただし外見上の共通点として、どのノイズにも液晶ディスプレイのように輝く部位が存在する。ノイズ同士の合体・分離も可能であり、それに伴い形態を変化させることもある。中にはその分離能力を用い、切り離した部位を爆発させたり、ノイズを弾丸の如く射出したりと、兵器のような攻撃手段を持つ個体も存在する。
- 最も大きな特性は、その存在を人間の世界とは異なる世界にまたがらせることで、通常物理法則下のエネルギーによる干渉をコントロールする位相差障壁にある。これはノイズ自身の現世に対して「存在する」比率を自在にコントロールすることで、物理的干渉を可能な状態にして相手に接触できる状態、物理的干渉を減衰、無効化できる状態を使い分ける能力であり、これにより人間の行使する物理法則に則ったエネルギーは、ゼロから微々たる効果しか及ぼすことができない。これに対しては存在比率が増す攻撃の瞬間にタイミングを合わせたり、効率を考えず間断なく攻撃を仕掛けることで対応は一応可能であるのだが、後者は周囲にノイズよりも深刻な被害をもたらす結果となってしまう等、有効な対策とは言い難い。現状シンフォギアシステムのみが、攻撃時のインパクトによる固有振動の発生によってノイズの在り方を調律、強制的に人間世界の物理法則下に固着させることで位相差障壁を無効化することができるため、ノイズに対する唯一の対抗手段となり得る。それ以外にノイズに対する有効手段は存在せず、一般的な対処法はノイズが一定時間で自壊するまで逃げることのみとされている。日本ではその有効性を問われながらも、都市部を中心に避難警報やシェルターの設置といった政策が取られており被害者には補償金が支払われる政策が取られている。
- しかしその存在の都合上シンフォギアや聖遺物が絡む為、ノイズの知名度に対し災害の詳しい詳細が政府による情報隠蔽が行われており、響のようにメディアの臆測による風評被害を受ける問題も発生している。
- 本来有史以前から存在するものである通り、人が一生のうちノイズに遭遇する確率は、東京都民が一生涯に通り魔事件に巻き込まれる確率を下回るとされている。しかし本編では、私立リディアン音楽院高等科周辺に異常事態とみなされるほど頻発しており、何らかの勢力の意図が含まれていると二課では推測しており、事実フィーネやクリスがソロモンの杖によって発生させた配下としてのノイズが、二課をたびたび襲撃している。
- その正体は「バビロニアの宝物庫[注釈 60]」と呼ばれる異次元に収納された自律兵器であり、「バラルの呪詛」により統一言語を失い、協力よりも互いの殲滅を選んだ先史文明期の人類により作り出された。フロンティア事変の終盤で、シンフォギア装者たちがバビロニアの宝物庫内でネフィリム・ノヴァを自爆させたことで、宝物庫に投げ込まれたソロモンの杖を含めて全滅したと推測されており、以降は確認されず終息宣言が見込まれている。
- アルカ・ノイズ
- パヴァリア光明結社がノイズを元にして発生させた新種のノイズ。基本レシピは古くから結社に存在しており外観及び出力スペックは通常のノイズとほぼ変わらないが、ノイズにはない発光部位・解剖器官を備えていることが特徴。この器官は人体の炭素転換・分解のみを機能としたノイズとは異なり、有機物・無機物を問わず触れた物質それぞれにチューニングされた干渉破砕効果を及ぼし、シンフォギアさえも例外なく万物の根源足る赤い塵「プリマ・マテリア」へと破砕分解してしまう機構を持つ。
- なお分解能力により高い汎用性を持たせている反面、位相差障壁に用いられているエネルギーがそのぶん犠牲となっており、特に解剖器官の起動時には物理的干渉の減衰能力が大幅に減退、解剖器官に触れない限り通常兵器でもある程度効力を及ぼす事が可能となっている。
- また、機能制限型ソロモンの杖というべきバトンを用いることで、錬金術師でないただの人間でも制御することができる。
- 原案には、本作に出演している声優の水樹奈々と井上喜久子も参加しており、『GX』以降はスタッフクレジットに名を連ねている。
- LiNKER
- 聖遺物及びシンフォギアへの適合係数が基準値に満たない者を、投与によって係数不足分を補い人為的に適合者へと成す、聖遺物の力と人体を繋ぐための制御薬。しかし時間経過での適合率の低下、引き上げた適合係数に応じた肉体への致死性負荷など欠点も多い。ゆえに運用には効果の制限時間設定、適切な体内洗浄法、そして使用者個人に併せた成分の調整等が不可欠となる。
- 了子が奏を被験者として研究・調整した「model_K」を起源とし、その後F.I.S.に横流しされたこのmodel_Kそのもの及び観測データから、ウェル博士を中心としたF.I.S.生化学班によって「あなたに優しい」をメインテーマに、より負荷の小さい改良型が完成に至っている。
- フロンティア事変以降、マリア、調、切歌は、奏の遺したmodel_Kを使用しているが、ウェル博士による改良が施される前の旧型であるため、身体への負荷も大きく、効果時間も不安定である。ウェル博士の逮捕及び死亡によって改良型LiNKERは手に入らなくなり、model_Kもまた訓練と実戦の中に少しずつ消費されていくばかりの状況となっている。
- エルフナインはウェル博士の遺したチップに記録されていたLiNKER製造のレシピの大部分を解析したが、それでも中核をなす要素が不明なままであったため、完成には至ってはいなかった。しかし、エルフナインは自身が製作した「電界顕微観測鏡Beatrice」を用いて繋がったマリアの深層意識内で、再構築されたウェル博士からヒントを得る。そしてマリアが深層意識の記憶の底で過去のナスターシャの行為の意味を真に理解したことにより、ギアと繋がる脳領域「誰かを思い遣る熱くて深い感情」が可視化、最後の中核をなす要素が解明できたことにより、改良型LiNKERの再びの製造に至った。
- Anti_LiNKER
- ウェル博士がLiNKER model_Kを元に開発した、LiNKERとは逆に適合率を大幅に下げる薬品。これを投与されるとギアの出力が下がり、装着維持すら困難になる場合もある。直接注射する液体タイプと空間に散布する気体タイプが存在する。LiNKERのデータがあれば精製は可能であり、エルフナインもLiNKER解析後に精製している。
- カ・ディンギル
- フィーネが密かに建造していた、塔を模した巨大な荷電粒子砲。存在を隠匿するため、リディアンから特異災害対策機動部二課本部をつなぐエレベーターシャフトにカモフラージュして建造されていた。
- 「天を突く魔塔」とも称され、文字通り天にも到達し、一撃で星をも破壊する砲撃を放つことができる。無限にエネルギーを発生するデュランダルを動力としており、何度でも発射が可能である。フィーネはこれにより「バラルの呪詛」の源である月を破壊することで、人類の統一言語回復と惑星重力バランス崩壊に伴う混乱によって、世界を統一することを目論んでいた。
- ルナアタックにおいてカ・ディンギルと二課本部は翼に破壊されるとともに、装者達とフィーネが複数の聖遺物を用いて激闘を繰り返した末、そのエネルギーが周辺環境に残留し、原子力汚染よろしく生命の生育しない環境と化した。以後同地はエネルギー残滓除去の目処がたつまで、「特別指定封鎖区域」として閉鎖、立入禁止となり、旧本部を失った二課は移動仮設本部という潜水艦を新たな本部として運用している。
- バラルの呪詛
- 遥か昔、カストディアンと呼ばれる人類の支配層により、月が人間の相互理解を阻害する「バラルの呪詛」の発生装置とし一種の呪いと化したもの。エルフナインによると人間の原罪にも、何らかの形で関わっていると推測している。
- ルナアタック
- 第1期のメインエピソード。フィーネがカ・ディンギルを用いて月の破壊を試みた事件。クリスが月の破壊を一部に押しとどめ、翼がカ・ディンギルを破壊。その後、響たちシンフォギア装者に敗れたフィーネが月の欠片を地上に落下させようとするが、即座に対応したシンフォギア装者によって欠片が細かく破砕され被害は軽微に留まった。破片の一部は月の環になっている。
- しかしこの事件の結果、月の公転軌道が狂い地球への落下コースを取っていた。ルナアタック後の各国の月の軌道計算は全てNASAが送り付けた捏造データからの計算だった。
- 武装組織「フィーネ」
- アメリカの聖遺物研究所「F.I.S.」(正式名称は「米国連邦聖遺物研究機関(Federal Institutes of Sacrist)」)のメンバーの一部が離脱し、独立行動をとった組織。本来フィーネが月破壊後に人類を統一・支配するための新天地確保として準備していた、完全聖遺物のネフィリムと聖遺物の神獣鏡を利用した「フロンティア計画」を発動させ、ルナアタックによって引き起こされた月の地球への落下によって失われる人々の命を可能な限り多く救うことが目的であったが、メンバー間の綻びによって計画は破綻の一途を辿る。最終的にはウェル博士がフロンティアの支配権を単独で獲得、あえて月を落下させ地球を滅ぼし、わずかに新天地に移住した人類を先導・管理する「英雄」となるという自分自身の野望を遂行することとなったが、装者の活躍や月に飛ばされたナスターシャの尽力によって阻止された。
- レセプターチルドレン
- F.I.S.が新たなフィーネ降臨のための器として観測していた子供達の総称で、マリア、調、切歌、そして死亡したセレナが該当する。彼女らの他にも数千名が候補となっているが、セレナがシンフォギア正規適合者と判明したことをきっかけに、急遽開始されたテストで他3名が限定適合者となり得ることが続けざまに判明、以上4名だけが装者候補として別途管理された。なおフィーネの刻印を持つ支族の一つが古代日本に渡来流入した経緯があるため、その割合は日本人に偏っている。
- 了子が自分が死んだ場合の保険として用意していたが、彼女の死後子供たちの中からフィーネは現れなかった。実際には調が次の器になっていたが、了子として死んだフィーネが再誕を拒んでいたため、調自身も含めフロンティア事変まで誰もそのことに気づかなかった。なお装者以外のレセプターチルドレンは、彼女らの蜂起に伴い存在が暴露されたため、全員が解放・保護された。
- フロンティア(鳥之石楠船神)
- 「フィーネ」(F.I.S.)が月の落下に伴う極大災厄から人類を救い導くべく追い求める、巨大な星間航行船。日本近域の海中深くに、古代の超常術式によって封印されている。
- 本来了子=フィーネが月破壊後、起こり得る重力バランス崩壊よりパニックに陥る人類を支配するための新天地として、封印解除手段である神獣鏡及び、再起動手段であるネフィリムと併せて確保していたもの。月は破壊こそ為し得なかったが一部崩壊により地球に落下することとなり、これに対応すべくF.I.S.が了子の遺したデータをもとに計画を完遂・始動することを目論んだ。
- ネフィリムの稼働及びコアである心臓の確保は紆余曲折あって実現したものの、ナスターシャの研究・視察により、神獣鏡による封印解除の方はF.I.S.由来の機械的増幅技術ではエネルギーが足りず実現には至らないことが判明する。やがて「フィーネ」内勢力変容によって、ウェルが発案した装者による神獣鏡の励起を用いる方針へと転換。ウェルの手で装者に仕立て上げられた未来の歌と、機械的増幅を組み合わせることで封印解除に成功、海中からその全貌を露わにする。その後ウェルがLiNKERの応用技術によってその支配権を獲得し、彼の歪んだ野望のために利用されることとなったが、装者らによって追い詰められたウェルが半ば自暴自棄に船体全てをネフィリムに食わせた末、ネフィリム・ノヴァとして自爆するという末路を辿った。
- フロンティア事変
- 第2期のメインエピソード。「フィーネ」(F.I.S.)が月の落下から人類を救い導くべく、浮上させた古代遺跡「フロンティア」に関する一連の事件。
- ライブステージ「QUEENS of MUSIC」における、メインアーティストであったはずのマリアによるノイズを指揮しながらの武装蜂起宣言を発端に開始。主にF.I.S側の抱えるファクターによって計画は変容を繰り返すものの、フロンティアの再起動には成功。しかし自身の欲望に溺れるウェル博士の暴走によって、むしろフロンティアの力で人類は破滅の一途を辿ることとなるが、ナスターシャの尽力、シンフォギア装者、そして地球人類70億人の歌が引き起こした奇跡によって、月落下の直接的回避、ネフィリム及びフロンティアの消滅、そして副産物としてバビロニアの宝物庫に収納されていた認定得意災害・ノイズの根絶という結果となり、宇宙にて死亡したナスターシャを除くF.I.S.メンバー全員の逮捕・拘束を以て一応の事態集束に至る。
- 逮捕されたメンバーの裁判は、月落下の情報隠蔽やF.I.S.の組織経緯といった、その裏側にある諸々の隠蔽・口封じを狙う米国政府の主導のもと、未成年である調や切歌を含めた全員の死刑適用を前提に進められる。しかし先んじて斯波田が以上情報を開示したことにより、それらの公への否定に終始せざるを得なくなった米国政府はF.I.S.の存在そのものを隠匿、回り回ってメンバーの罪状は消滅することとなる。そして彼女らの象徴として全世界中継で蜂起宣言を行った歌姫マリアが、調、切歌、そして響といった未成年者の友を暗に人質に取られる形で国連側の取引に応じた末、国連からテロ組織に潜入していたスパイであったと公式発表され、その象徴的存在としての役割を演じ続けることで幕を閉じることとなった。
- 錬金術
- 3期〜4期に登場。作中では、聖遺物や現代科学とは由来の異なる異端技術、いわば現代の「魔法」を総称する言葉として使われる。世界各地の闇に秘匿される形で受け継がれており、主にキャロル率いる一派の技術として登場。
- パワーソースには聖遺物の「歌」ではなく、脳内の電気信号の一種たる人の記憶=「想い出」が用いられ、これを変換錬成・焼却することでエネルギーとして力を発揮する。「想い出」には自身が見聞して蓄えるケースと、他者の粘膜から強制的に吸収するケースの2つが存在。数百年を生きているキャロルの場合は自身の「想い出」だけで十分なエネルギーを得ることが可能である。
- 自動人形(オートスコアラー)
- 3期〜4期に登場。錬金術によって作り出された機械人形。キャロルの場合は自身が身辺警護・刺客として設計した4機(レイアを元に建造した「妹」たるヒトガタは該当しない)が登場する。作られて日が浅いことから「想い出」が充分に存在しないため、専ら他者から口づけにより強制吸収した「想い出」を以て稼働する。なお「想い出」を吸い取られた人間は急速に老化した末に死亡する。なおキャロルが設計の際、それぞれのAIに自身の精神構造の一部をベースとした性格を組み込んだため、人間と変わらない感情豊かな言動を再現しているのが特徴。
- その使命はシンフォギアの破壊による強化改修の誘発と、それに伴いギアに付加された「呪われた旋律」を身に受けた上で破壊されることにより、キャロルが作成した「譜面」に各個の「壊される刹那の悦び」を刻みつけて収集し、「世界を壊す歌」を構成することである。結果的に全機が役割を完遂した上で破壊された。
- ファウストローブ
- 聖遺物の欠片やラピス・フィロソフィカスから放出されたエネルギーを、錬金技術の粋によってプロテクターの形状として錬成させたもの。ある意味シンフォギアに近いが、起動に歌(聖詠)を必要としない。
- 生物学上において男性型の上位完全体たる、女性型構造の肉体でなければ、エネルギーが固着せず装着できないという特性がある。ゆえに作中では女性型ホムンクルスであるキャロルや、女性をベースとした「完全なる肉体」を持つパヴァリア光明結社幹部のみが、装着に至っている。
- キャロルのダウルダブラは、ローブに内蔵された弦によりキャロルの思い出をエネルギーとした錬金術を増幅できる。
- パヴァリア光明結社のローブは、ラピス・フィロソフィカスを基本形態としており、着用者が持つ武器や器物型のスペルキャスターというコンバーターユニットに組み込まれている。ラピス・フィロソフィカスの特性により、着用者を中心とした一定範囲内に在するシンフォギアのイグナイトモードを無効化・強制解除させる機能を有している。
- チフォージュ・シャトー
- キャロル一派の居城であり、プレラーティが設計に関与した世界を分解するためのワールド・デストラクター。様々な聖遺物、または聖遺物由来となる異端技術を綴り合わせて作成されている。アルカ・ノイズ同様の解剖器官に加え、位相差障壁を応用した防御性能・空間移動、オートスコアラーからの技術応用によって、攻防に優れた性能を発揮する最終兵器。
- 自動人形による「呪われた旋律」の収集と、システム操作手段としてネフィリムを左腕に宿したウェル博士を確保することにより起動。地表をめぐるレイラインの終着点である東京に飛来し、キャロルの「世界を壊す歌」を音叉のように共振・共鳴させることで、解剖器官をさらに拡大したエネルギー波をレイラインに沿って地球全土に照射、全世界をプリマ・マテリアへと分解してしまう。しかしウェル博士の反逆とマリアやエルフナインらの尽力によって分解機能を再構築に逆用され、逆上したキャロルの攻撃を受けて大破、崩落した。
- ラピス・フィロソフィカス
- 『賢者の石』とされる赤き輝きを放つ宝石。錬金術師たちが追い求めている技術の到達点であり中間点である。それは聖遺物ではなく現代の錬金術師が有する最新叡智の結晶体とされ、パヴァリア光明結社のファウストローブにも加工される。
- 外見は、赤いハート型の結晶宝石であり、紫色の血管のような内包物が透けて見えている。その錬成にはチフォージュ・シャトーにて解析した世界構造のデータが応用されており、その輝きは闇の力を浄化する特性を持つ。それが故に、シンフォギアの呪われた聖遺物ダインスレイフの力で起動するイグナイトモードを強制解除する機能をサンジェルマンたちのファウストローブにもたらしている。
- 魔法少女事変(アルケミックカルト)
- 第3期のメインエピソード。キャロル率いる自動人形やアルカ・ノイズの集団による全世界分解計画「万象黙示録」に関する一連の事件の総称。集団による装者達のシンフォギア破壊とS.O.N.G.へのダインスレイフ譲渡によって、シンフォギアにイグナイトモジュールを付加させ「呪われた旋律」を発するように仕向けた上で、キャロル自身や自動人形がそれらを身に受けることにより「世界を壊す歌」を作成、それを一派の居城たるワールド・デストラクター、チフォージュ・シャトーによる共振・共鳴によって増幅することで分解エネルギー波として地球全土に撒き散らし世界を分解することが目論まれた。
- 「呪われた旋律」及びチフォージュ・シャトー完成までが予定通り進行し、世界の分解が開始されるも、シャトー内に侵入したマリア、調、切歌の援助を受けたウェル博士の干渉により計画は阻止され、首謀者たるキャロルも残された力を全て消費したことにより計画は頓挫することとなった。なお一連の騒動について風鳴兄弟は、フロンティア事変に伴う米国の失墜を機とした欧州による干渉があったと推測している。
- パヴァリア光明結社
- これまで存在のみがマリアの口から語られてきたが、第4期にて正式に登場。 F.I.S.による「フロンティア事変」では米国国家安全保障局と共に月の落下を隠蔽し、人類への復讐を目的に「魔法少女事変」を主導したキャロル一派を背後で支援する等、これまでの事件及び世界の歴史の裏側で常に暗躍し続けてきた秘密組織。一部には、現在の欧州を暗黒大陸と言わしめる要因となったとされている。
- メンバー全員が錬金術師で構成されている。
- 神の力
- 結社が追い求めている「絶対たる力」の呼称。生贄となる人間の生命から創造される無色・純粋な高エネルギー体で、これに物体などが持つ「概念」を付与することで人知を超えた強力な兵器を生み出すことができる。
- アダムは地球のレイラインを使って星の命を抽出することでそれを実現しようとしていたが、S.O.N.G.と日本政府はレイライン遮断作戦を実行し、星の命を取り出せなくなってしまったため、とっさにオリオン座をもう一つの「神いずる門」を見立て、星間を循環するエネルギーを抽出し代用した。
- 本来は汚れなき魂にしか宿らない特性を持つがゆえ、原罪のある人間に宿る事はあり得ず、アダムはティキに宿らせた。そのティキが破壊されたことから、溢れた力をアダム自身の左腕に付与させようとするが失敗し、なぜか人間である響に宿ってしまった。
- その後、響を依り代として不完全ながら巨人の姿、「破壊神ヒビキ」として顕現するが、響が未来の呼びかけにより神の力を手放し、最終的にアダムの左腕に宿ったが響に消滅させられた。
- 神殺し
- 結社が追い求める「神の力」に対抗するものとしての呼称。ガングニールが長年蓄積してきたコトバノチカラであり一種の哲学兵装としての特性。立花響のアームドギアの特性により平行世界にまで干渉その結果、ヨナルデパズトーリやディバインウェッポンとなったティキの無敵性をも打ち崩している。
- ヨナルデパズトーリ
- サンジェルマンらが完成させた「神の力」に、オペラハウス地下に存在した同名の神性を模した彫像より概念を付与することで顕現した怪物。巨大な蛇とも龍ともつかない姿であり、シンフォギアをも圧倒する攻撃力と耐久力を誇る。
- さらに最大の特徴として、受けたダメージを並行世界上の同一別個体に肩代わりさせるという無敵にも等しい能力を備えている。エスカロン空港での戦いにおいて、「神殺し」の哲学兵装たるガングニールのギアを纏った響の一撃を受け、撃破・消失した。
- 鼓星の神門
- 埼玉県の氷川神社群を線で結ぶことで描かれる、鏡移しのオリオン座に似た地上図。その形状から鼓にも喩えられ、空間に描かれた魔法陣として機能する。
- この地上図を「神いずる門」に見立て、そこからレイラインを巡る星の命を引き出し、「神の力」を創造することがパヴァリア光明結社の目的であった。
- この作戦はS.O.N.G.に看破され、八紘による要石を利用したレイライン遮断作戦によって一時的に阻止されたが、アダムが自身の膨大な魔力量にまかせ、大地に描かれた鏡写しのオリオン座に照応する天のオリオン座そのものを門に見立てて開くことで「神の力」の錬成は果たされた。
- バルベルデ共和国
- 南米の小国。軍事政権国家。クリスにとって、かつて両親が戦火によって死亡することになった因縁の地。
- 常に政情不安定であり、小国であるにもかかわらず、これまでも大きな危機・脅威が頻発している。長きに渡る現在の独裁は、自国民に過酷な暮らしを強いており、反発から結成された反政府組織と散発的な小競り合いを繰り返している状況だったが、パヴァリア光明結社の支援・技術提供によって、政府軍にアルカ・ノイズや異端技術による新兵器を導入。
- 後にアルカ・ノイズの実戦投入が判明したことをきっかけに国連は武力介入を決議し、S.O.N.G.を投入することとなった。
- ディー・シュピネの結界
- バルベルデ共和国に存在して、確かにそこにあるものの、人の意識を逸らし、あたかも存在しないよう人払いとして機能し、人の意識ばかりか機械の発する指向性の信号すらも撹乱する不可知の結界。
- この結界に守られたところこそもっとも安全な地であり、もっとも重要な財産や機密を秘匿できるとされ、大統領が籠城を決めようとした他、とある国の亡命将校から提供された聖遺物を保管していた。パヴァリア光明結社に所属している者たちからは「秘密の花園」と呼ばれる。
- バルベルデドキュメント
- バルベルデ政府が長年保有してきた聖遺物関連の資料。マリアと翼がバルベルデから帰国とともに日本に持ち込まれ、解析のために長野の風鳴機関本部に持ち込まれていたが、神殺しに関する情報の露見を恐れたアダムにより機関本部ごと破壊される。しかし、某国にも同一内容のもの[注釈 61]が流出しており、現地の機関が解析した情報がS.O.N.G.にもたらされたことでアダムの打倒に繋がった。
スタッフ
[編集]第1期 | 第2期 | 第3期 | 第4期 | |
---|---|---|---|---|
原作 | 上松範康、金子彰史 | |||
監督 | 伊藤達文 | 小野勝巳 | ||
シリーズ構成 | 金子彰史 | |||
キャラクター原案 | 吉井ダン | |||
キャラクターデザイン | 小池智史 | 藤本さとる | ||
クリーチャー原案 | okama | |||
アクション ディレクター |
光田史亮(ノイズデザインを兼任) | |||
式地幸喜、杉江敏治 | ||||
メカニックデザイン | 鈴木雅久(銃器・装備) | 大河広行(メカニック作画監督を兼任) | ||
川原智弘 | ||||
プロップデザイン | 吉川美貴(小物・衣装) | 森岡賢一 | 吉川美貴(第4期はサブキャラ) | |
フューチャー ビジュアル |
ロマン・トマ、ブリュネ・スタニスラス | ンゴ・ロング | ||
ルガル・ヤン | ニエム・ヴィンセント | キタザワ・ナオミ ロイック・ロキャテリ | ||
美術監督 | 西村隆 | 市倉敬 | 松本浩樹 | |
森元茂 | ||||
色彩設計 | 斎藤麻由 | 篠原愛子 | ||
撮影監督 | 尾崎隆晴 | 岩崎敦 | 志村豪 | |
編集 | 定松剛 | |||
音響監督 | 本山哲 | |||
音楽 | Elements Garden (上松範康、藤田淳平、 藤間仁) |
Elements Garden (Evan Call、藤田淳平、 上松範康、藤間仁) |
Elements Garden (藤田淳平、藤間仁、 Evan Call) |
Elements Garden (藤田淳平、藤間仁) |
音楽プロデューサー | 上松範康 | |||
プロデューサー | 森井佑介 | |||
椿本康雄、西條真麻、 島田篤、堀圭輔、 小田ツヨシ |
||||
アニメーション プロデューサー |
金子文雄 | |||
濱本悠光 | 平野強 | 篠笥和也 | ||
アニメーション企画 | エンカレッジフィルムズ[注釈 1] | |||
アニメーション制作 | サテライト[注釈 1] | |||
製作 | Project シンフォギア[注釈 62] |
Project シンフォギアG[注釈 63] |
Project シンフォギアGX[注釈 64] |
Project シンフォギアAXZ[注釈 64] |
主題歌
[編集]- 第1期
-
- オープニングテーマ「Synchrogazer」(第1話※ - 第3話、第5話 - 第11話、第12話※[注釈 65]、第13話)
- 作詞・歌 - 水樹奈々 / 作曲・編曲 - 上松範康
- ※第1話、第12話ではエンディングテーマとして使用された[注釈 66]。第4話はOPが無いために未使用。第13話では挿入歌として使用された。
- エンディングテーマ「Meteor Light」(第2話、第3話、第5話 - 第11話、第12話[注釈 65])
- 作詞 - mavie / 作曲・編曲 - 藤田淳平 / 歌 - 高垣彩陽
- 第2期
-
- オープニングテーマ「Vitalization」(第2話 - 第11話、第12話[注釈 65]、第13話)
- 作詞・歌 - 水樹奈々 / 作曲 - 上松範康 / 編曲 - 上松範康、菊田大介
- ※第12話ではエンディングテーマとして使用された。第13話では挿入歌として使用された。
- エンディングテーマ「Next Destination」(第2話、第3話、第5話 - 第11話、第12話[注釈 65])
- 作詞 - mavie / 作曲・編曲 - 藤田淳平 / 歌 - 高垣彩陽
- 第3期
-
- オープニングテーマ「Exterminate」(第2話 - 第11話、第13話)
- 作詞・歌 - 水樹奈々 / 作曲 - 上松範康 / 編曲 - 藤間仁
- 第13話では挿入歌として使用された。
- エンディングテーマ「Rebirth-day」(第2話 - 第4話、第6話 - 第11話、第12話)
- 作詞 - mavie / 作曲・編曲 - 藤田淳平 / 歌 - 高垣彩陽
- ※第12話ではオープニングテーマとして使用された。
- 挿入歌「Glorious Break」(第1話、第12話、第13話)
- 作詞 - しほり / 作曲 - 上松範康 / 編曲 - 藤間仁 / 歌 - 水樹奈々
- 第1話・第12話では実質エンディングテーマ扱いとなっている。
- 第4期
-
- オープニングテーマ「TESTAMENT」(第2話 - 第11話)
- 作詞・歌 - 水樹奈々 / 作曲 - 上松範康 / 編曲 - 藤田淳平
- 第12話、第13話では挿入歌として使用された。
- エンディングテーマ「Futurism」[9](第2話 - 第5話、第7話 - 第11話)
- 作詞 - mavie / 作曲・編曲 - 藤田淳平 / 歌 - 高垣彩陽
- 第12話では挿入歌として使用された。
- 挿入歌
-
- 「アクシアの風」(第6話)
- 作詞 - 上松範康 / 作曲 - 上松範康、藤間仁 / 編曲 - 藤間仁 / 歌 - 立花響(悠木碧)、風鳴翼(水樹奈々)、雪音クリス(高垣彩陽)、マリア・カデンツァヴナ・イヴ(日笠陽子)、月読調(南條愛乃)、暁切歌(茅野愛衣)
- 「UNLIMITED BEAT」(第11話)
- 作詞・作曲 - 上松範康 / 編曲 - 藤永龍太郎 / 歌 - 水樹奈々
- 「虹色のフリューゲル」(第13話)
- 作詞・作曲 - 上松範康 / 編曲 - 菊田大介 / 歌 - 立花響(悠木碧)、風鳴翼(水樹奈々)、雪音クリス(高垣彩陽)、マリア・カデンツァヴナ・イヴ(日笠陽子)、月読調(南條愛乃)、暁切歌(茅野愛衣)、天羽奏(高山みなみ)
- スマートフォンゲーム
-
- 「UNLIMITED BEAT」
- 作詞・作曲 - 上松範康 / 編曲 - 藤永龍太郎 / 歌 - 水樹奈々
劇中歌
[編集]ライブシーンの一部にはモーションキャプチャが用いられている[10]。また、日本のアニメ作品としては珍しく、劇中歌をアフレコスタジオでセリフと共に録り下ろすという試みが行われている。
表中の「ED」はエンドクレジットで使用。
曲名 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌 | 話数 |
---|---|---|---|---|---|
逆光のフリューゲル | 上松範康 | 菊田大介 | ツヴァイウィング [風鳴翼(水樹奈々)、天羽奏(高山みなみ)] |
1、13(ED) | |
ORBITAL BEAT | 古屋真 | 加藤裕介 | 1 | ||
私立リディアン音楽院校歌 | 上松範康 | 私立リディアン音楽院生徒一同 | 1、3、10 | ||
君ト云ウ 音奏デ 尽キルマデ | 藤林聖子 | 俊龍 | 菊田大介 | 天羽奏(高山みなみ) | 1 |
絶刀・天羽々斬 | 上松範康 | 藤間仁 | 風鳴翼(水樹奈々) | 1 - 4、7、12 | |
撃槍・ガングニール | 藤田淳平 | 立花響(悠木碧) | 2、3、4(挿入歌)、5 | ||
私ト云ウ 音響キ ソノ先ニ[注釈 67] | 藤林聖子 | 俊龍 | 菊田大介 | 6 - 8、10 | |
魔弓・イチイバル | 上松範康 | 岩橋星実 | 雪音クリス(高垣彩陽) | 7、8、10、11 | |
恋の桶狭間 | 上松範康 | 風鳴翼(水樹奈々) | 9 | ||
FLIGHT FEATHERS | 上松範康 | 菊田大介 | 9 | ||
繋いだ手だけが紡ぐもの | 上松範康 | 藤田淳平 | 雪音クリス(高垣彩陽) | 10 | |
FIRST LOVE SONG | 藤間仁 | 立花響(悠木碧)、風鳴翼(水樹奈々)、雪音クリス(高垣彩陽) | 13 |
曲名 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌 | 話数 |
---|---|---|---|---|---|
Apple | 上松範康 | マリア・カデンツァヴナ・イヴ(日笠陽子)、 セレナ・カデンツァヴナ・イヴ(堀江由衣) |
1、13 | ||
マリア・カデンツァヴナ・イヴ(日笠陽子) | 6、9 | ||||
Dark Oblivion | Evan Call | 上松範康 | 藤間仁 | 1 | |
正義を信じて、握り締めて | 上松範康 | 藤田淳平 | 立花響(悠木碧) | 1、5、7 | |
不死鳥のフランメ | 上松範康 | 菊田大介 | マリア×風鳴翼(日笠陽子×水樹奈々) | 1 | |
烈槍・ガングニール | Evan Call | マリア・カデンツァヴナ・イヴ(日笠陽子) | 1(ED)、4、8、12 | ||
月煌ノ剣 | 藤間仁 | 風鳴翼(水樹奈々) | 2、3、11 | ||
鏖鋸・シュルシャガナ | 菊田大介 | 月読調(南條愛乃) | 2、8、9 | ||
Bye-Bye Lullaby | 上松範康 | 岩橋星実 | 雪音クリス(高垣彩陽) | 3、9、10 | |
獄鎌・イガリマ | 中山真斗 | 藤田淳平 | 暁切歌(茅野愛衣) | 4 | |
現着ッ! 電光刑事バン | かねこあきふみ | 上松範康 | 板場弓美(赤﨑千夏)、寺島詩織(東山奈央)、安藤創世(小松未可子) | 4 | |
教室モノクローム | 上松範康 | 中山真斗 | 雪音クリス(高垣彩陽) | 4(挿入歌) | |
ORBITAL BEAT | 古屋真 | 加藤裕介 | 月読調(南條愛乃)、暁切歌(茅野愛衣) | 5 | |
英雄故事[注釈 68] | 黄霑 | 黎小田 | 岩橋星実 | 立花響(悠木碧)、風鳴弦十郎(石川英郎) | 9 |
歪鏡・シェンショウジン | 上松範康 | 菊田大介 | 小日向未来(井口裕香) | 10 | |
Rainbow Flower | 上松範康 | 岩橋星実 | 立花響(悠木碧) | 10 | |
Edge Works of Goddess ZABABA | 菊田大介 中山真斗 |
菊田大介 | 月読調(南條愛乃)、暁切歌(茅野愛衣) | 11、12 | |
絶刀・天羽々斬 | 藤間仁 | 風鳴翼(水樹奈々) | 12 | ||
始まりの歌(バベル) | 上松範康 | 喜多智弘 | 立花響(悠木碧)、風鳴翼(水樹奈々)、雪音クリス(高垣彩陽)、 マリア・カデンツァヴナ・イヴ(日笠陽子)、 月読調(南條愛乃)、暁切歌(茅野愛衣) |
13 | |
虹色のフリューゲル | 菊田大介 | 立花響(悠木碧)、風鳴翼(水樹奈々)、雪音クリス(高垣彩陽)、 マリア・カデンツァヴナ・イヴ(日笠陽子)、 月読調(南條愛乃)、暁切歌(茅野愛衣)、天羽奏(高山みなみ) |
13(ED) |
曲名 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌 | 話数 |
---|---|---|---|---|---|
RADIANT FORCE | 上松範康 | 上松範康 | 藤間仁 | 立花響(悠木碧)、風鳴翼(水樹奈々)、雪音クリス(高垣彩陽) | 1 |
星天ギャラクシィクロス | 末益涼太 菊田大介 |
マリア×風鳴翼(日笠陽子×水樹奈々) | 1 | ||
限界突破 G-beat | 藤田淳平 | 立花響(悠木碧) | 1、4、8 | ||
TRUST HEART | 藤間仁 | 雪音クリス(高垣彩陽) | 2、7、10 | ||
Beyond the BLADE | 藤田淳平 | 風鳴翼(水樹奈々) | 2、9 | ||
オーバーキルサイズ・ヘル | 喜多智弘 | 暁切歌(茅野愛衣) | 3、10 | ||
ビーフストロガノフのうた | かねこあきふみ | 上松範康 | 喜多智弘 | 安藤創世(小松未可子)、寺島詩織(東山奈央)、 板場弓美(赤﨑千夏)、立花響(悠木碧)、小日向未来(井口裕香) |
3 |
烈槍・ガングニール | 上松範康 | Evan Call | マリア・カデンツァヴナ・イヴ(日笠陽子) | 4 | |
ジェノサイドソウ・ヘヴン | 岩橋星実 | 月読調(南條愛乃) | 5、8 | ||
Just Loving X-Edge | 喜多智弘、岩橋星実 | 月読調(南條愛乃)、暁切歌(茅野愛衣) | 5 | ||
BAYONET CHARGE | 藤田淳平 | 藤間仁 | 風鳴翼(水樹奈々)、雪音クリス(高垣彩陽) | 5(挿入歌)、6 | |
RADIANT FORCE (IGNITED arrangement) | 上松範康 | 藤永龍太郎 | 立花響(悠木碧)、風鳴翼(水樹奈々)、雪音クリス(高垣彩陽) | 6 | |
銀腕・アガートラーム | 岩橋星実 Evan Call |
マリア・カデンツァヴナ・イヴ(日笠陽子) | 7、9 | ||
銀腕・アガートラーム (IGNITED arrangement) | 末益涼太 | 7 | |||
Just Loving X-Edge (IGNITED arrangement) | 喜多智弘 岩橋星実 |
末益涼太 | 月読調(南條愛乃)、暁切歌(茅野愛衣) | 8 | |
Beyond the BLADE (IGNITED arrangement) | 藤田淳平 | 藤永龍太郎 | 風鳴翼(水樹奈々) | 9 | |
TRUST HEART (IGNITED arrangement) | 藤間仁 | 雪音クリス(高垣彩陽) | 10 | ||
リトルミラクル -Grip it tight- | 母里治樹 | 立花響(悠木碧) | 1 | ||
殲琴・ダウルダブラ | Evan Call | キャロル・マールス・ディーンハイム(水瀬いのり) | 11、12 | ||
『ありがとう』を唄いながら | 上松範康 | 喜多智弘 | マリア・カデンツァヴナ・イヴ(日笠陽子)、 月読調(南條愛乃)、暁切歌(茅野愛衣) |
12 | |
限界突破 G-beat (IGNITED arrangement) | 末益涼太 | 立花響(悠木碧) | 12 | ||
始まりの歌(バベル) | 喜多智弘 | 立花響(悠木碧)、風鳴翼(水樹奈々)、雪音クリス(高垣彩陽)、 マリア・カデンツァヴナ・イヴ(日笠陽子)、 月読調(南條愛乃)、暁切歌(茅野愛衣) |
13 | ||
虹色のフリューゲル | 菊田大介 | 立花響(悠木碧)、風鳴翼(水樹奈々)、雪音クリス(高垣彩陽)、 マリア・カデンツァヴナ・イヴ(日笠陽子)、 月読調(南條愛乃)、暁切歌(茅野愛衣)、天羽奏(高山みなみ) |
13(ED) |
曲名 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌 | 話数 |
---|---|---|---|---|---|
激唱インフィニティ | 上松範康 | 上松範康 | 末益涼太 | 立花響(悠木碧)、風鳴翼(水樹奈々)、雪音クリス(高垣彩陽) | 1、3 |
負けない愛が拳(ここ)にある | 藤間仁 | 立花響(悠木碧) | 1、6 | ||
死灯 -エイヴィヒカイト | 上松範康 | 菊田大介 都丸椋太 |
サンジェルマン(寿美菜子)、カリオストロ(蒼井翔太)、 プレラーティ(日高里菜) |
1、12 | |
旋律ソロリティ | 菊田大介 | マリア・カデンツァヴナ・イヴ(日笠陽子)、 月読調(南條愛乃)、暁切歌(茅野愛衣) |
1(挿入歌・ED)、2 | ||
Stand up! Ready!! | 菊田大介 | 岩橋星実 | マリア・カデンツァヴナ・イヴ(日笠陽子) | 2、5 | |
月下美刃 | 上松範康 | 菊田大介 | 風鳴翼(水樹奈々) | 3、7 | |
激唱インフィニティ(IGNITED arrangement) | 藤永龍太郎 | 立花響(悠木碧)、風鳴翼(水樹奈々)、雪音クリス(高垣彩陽) | 3、4 | ||
GUN BULLET XXX | 藤田淳平 | 雪音クリス(高垣彩陽) | 4、8 | ||
旋律ソロリティ(IGNITED arrangement) | 上松範康 | 末益涼太 | マリア・カデンツァヴナ・イヴ(日笠陽子)、 月読調(南條愛乃)、暁切歌(茅野愛衣) |
4 | |
デンジャラス・サンシャイン | 母里治樹 | 暁切歌(茅野愛衣) | 5、7、8 | ||
Apple | 上松範康 | マリア・カデンツァヴナ・イヴ(日笠陽子)、 セレナ・カデンツァヴナ・イヴ(堀江由衣) |
5 | ||
メロディアス・ムーンライト | 母里治樹 | 岩橋星実 | 月読調(南條愛乃) | 6、9 | |
ギザギザギラリ☆フルスロットル | 菊田大介 | 月読調(南條愛乃)、暁切歌(茅野愛衣) | 7 | ||
Change the Future | 藤永龍太郎 | 雪音クリス(高垣彩陽)、 マリア・カデンツァヴナ・イヴ(日笠陽子) |
8 | ||
風月ノ疾双 | 藤田淳平 | 藤間仁 | 風鳴翼(水樹奈々)、月読調(南條愛乃) | 9 | |
必愛デュオシャウト | 上松範康 | 菊田大介 | 立花響(悠木碧)、暁切歌(茅野愛衣) | 10 | |
花咲く勇気 | 母里治樹 | 立花響(悠木碧) | 11 | ||
アクシアの風 | 上松範康 藤間仁 |
藤間仁 | 立花響(悠木碧)、風鳴翼(水樹奈々)、雪音クリス(高垣彩陽)、 マリア・カデンツァヴナ・イヴ(日笠陽子)、 月読調(南條愛乃)、暁切歌(茅野愛衣) |
6(ED)、13 |
各話リスト
[編集]話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1期 | ||||||
EPISODE 1 | 覚醒の鼓動 | 金子彰史 | 伊藤達文 | 室谷靖 | いとうまりこ 光田史亮(ノイズ) |
小池智史 藤本さとる |
EPISODE 2 | 雑音と不協和音と | 安田賢治 | 佐々木奈々子 越田知明 |
徳田夢之介 光田史亮(ノイズ) | ||
EPISODE 3 | 夜にすれ違う | 下田正美 | 吉田徹 | 実原登、小澤円 | ||
EPISODE 4 | 落涙 | 伊藤達文 | 小野勝巳 | 栗原基彦、塩川貴史 | ||
EPISODE 5 | なお昏き深淵の底から | 室谷靖 伊藤達文 |
室谷靖 | 小菅和久、本多美乃、井出直美 松本麻友子、齊田博之、橋口隼人 | ||
EPISODE 6 | 兆しの行方は | 安田賢治 | 清水一伸 | 永田正美、向山祐治 金有千、渡辺英樹 | ||
EPISODE 7 | 撃ちてし止まぬ運命のもとに | 下田正美 | 筑紫大介 | 式地幸喜、浜津武広 | ||
EPISODE 8 | 陽だまりに翳りなく | 安田賢司 | 江上潔 | 小林利充、小澤円 | ||
EPISODE 9 | 防人の歌 | 林直孝 | 小野勝巳 | 渋谷秀、栗原学 塩川貴史、三宅雄一郎 | ||
EPISODE 10 | 繋いだ手だけが紡ぐもの | 下田正美 | 安田賢司 | 柳瀬雄之、梶浦紳一郎 樋口博美、もりやまゆうじ | ||
EPISODE 11 | 月を穿つ | 安田賢司 | 森義博 | 小林利充、小澤円 実原登、中山初絵 | ||
EPISODE 12 | シンフォギア | 追崎史敏 | 清水一伸 | 宮嶋仁志 | ||
EPISODE 13 | 流れ星、墜ちて燃えて尽きて、そして― | 伊藤達文 | 片山貴仁、後藤麻梨子、塩川貴史 式地幸喜、舘崎大、浜津武広 小池智史、藤本さとる、光田史亮 | |||
第2期 | ||||||
EPISODE 1 | ガングニールの少女 | 金子彰史 | 小野勝巳 | 鈴木歩 | 藤本さとる、内田孝 光田史亮(ノイズ) |
藤本さとる |
EPISODE 2 | 胸に力と偽りと | 夕澄慶英 | 福永純一、高橋優也 河野絵美 | |||
EPISODE 3 | 終焉を望む者、終焉に臨む者 | 宮浦栗生 | ヤマトナオミチ | 今西亨、塩川貴史 | 杉本功 藤本さとる | |
EPISODE 4 | あたしの帰る場所 | 若林あつし | 高橋英俊 | 下條祐未 | 藤本さとる | |
EPISODE 5 | 血飛沫の小夜曲 | 吉川浩司 | 近藤一英 | 渡部貴善、塩川貴史、式地幸喜 森悦史、酒井智史 |
杉本功 藤本さとる | |
EPISODE 6 | 奇跡──それは残酷な軌跡 | 田所修 | 清水一伸 | 普津澤時ヱ門、式地幸喜 | 今西亨 藤本さとる | |
EPISODE 7 | 君でいられなくなるキミに | 宮浦栗生 | 有江勇樹 | 式地幸喜、沼田誠也 寺澤伸介、SON JIN YOUNG |
杉本功 沼田誠也 藤本さとる | |
EPISODE 8 | 繋ぐ手と手…戸惑うわたしのため… | 若林あつし | 千葉大輔 | 河野絵美、下條祐未 普津澤時ヱ門、福永純一 |
今西亨 沼田誠也 藤本さとる | |
EPISODE 9 | 英雄故事 | 田所修 | 石川俊介 | 後藤麻梨子、塩川貴史、式地幸喜 柴田健児、畑智司 森悦史、渡部貴善 | ||
EPISODE 10 | 喪失までのカウントダウン | 稲江仁 | いわもとやすお | 下條祐未、高橋優也、中山祐也 普津澤時ヱ門、畑智司、渡部貴善 式地幸喜(アクション) |
沼田誠也 今西亨 杉本功 藤本さとる | |
EPISODE 11 | ディスティニーアーク | 若林あつし | 石川俊介 近藤一英 |
青木真理子、武内啓、柳孝相 しんぼたくろう、塩川貴史 畑智司、渡部貴善 式地幸喜(アクション) |
今西亨 杉本功 藤本さとる | |
EPISODE 12 | 撃槍 | 宮浦栗生 | 岩田義彦 | 河野絵美、下條祐未、福永純一 高橋優也、齋藤温子、小原和夫 普津澤時ヱ門、吉田巧介、渡部貴善 内田孝、塩川貴史 式地幸喜(アクション) |
今西亨 杉本功 藤本さとる 沼田誠也 | |
EPISODE 13 | 遥か彼方、星が音楽となった…かの日 | 安田賢司 | 池下博紀、今西亨、大河原晴男 後藤麻梨子、酒井智史、式地幸喜 塩川貴史、舘崎大、畑智司 前澤弘美、森悦史、渡部貴善 下條祐未、齋藤温子 今牧千世、普津澤時ヱ門 |
今西亨 藤本さとる | ||
第3期 | ||||||
EPISODE 1 | 奇跡の殺戮者 | 金子彰史 | 小野勝巳 | 藤本さとる | - | |
EPISODE 2 | 世界を壊す──その前に | 安田賢治 | 成田巧 | 大久保義之 | 椛島洋介 | |
EPISODE 3 | 装者たちの黄昏 | 宮浦栗生 | 石田暢 | 福世孝明 | 藤本さとる | |
EPISODE 4 | ガングニール、再び | 稲井仁 | 畑智司、安田祥子 | 椛島洋介 | ||
EPISODE 5 | Edge Works | 石川俊介 | 坂本俊太、後藤麻梨子 | 藤本さとる | ||
EPISODE 6 | 抜剣 | 西澤晋 | 近藤一英 | 藤本さとる、大久保義之、今西亨 ハニュー、安田祥子、今岡大 |
椛島洋介 | |
EPISODE 7 | 輝きを継ぐ、君らしく | 宮浦栗生 | 成田巧 | 椛島洋介、畑智司、今西亨 坂本俊太、大久保義之、ハニュー 青木美穂、陣内美帆、山﨑克之 原誠 |
藤本さとる | |
EPISODE 8 | 向き合う勇気 | 江上潔 | 大脊戸聡 | 服部憲知、吉岡敏幸、永吉隆志 小畑賢、原誠、谷圭司 畑智司、大久保義之、ハニュー |
椛島洋介 | |
EPISODE 9 | 夢の途中 | 西澤晋 | 石川俊介 | 椛島洋介、畑智司、片山貴仁 大久保義之、今西亨、坂本俊太 ハニュー、吉田雄一、江上夏樹 |
藤本さとる | |
EPISODE 10 | こんなにも、残酷だけど | 宮浦栗生 | 畠山茂樹 | 椛島洋介、大久保義之、ハニュー 武本大介、吉田巧介、谷口繁則 櫻井拓郎、椎田竹若、今泉竜太 森悦史、奥野倫史、池原百合子 |
藤本さとる 今西亨 | |
EPISODE 11 | へいき、へっちゃら | 西本由起夫 | 小野田雄亮 | 坂本俊太、畑智司、ハニュー 大久保義之、片山貴仁、山崎克之 尾尻進也、吉田雄一、鈴木勇 重国勇二 |
藤本さとる 椛島洋介 今西亨 | |
EPISODE 12 | GX | 古川知宏 西澤晋 |
宮澤良太 | 大久保義之、坂本俊太、畑智司 ハニュー、桜井木ノ実、中野彰子 南伸一郎、片岡恵美子、雨宮達夫 J-CUBE、Shin Min Seop、Seo Jung Duk | ||
EPISODE 13 | 正義を信じて、握り締めて | 西澤晋 小林孝志 |
成田巧 小林孝志 |
大久保義之、坂本俊太、畑智司 ハニュー、普津澤時ヱ門、吉川美貴 江上夏樹、尾尻進矢、鈴木勇 山崎克之、吉田雄一 | ||
第4期 | ||||||
EPISODE 1 | バルベルデ地獄変 | 金子彰史 | 小野勝巳 | 藤本さとる | - | |
EPISODE 2 | ラストリゾート | 安田賢司 | 成田巧 | 坂本俊太、ハニュー | 藤本さとる | |
EPISODE 3 | 歯車が描くホロスコープ | 金子彰史 実弥島巧 |
小野勝巳 | 山田弘和 | 今井武志、関口雅浩、片岡英之 大高雄太、ハニュー、坂本俊太 |
小森秀人 普津澤時ヱ門 藤本さとる 今西亨 |
EPISODE 4 | 黄金錬成 | 安田賢司 | 球野貴裕 | 大久保義之、普津澤時ヱ門、長坂寛治 | 藤本さとる | |
EPISODE 5 | 虚構戦域に命を賭して | 永井真吾 金子彰史 |
まつきけいいち | 飯飼一幸、池原百合子、白石悟 | 藤本さとる 椛島洋介 今西亨 普津澤時ヱ門 | |
EPISODE 6 | 決死圏からの浮上 | 石川俊介 | 畑智司、ハニュー、坂本俊太 | 藤本さとる | ||
EPISODE 7 | ARCANA No.00 | 望月真里子 金子彰史 |
西澤晋 | 成田巧 | 大久保義之、大河内忍、森悦史 吉川美貴、椛島洋介、ハニュー 坂本俊太 |
藤本さとる 今西亨 普津澤時ヱ門 |
EPISODE 8 | 過去と未来の狭間で | 永井真吾 金子彰史 |
宮浦栗生 | 玉野貴弘 | 伊藤亜矢子、大久保義之、大河内忍 坂本俊太、三宮昌太、中小路佳毅 畑智司、ハニュー | |
EPISODE 9 | 碧いうさぎ | 筑紫大介 | 伊藤亜矢子、大久保義之、大河内忍 酒井智史、坂本俊太、三宮昌太 畑智司、ハニュー | |||
EPISODE 10 | アン・ティキ・ティラ | 望月真里子 金子彰史 |
西澤晋 | まつきけいいち | 大久保義之、大河内忍、坂本俊太 畑智司、ハニュー、藤本さとる 池原百合子、木下由美子、白石悟 中山和子 | |
EPISODE 11 | 神威赫奕の極みに達し | 永井真吾 金子彰史 |
宮浦栗生 佐藤真人 |
小野田雄亮 | 小畑賢、桐谷真咲、小林優子 白浜穂積、谷口りつ子、挽本敦子 吉岡敏幸、大久保義之、大河内忍 坂本俊太、畑智司、ハニュー | |
EPISODE 12 | AXZ | 球野貴裕 | 伊藤亜矢子、大久保義之、大河内忍 小畑賢、坂本俊太、三宮昌太 畑智司、ハニュー、藤本さとる |
藤本さとる 今西亨 普津澤時ヱ門 椛島洋介 | ||
EPISODE 13 | 涙を重ねる度、証明される現実は | 金子彰史 | 小野勝巳 | 小野勝巳 成田巧 |
伊藤亜矢子、岩倉ヨーコ、大久保義之 大河内忍、小畑賢、坂本俊太 三宮昌太、畑智司、ハニュー |
放送局
[編集]放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [11] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2012年1月6日 - 3月30日 | 金曜 23:00 - 23:30 | TOKYO MX | 東京都 | |
2012年1月7日 - 3月31日 | 土曜 23:30 - 日曜 0:00 | tvk | 神奈川県 | |
2012年1月8日 - 4月5日 | 日曜 2:20 - 2:50(土曜深夜)[注釈 69] | テレビ愛知 | 愛知県 | |
2012年1月10日 - 4月3日 | 火曜 2:00 - 2:30(月曜深夜) | チバテレビ | 千葉県 | |
火曜 2:20 - 2:50(月曜深夜) | 毎日放送 | 近畿広域圏 | ||
火曜 23:00 - 23:30 | キッズステーション | 日本全域 | CS放送 / 『エリア23』枠 リピート放送あり |
|
2015年7月4日 - 8月15日 | 土曜 18:00 - 19:00 | AT-X[12] | 日本全域 | CS放送 / 2話連続放送 リピート放送あり |
2017年1月6日 - 3月31日 | 金曜 23:00 - 23:30 | BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 |
配信期間 | 配信時間 | 配信サイト | 備考 |
---|---|---|---|
2012年1月10日 - 4月3日 | 火曜 22:30 更新 | ニコニコチャンネル | 最新話は1週間無料配信 |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [11] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2013年7月5日 - 9月27日 | 金曜 2:35 - 3:05(木曜深夜) | 毎日放送 | 近畿広域圏 | |
金曜 3:05 - 3:35(木曜深夜) | テレビ愛知 | 愛知県 | ||
金曜 23:30 - 土曜 0:00 | BS11 | 日本全域 | BSデジタル放送 / 『ANIME+』枠 | |
2013年7月6日 - 9月28日 | 土曜 22:30 - 23:00 | TOKYO MX | 東京都 | |
2016年6月19日 | 日曜 6:00 - 12:30 | AT-X | 日本全域 | 一挙放送 |
配信期間 | 配信時間 | 配信サイト | 備考 |
---|---|---|---|
2013年7月7日 - 9月29日 | 日曜 23:30 - 月曜 0:00 | ニコニコ生放送 | |
2013年7月8日 - 9月30日 | 月曜 0:00(日曜深夜) 更新 | ニコニコチャンネル | 第1話無料、第2話以降1週間無料 |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [11] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2015年7月4日 - 9月26日 | 土曜 3:10 - 3:40(金曜深夜) | 毎日放送 | 近畿広域圏 | |
2015年7月5日 - 9月27日 | 日曜 1:00 - 1:30(土曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | |
2015年7月8日 - 9月30日 | 水曜 2:05 - 2:35(火曜深夜) | テレビ愛知 | 愛知県 | |
2015年7月10日 - 10月2日 | 金曜 23:00 - 23:30 | BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 |
配信期間 | 配信時間 | 配信サイト | 備考 |
---|---|---|---|
2015年7月8日 - 9月30日 | 水曜 23:00 - 23:30 | ニコニコ生放送 | |
水曜 23:30 更新 | ニコニコチャンネル | 第1話無料、第2話以降1週間無料 | |
2015年7月15日 - 10月7日 | 水曜 12:00 更新 | バンダイチャンネル | 第1話無料、第2話以降有料 有料会員は全話見放題 |
GYAO! | 第1話無料、第2話以降有料 |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [11] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2017年7月2日 - 10月1日 | 日曜 1:00 - 1:30(土曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | |
BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 | ||
日曜 1:50 - 2:20(土曜深夜) | テレビ愛知 | 愛知県 | ||
日曜 3:38 - 4:08(土曜深夜) | 毎日放送 | 近畿広域圏 | 『アニメシャワー』第4部 | |
2017年7月3日 - 10月2日 | 月曜 22:30 - 23:00 | AT-X | 日本全域 | リピート放送あり |
配信期間 | 配信時間 | 配信サイト | 備考 |
---|---|---|---|
2017年7月2日 - 10月1日 | 日曜 23:30 - 24:00 | AbemaTV | Web最速 |
2017年7月8日 - 10月7日 | 土曜 22:30 - 23:00 | ニコニコ生放送 | |
土曜 12:00 更新 | ニコニコチャンネル | 第1話無料、第2話以降1週間無料 | |
2017年7月22日 - 10月21日 | バンダイチャンネル | 第1話無料、第2話以降有料 有料会員は全話見放題 |
なお、第4期の第9話と第10話の間に『シンフォギアライブ 2016』のダイジェスト版がAT-Xを除く各局で放送、およびニコニコ生放送で配信された。
映像特典
[編集]『戦姫絶唱しないシンフォギア』のタイトルで、第2期のBD/DVD第5&6巻および第3期第3-6巻に収録の映像特典オリジナルショートエピソード。本編では語られなかった日常をコミカルに描かれる。第3期の1部エピソードは2015年11月28日よりYoutubeと公式サイトで先行配信された。
- スタッフ
-
- 脚本 - 金子彰史
- 絵コンテ・演出 - 小野勝巳
- SDキャラクター原案 - 光田史亮
- SDキャラクターデザイン - 普津澤時ヱ門
- キャラクターデザイン - 藤本さとる
- 制作 - Project シンフォギアG(第2期)→Project シンフォギアGX(第3期)
- 劇中歌(第2期)
-
- 「逆光のフリューゲル」
- エンディングテーマ(第3期)
-
- 「いつかの虹、花の想い出」
- 作詞 - 上松範康 / 作曲・編曲 - 岩橋星実 / 歌 - 立花響(悠木碧)×小日向未来(井口裕香)
- 挿入歌(第3期)
-
- 「FLIGHT FEATHERS」(第1話)
- 作詞 - 上松範康 / 作曲・編曲 - 菊田大介 / 歌 - 風鳴翼(水樹奈々)
- 「星天ギャラクシィクロス」(第4話)
- 歌 - マリア×風鳴翼(日笠陽子×水樹奈々)
- 各話リスト
話数 サブタイトル 作画監督 第2期 第1話
(G第5巻)月の欠片処理から約2週間...1 普津澤時ヱ門 月の欠片処理から約2週間...2 月の欠片処理から約2週間...3 月の欠片処理から約2週間...4 月の欠片処理から約2週間...5 月の欠片処理から約2週間...6 月の欠片処理から約2週間...7 Gが始まる少々前 1 Gが始まる少々前 2 Gが始まる少々前 3 Gが始まる少々前 4 Gが始まる少々前 5 Gが始まる少々前 6 Gが始まる少々前 7 第2話
(G第6巻)QUEENS OF MuSiC開催数日前 藤本さとる QUEENS OF MuSiC開催当日 1 QUEENS OF MuSiC開催当日 2 QUEENS OF MuSiC開催当日 3 テロ組織の決起より数日後 FIS病院アジト放棄後 1 FIS病院アジト放棄後 2 FIS病院アジト放棄後 3 FIS病院アジト放棄後 4 FIS病院アジト放棄後 5 FISと米国政府の交渉決裂後 特訓メニュー「英雄故事」修了後 フロンティア浮上後 フロンティア事変収束後 次の物語が始まる少し前... 第3期 第1話
(GX第3巻)リディアンの期末考査前夜... 藤本さとる フロンティア事変から2週間...その1 フロンティア事変から2週間...その2 フロンティア事変から2週間...その3(先行配信) フロンティア事変から2週間...その4 期末考査が終わってふゆやすみ...その1 期末考査が終わってふゆやすみ...その2 収容施設のお正月 2月のとある日曜日...(先行配信) もうすぐ翼の卒業式 卒業式当日 その1 卒業式当日 その2 第2話
(GX第4巻)リディアンの入学式 その1(先行配信) リディアンの入学式 その2 リディアンの入学式 その3 リディアンの入学式 その4 リディアンの入学式 その5 リディアンの入学式 その6 新天地・ロンドン ①(先行配信) 新天地・ロンドン ②(先行配信) 国連エージェント マリア 新天地・ロンドン ③ 【それから数ヶ月後】 第3話
(GX第5巻)GX1話の少し前 1(先行配信) GX1話の少し前 2 GX1話の少し前 3 GX1話の少し前 4(先行配信) GX1話の少し前 5 GX1話の少し前 6 Project IGNITE 発動の少し前 1 Project IGNITE 発動の少し前 2 Project IGNITE 発動の少し前 3 Project IGNITE 発動の少し前 4 第4話
(GX第6巻)帰路の途に就く翼とマリア 1 帰路の途に就く翼とマリア 2 本日の調理実習はビーフストロガノフ 1 本日の調理実習はビーフストロガノフ 2 本日の調理実習はビーフストロガノフ 3 ガングニール、再び 1(先行配信) ガングニール、再び 2(先行配信) ガングニール、再び 3 ガングニール、再び 4 錬金術師キャロルとの対決 錬金術師キャロルとの対決を終えて 特訓当日 1 特訓当日 2
関連商品
[編集]BD / DVD
[編集]2012年3月28日から発売。初回版はスペシャルパッケージ仕様になっており、初回特典として各巻に特典CD、封入特典として各巻に特製12Pブックレット、映像特典として各巻に予告版OP「Synchrogazer」が同梱されている。また、第1期第6巻には初回特典としてシンフォギアライブ2012プレミア先行抽選シリアルナンバーが、第2期第1巻には初回特典としてシンフォギアライブ2013プレミア先行抽選シリアルナンバーが、第3期第1巻には初回特典としてシンフォギアライブ2016プレミア先行抽選シリアルナンバーが、それぞれ封入されている。
巻数 | 発売日[19] | 収録話 | 規格品番 | 映像特典 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
BD限定版 | BD通常版 | DVD限定版 | ||||
第1期 | ||||||
1 | 2012年3月28日 | 第1話 - 第2話 | KIXA-90182 | KIXA-182 | KIBA-91946 | 第1話プレミア上映会トークショーダイジェスト 第1話ツヴァイウィングライブシーンPV |
2 | 2012年4月25日 | 第3話 - 第4話 | KIXA-90183 | KIXA-183 | KIBA-91947 | ノンテロップOP「Synchrogazer」type A |
3 | 2012年5月30日 | 第5話 - 第6話 | KIXA-90184 | KIXA-184 | KIBA-91948 | ノンテロップED「Meteor Light」 |
4 | 2012年6月27日 | 第7話 - 第8話 | KIXA-90185 | KIXA-185 | KIBA-91949 | PV集 TV-SPOT集 ノンテロップOP「Synchrogazer」type B |
5 | 2012年7月25日 | 第9話 - 第10話 | KIXA-90186 | KIXA-186 | KIBA-91950 | 劇伴レコーディングダイジェスト |
6 | 2012年8月29日 | 第11話 - 第13話 | KIXA-90187 | KIXA-187 | KIBA-91951 | アニメコンテンツエキスポ2012ステージダイジェスト ノンテロップOP「Synchrogazer」type C |
第2期 | ||||||
1 | 2013年10月2日 | 第1話 - 第2話 | KIXA-90350 | KIBA-92040 | 第1話プレミア上映会トークショーダイジェスト | |
2 | 2013年11月6日 | 第3話 - 第4話 | KIXA-90351 | KIBA-92041 | ||
3 | 2013年12月4日 | 第5話 - 第6話 | KIXA-90352 | KIBA-92042 | ||
4 | 2014年1月8日 | 第7話 - 第8話 | KIXA-90353 | KIBA-92043 | ||
5 | 2014年2月5日 | 第9話 - 第10話 | KIXA-90354 | KIBA-92044 | ||
6 | 2014年3月5日 | 第11話 - 第13話 | KIXA-90355 | KIBA-92045 | ||
第3期 | ||||||
1 | 2015年9月30日 | 第1話 - 第2話 | KIXA-90563 | KIBA-92215 | ||
2 | 2015年10月28日 | 第3話 - 第4話 | KIXA-90564 | KIBA-92216 | ||
3 | 2015年11月25日 | 第5話 - 第6話 | KIXA-90565 | KIBA-92217 | ||
4 | 2015年12月23日 | 第7話 - 第8話 | KIXA-90566 | KIBA-92218 | ||
5 | 2016年1月27日 | 第9話 - 第10話 | KIXA-90567 | KIBA-92219 | ||
6 | 2016年2月24日 | 第11話 - 第13話 | KIXA-90568 | KIBA-92220 | ||
第4期 | ||||||
1 | 2017年9月27日 | 第1話 - 第2話 | KIXA-90756 | KIBA-92298 | ||
2 | 2017年10月25日予定 | 第3話 - 第4話 | KIXA-90757 | KIBA-92299 | ||
3 | 2017年11月29日予定 | 第5話 - 第6話 | KIXA-90758 | KIBA-92300 | ||
4 | 2017年12月27日予定 | 第7話 - 第8話 | KIXA-90759 | KIBA-92301 | ||
5 | 2018年1月31日予定 | 第9話 - 第10話 | KIXA-90760 | KIBA-92302 | ||
6 | 2018年2月28日予定 | 第11話 - 第13話 | KIXA-90761 | KIBA-92303 |
CD
[編集]発売日[19] | タイトル | 規格品番 |
---|---|---|
第1期 | ||
2012年1月25日 | 戦姫絶唱シンフォギア キャラクターソング1 ツヴァイウィング | KICM-3242 |
2012年2月29日 | 戦姫絶唱シンフォギア キャラクターソング2 立花響 | KICM-3243 |
2012年3月14日 | 戦姫絶唱シンフォギア キャラクターソング3 風鳴翼 | KICM-3244 |
2012年3月28日 | 戦姫絶唱シンフォギア キャラクターソング4 雪音クリス | KICM-3245 |
第2期 | ||
2013年7月17日 | 戦姫絶唱シンフォギアG キャラクターソング1 マリア×風鳴翼 | KICM-3257 |
2013年7月24日 | 戦姫絶唱シンフォギアG キャラクターソング2 立花響 | KICM-3258 |
2013年8月7日 | 戦姫絶唱シンフォギアG キャラクターソング3 マリア・カデンツァヴナ・イヴ | KICM-3259 |
2013年8月21日 | 戦姫絶唱シンフォギアG キャラクターソング4 風鳴翼 | KICM-3260 |
2013年8月28日 | 戦姫絶唱シンフォギアG キャラクターソング5 月読調 | KICM-3261 |
2013年9月4日 | 戦姫絶唱シンフォギアG キャラクターソング6 雪音クリス | KICM-3262 |
2013年9月11日 | 戦姫絶唱シンフォギアG キャラクターソング7 暁切歌 | KICM-3263 |
2013年9月18日 | 戦姫絶唱シンフォギアG キャラクターソング8 小日向未来 | KICM-3264 |
第3期 | ||
2015年7月8日 | 戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング1 マリア×風鳴翼 | KICM-3294 |
2015年7月15日 | 戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング2 立花響 | KICM-3295 |
2015年8月12日 | 戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング3 風鳴翼 | KICM-3296 |
2015年8月19日 | 戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング4 雪音クリス | KICM-3297 |
2015年8月26日 | 戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング5 暁切歌 | KICM-3298 |
2015年9月2日 | 戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング6 月読調 | KICM-3299 |
2015年9月9日 | 戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング7 マリア・カデンツァヴナ・イヴ | KICM-3300 |
2015年9月30日 | 戦姫絶唱シンフォギアGX キャラクターソング8 キャロル・マールス・ディーンハイム | KICM-3301 |
第4期 | ||
2017年7月5日 | 戦姫絶唱シンフォギアAXZ キャラクターソング1 立花響 | KICM-3322 |
2017年7月12日 | 戦姫絶唱シンフォギアAXZ キャラクターソング2 マリア・カデンツァヴナ・イヴ | KICM-3323 |
2017年7月19日 | 戦姫絶唱シンフォギアAXZ キャラクターソング3 風鳴翼 | KICM-3324 |
2017年7月26日 | 戦姫絶唱シンフォギアAXZ キャラクターソング4 雪音クリス | KICM-3325 |
2017年8月9日 | 戦姫絶唱シンフォギアAXZ キャラクターソング5 暁切歌 | KICM-3326 |
2017年8月16日 | 戦姫絶唱シンフォギアAXZ キャラクターソング6 月読調 | KICM-3327 |
書籍
[編集]- 戦姫絶唱シンフォギア キャラクター&VOICE BOOK(学研パブリッシング、2012年7月27日発売、ISBN 978-4-0560-6696-8)
- 戦姫絶唱シンフォギア公式設定画集(2012年10月、イベント会場他にて限定販売)
- 戦姫絶唱シンフォギアG キャラクター&VOICE BOOK(学研パブリッシング、2013年11月5日発売、ISBN 978-4-0540-5862-0)
- 戦姫絶唱シンフォギアG デザインアーカイヴ(メディアパル、2014年2月28日発売、ISBN 978-4-8961-0914-6)
- 戦姫絶唱シンフォギアG スタッフ本(メディアパル、2014年2月28日発売、ISBN 978-4-8961-0915-3)
- 戦姫絶唱シンフォギア ビジュアルコレクション(学研プラス、2014年4月22日発売、ISBN 978-4-0540-5961-0)
- 戦姫絶唱シンフォギアG アニメ原画集+more(メディアパル、2014年9月29日発売、ISBN 978-4-8961-0925-2)
- 戦姫絶唱シンフォギアG ビジュアルコレクション(学研パブリッシング、2015年3月24日発売、ISBN 978-4-0540-5962-7)
- 戦姫絶唱シンフォギアGX デザインアーカイヴ(メディアパル、2016年2月3日発売、ISBN 978-4-8021-9117-3)
- 戦姫絶唱シンフォギアGX ビジュアルコレクション(学研プラス、2016年8月30日発売、ISBN 978-4-0540-6491-1)
- 戦姫絶唱シンフォギアGX 原画集 上巻(メディアパル、2016年10月21日発売、ISBN 978-4-8021-9157-9)
- 戦姫絶唱シンフォギアGX 原画集 下巻(メディアパル、2016年10月21日発売、ISBN 978-4-8021-9158-6)
- 「戦姫絶唱シンフォギアGX」アンソロジーコミック『まんが DE 絶唱しんふぉぎあ』(KADOKAWA、2017年7月7日発売、ISBN 978-4-0489-9429-3)
アプリ
[編集]- スマキャラ 戦姫絶唱シンフォギア“風鳴翼”(BIGLOBE、2012年10月4日配信、Android向け待ち受けキャラクターアプリ)
- スマキャラ 戦姫絶唱シンフォギア“立花響”(BIGLOBE、2012年10月11日配信、Android向け待ち受けキャラクターアプリ)
- キャラアプ! 戦姫絶唱シンフォギア(ハピネット、2013年1月21日配信、iOS向けコミュニケーションアプリ)
- リズムバトル 戦姫絶唱シンフォギア スケルツァンド(ハピネット、2013年9月10日配信、2013年12月17日終了、iOS向けリズムアクションゲーム)
- 戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED(ブシモ・株式会社ポケラボ、2017年6月26日配信、iOS・Android向けRPG)
漫画
[編集]『ニュータイプエース』(角川書店)2012年1月号(Vol.4)から2013年4月号(Vol.19)まで連載された[20]。キャラクター原案を担当する吉井ダンによる連載。
- アニメ版と漫画版の主な差異(アニメ本編の決定稿以前の脚本をベースとしており[21]、アニメとは一部異なる内容が展開されている。 )
単行本
[編集]- 吉井ダン(漫画)・上松範康&金子彰史(原作)・金子彰史(脚本)『戦姫絶唱シンフォギア』 角川書店〈カドカワコミックス・エース〉、全3巻
- 2012年5月10日発売 ISBN 978-4-04-120215-9
- 2013年2月9日発売 ISBN 978-4-04-120590-7
- 2013年7月10日発売 ISBN 978-4-04-120789-5
Webラジオ
[編集]『戦姫絶笑シンフォギアRADIO』は、HiBiKi Radio Stationにて配信の番組。パーソナリティは小日向未来役の井口裕香。
第3期の放送に合わせ2015年7月3日から10月9日まで毎週金曜に配信された。第4期の放送に合わせ2017年6月23日から毎週金曜に配信されている[25]。
遊技機
[編集]主なイベント
[編集]- 戦姫絶唱シンフォギア 第1話プレミア上映会
- 2011年12月26日に新宿ミラノ1にて抽選で1,000名を招待してのプレミア上映会が実施された[26]。ゲストとして水樹奈々、悠木碧、井口裕香が出演。第1話の上映、担当声優によるトークショーが行われた[26]。
- シンフォギアライブ2012
- アニメ第1期最終話放送直後に発表された。2012年10月6日にZepp DiverCity(TOKYO)にて開催され、アニメ第2期の制作が発表された[27]。
- 戦姫絶唱シンフォギアG 第1話プレミア上映会
- 2013年6月24日に新宿ミラノ1にて抽選で1,000名を招待してのプレミア上映会が実施された。ゲストとして水樹奈々、悠木碧、高垣彩陽が出演。アニメ第2期第1話の上映や、担当声優によるトークショーが行われた[28]。
- シンフォギアライブ2013
- 2013年12月14日に幕張メッセ イベントホールにて開催され、アニメ第3期の制作が発表された[29]。2015年7月7日に映像パッケージ版をニコニコ生放送で配信している[30]。
- 戦姫絶唱シンフォギアGX 第1話プレミア上映会
- 2015年6月30日にTOHOシネマズ新宿にて抽選で500名を招待してのプレミア上映会が実施された。ゲストとして悠木碧、井口裕香、日笠陽子が出演。アニメ第3期第1話の上映や、担当声優によるラジオ公開録音が行われた[31]。
- シンフォギアライブ2016
- 2016年2月27日・28日に日本武道館にて開催され、テレビアニメ4期・5期、並びにモバイルゲームの製作が発表された[32]。
- 戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第1話プレミア上映会
- 2017年6月26日にTOHOシネマズ新宿にて抽選で500名を招待してのプレミア上映会が実施された。ゲストとして悠木碧、井口裕香、日笠陽子、石川英郎が出演。アニメ第4期第1話の上映や、担当声優によるラジオ公開録音が行われた[33]。
- シンフォギアライブ2018
- 2018年3月3・4日に武蔵野の森総合スポーツアリーナで開催予定[34]。
その他
[編集]- トレーディングカードゲーム - 『ヴァイスシュヴァルツ』に作品が参戦している。
- オンラインシューティングゲーム - 『トイ・ウォーズ』にてコラボレーションくじ「フィギュア☆スター」でゲーム内アイテムが発売された。
- 超ヒロイン戦記 - 第1期の設定で参戦している。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ a b c 第1期のスタッフ発表時から第2話の本放送まではエンカレッジフィルムズが「アニメーション制作」、サテライトが「アニメーション制作協力」と表記されていた。
- ^ “戦姫絶唱シンフォギア 公式サイト- エピソード1 -”. 2012年1月12日閲覧。
- ^ 放送前までは翼と奏がメインのビジュアルが公開され、キャスト順も2人が先、その後が響となっており、放送開始まで響が主人公であることは伏せられていた。後にメインビジュアルも響メインのものに変更されている。
- ^ 第4期のギアを装着するバンクシーンにおいて、右腕部ユニットの内部メカニックに表記が見られる。
- ^ 型式番号が判明しているのは第4期に現存するギアのみであるため、それ以前のギアの番号は不明。
- ^ a b 第4期・第5話の調のセリフにもあるように、融合体でなくなり適合者でもない響がなぜ十分な適合係数を獲得したのか、作中においてもその経緯は謎とされており、解明されていない。“用語解説 適合者”. 戦姫絶唱シンフォギアAXZ公式サイト. 2017年9月10日閲覧。
- ^ ただし、エクスドライブ状態ではノイズ、アルカ・ノイズの群れに対して、槍状武器を形成し右腕に装着して突撃・粉砕している。
- ^ ただし、この時初めて放った響の必殺攻撃は、一撃のみに絶唱数回分のエネルギーを乗せた消費効率を一切考慮していないものであった。これ以後、戦いに慣れるにつれ、エネルギーの消費を調節して放てるようになっている。“用語・設定解説 響の腕部ユニット”. 戦姫絶唱シンフォギア公式サイト. 2017年9月10日閲覧。
- ^ 「空気を蹴り込む」ことで空中での挙動を限定的にも可能とするパワージャッキの特殊運用。“用語解説 インパクトハイク”. 戦姫絶唱シンフォギアG公式サイト. 2017年9月10日閲覧。
- ^ a b c “用語解説 セレナの絶唱特性”. 戦姫絶唱シンフォギアG公式サイト. 2017年9月10日閲覧。
- ^ 第4期で過去、響の融合症例に関する資料が登場した際、こう呼称されていたことが判明。資料にはさらに「聖遺物に浸食された生体がある種の反応で常温下の核融合を実現していた」との旨の言及がある。また、公式サイトの用語解説では「生体反応炉」との記述も見られる。“用語解説 愚者の石”. 戦姫絶唱シンフォギアAXZ公式サイト. 2017年9月10日閲覧。
- ^ これ以後も響は、LiNKERを使用する必要もなく、十分な適合係数を恒常的に有している。
- ^ 正式名称は、「SFC 2番艦 エスペランザ」。元々はロシア軍保有の艦船であったが、バルベルデ共和国に売却された後、パヴァリア光明結社より提供された異端技術によって空中浮遊やステルスの機能などが追加された。“用語設定 解説”. 戦姫絶唱シンフォギアAXZ公式サイト. 2017年9月10日閲覧。
- ^ 第2期で、ファミリーレストラン「イズルベイル」でクリスと会話した際、述べている。
- ^ 第4期のギアを装着するバンクシーンにおいて、アームドギアの刀身に表記が見られる。
- ^ “用語・設定解説 絶唱(2)”. 戦姫絶唱シンフォギア公式サイト. 2013年3月29日閲覧。
- ^ 彼女が登場した当初(第1期 - 第3話、第4話)は名称が明らかにならず、クレジットは「鎧の少女」と表記されている。また彼女が登場する以前に、第1期第1話の2年前の回想において、未来の父親の読んでいた新聞に「雪音クリス」という名前が確認できる(記事の内容は後述する帰国後の失踪の件)。
- ^ 他にも方言も口走る。これは両親の影響であるらしい。
- ^ スマートフォンゲーム「戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED」のイベントクエストでも彼女自身がそう発言している。
- ^ 第4期のギアを装着するバンクシーンにおいて、アームドギアであるクロスボウに表記が見られる。
- ^ 弦十郎から勧められた映画を視聴した影響。(戦姫絶唱シンフォギアG BD/DVD第6巻映像特典「戦姫絶唱しないシンフォギア 第2話」-特訓メニュー「英雄故事」修了後- より)
- ^ 装弾数の多いマガジンを有するマシンピストル。
- ^ “用語・設定解説 絶唱③”. 戦姫絶唱シンフォギア公式サイト. 2017年9月16日閲覧。
- ^ 第1期11話のフィーネとの戦闘シーンにて同様の技を放っているが、テレビ放映時は「CUT IN CUT OUT」と表記されていた。DVD/BD版の同シーンではこの技の名称に修正されている。
- ^ a b 米国政府はマリアたち、ウェルを含めた4人に対して死刑を要求していたが、外務省事務次官・斯波田賢仁の働きによってその罪状が消滅、身柄は国連指導の特別保護観察下におかれることとなる。 “用語解説 フロンティア事変、その顛末”. 戦姫絶唱シンフォギアG公式サイト. 2017年9月10日閲覧。
- ^ そこには調や切歌、響の身の安全を脅かして強要する手口があった。
- ^ マリアのセリフにもあるが、その実現には風鳴八紘の後ろ盾があった。 “用語解説 風鳴八紘”. 戦姫絶唱シンフォギアGX公式サイト. 2017年9月10日閲覧。
- ^ “用語解説 Apple”. 戦姫絶唱シンフォギアG公式サイト. 2017年9月10日閲覧。
- ^ 第4期にて翼と同乗した飛行機内で、将棋雑誌を読む姿もある。akanekotwitte10のツイート(894620724882690048)
- ^ スマートフォンゲーム「戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED」におけるメモリアカードにも「マリアの意外な特技」として登場しており、同ゲームのサイドストーリーでは知らず対戦を挑んだ初心者の翼を全駒であしらっている。
- ^ 第2期にて、神獣鏡から放たれる「閃光」や「混沌」の射線を考慮しつつ、シャトルマーカーの配置座標を割り出して「フロンティアへと至る道」を読み解くという離れ業を見せているが、それは将棋の手を作るかの如くやってのけた、という裏設定がある。
- ^ “用語解説 F.I.S.のシンフォギア”. 戦姫絶唱シンフォギアG公式サイト. 2017年9月10日閲覧。
- ^ 第4期のギアを装着するバンクシーンにおいて、左腕部ユニットの内部メカニックに表記が見られる。
- ^ a b c d “用語解説 F.I.S.のシンフォギア”. 戦姫絶唱シンフォギアG公式サイト. 2017年9月10日閲覧。
- ^ “用語解説 S2CA・ヘキサコンバージョン”. 戦姫絶唱シンフォギアGX公式サイト. 2017年9月10日閲覧。
- ^ 響たちが監房に面会に来た際、マリアが「二課に身を預けた」との旨を述べている。 戦姫絶唱シンフォギアGX BD/DVD第3巻映像特典「戦姫絶唱しないシンフォギア 第1話」-2月のとある日曜日...- より
- ^ 消えかかった文字がうっすらと読み取れるため、「調神社」のものと思われる。
- ^ 第4期のギアを装着するバンクシーンにおいて、ツインテール部の内部に表記が見られる。
- ^ しかし、ヒールの形状のため踏ん張りがきかない、という弱点もある。第2期で響の攻撃を受け止めた際には、切歌に支えてもらう必要があった。
- ^ 正確にはF.I.S.に収容された日。
- ^ ナスターシャの声優、井上喜久子に掛けているのか、キクコーマンという銘柄。
- ^ 第4期のギアを装着するバンクシーンにおいて、アームドギアの内部メカニックに表記が見られる。
- ^ 本来は太陽電池などに用いられている技術であるが、公式サイトの用語解説にはこう説明されている。“用語解説 神獣鏡”. 戦姫絶唱シンフォギアG公式サイト. 2018年10月11日閲覧。
- ^ a b akanekotwitte10のツイート(872843925643436036)
- ^ ノイズを放ったのは櫻井了子=フィーネであり、遺跡に封じられていた神獣鏡を奪うためだった。
- ^ “用語解説 LiNKER”. 戦姫絶唱シンフォギアG公式サイト. 2017年9月10日閲覧。
- ^ 『GX』公式HPにて判明。
- ^ 実際には翼の父は風鳴訃堂であるため、本当の血縁は異母兄妹にあたる。
- ^ フィーネの遺伝情報を持つ者を器として、フィーネを永久に再誕させ続ける輪廻転生システムのこと。
- ^ ただし、了子しか知りえない言葉を発するなど、わずかながら影響は出ていた。
- ^ 声が違う、おさげ髪がない、泣きボクロがない、髪の色が若干違う点以外は同じである。
- ^ ワンピースや女性物の水着を着ていたり、「ちゃん」付け、また「彼女」と呼ばれていることから女性として扱われている節がある。
- ^ 躯体はキャロルのものであるため、転生前とは金色の髪と右目の下の泣き黒子という差異がある。
- ^ その際の爆風で自身のおさげ髪は焼け落ちている。
- ^ 一般市民がその場に居合わせていた場合、機密保持のための規約書類にサインを求められるなど、情報統制が行われている。規約を破った際の罰則は不明。
- ^ 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。「:0
」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません - ^ 原理としては、第1期第1話のライブ形式を模したネフシュタンの鎧起動実験に用いられたものと同じ。エクスドライブモードの3人を前にしたフィーネのセリフで触れられている。
- ^ 999カウントのセーフティタイムリミット。なおカウントが0になった場合状況を問わずシンフォギアが強制解除され大きな隙を生む。
- ^ スマートフォンゲーム「戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED」におけるメインストーリーの「3.5期」で、主軸とされている事件。
- ^ ソロモンが悪魔たちを真鍮器に封じ、湖に沈めた物をバビロニア人が財宝と思って開けてしまった伝説にちなむ
- ^ バルベルデのエスカロン空港から調・切歌が救助し飛び立った輸送機の積み荷。
- ^ キングレコード、アニプレックス、ドワンゴ、ブシロード、金羊社、メモリーテック、グッドスマイルカンパニー
- ^ キングレコード、ドワンゴ、ブシロード、金羊社、メモリーテック、グッドスマイルカンパニー
- ^ a b キングレコード、ブシロード、MAGES.、金羊社、メモリーテック
- ^ a b c d 第12話ではOPとEDが逆の箇所で使用され、エンドクレジットでは共に挿入歌扱いとなっていた。
- ^ この時のエンディングロールは黒色の背景に白文字で表示されるだけで、本来のOP・EDのような絵柄はなかった。
- ^ 曲としては「君ト云ウ 音奏デ 尽キルマデ」と同メロディ。歌詞は異なる。
- ^ 映画『ポリス・ストーリー/香港国際警察』(1985年公開)主題歌のカバー曲。主演・監督のジャッキー・チェンが歌っており、それがきっかけで来日したジャッキー本人にシンフォギアGのBDが手渡された。(agematsuのツイート(477104566647812096))
- ^ 最終回のみ木曜 3:30 - 4:00(水曜深夜)に放送したため。
出典
[編集]- ^ a b c 「絶唱! 絶闘! 全力少女!!」『メガミマガジン』2011年12月号、学研パブリッシング、128-129頁。
- ^ “放映直前特別企画インタビュー 金子 彰史に聞く!!”. 戦姫絶唱シンフォギアAXZ公式サイト (2017年6月6日). 2017年7月16日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m コミックマーケット85で発売されたスタッフ本より。
- ^ http://www.symphogear-g.com/introduction/keyword_08.phphttp://www.symphogear-gx.com/keywords/key06.php
- ^ DVD、BD特典CDであるオリジナルサウンドトラックの楽曲タイトルより。
- ^ http://www.symphogear-axz.com/keywords/key18.php
- ^ http://www.symphogear-gx.com/keywords/key07.php
- ^ http://www.symphogear.com/key05.html
- ^ “8/2、高垣彩陽11thシングル発売決定!”. ソニー・ミュージックエンタテインメント (2017年5月18日). 2017年5月18日閲覧。
- ^ symphogearのツイート(190744403621593089)
- ^ a b c d テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
- ^ “戦姫絶唱シンフォギア”. AT-X. エー・ティー・エックス. 2015年6月10日閲覧。
- ^ “放送・配信情報”. TVアニメ「戦姫絶唱シンフォギアG」公式サイト. 2015年6月10日閲覧。
- ^ “放送・配信情報”. TVアニメ「戦姫絶唱シンフォギアG」公式サイト. 2015年6月10日閲覧。
- ^ “放送・配信情報”. TVアニメ「戦姫絶唱シンフォギアGX」公式サイト. 2015年6月10日閲覧。
- ^ “放送・配信情報”. TVアニメ「戦姫絶唱シンフォギアGX」公式サイト. 2015年6月10日閲覧。
- ^ “放送情報”. TVアニメ「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」公式サイト. 2017年6月7日閲覧。
- ^ “放送情報”. TVアニメ「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」公式サイト. 2017年9月23日閲覧。
- ^ a b “製品情報”. TVアニメ「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」公式サイト. 2017年7月2日閲覧。
- ^ “ギャル×戦国、映画「ギャルバサラ」NTエースでマンガ化”. コミックナタリー. (2011年12月11日) 2012年1月11日15:48閲覧。
- ^ “ニコニコ動画とキッズステーションでも”. ウィッチクラフトスタッフブログ. ウィッチクラフト (2012年1月10日). 2013年3月29日閲覧。
- ^ “ジャンルは鎧モノで間違ってないと思う”. ウィッチクラフトスタッフブログ. ウィッチクラフト (2011年12月9日). 2013年3月29日閲覧。
- ^ “まんがもでたよ”. ウィッチクラフトスタッフブログ. ウィッチクラフト. 2013年3月29日閲覧。
- ^ コミックス第1巻巻末より。
- ^ “戦姫絶笑シンフォギアRADIO”. HiBiKi Radio Station. 2017年7月3日閲覧。
- ^ a b “高山みなみと水樹奈々が「戦姫絶唱シンフォギア」でボーカルユニット!第1話プレミア上映会の情報も!”. リッスンジャパン. (2011年11月24日) 2011年12月5日閲覧。
- ^ 「戦姫絶唱シンフォギア」第2期決定 ライブイベントでサプライズ発表 アニメ!アニメ! 2012年10月7日、2015年10月6日閲覧。
- ^ 「戦姫絶唱シンフォギアG」ストーリー&第1話プレミア上映会情報! 歌詞GET 2015年10月6日閲覧。
- ^ 『戦姫絶唱シンフォギアG』のライブイベント開催。悠木碧、水樹奈々ら総勢10名が共演 BARKS 2013年12月15日、2015年10月6日閲覧。
- ^ 豪華声優による「シンフォギアライブ2013」がニコ生で本日初配信 おた☆スケ 2015年7月7日、同10月6日閲覧。
- ^ 適合者達のフォニックゲインは最高潮ッ! 『戦姫絶唱シンフォギアGX』第1話プレミア上映会レポート 2015年9月5日、同10月6日閲覧。
- ^ 「戦姫絶唱シンフォギア」は第4期、第5期に続く シンフォギアライブ2016で制作発表 アニメ!アニメ! 2016年2月28日、同3月4日閲覧。
- ^ 戦姫絶唱シンフォギアAXZ 第1話プレミア上映会 オフィシャルレポート 2017年6月30日、同7月29日閲覧。
- ^ 悠木碧さん・水樹奈々さん・高垣彩陽さんら豪華声優出演で、「シンフォギアライブ2018」3/3~4開催決定! 気になるチケット情報も公開 2017年9月3日、同6日閲覧。
外部リンク
[編集]- TVアニメ「戦姫絶唱シンフォギア」公式サイト
- TVアニメ「戦姫絶唱シンフォギアG」公式サイト
- TVアニメ「戦姫絶唱シンフォギアGX」公式サイト
- TVアニメ「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」公式サイト
- V-gamma/sandbox (@SYMPHOGEAR) - X(旧Twitter)
- 響 - HiBiKi Radio Station -「戦姫絶笑シンフォギアRADIO」番組詳細
- 戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED
- 戦姫絶唱シンフォギアXD (@symphogear_XD) - X(旧Twitter)
引用エラー: 「注」という名前のグループの <ref>
タグがありますが、対応する <references group="注"/>
タグが見つかりません