利用者:小石川人晃/sandboxO
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分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Tilia kiusiana Makino et Shiras. (1896)[1] | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
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〓(篦の木[2]、学名: Tilia kiusiana)はアオイ科[注 1]シナノキ属の落葉高木。山地に生える。和名の由来は、果序につく総苞葉がヘラのようになることにちなむ[2][3]。
特徴
[編集]日本の本州近畿地方以西(奈良県以西)から四国、九州にかけて分布する[2][3]。山地に生える[3]。樹高は8 - 10数メートル (m) になる[2][3]。幹は緑灰褐色から茶褐色で、老木になると鱗片状に剥がれ落ちる[2]。枝はよく繁り、一年枝は細く、細毛があるが、のちに無毛になる[2][3]。
葉は互生し、長さ5-8センチメートル (cm) で、葉柄や葉脈上に短毛がある[3]。秋は黄葉が美しい[2]。
花期は初夏[3]。散房状の集散花序に、淡黄色の花を多数下向きにつける[3]。花序軸には狭い舌状の苞がある[3]。
冬芽は卵形で、表面は無毛で光沢があり、紅紫色をした2枚の芽鱗に包まれている[2]。外側の芽鱗は小さい[2]。枝先には仮頂芽がつき、ふつう側芽よりも大きい[2]。側芽は枝に互生する[2]。葉痕は半円形で、維管束痕が2 - 数個つく[2]。
利用
[編集]樹皮の繊維質がしなやかで強く、繊維を採って布を作り[3]、蓑や背負い篭をつくる材料に利用された[2]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文『樹皮と冬芽:四季を通じて樹木を観察する 431種』誠文堂新光社〈ネイチャーウォチングガイドブック〉、2014年10月10日、97頁。ISBN 978-4-416-61438-9。
- 牧野富太郎 著、邑田仁・米倉浩司 編『APG原色牧野植物大図鑑II = APG MAKINO'S ILLUSTRATED FLORA IN COLOUR 2 (グミ科~セリ科)』北隆館、2013年3月25日。ISBN 978-4-8326-0974-7。