利用者:小石川人晃/sandboxE
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トサミズキ | |||||||||||||||||||||||||||
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分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Corylopsis spicata Siebold et Zucc. (1836)[1] | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
トサミズキ(土佐水木) |
〓は(土佐水木[2]、学名: Corylopsis spicata)はマンサク科トサミズキ属の落葉低木。庭木や公園樹としてよく植えられる。別名シロムラ[3]。日本固有種で四国に自然分布し、高知県の蛇紋岩地帯や石灰岩地に自生する[3][2]。和名は土佐(高知県)に自生するミズキの意味である[3]。
特徴
[編集]落葉広葉樹の低木で、高さ2 - 4メートル (m) ほどになる[2][4]。樹皮は灰褐色から茶褐色で皮目がある[2]。枝はヒュガミズキ(Corylopsis pauciflora)よりも太く、ジグザグ状に伸び、毛が残ることがある[2]。若枝や葉柄、葉裏、花序に毛がある[4]。
葉は互生し、極浅いハート形で長さ4 - 10センチメートル (cm) 、左右非対称、質は厚く、葉脈が凹んでいて表面のでこぼこが目立つ[3][4]。葉柄は短い[3]。秋には紅葉し、黄色や橙色に色づく[3]。
花期は春[4]。葉が開く前に紫褐色の花が咲き、5-10花からなる長さ3-5cmの花穂つくり垂れ下がる[4]。果実は球形で、花柱が角状に残る[2]。
冬芽の花芽は卵形で長さ7 - 11ミリメートル (mm) 、葉芽は長楕円形で、2枚の芽鱗に包まれている[2]。葉芽は側芽で、花芽と葉芽ともにはごく短い柄がある[2]。葉痕は三角状の円形で、維管束痕が3個ある[2]。
葉と花ともにヒュウガミズキともよく似ているが、葉と花ともにトサミズキのほうがだいぶ大きいので区別がつく[3]。
春に咲く淡黄色の花が美しく、紅葉も見られるので、公園樹や庭木としてふつうに利用される[3][4]。江戸時代から植えられた馴染みのある庭木で、花材にもされる[2]。もともとの自生地は高知県であるが、現在では日本各地に植栽されているので普通に見ることができる[3]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 亀田龍吉『落ち葉の呼び名事典』世界文化社、2014年10月5日、70–71頁。ISBN 978-4-418-14424-2。
- 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文『樹皮と冬芽:四季を通じて樹木を観察する 431種』誠文堂新光社〈ネイチャーウォチングガイドブック〉、2014年10月10日、219頁。ISBN 978-4-416-61438-9。
- 牧野富太郎 著、邑田仁・米倉浩司 編『APG原色牧野植物大図鑑I = APG MAKINO'S ILLUSTRATED FLORA IN COLOUR 1 (ソテツ科~バラ科)』北隆館、2012年4月25日。ISBN 978-4-8326-0973-0。