利用者:たけとう/sandbox/渡良瀬準
渡良瀬 準 | |
---|---|
声 | |
性別 | 男 |
誕生日 | 9月20日 |
年齢 | 瑞穂坂学園普通科2年 |
身長 | 156cm |
スリーサイズ | ひ・み・つ♥ |
血液型 | AB型 |
靴のサイズ | 23.0cm |
キャラクターデザイン | こ〜ちゃ |
出典 | ファンブック, p. 83 |
渡良瀬 準(わたらせ じゅん)は、ういんどみるのアダルトゲーム『はぴねす!』に登場するキャラクターである。
作中の設定・役割
[編集]主人公の友人。ラブアンドピースがどうこう。まずかわいいキャラだということを書く。
ファッションモデルをやっており、校内にはファンクラブもある。
実は男である。小悪魔のような魅力で物語を牽引していく。主人公のことが好き(ファンブック、吉本)だが、自ら線を引いている。
制作の経緯
[編集]こ~ちゃがデザインしたときから男でいこうと決まっていた。
しかし、『はなマルッ!』で男ヒロインがユーザーの抗議につながったことから慎重にならざるをえなかった。
ゲーム開始後すぐに男であることを明かすようにした。
ゲームは、主人公である小日向雄真が、準の電話で目覚める場面から始まる。準は雄真を買い物に付き合わせようとする。
準:『それに、ほら。あたしと雄真の仲じゃな〜い?』
雄真:「電話口でそんな声出すな! 思わず一瞬その気になりかけたじゃねえか」
準:『あらぁ、いいじゃない、別に。ね、雄真ぁ♥』〔中略。雄真の部屋の光景をバックに二人の会話が続く。〕
ちなみに、準がどんなやつかというと……
こんなやつだ。〔準の立ち絵が大写しになる〕渡良瀬 準 。
俺と昔っからのくされ縁でかなりの美形なんだが……まあ確実に向かうべき方向を間違えている。
何にも知らない男が準に声かけられたら、大抵ホイホイついていってしまうだろう。
しかし!!
何を隠そう、やつはれっきとした正真正銘の男なのだ! — 『はぴねす! えもーしょん』プロローグより[1]
おとボクの発売が先であるが、おとボクの影響は明確に否定している。はぴねすの企画が始まったのは2003年のことである。
佐本二厘インタビュー(ファンブック、女装少年コレクションゲーム編)
準にゃん人気
[編集]人気投票で1位になった。
「準にゃん」と呼ばれるようになった。
ヒロインにさきがけて抱き枕が発売された。
渡良瀬準オンリー即売会「準にゃん足りてる?」が開かれた。
ファンディスクでは攻略対象になった。でもこの時期はメーカーも慎重であり(来栖)、エッチ直前に男と女を選べるようになっていた。
評価・影響
[編集]準は、おとボクの宮小路瑞穂とともに「男の娘」ブームに火を付けた。
この2作品がアニメ化されたことで、アダルトゲームを知らない一般の人にもこういうキャラクター類型の存在が知られるようになった。
おとボクの宮小路瑞穂は百合の系譜、準はショタの系譜。
宮小路瑞穂と渡良瀬準は、「男の娘」の理想型を示した(吉本)。
準は「男の娘」の描き方を完成させた(吉本)。
宮本は、「男の娘」の確立の基盤となったキャラクターの一人であるとしている。
暮沢は、(瑞穂とともに)「男の娘」を代表するエポックメーキングなキャラクターと評している。
『おと☆娘』vol.1は「男の娘という概念を浸透させたエポックメイキングな娘の一人」としている(p.22)。
「準は攻略対象ではないのが、重要なポイントである・・・」と吉本は述べている。
男の娘キャラクターの分類
- 「趣味は女装ですパターン」(女装少年コレクション)←→潜入・実は男の子・強制・変身願望・目的のためパターン
- 「趣味が女装パターン」(女装少年コレクションゲーム編)←→強制・潜入・イベント・実は男の子・変身願望パターン
『わぁい!』の「男の娘」キャラクターの人気投票で準は3位だった。
ほかには、『女装少年コレクション ゲーム編』『女装少年コレクション ゲーム編2009』で連続1位。
その後男の娘ブームは収束する。「ちゃとら」は、準以降、意味もなく男の娘キャラクターが登場することが増えたと不満を語った。
ういんどみる15周年の企画として2017年に実施された「こ~ちゃヒロイン2017総選挙」で、準は『祝福のカンパネラ』のカリーナ・ベルリッティなどを抑えて1位になった。投票人数ではカリーナが上回っていたが、準のファンは結束していた。
グッズ
[編集]- 抱き枕1号
- フィギュア
- 抱き枕2?号
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]参考資料
[編集]書籍
[編集]- 井上真吾 編『はぴねす! ビジュアルファンブック』キルタイムコミュニケーション、2006年4月6日。ISBN 978-4860322632。
- 土方敏良 編『女装少年コレクション ゲーム編』一迅社、2008年7月29日。ISBN 978-4758011150。
- 土方敏良 編『女装少年コレクション ゲーム編2009』一迅社、2009年7月28日。ISBN 978-4758011518。
- 『オトコノコ倶楽部』 VOL.1、三和出版、2009年5月12日。ISBN 978-4776904298。
- ちゃとら、こ〜ちゃ(取材・文:来栖美憂)「見逃せない2D世界の男の娘達①人気ゲーム「はぴねす!」《渡良瀬準》編」、90-93頁。
- 暮沢剛巳『キャラクター文化入門』NTT出版、2010年11月25日。ISBN 978-4757142565。
- 井戸隆明 編『大人限定 男の娘のヒミツ』マイウェイ出版〈マイウェイムック〉、2015年7月9日。ISBN 978-4865113792。
- 来栖美憂「「男の娘」と「ボクら」の歴史」、6-31頁。
- 『ユリイカ』 2015年9月号 特集=男の娘 —“かわいい”ボクたちの現在—、青土社、2015年8月27日。ISBN 978-4791702947。
- 吉本たいまつ「ショタ・女装少年・男の娘:二次元表現における「男の娘」の変遷」、210-224頁。NAID 40021145098。
- 宮本直穀『エロゲー文化研究概論』(増補改訂版)総合科学出版、2017年4月25日。ISBN 978-4881818596。
雑誌
[編集]- 『わぁい!』Vol.7、一迅社、2011年11月25日。
同人誌
[編集]- 吉本たいまつ『おとこの娘を考える。』みるく☆きゃらめる、2009年10月25日。全国書誌番号:21716596。
- 吉本たいまつ『Another Side of ショタアンソロジーを考える 1994-1999』みるく☆きゃらめる、2014年12月30日。全国書誌番号:22514617。
ゲーム
[編集]- ういんどみるOasis (22 December 2017). はぴねす! アニバーサリーパック (Microsoft Windows). 有限会社アレス.
- ういんどみるOasis (30 May 2014). はぴねす! えもーしょん (Microsoft Windows) (2017-12-22 ed.). 有限会社アレス.
外部リンク
[編集][[Category:ういんどみる]] [[Category:アダルトゲームの登場人物]] [[Category:アニメの登場人物]]