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切手のないおくりもの

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
みんなのうた
切手のないおくりもの
歌手 財津和夫チューリップ(*1)
財津和夫(*2)
財津和夫(*3)
作詞者 財津和夫
作曲者 財津和夫
編曲者 ?(*1)
青木望(*2)
青木望(*3)
映像制作者 (実写)(*1)
(実写)(*2)
古川タク(*3)
初放送月 1978年6月-7月(*1)
1982年10月-11月(*2)
1996年6月-7月(*3)
再放送月 1979年6月-7月(*1)
1983年10月-11月(*2)
2008年10月-11月(*3)
2013年4月20日5月18日(*3、リクエスト
2013年8月17日9月27日(*2、リクエスト)
2021年3月(*3)
その他 2012年3月19日の『発掘SP』で(*1)が再放送。
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切手のないおくりもの」(きってのないおくりもの)は、チューリップ財津和夫が作詞・作曲した日本のポピュラーソング

概要

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1977年に、NHKの音楽番組『歌はともだち』で発表された[1]。同番組ではペギー葉山南沙織あべ静江森山良子や他の出演者によって歌われた[1]

歌詞やメロディが母親や小学生の間で人気を集め、ピーク時にはNHKに1日1万通もの楽譜を要望する葉書が殺到するなど、大きな反響を呼んだ[1]。同年、ボニージャックスを皮切りに、ペギー葉山、田中星児など、数社の競作でシングルレコードが発売された[1]

好評ぶりから1978年6月に、歌番組『みんなのうた』で放送され、またも大きな反響があった[2]1982年10月と、1996年6月に2回リメイクされている。カバー盤を含むレコードなどの総売上が100万枚を超える大ヒットとなった[2]

作詞・作曲者の財津和夫によると、この曲はアメリカのポピュラーソング「ユー・アー・マイ・サンシャイン」のような曲を、と依頼されて製作したという[3]

みんなのうた放送版

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(*2)映像の主な舞台である浅草寺(2012年撮影)
(*2)映像に登場した芦川駅跡(2005年5月撮影)

オリジナル版

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1978年6月に登場。うたは、財津和夫とチューリップ(チューリップは演奏とバックコーラスを担当)。16ミリ実写映像を使用し、財津和夫本人が出演。モノラル音源。放送では、1・2・4・5番を歌っている。3バージョンの内、このバージョンがNHKに現存していなかったが、2011年9月23日放送の『みんなのうたフェスティバル』で「『みんなのうた』発掘プロジェクト」により放送された。その後、DVDの第2弾にこのバージョンが映像特典として収録され、2012年3月19日深夜(3月20日未明)の『みんなのうた発掘スペシャル』でも放送された。

リメイク版

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1982年10月に登場。うたは財津和夫の完全ソロになり、こちらも16ミリ実写映像で財津和夫本人が出演しており、歌詞も1・2・4・5番を使用しているが、最後に1番を歌っている。映像はオリジナル版同様実写で、東京の「浅草寺」を主な舞台とし、一部に国鉄(当時)宗谷本線に当時所在した「芦川駅」(2001年7月1日廃駅)が登場する。ちなみにDVDに収録されているのは、このバージョンである。2013年8月17日9月21日に『みんなのうたリクエスト』で再放送された。

再リメイク版

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1996年6月に登場。うたは財津和夫のソロで、アレンジも1982年10月と同じだが、間奏と最後に女性コーラスがついているのが特徴。映像は古川タクによるセルアニメ。この音源がCD化されている。2013年4月20日5月18日には『みんなのうたリクエスト』で再放送された。

発売した歌手

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その他

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手話ソングとしても知られている。

2008年12月31日に行われた第59回NHK紅白歌合戦では、大橋のぞみ独唱のあと全員で合唱してオープニングを飾り、テーマである「歌の力 ひとの絆(きずな)」を印象付ける演出が行われた。2018年12月31日の第69回では、キッズソングコーナーで、財津に縁の深い松田聖子が1フレーズ歌唱した。

2011年、奥浩哉によるSFマンガを映画化した「GANTZ」では、劇中で田中星児が歌ったバージョンが挿入歌として使用された。若き日の田中星児をモチーフにした怪人「田中星人」が持っているラジカセから流れる歌という設定であった。

2016年、WANIMAが歌ったバージョンがカーセンサーコマーシャルソングとして使用された[4]

Jリーグ柏レイソルのサポーターが試合中に歌うチャント(応援歌)の原曲としても知られる。レイソルの本拠地である柏市から中継した『NHKのど自慢』2015年12月6日放送分では、レイソルのサポーターが出場してこの曲を歌唱[5]、ゲストの香取慎吾(当時SMAP)とのトークでこの曲とレイソルについて語る一幕があった。

JR西日本の企業CM曲「一人ひとりの思いを、届けたい編」(2016年制作)として使用されている。歌手は、小池光子(ビューティフルハミングバード)。

2023年6月 サントリーのCM「#素晴らしい過去になろう 愛鳥活動 50周年」篇で使用。歌手は稲垣吾郎草彅剛香取慎吾[6]

脚注

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  1. ^ a b c d 「テレビからまた一つ ファミリー・ソング」『読売新聞』1977年4月5日付夕刊、7頁。
  2. ^ a b 「NHK『みんなのうた』名曲、愛唱歌生み35年 母と子へ966のメロディー」『読売新聞』1996年3月27日付東京夕刊、9頁。
  3. ^ 東京新聞 2015年6月12日夕刊掲載「この道 財津和夫」
  4. ^ WANIMA「切手のないおくりもの」がCM曲に、明日「めざましテレビ」でOA、音楽ナタリー、2016年1月20日 18:00。
  5. ^ NHKのど自慢 千葉県柏市”. gooテレビ (2015年12月6日). 2017年7月29日閲覧。
  6. ^ 稲垣吾郎・草なぎ剛・香取慎吾が軽快なバンド演奏にのせて歌唱!「サントリー愛鳥活動50周年」新CMが公開|ウォーカープラス”. ウォーカープラス(Walkerplus). 2023年6月7日閲覧。

外部リンク

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