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函館基地隊

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函館基地から転送)

座標: 北緯41度46分05秒 東経140度42分46秒 / 北緯41.76806度 東経140.71278度 / 41.76806; 140.71278

函館基地隊
函館基地隊本部庁舎
創設 1953年(昭和28年)9月16日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 海上自衛隊
部隊編制単位
兵種/任務 掃海、沿岸海域防備、艦艇支援
所在地 北海道 函館市
編成地 函館
上級単位 大湊地方隊
担当地域 津軽海峡、北海道周辺
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津軽海峡周辺の海自(◆)・空自基地(▲)。1-松前警備所、2-松前警備所白神支所、3-竜飛警備所、4-函館基地隊、5-大湊基地、6-下北海洋観測所、7-車力分屯基地、8-大湊分屯基地

函館基地隊(はこだてきちたい、: Sub Area Activity Hakodate)とは、海上自衛隊大湊地方隊隷下の基地隊である。本部は北海道函館市大町10-3に所在している。

概要

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掃海部隊が配備されており、津軽海峡および宗谷海峡の海峡警備の拠点である。北海道における海上自衛隊の代表的な基地隊である。基地に「艦」規模の艦艇の係留能力はないが、函館港へのアメリカ海軍艦船の寄港は多い。交通の便や、大湊地方隊は北海道との関係がより重要であることから、大湊地方隊創設時に、地方隊総監部を、すでに航路啓開隊があった函館に設置する案があったが[1]、結局、造修所など大日本帝国海軍以来の設備が残る大湊基地が総監部になった。それ以降も、何度か総監部の移転案が浮上しては、青森県むつ市の猛反対により立ち消えという流れを繰り返している。

沿革

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部隊編成

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主要幹部

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官職名 階級 氏名 補職発令日 前職
函館基地隊司令 1等海佐 塩﨑浩之 2023年12月01日 海上自衛隊第1術科学校副校長


歴代の函館基地隊司令(特記ない限り1等海佐(一)[4]
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職 備考
函館航路啓開隊司令
01 久保 清 1952.8.1 - 1953.9.15 海兵56期 大湊地方総監部防衛部長 1等警備正
函館基地隊司令
01 河野克次[5] 1953.9.16 - 1956.1.15 海機40期 舞鶴航路啓開隊司令 海上幕僚監部技術部付 就任時2等警備正
1955.2.16、1等海佐昇任
02 大場正規 1956.1.16 - 1957.4.4 神戸高等商船 第4警戒隊司令 第1護衛隊司令
03 松本三郎 1957.4.5 - 1958.3.31 海機42期 海上幕僚監部所属技術研究所派遣 海上幕僚監部技術部航空機課長
04 田中俊二 1958.4.1 - 1960.4.30 海兵62期 第1駆潜隊司令 第3護衛隊司令
05 増瀬忠夫 1960.5.1 - 1961.7.31 神戸高等商船 第1海上訓練指導隊副長兼指導部長 掃海艦「桑栄」艦長 2等海佐
06 島田喜与三 1961.8.1 - 1964.3.29 海兵62期 横須賀防備隊司令 横須賀教育隊司令
07 相馬清士 1964.3.30 - 1967.7.15 海兵65期 海上自衛隊資料隊司令 自衛隊青森地方連絡部長 就任時2等海佐
1965.7.1、1等海佐昇任
08 星出隆臣 1967.7.16 - 1968.10.14 海兵67期 海上自衛隊第1術科学校教育第2部長 死去(海将補昇任)
09 芝山末男 1968.11.1 - 1970.7.15 海兵68期 横須賀地方総監部防衛部長
10 森谷 喬 1970.7.16 - 1972.3.15 海兵70期 横須賀地方総監部管理部総務課長 横須賀地方総監部付
→1973.1.1 退職
11 上村典次 1972.3.16 - 1974.1.15 海兵71期 第21護衛隊司令 海上自衛隊東京業務隊
→1974.5.1 退職
12 中川英二 1974.1.16 - 1975.6.30 海機54期 海上幕僚監部技術部管理課長 呉地方総監部幕僚長
13 宇佐美潔 1975.7.1 - 1978.3.15 海兵74期 海上幕僚監部調査部通信課長 中央通信隊群司令
14 堀井利彦 1978.3.16 - 1979.8.31 海兵75期 第10護衛隊司令 開発指導隊群司令部付
→1979.10.16
第1海上訓練指導隊司令
15 河合恒二 1979.9.1 - 1981.6.30 東京水産大
4期幹候
第1練習隊司令 第1掃海隊群司令
16 中津川秀明 1981.7.1 - 1983.3.29 防大1期 統合幕僚会議事務局第2幕僚室 海上自衛隊東京業務隊付
→1984.11.16 海上自衛隊第2術科学校勤務
17 小山清和 1983.3.30 - 1984.7.31 名工大
6期幹候
第51護衛隊司令 第1護衛隊群司令
18 三好聞知 1984.8.1 - 1986.7.31 防大1期 舞鶴防備隊司令 第1海上訓練指導隊司令
19 田畑一朗 1986.8.1 - 1988.3.15 防大1期 運用開発隊司令 呉教育隊司令
20 東 司 1988.3.16 - 1989.12.14 防大3期 統合幕僚学校主任教官 横須賀地方総監部付
→1990.3.30 定年退官
21 稲田秀穂 1989.12.15 - 1991.6.30 海保大5期・
10期幹候
誘導武器教育訓練隊司令 定年退官(海将補昇任)
22 井野和雄 1991.7.1 - 1992.12.14 防大7期 呉地方総監部防衛部長 中央通信隊群司令
23 渡邉秀樹 1992.12.15 - 1994.8.1 防大10期 第1護衛隊司令 防衛研究所教育部長
24 古川俊男 1994.8.2 - 1996.12.1 防大10期 電子業務支援隊司令 海上自衛隊第1術科学校副校長
25 中島隆夫 1996.12.2 - 1998.6.30 防大11期 海上自衛隊幹部候補生学校副校長 退職(海将補昇任)
26 竹島信博 1998.7.1 - 1999.8.1 防大12期 海上自衛隊幹部学校研究部
主任研究開発官
海洋業務群司令
27 中山 武 1999.8.2 - 2000.12.7 防大11期 海上自衛隊第2術科学校副校長 退職(海将補昇任)
28 元村隆吉 2000.12.8 - 2002.7.31 防大14期 海上自衛隊幹部学校研究部
主任研究開発官
海上自衛隊幹部学校研究部長
29 田口研造 2002.8.1 - 2004.3.31 防大15期 対潜資料隊司令 退職(海将補昇任)
30 伊東正樹 2004.4.1 - 2005.6.30 防大17期 横須賀地方総監部防衛部長
31 武田 功 2005.7.1 - 2006.12.5 芝浦工大
26期幹候
海上自衛隊第2術科学校副校長
32 鈴木啓三 2006.12.6 - 2007.12.2 大湊警備隊司令
33 飯尾俊政 2007.12.3 - 2009.8.2 防大21期 海上幕僚監部人事教育部厚生課長 横須賀教育隊司令
34 畑中孝行 2009.8.3 - 2011.7.31 防大23期 海上自衛隊幹部候補生学校副校長 退職(海将補昇任)
35 内山哲也 2011.8.1 - 2012.7.31 防大25期 大湊地方総監部防衛部長 海上訓練指導隊群司令
36 五島浩司[6] 2012.8.1 - 2014.8.6 防大25期 第1海上補給隊司令 退職(海将補昇任)
37 尾島義貴 2014.8.7 - 2016.3.31 防大27期 海上自衛隊第1術科学校副校長 退職(海将補昇任)
38 大久保成彦 2016.4.1 - 2017.3.30 防大28期 情報本部統合情報部長 退職(海将補昇任)
39 水上智雄 2017.3.31 - 2018.7.31 専修大
40期幹候
横須賀地方総監部防衛部長 海上自衛隊補給本部装備計画部長
40 宅間秀記 2018.8.1 - 2019.11.1 防大30期 海上自衛隊補給本部装備計画部長 退職(海将補昇任)
41 永井一成 2019.11.2 - 2020.8.2 防大32期 海上自衛隊幹部候補生学校副校長 海上自衛隊幹部学校運用教育研究部長
42 小沢輝男 2020.8.3 - 2022.7.31 防大32期 第1海上補給隊司令 退職(海将補昇任)[7]
43 三浦則文 2022.8.1 - 2023.11.30 防大35期 佐世保海上訓練指導隊司令
→2022.3.18 海上訓練指導隊群司令部勤務
護衛艦隊司令部勤務
→2023.12.22 同訓練幕僚部訓練主任幕僚
44 塩﨑浩之 2023.12.1 - 防大36期 海上自衛隊第1術科学校副校長

脚注

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  1. ^ 大湊地方隊の歩み 中名生正己 「世界の艦船」1994年9月号 P69-75 株式会社海人社
  2. ^ 函館基地隊HP 任務編成
  3. ^ 海上自衛隊 阪神基地隊【公式】 [@jmsdf_hanki_pr] (2024年3月26日). "函館基地隊の掃海艇「あおしま」が阪神基地隊への所属変更となり、第42掃海隊は「なおしま」と「あおしま」の2隻となりました。". X(旧Twitter)より2024年3月27日閲覧
  4. ^ 自衛官俸給表の1等陸佐、1等海佐及び1等空佐の(一)欄又は(二)欄に定める額の俸給の支給を受ける職員の占める官職を定める訓令
  5. ^ 第31代 海上幕僚長、第5代 統合幕僚長 河野克俊の実父
  6. ^ ソマリア沖海賊対処行動派遣部隊の第1次隊指揮官
  7. ^ 自衛隊法第65条の13の規定に基づく令和4年度若年定年等隊員の就職の援助の実施結果の公表について (PDF)

関連項目

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外部リンク

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