内田健司
うちだ けんし 内田 健司 | |
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本名 | 内田 健司 |
生年月日 | 1987年5月14日(37歳) |
出生地 | 日本・神奈川県 |
身長 | 176cm[1] |
血液型 | A型 |
ジャンル | 俳優 |
事務所 | 融合事務所 |
公式サイト | プロフィール |
主な作品 | |
舞台 『カリギュラ』 『リチャード二世』 『ハムレット』 『BLOODY POETRY』 『太陽2068』 『薄い桃色のかたまり』 テレビドラマ 『賢者の愛』 『結婚相手は抽選で』 『麒麟がくる』 映画 『猫は抱くもの』 |
内田 健司(うちだ けんし、1987年5月14日 - )は日本の俳優である。株式会社nora所属。
略歴
[編集]2011年に友人の薦めにより、蜷川幸雄主宰の『さいたまネクスト・シアター』の第2期生オーディションに応募し517名の中から合格。その後全てのネクストシアター公演に参加している。
2013年11月、蜷川幸雄演出『ザ・ファクトリー4 ヴォルフガング・ボルヒェルトの作品からの九章−詩・評論・小説・ 戯曲より−』で主役ベックマンに抜擢され、その細い身体と静かで叙情的な語り口は観るものに衝撃を与えた。
この時の演技が『現代の若者の象徴』であるとして蜷川にインスピレーションを与え、既に決まっていた演目を変更して『蒼白の少年少女たちによるカリギュラ』の上演が決定。
タイトルロールのカリギュラ役を務め、第22回読売演劇大賞優秀男優賞・優秀作品賞にノミネート。
全くの無名ながら錚々たる俳優達の中に名を連ね、蜷川幸雄の最後の秘蔵っ子として注目され始める。
劇団公演以外でも数多くの蜷川作品に参加。『わたしを離さないで』ケン役、『太陽2068』佐々木拓海役なで出演し、個性的な演技は強烈なインパクトを与えた。
2015年藤原竜也主演の『ハムレット』ではフォーティンブラス役に抜擢、『リチャード二世』では再びタイトルロールを演じ、第3回ハヤカワ悲劇喜劇賞を受賞。
映像作品では、2016年連続ドラマW『賢者の愛』で田辺誠一演じる澤村諒一の20代の頃を好演し映像進出。
その後は2018年8月カンテレ・フジテレビ系 ドラマスペシャル『68歳の新入社員』広川太一役、2018年10月東海テレビ制作『結婚相手は抽選で』広瀬健役などに出演。
2018年映画『猫は抱くもの』では、舞台を観た犬童一心監督の指名によりサバトラ役で出演している。
出演
[編集]舞台
[編集]- 「血の婚礼」(2011年、演出:蜷川幸雄 / 作:清水邦夫、Bunkamura シアターコクーン ほか地方公演) - 鼓笛隊 役
- 「蒼白の少年少女たちによるハムレット」(2012年、演出:蜷川幸雄 / 作:ウィリアム・シェイクスピア、彩の国さいたま芸術劇場) - ルシエーナス 役
- 「ボクの四谷怪談」(2012年、演出:蜷川幸雄 / 作:橋本治、Bunkamura シアターコクーン ほか地方公演) - 工事人夫 役
- 「ザ・ファクトリー2 『財産没収』」(2012年、演出:井上尊晶 / 監修:蜷川幸雄 / 作:テネシー・ウィリアムズ、彩の国さいたま芸術劇場) - トム 役
- 「蒼白の少年少女たちによるオイディプス王」(2013年、演出:蜷川幸雄 / 作:ソフォクレス、彩の国さいたま芸術劇場) - コロス 役
- 「鴉よ、おれたちは 弾をこめる」(2013年、演出:蜷川幸雄 / 作:清水邦夫、彩の国さいたま芸術劇場 / パリ日本文化会館 ほか地方公演)
- 「ヴェニスの商人」(2013年9月、演出:蜷川幸雄 / 作:ウイリアム・シェイクスピア、彩の国さいたま芸術劇場 ほか地方公演)
- 「ザ・ファクトリー4 "ヴォルフガング・ボルヒェルトの作品からの九章 ―詩・評論・小説・戯曲より―"」(2013年、演出:蜷川幸雄 / 作:ヴォルフガング・ヴォルフェルト、彩の国さいたま芸術劇場) - イエズス 役 / ベックマン 役
- 「蒼白の少年少女たちによる『カリギュラ』」(2014年2月、演出:蜷川幸雄 / 作:アルベール・カミュ、彩の国さいたま芸術劇場) - カリギュラ 役 ※第22回読売演劇大賞優秀男優賞・優秀作品賞ノミネート
- 「わたしを離さないで」(2014年4月 - 5月、演出:蜷川幸雄 / 作:カズオ・イシグロ、彩の国さいたま芸術劇場 ほか地方公演あり) - ケン 役
- 「太陽2068」(2014年7月 - 8月、演出:蜷川幸雄 / 作:前川知大、Bunkamura シアターコクーン) - 佐々木拓海 役
- 「火のようにさみしい姉がいて」(2014年9月、演出:蜷川幸雄 / 作:清水邦夫、Bunkamura シアターコクーン ほか地方公演) - 綱渡り少年 役
- 「鴉よ、おれたちは弾丸をこめる」(2014年11月、演出:蜷川幸雄 / 作:清水邦夫、彩の国さいたま芸術劇場 / パリ市立劇場テアトル・ラ・ビル ほか地方公演) - 青年B 役
- 「ハムレット」(2015年1月 - 5月、演出:蜷川幸雄 / 作:ウィリアム・シェイクスピア、彩の国さいたま芸術劇場 / ロンドン:バービカン・センター / 台湾:國家兩廳院 國家戲劇院) - フォーティンブラス 役
- 「リチャード二世」(演出:蜷川幸雄 / 作:ウィリアム・シェイクスピア、2015年4月:彩の国さいたま芸術劇場・2016年2月 - 4月、彩の国さいたま芸術劇場 / ルーマニアマリン・ソレスク国立劇場) - リチャード二世 役 ※第3回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞 受賞
- 「NINAGAWA・マクベス」(2015年9月 - 10月、演出:蜷川幸雄 / 作:ウィリアム・シェイクスピア、Bunkamura シアターコクーン ほか地方公演) - ドナルベイン 役
- 「尺には尺を」(2016年5月 - 6月、演出:蜷川幸雄 / 作:ウィリアム・シェイクスピア、彩の国さいたま芸術劇場 ほか地方公演) - フロス 役
- 「1万人のゴールド・シアター2016」(2016年12月、企画・原案:蜷川幸雄 / 作・演出:ノゾエ征爾、さいたまスーパーアリーナ)
- 「薄い桃色のかたまり」(2017年9月 - 10月、作・演出:岩松了、彩の国さいたま芸術劇場) - 若い男 役 ※第21回鶴屋南北戯曲賞受賞
- 「朝のライラック(ダーイシュ時代の死について)」(2017年12月、演出:眞鍋卓嗣 / 作:ガンナーム・ガンナーム、東京芸術劇場)
- 「BLOODY POETRY(ブラディ・ポエトリー)」(2018年2月、演出:大河内直子 / 作:ハワード・ブレントン、赤坂RED THEATER) - ジョージ・バイロン 役
- 「世界最前線の演劇2『第三世代』」(2018年11月、演出:中津留章仁 / 作:ヤエル・ロネン、彩の国さいたま芸術劇場) - カルステン 役
- 「CITY」(2019年5月、作・演出:藤田貴大、彩の国さいたま芸術劇場)
- リーディング公演『蜷の綿-Nina‘s Cotton-』(2019年、演出:井上尊晶、彩の国さいたま芸術劇場 大ホール)- 壮年 役
- さいたまネクスト・シアター サテライト企画 第7世代実験室『勝手に思うから』(2020年、作・演出:内田健司、新宿ゴールデン街劇場)
- 第7世代実験室(無観客上演配信)『たかが世界の終わり』(2020年、演出:内田健司)
- 『ピーター&ザ・スターキャッチャー』(2020年、演出:ノゾエ征爾、新国立劇場 小劇場 他)- プレンティス 役
- 悪い芝居 vol.27『今日もしんでるあいしてる』(2021年、作・演出:山崎彬、本多劇場)- 蚊又念 役
- さいたまネクスト・シアター 最終公演『雨花のけもの』(2021年、演出:岩松了、彩の国さいたま芸術劇場 小ホール)
- はえぎわ『ベンバー・ノー その意味は?』(2021年、作・演出:ノゾエ征爾、新宿シアタートップス)
- マームとジプシー『cocoon』(2022年、演出:藤田貴大、東京芸術劇場 プレイハウス)
- ほろびて『あでな//いある』(2023年、作・演出:細川洋平、こまばアゴラ劇場)
- unrato#10 舞台『三人姉妹』(2023年、演出:大河内直子、自由劇場)
- はえぎわ×彩の国さいたま芸術劇場『マクベス』(2024年2月、演出:ノゾエ征爾、東京芸術劇場 シアターイースト 他)
- 「ロボット」(2024年11月 - 12月、演出:ノゾエ征爾、シアタートラム ほか)[2]
ドラマ
[編集]- 秋の文学スペシャル 漱石「こころ」100年の秘密(2014年9月10日、NHK BSプレミアム) - 先生 役
- 連続ドラマW(WOWOW)
- ドラマスペシャル 68歳の新入社員(2018年6月18日、カンテレ・フジテレビ系) - 広川太一 役[3]
- オトナの土ドラ(東海テレビ・フジテレビ系)
- 木曜ドラマF 人生が楽しくなる幸せの法則 第1話 - 第5話、第9話・最終話(2019年1月10日 - 2月7日、3月7日・14日、読売テレビ・日本テレビ系) - 西野龍樹 役
- 木曜ドラマ ケイジとケンジ〜所轄と地検の24時〜 最終話(2020年3月12日、テレビ朝日) - 甲斐慎之介 役
- 大河ドラマ 麒麟がくる 第二十回・第二十一回(2020年5月31日・6月7日、NHK) - 簗田政綱 役
- PICU 小児集中治療室 第2話(2022年10月17日 、フジテレビ) - 内山正造 役[4]
映画
[編集]- 猫は抱くもの(2018年6月23日、監督:犬童一心) - サバトラ/サニーズのファン/カラオケ店員 役
- Diner ダイナー(2019年7月5日、監督:蜷川実花) - アラーニャ 役
ラジオ
[編集]出典
[編集]- ^ 日本タレント名鑑(VIPタイムズ社)
- ^ “ノゾエ征爾演出「ロボット」全出演者と公演詳細が決定”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年7月5日). 2024年7月6日閲覧。
- ^ “ドラマスペシャル 68歳の新入社員”. 関西テレビ放送. 2019年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年8月30日閲覧。
- ^ “内田 健司|「PICU 小児集中治療室」第2話”. yougooffice. 融合事務所 (2022年10月17日). 2022年10月19日閲覧。
外部リンク
[編集]- 内田 健司 | 融合事務所 | YOUGO OFFICE
- 内田健司 (@ken4contrail) - X(旧Twitter)
- 内田健司 - allcinema