佐土原町
さどわらちょう 佐土原町 | |||||
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佐土原城(復元) | |||||
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廃止日 | 2006年1月1日 | ||||
廃止理由 |
編入合併 田野町、佐土原町、高岡町 → 宮崎市 | ||||
現在の自治体 | 宮崎市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 宮崎県 | ||||
郡 | 宮崎郡 | ||||
市町村コード | 45303-0 | ||||
面積 | 56.84 km2 | ||||
総人口 |
33,050人 (推計人口、2005年12月1日) | ||||
隣接自治体 | 宮崎市、西都市、東諸県郡国富町、児湯郡新富町 | ||||
町の木 | ヤマザクラ | ||||
町の花 | アジサイ | ||||
佐土原町役場 | |||||
所在地 |
〒880-0297 宮崎県宮崎郡佐土原町大字下田島20660番地 | ||||
座標 | 北緯32度01分26秒 東経131度28分27秒 / 北緯32.02392度 東経131.47406度座標: 北緯32度01分26秒 東経131度28分27秒 / 北緯32.02392度 東経131.47406度 | ||||
ウィキプロジェクト |
佐土原町(さどわらちょう)は、2005年12月31日まで宮崎県の中南部に存在していた宮崎郡の町。
2006年1月1日、宮崎市に編入され消滅。宮崎市の合併特例区となり、5年後の2011年1月1日に地域自治区に移行した。
地理
[編集]町の北端を一ツ瀬川が流れ日向灘に注ぐ。町の中央に台地があり、それを囲むように平地が広がっており、全体的になだらかである。
- 河川:一ツ瀬川
地勢
[編集]江戸時代は佐土原藩三万石の城下町であった(旧)佐土原町と佐土原駅開設で発展した広瀬町が合併して成立。現在は先端産業が集積する工業の町としての顔と、宮崎市のベッドタウンとしての顔を併せ持つ。
地名
[編集]佐土原町の地名については宮崎市の地名#平成の大合併を参照。
歴史
[編集]- 江戸時代には上田嶋村、下田嶋村、広瀬村、石崎村、下那珂村、上那珂村があった。
- 年代不詳 - 広瀬村が袋広瀬村に改称。
- 1886年の「地方行政区画便覧」には(旧)佐土原町、上田島村、下田島村、下那珂村、東上那珂村、西上那珂村と記されている。
- 年代不詳
- 上那珂村が東上那珂村、西上那珂村に分村。
- 石崎村が下那珂村に合併。
- 1889年5月1日 - 町村制施行に伴い佐土原町、上田島村が合併し北那珂郡佐土原村が発足。同時に以下の2村が成立。
- 広瀬村 ← 広瀬町、下田島村、下那珂村
- 那珂村 ← 東上那珂村、西上那珂村
- 1896年4月1日
- 北那珂郡が宮崎郡に編入。
- 佐土原村が町制施行、佐土原町となる。
- 1951年4月1日 - 広瀬村が町制施行、広瀬町となる。
- 1955年4月1日 - 佐土原町、那珂村が合併し佐土原町を新設。
- 1958年4月1日 - 佐土原町、広瀬町が合併し佐土原町を新設。
- 1989年2月28日 - 西都市の一部を編入(境界変更)。
- 2005年2月18日 - 児湯郡新富町大字下富田字二ツ立浦の一部(一ツ瀬川より南側)を編入(境界変更)。
- 2006年1月1日 - 田野町, 高岡町とともに宮崎市へ編入、合併特例区「佐土原町」となる。
- 2006年10月7日 - 石崎を新町名として新設。
- 石崎一丁目 ← 下那珂字伊賀給の一部、下那珂字中溝の一部
- 石崎二丁目 ← 下那珂字伊賀給の一部、下那珂字熊田の一部、下那珂字竹ケ島の一部、下那珂字中溝の一部
- 石崎三丁目 ← 下那珂字永田の一部、下那珂字伊賀給の一部、下那珂字熊田の一部、下那珂字竹ケ島の一部、下那珂字中溝の一部
- 2008年1月12日 - 宮崎広域都市計画事業佐土原駅前土地区画整理事業の完了に伴い、松小路を新町として新設。下田島字大道迫の一部、下田島字垂門の一部、下田島字休左ヱ門松の一部、下田島字井手牟田の一部、下田島字外牟田の一部が松小路となる。
- 2011年1月1日 - 合併特例区の設置期間終了、地域自治区「佐土原」となる。
経済
[編集]産業
[編集]野菜の栽培(きゅうり、トマト、大根など)、うなぎの生産が非常に盛んである。
また、宮崎テクノリサーチパークを中心に先端産業が立地している。
自動車やバイクのキー、ミラーなどの製造メーカーであるミネベア アクセスソリューションズ(旧社名ホンダロック、本田技研工業の子会社として設立。現在はミネベアミツミ傘下)が本社を構える。
かつては宮崎松下電器(のちパナソニックCC宮崎、パナソニックSN九州)の工場が町内に所在した[1]。宮崎市へ編入された後に撤退し、敷地の一部がパーソルファクトリーパートナーズ(パーソルエクセルHRパートナーズ子会社)の宮崎事業所として使用されている。
姉妹都市・提携都市
[編集]国内
[編集]教育
[編集]小学校
[編集]- 宮崎市立佐土原小学校
- 宮崎市立那珂小学校
- 宮崎市立広瀬小学校
- 宮崎市立広瀬北小学校
- 宮崎市立広瀬西小学校
中学校
[編集]高等学校
[編集]交通
[編集]鉄道路線
[編集]道路
[編集]- 一般国道
- 国道10号
- 国道219号
- 都道府県道
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集]オカルトでは「コツコツトンネル」が有名。かつては久峰随道と呼ばれており戦時中の主要道路だったとのこと。 いまもコツコツトンネル周辺には何十もの防空壕の跡が存在する。コツコツトンネルの近くに身代わり地蔵があるのはあまり知られていない。
1975年から1986年までは日本最初のサファリパークである宮崎サファリパークがあり、賑わっていた。
名所・旧跡・観光スポット
[編集]祭事・催事
[編集]名物・特産
[編集]- くじらようかん - 餅とあんを鯨の脂身と皮に見立てたもので、成分に鯨が含まれているわけではない。
- さどわらまんじゅう
- 佐土原人形-土人形(つちにんぎょう)。
出身有名人
[編集]- 桑原節次 - 郷土史家、初代「宮崎県民歌」作詞者
- 蛯原友里 - モデル、佐土原高等学校の卒業生でもある
- 蛯原英里 - チャイルドボディセラピスト、蛯原友里の双子の妹
- 太田祐輔 - 九州朝日放送アナウンサー
- 荒木のぞみ- 実業家(飲食チェーン)
- 下園辰哉 - プロ野球選手・横浜ベイスターズ所属
- 山田昇 - ヤマダ電機代表取締役会長
- 郡山総一郎 - イラク人質事件、フリージャーナリスト
- 横山優也 - ミュージシャン・KOTORI
脚注
[編集]- ^ 精密デバイス部門とパナソニックCC宮崎株式会社の事業統合について - パナソニックグループ、2008年1月24日。
参考文献
[編集]- 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 宮崎市佐土原歴史資料館
- 佐土原町(2006/03/01アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project