會津信吾
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會津 信吾(あいづ しんご 1959年[1] - )は、日本の古典SF研究者、文筆家。特に日本の明治・大正・昭和初期のSFをあつかう。
来歴
[編集]東京都生まれ[1]。駒澤大学経済学部卒業[1]。少年小説、犯罪、映画など明治から昭和初期にかけての日本の大衆文化、社会風俗の研究、評論を中心に活動。海外、国内の奇書珍書を扱うネット古書店「怪美堂」店主[2]。
1982年ごろに會津が会長として「日本SF史研究会」を創設。横田順彌、池田憲章、竹内博らが参加。しかし、3年ほどで解散となった[3]。1986年、横田順彌らと、日本古典SF研究会の創立に参加(初代会長は長山靖生)。
『海野十三全集』(三一書房、1988~1993年、全13巻+別巻2巻、監修:小松左京、紀田順一郎)の編集に携わる[1]。著書に『昭和空想科学館』(里艸、1998年)、『日本科学小説年表』(里艸、1999年)など[1][4]。
1989年、第9回日本SF大賞特別賞を横田順彌との共著『快男児・押川春浪』で受賞。
2003年10月から2004年3月にかけて、横浜国立大学で非常勤講師、「日本SF史」を担当。
2001年時点では日本SF作家クラブ会員であったが[5]、2024年8月時点では会員名簿に名前がない。
著書
[編集]単著
[編集]- 『昭和空想科学館』里艸、1998
- 『日本科学小説年表』里艸、1999
共著
[編集]- 「快男児 押川春浪」横田順弥 パンリサーチインスティテュート 1987/12/1 のち徳間文庫
- 「新・日本SFこてん古典」横田順弥 徳間文庫 1988/8/1
- 「近代日本の殺人ファイル」長山靖生 光栄 1996/3/1
日本語版編集委員
[編集]編著・共編著
[編集]- 少年小説大系09 海野十三集、会津信吾編 三一書房 1987/2/1
- 少年小説大系18 少年SF傑作集 会津信吾, 横田順彌編 三一書房 1992/5/1
- 少年小説大系17 平田晋策・蘭郁二郎集 会津信吾編 三一書房 1994/2/1
- 怪樹の腕 (〈ウィアード・テールズ〉戦前邦訳傑作選) 会津信吾、藤元直樹編、 東京創元社 2013/2/27
- 霊を知る 近代日本心霊文学セレクション 一柳広孝、会津信吾, 奥山文幸編 蒼丘書林 2014/4
受賞
[編集]出典
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