伊予鉄道本町線
表示
(伊予鉄本町線から転送)
本町線 | |
---|---|
国道上を走行する本町線電車 (2015年3月7日) | |
概要 | |
起終点 |
起点:本町一丁目停留場 終点:本町六丁目停留場 |
駅数 | 5停留場 |
運営 | |
開業 | 1911年9月1日 |
休止認可 | 1946年8月19日 |
再開 | 1948年7月1日 |
所有者 |
松山電気軌道→ 伊予鉄道 |
使用車両 | 伊予鉄道を参照 |
路線諸元 | |
路線総延長 | 1.5 km (0.93 mi) |
軌間 | 1,067 mm (3 ft 6 in) |
過去の軌間 | 1,435 mm (4 ft 8+1⁄2 in) |
電化 | 直流600 V 架空電車線方式 |
停留場・施設・接続路線 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
本町線(ほんまちせん)は、愛媛県松山市大手町の本町一丁目停留場から同市本町の本町六丁目停留場までを結ぶ伊予鉄道の軌道路線である。
本町三丁目(旧・札の辻)停留場以北は1962年に開業した、伊予鉄道の軌道線で一番新しい路線である。
2020年4月11日以降平日のみの運行となり、土日祝日は全便運休となっている[1][2]。
路線データ
[編集]運行形態
[編集]系統 | 運行区間 | 乗り入れる区間 |
---|---|---|
■6号線 | 本町六丁目 - 本町一丁目 - 松山市駅 | 本町線全区間を通る。 |
- 単線で途中に列車交換設備がないため、1列車のみ入線可能である。
- 本町六丁目では、城北線との軌道は接続されていない。
- 乗客減少から近年はダイヤ改正毎に列車の削減が行われている。
- 使用車両は1列車運用でバリアフリー対応をするため2100形の運用が多い。50形、2000形の運用はほとんど見られない。
この路線にほぼ並行するバス路線として伊予鉄バス北条線がある。
歴史
[編集]→「松山電気軌道」および「伊予鉄道城南線 § 歴史」も参照
1911年9月に開通した松山電気軌道がルーツで、札ノ辻(現在の本町三丁目) - 本町(現在の本町四丁目)間は現路線の東側の路地を通っていた。
1948年、旧松山電気軌道線が1946年に休止されて以来、途切れていた西堀端 - 本町三丁目(現在の本町四丁目)間が本町線として開業。本町通り拡幅に伴い、軌道を道路中央に移設した。
- 1911年(明治44年)
- 1921年(大正10年)4月1日 伊予鉄道が松山電気軌道を合併。
- 1946年(昭和21年)8月19日 旧松山電気軌道線の西堀端 - 本町 - 萱町 - 古町間休止認可。
- 1948年(昭和23年)7月1日 西堀端 - 本町三丁目(現在の本町四丁目)間が本町線として開業。
- 1962年(昭和37年)2月1日 本町三丁目(現在の本町四丁目) - 本町七丁目(現在の本町六丁目)間が開業。
- 2018年(平成30年)3月1日 西堀端のうち、本町線ののりばを本町一丁目に改称ならびに6号線の起終点を道後温泉から松山市に変更[6]。
- 2020年(令和2年)
- 4月11日 新型コロナウイルスの影響で当面の間、土日祝日は全便運休[1]。
- 7月23日 ダイヤ改正により、土日祝日は全便運休[2]。
- 2021年(令和3年)3月1日 平日のみの運行で1日14往復に削減。
- 2023年(令和5年)11月1日 平日のみの運行で1日7往復に削減。終電は本町六丁目13時発となる。
- 2024年(令和6年)3月 ICOCAを導入。(予定)
停留場一覧
[編集]駅番号 | 停留場名 | 営業キロ | 系統 | 接続路線 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
25 | 本町一丁目停留場 | 0.0 | 伊予鉄道:大手町線・城南線(西堀端停留場: 03 ) | |||
26 | 本町三丁目停留場 | 0.6 | ||||
27 | 本町四丁目停留場 | 0.9 | ||||
28 | 本町五丁目停留場 | 1.2 | ||||
29 | 本町六丁目停留場 | 1.5 | 伊予鉄道:城北線(09) |
延伸構想
[編集]国道196号線沿いに山越・鴨川方面まで延伸して、人口密度が非常に高いが鉄道空白地帯となっているこれらの地域[7]と松山市駅を直接結ぶという構想が昔からあるが具体化していない[8]。複線化などが必要であるものの、バス路線が四国で最も高頻度運転を行っている区間の一つでもあり、延伸された場合は当路線が盲腸路線ではなくなる[8]。松山市も公共交通の利便性向上や低炭素社会を実現するためには有効な手段であるとしており、国道196号を整備する時には、道路管理者である国に要望していきたいとしている[9]。しかしながら伊予鉄は愛媛県に対し「本町線の北部への延伸については、現時点では計画はない」と回答している[10]。
現状では運行本数が大きく削減され、延伸構想はおろか逆に存廃論議すら出かねない状況に置かれることとなった。
脚注
[編集]- ^ a b 新型コロナウイルスの影響に伴う市内電車および坊っちゃん列車の減便について - 伊予鉄道、2020年4月10日。
- ^ a b c ダイヤ改正のお知らせ:坊っちゃん列車・市内電車の運行再開及びダイヤ改正について - 伊予鉄道、2020年7月21日。
- ^ いよてつ市内電車・坊っちゃん列車時刻表 (PDF) - 伊予鉄道、2018年1月25日閲覧。
- ^ いよてつ市内電車時刻表 (PDF) - 伊予鉄道、2021年2月26日閲覧。
- ^ 市内電車時刻表 (PDF) - 伊予鉄道、2023年11月12日閲覧。
- ^ 市内電車「本町線」 松山市駅へのアクセス改善 ~長期滞在促進のため「3日券」を発売~ (PDF) - 伊予鉄道、2018年1月25日、同日閲覧。
- ^ 平成22年度国勢調査
- ^ a b 『伊予鉄夢マップ』
- ^ “将来、国道196号整備が行われる際に市内電車の延長を”. わがまちメール. 松山市. 2015年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月23日閲覧。
- ^ 知事に寄せられた提言(30年2月) - 愛媛県