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代々木アニメーション学院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
代アニから転送)
株式会社 代々木アニメーション学院
YOYOGI ANIMATION ACADEMY INC.
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 YOANI、代アニ、ヨアニ、YAG
本社所在地 日本の旗 日本
151-0053
東京都千代田区神田三崎町1-3-9
三崎町MCビル
設立 1978年6月15日
業種 サービス業
法人番号 6010001174737 ウィキデータを編集
事業内容 教育事業、劇場・ライブハウス運営
代表者 橋本大輝(代表取締役社長兼学院長)
資本金 5000万円
売上高 19億300万円(2013年)
純利益 4億7800万円
(2022年03月31日時点)[1]
総資産 60億3600万円
(2022年03月31日時点)[1]
従業員数 117人
決算期 毎年3月31日
主要株主 キョウデンエリアネット
主要子会社 銀河劇場
外部リンク https://www.yoani.co.jp
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大阪校

株式会社代々木アニメーション学院(よよぎアニメーションがくいん)は、株式会社キョウデングループに属するアニメやエンターテインメントの専門教育施設[注 1][2][注 2]。通称「代アニ(よアニ)」。

公式サイト等で「専門学校」という主張をしているものの、2019年4月現在では専修学校としての認可を受けておらず[注 3]学校教育法上の学校ではないいわゆる無認可校である。

40年の歴史があり、声優、アニメーター、マンガ家など、アニメやエンタメ業界で活躍する多くの声優やクリエイターを育成した実績がある。近年では秋元康つんく♂小室哲哉指原莉乃をプロデューサーに迎え、指原莉乃プロデュースのアイドルグループ「=LOVE」、「≠ME」、「≒JOY」の共同プロデュースなど、精力的に業界連携を行っている。

日本で最初にできたアニメーションスクールとして全国に校舎を開設。積極的なテレビCM・広告展開により、アニメーションスクールとしては随一の知名度を誇ることとなり、1998年4月期には約77億円を売上を計上した。

しかし、その後は少子化や他の専門学校などとの競合により業績が低迷。2004年11月には東京国税局から所有不動産の差し押さえを受け、2006年5月には入学金の返還を巡る問題で公正取引委員会から排除命令を受けるなど[3]、社会的信用が低下してしまう。

2006年10月には創立者・大矢敏行が代表から退くが、資金繰りの目途が立たず、同年12月に民事再生法の適用を申請[3]。負債は約22億円。リップルウッド・ホールディングスなどから事業再生投資を受ける一方で、民事再生法適用後は学校法人大矢学園との関係を解消し[4]、経営陣の放漫経営を改め、広告費を大幅に減らすなど経営方針を大きく変えた。その後、親会社の投資ファンドへの売却をうけ、現在はキョウデンエリアネットが主要株主となっている。

2016年4月より天王洲 銀河劇場の運営開始に伴い、株式会社ネルケプランニング株式会社マーベラス、株式会社ぴえろと共に「2.5次元演劇科」[5]を設立。2.5次元ミュージカルの発展にも尽力している。 

東京/大阪/名古屋/福岡/広島/札幌/仙台/金沢の全国8か所校舎を持ち、2年次からの東京転校も可能。東京に仕事が集中するアニメ・エンタメ業界への就職をサポートするための寮も完備。

沿革

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  • 1978年(昭和53年) - 学校法人大矢学園および株式会社代々木ライブアニメイションの教育施設として、アニメーター、声優、マンガ家などの育成を目的に設立。
  • 2006年 - 民事再生
  • 2014年(平成26年) - ライブハウス「代アニLIVEステーション」の運営を開始。またこのころ大江戸温泉物語グループ入りする[6]
  • 2015年(平成27年) - 授業時間を拡張。一部の設置コース名称を改定した。
  • 2016年(平成28年) - 大宮校と横浜校を東京校に統合し、東京校を校名のもとになっている代々木から水道橋[7]に移転する[8]
  • 2016年(平成28年) - 銀河劇場を取得、当初は「東京YOANI劇場」となる予定であった[9]。その後ホリプロとの交渉の末、引き続き「天王洲 銀河劇場」を名乗ることとなった[10]。YOANIレーベルを設立、Amazonで販売をはじめる[11]
  • 2016年(平成28年) - 秋元康が名誉学院長兼総合プロデューサーに就任[12]
  • 2017年(平成29年) - 2.5次元演劇科を新たに開設。
  • 2017年(平成29年) - 代々木アニメーション学院と指原莉乃の共同プロデュースによる声優アイドルユニット「=LOVE」がSACRA MUSICよりメジャーデビュー。
  • 2021年(令和3年)- 代々木アニメーション学院と指原莉乃の共同プロデュースによるアイドルグループ「≠ME」がキングレコードよりメジャーデビュー。
  • 2024年(令和6年)- 代々木アニメーション学院と指原莉乃の共同プロデュースによるアイドルグループ「≒JOY」がSACRA MUSICよりメジャーデビュー。

校舎

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設置学科

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全日制学科

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  • 芸能スタッフ学部
    • 芸能マネジメント科
    • 衣装制作科
  • アニメーション学部
    • アニメーター
    • アニメ背景美術科
    • アニメ監督・演出科
    • アニメ音響科
    • アニメ3DCG科
  • クリエイター学部
    • イラスト
    • シナリオ・小説科
    • マンガ科
    • デジタルコミック科
  • ゲーム学部
    • ゲームクリエイター科
    • ゲームプログラミング科
  • こども学部
    • こども保育科

代々木アニメーション学院高等部

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通信制高等学校八洲学園大学国際高等学校ルネサンス高等学校)と連携し、高等学校卒業資格が得られるコース。

デビューサポートコース

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クリエイター科卒業生のみ対象。他科コースにも卒業後再受講制度あり。

所属アーティスト

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元所属者

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主な出身者

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五十音順

声優

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アニメーター・演出家

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アニメーションプロデューサー

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脚本家

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その他

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タレント(声優以外)

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マンガ家

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イラストレーター

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マルチメディアクリエイター

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  • 渡邉まこと

小説家

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主なCM出演者

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YOANIレーベル

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アーティスト

  • 薮田翔一
  • 中川奈美
  • Lumino-scope
  • 臓物擬人化!?癒し系アイドルmo2

脚注

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注釈

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  1. ^ 2016年2月の銀河劇場取得の際のプレスリリース[リンク切れ]には「株式会社代々木ライブ・アニメイション」とあるが、2016年8月の会社概要には「株式会社代々木アニメーション学院」と記載されている。
  2. ^ 同地には「株式会社代々木アニメーション学院」「株式会社代々木ライブ・アニメイション」「株式会社YOANI」の3社が本店を置いているが、ここでは出典の「会社概要」に基づき、「~学院」を記載する。なお、「yoani.co.jp」は「~学院」が、「yoani.jp」は「~アニメイション」が取得している。
  3. ^ 学生募集の広告宣伝において、専門課程を持つ専修学校のみが呼称を認められている「専門学校」という表記を使用している。例として、公式サイトのタイトルタグで「アニメ・声優・マンガ・イラストの専門学校」(魚拓。2022年現在は「専門校」と表記されている)と、公式ツイッターのオープンキャンパス告知では「声優専門学校」(archive)と称している。なお、東京都からの専修学校の認可は受けていない私立専修各種学校|東京都生活文化局)ため、当然専修学校専門課程の設置はされていない。

出典

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  1. ^ a b 株式会社代々木アニメーション学院 貸借対照表の要旨
  2. ^ 国税庁 法人番号情報サイト
  3. ^ a b 「代アニ」運営会社、民事再生申し立て”. ITmedia NEWS. 2020年3月28日閲覧。
  4. ^ 学費振込詐欺で揺れる名門「代々木アニメ学院」”. J-CASTニュース (2006年12月20日). 2020年3月28日閲覧。
  5. ^ 2.5次元演劇科 代々木アニメーション学院公式サイト
  6. ^ 江戸の文化と現代のアニメ文化が、異色のコラボ!~オリジナルコンテンツの配信を開始~
  7. ^ 千代田区神田三崎町一丁目三崎町MCビル
  8. ^ 代々木アニメーション学院が水道橋に移転 「YOANI東京校」に名称変更”. みんなの経済新聞ネットワーク(2015年12月7日). 2015年12月7日閲覧。
  9. ^ “「天王洲 銀河劇場」が2.5次元“代アニ”劇場に 代々木アニメ学院が取得”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2016年2月2日). オリジナルの2016年2月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160206201654/http://www.hochi.co.jp/entertainment/20160202-OHT1T50075.html 2016年2月2日閲覧。 
  10. ^ 「天王洲 銀河劇場」名称の継続が正式決定 2016年8月10日閲覧
  11. ^ YOANIレーベル - Amazon.co.jp
  12. ^ 代々木アニメーション学院にAKB48の生みの親である秋元康氏が名誉学院長-兼-総合プロデューサーとして就任.pdf[リンク切れ]”. 代々木アニメーション学院・ニュースリリース (2016年3月28日). 2016年4月22日閲覧。

外部リンク

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