五領ヶ台貝塚
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座標: 北緯35度21分15.5秒 東経139度18分02.5秒 / 北緯35.354306度 東経139.300694度
五領ヶ台貝塚(ごりょうがだいかいづか)は、神奈川県平塚市広川にある貝塚の遺跡。1972年(昭和47年)7月29日に、国の史跡に指定された[1][2]。
概要
[編集]相模川の一支流である金目川にのぞむ標高約40メートルの舌状台地の緩斜面2か所にあり、東・西貝塚と呼ばれている[1]。貝塚の範囲はあまり広くないが、主な貝類は、ダンベイキサゴ・ハマグリ・ウミニナなどであり、獣類ではイルカが大多数を占め、クジラ・イノシシ・シカなど、魚類ではマダイ・クロダイ・サメ・スズキなどが知られ、漁撈活動に依存した生活状況を知ることができる[1]。そのほか土器・石器・骨角器などの出土も豊富である。この貝塚から発見された土器には、縄文時代中期の勝坂式土器の母体となった諸要素があり、五領ヶ台式土器と命名され、標式遺跡としての価値は高い[1]。