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二刀流選手

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
投手と打者の二刀流で活躍する大谷翔平ロサンゼルス・エンゼルス時代)

二刀流選手(にとうりゅうせんしゅ、: Two-way player)とは、野球において、指名打者制を用いる場合に投手野手(または指名打者)を兼任する選手のこと。

概要

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日本プロ野球黎明期の1リーグ時代は人員不足などの理由から兼任した選手が多くいたが、近年はほとんど存在せず、21世紀以降に日本プロ野球(NPB)やメジャーリーグベースボール(MLB)で投手と野手(または指名打者)の二刀流で各10試合以上の公式戦出場を果たしたのは2003年から2004年ブルックス・キーシュニックと、2013年からの大谷翔平2018年からのマイケル・ローレンゼンのみである。特に大谷の挑戦は日本、アメリカ両国で話題を呼び「二刀流」が2013年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補50語にも選出され[1]、MLB移籍後の2021年には年間大賞を受賞した[2]。大谷の二刀流の大活躍によりMLBで「二刀流」がルール上定義され、一定条件を満たす二刀流選手を保有しているチームには事実上の優遇措置が与えられる。

アメリカ大学野球ではワシントン州立大学2年次の1988年に打者として66試合で打率.464と23本塁打、投手として15勝0敗と防御率2.49を記録したジョン・オルルドの功績を称え、二刀流で活躍した選手に贈られるジョン・オルルド賞英語版が2010年に設立された。ダニー・ハルツェンマルコ・ゴンザレスが受賞している。

投手と野手の二刀流を経験した主な選手

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日本

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メジャーリーグ

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ニグロリーグ

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KBOリーグ

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上記以外

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「二刀流」という用語の発展

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脚注

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注釈

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  1. ^ MLB以外では1922年にニグロリーグブレット・ローガンが達成しており、ちょうど100年ぶりとなる[7]

出典

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  1. ^ “大谷の“二刀流”流行語大賞候補”. デイリースポーツ. (2013年11月21日). https://www.daily.co.jp/baseball/2013/11/21/0006513655.shtml 
  2. ^ “リアル二刀流/ショータイムが流行語大賞 五輪関連もトップ10入り”. 朝日新聞. (2021年12月1日). https://www.asahi.com/articles/ASPD13H7PPD1UCVL001.html 
  3. ^ "【ベストナイン】日本ハム・大谷が史上初の「二刀流受賞」". スポニチアネックス. 2016年11月25日. 2016年11月25日閲覧
  4. ^ "「二刀流」大谷が2桁勝利・本塁打、ベーブ・ルース以来の快挙". ウォール・ストリート・ジャーナル. 2016年3月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月16日閲覧
  5. ^ Johnny Lindell 1953 Batting Game Logs” (英語). Baseball-Reference.com. 2018年6月3日閲覧。
  6. ^ "大谷翔平、ベーブ・ルース以来104年ぶり「2桁勝利&2桁本塁打」達成 メジャーで初の10勝". 日刊スポーツ. 2022年8月10日. 2022年8月10日閲覧
  7. ^ "大谷、陰の偉業に光=ルースの後も二刀流成功者―米大リーグ". 時事通信社. 2022年8月11日. 2023年1月29日閲覧
  8. ^ Brendan McKay Minor Leagues Statistics & History” (英語). Baseball-Reference.com. 2018年6月3日閲覧。
  9. ^ a b 黒人選手がプレーした「ニグロリーグ」にも「2桁勝利・本塁打」達成者…1920年代」『読売新聞』2022年8月11日。2024年9月28日閲覧。
  10. ^ Leon Day Stats, Height, Weight, Position, Rookie Status & More”. Baseball-Reference.com. 2024年9月25日閲覧。 ※「Standard Fielding」の項を参照。
  11. ^ “ヤンキース 練習試合でハイズマン賞“二刀流”QBと対戦”. スポーツニッポン. (2014年2月26日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/02/26/kiji/K20140226007665820.html 
  12. ^ “西武・牧田“二投流”失敗、ファン気づかず/球宴”. サンケイスポーツ. (2013年7月21日). https://www.sanspo.com/article/20130721-FVXQ3CQ3NZK2BKP5Y53E2SVZVI/ 
  13. ^ 巨人北村拓己が内外野の「二刀流」挑戦 亀井コーチ譲渡のグラブで左翼守備」『日刊スポーツ』2021年11月19日。2024年11月19日閲覧。
  14. ^ オリ・ドラ2元謙太、グラブもバットも“二刀流“ 内外野どこでもOK「高校生とか関係なく」」『Full-Count』2021年1月7日。2024年11月19日閲覧。

関連項目

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