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悪球打ち

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

悪球打ち(あっきゅううち)は、ストライクゾーンから外れたボール球を振りにいくために、結果四球による出塁が少ない、という打者の特性をあらわす野球の俗語。

概説

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日本にメジャーリーグの巧打者が紹介された際、「バッドボール・ヒッター」と呼ばれていたものを直訳したものと思われる。

バッティングに対して「好球必打」のセオリーを強く意識する日本野球において、「悪球打ち」という言葉はいい意味に解釈されないことが多い。

英語表現

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「悪球打ち」に相当する英語の表現には「フリー・スウィンガー」「バッドボール・ヒッター」という2種類があり、それぞれのあらわす意味は次のように異なる。

  • フリー・スウィンガー
文字通り「どんな球でも振る」、選球眼に欠けているという意味を込めた表現。
日本語の「悪球打ち」は、こちらの意味に取られることが多い。
  • バッドボール・ヒッター
ボール球にも積極的に手を出し、結果安打にする能力を持っている打者を指す表現。
打者のヒットゾーンがストライクゾーンより広い、という意味が込められる。


参考文献

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  • 芝山幹郎『大リーグ二階席』(晶文社、2005年)

関連項目

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  • 岩鬼正美 - 漫画『ドカベン』の登場人物。悪球打ちで有名。