九条山駅
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九条山駅 | |
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車内よりホームを望む(1997年9月) | |
くじょうやま KUJŌYAMA | |
◄蹴上 (0.9 km) (1.0 km) 日ノ岡► | |
所在地 | 京都府京都市山科区厨子奥花鳥町 |
所属事業者 | 京阪電気鉄道 |
所属路線 | 京津線 |
キロ程 | 2.5 km(京津三条起点) |
駅構造 | 地上駅(停留場) |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
813人/日 -1995年11月- |
開業年月日 | 1936年(昭和11年)6月25日 |
廃止年月日 | 1997年(平成9年)10月12日 |
備考 | 無人駅 |
九条山駅(くじょうやまえき)は、かつて京都府京都市山科区にあった京阪電気鉄道京津線の停留場である。
1997年(平成9年)の京都市営地下鉄東西線開業に伴い、京津線京津三条 - 御陵間と共に廃止された。
歴史
[編集]- 1936年(昭和11年)6月25日:天文台下駅として開設[1]。
- 1943年(昭和18年)4月15日:九条山駅に改称[1]。
- 1997年(平成9年)10月12日:京津線京津三条 - 御陵間廃線に伴い廃止[1]。
停留場構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する停留場であり、ホームは専用軌道上にあった。当停留場は高床ホームであり、ステップを用いずに乗降することができたが、ステップなしの車両で運行される急行(1981年廃止)や準急も利用者数が少なかったため通過していた。無人駅であり、駅付近の周辺人口は多くなかった。
蹴上 - 九条山間では東山を越えるべく66.7‰の急勾配があったが、九条山駅はその峠に設けられており、京津線の駅では最も標高が高かった[2]。
駅西側には渡り線があり、緊急時の折り返しに用いられていた。また廃止後には、解体車両の留置場とされていたこともあった[3]。
停留場周辺
[編集]東山ドライブウェイと立体交差する地点の南側にあり、京阪京津線に沿って三条通(京都府道143号線)が並行する。停留場は日岡峠[4]内にあるため民家や店舗は少ないが、近隣には史跡が点在する。
- 京都東山老年サナトリウム
- 粟田口刑場跡
- 日岡峠修路碑[5]
- 日岡峠人馬道碑[6] - 付近に「車石」の銘板がある[6]。
- 日ノ岡一切経谷町地蔵堂
- 東山ドライブウェイ
- 三条通(京都府道143号四ノ宮四ツ塚線)
- 京阪バス「九条山」停留所[7]
廃止後
[編集]乗降客数は廃止区間で最低だったこともあり、東西線開業に際しては当停留場の代替駅は設置されなかった。なお、廃線後は三条通の拡幅に供されており、北行き車線の一部となっている。
隣の停留場
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c “京阪電気鉄道(株)『京阪百年のあゆみ. 資料編』(2011.03)”. 渋沢社史データベース (2011年3月). 2023年4月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月1日閲覧。
- ^ “湖都から古都へ鉄の路”. 京阪電気鉄道. 2023年4月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月1日閲覧。
- ^ “1997年10月 京阪・京津線の部分廃止”. 京都新聞. カジやんの撮り鉄日記web版. 京都新聞社 (2020年10月29日). 2023年6月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月1日閲覧。
- ^ “日岡峠”. やましなを歩く東海道1. 京都市 (2007年11月7日). 2022年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月1日閲覧。
- ^ “YA089 日岡峠修路碑”. 京都市. 2021年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月1日閲覧。
- ^ a b “ブラタモリ「京都・山科〜要衝・山科は何を生んだ?〜」2023年5月20日(土)放送”. とっておきの京都プロジェクト. 京都市観光協会 (2023年5月20日). 2023年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月1日閲覧。
- ^ “九条山の時刻表 路線/系統一覧”. NAVITIME. ナビタイムジャパン. 2023年12月1日閲覧。