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中海・宍道湖・大山圏域

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中海・宍道湖経済圏から転送)

中海・宍道湖・大山圏域(なかうみ・しんじこ・だいせんけんいき)は、鳥取県西部地域と島根県東部地域のうち、主に中海宍道湖大山の周辺地域を形成する12の自治体が重なり合った構造の広い経済地域である。令制国出雲国伯耆国西部を合わせた「雲伯」と呼ばれる地域に相当する。人口が約60万で日本海側の主要都市圏の中で富山 新潟金沢福井に続く第4位である[1]

概要

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中海・宍道湖圏域を構成する5市と、オブザーバーとして大山圏域の自治体が加わった5市6町1村で構成される。圏域の大半は米子都市圏松江都市圏出雲都市圏の3つの都市圏と重なる地域にある。

2005年に「中海・宍道湖・大山圏域観光連携事業推進協議会」(事務所は松江商工会議所内)が発足し、中海・宍道湖経済圏の観光面での連携が図られている[2]

2007年には、米子・境港・松江・安来市の4市による従来の「中海圏域四市連絡協議会」を組織改編し、「中海市長会」が結成された[3]。同会の最終目標は、中海圏域自治体による「中海市」実現にあると4市長が言及した[4]

2012年に従来の「中海市長会」をさらに発展させ、出雲市と大山圏域7町村を加えた「中海・宍道湖・大山圏域市長会」を設立。市長会の愛称を「だんだんサミット」に決定した[5]

2013年には「中海・宍道湖・大山圏域振興ビジョン[6]」と呼ばれる共通指針が策定され、12の自治体が一体となって圏域の発展に取り組んでいる。

構成自治体

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鳥取県:米子市境港市

島根県:安来市松江市出雲市

オブザーバー:日吉津村大山町南部町伯耆町日南町日野町江府町

圏域面積:2,826.07km2

圏域人口:643,175人[7]

主な集約装置

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基幹放送
コミュニティFM
ケーブルテレビ
タウン情報誌
域外との交通集約
文化的集客装置
知的集約装置
鉱工業集約装置

関連項目

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脚注

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注釈
  1. ^ a b c 出雲市に中継局があるBSSラジオの中波を除き、BSSラジオのFM補完局とエフエム山陰および2県を放送対象区域とする民放テレビ局は、圏域内で放送エリアが共通である。一方、NHKは県域毎の放送である。
出典
  1. ^ 中海・宍道湖圏域の概要 at the Wayback Machine (archived July 23, 2023)
  2. ^ 連携は県境を越えて 〜観光の新しい動き〜(とっとり県政だより 2008年5月号)
  3. ^ 「中海市長会」が発足 官民連携 橋渡し役に(2008年4月26日時点のアーカイブ) - 日本海新聞 2007年7月7日
  4. ^ 「中海市」実現を 圏域4市長が座談会(2008年12月2日時点のアーカイブ) - 境港商工会議所 2007年10月4日
  5. ^ 市長会の概要(だんだんサミット - 市長会について)
  6. ^ 中海・宍道湖・大山圏域振興ビジョン」(中海・宍道湖・大山圏域市長会 2013年3月)
  7. ^ 中海・宍道湖・大山圏域振興ビジョン at the Wayback Machine (archived July 23, 2023) pg 18

外部リンク

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