中札内駅
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中札内駅 | |
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跡地を利用した中札内交通記念公園 | |
なかさつない Nakasatsunai | |
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所在地 | 北海道河西郡中札内村字札内 |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 広尾線 |
キロ程 | 28.1 km(帯広起点) |
電報略号 | ナサ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)11月2日[1] |
廃止年月日 | 1987年(昭和62年)2月2日[1] |
備考 | 広尾線廃線に伴い廃駅 |
中札内駅(なかさつないえき)は、かつて北海道(十勝支庁)河西郡中札内村字札内に存在した日本国有鉄道(国鉄)広尾線の駅(廃駅)である。事務管理コードは▲111506[2]。
歴史
[編集]- 1929年(昭和4年)11月2日 - 国有鉄道(鉄道省)広尾線帯広駅 - 当駅間の開通に伴い、開業[3]。一般駅[1]。
- 1930年(昭和5年)10月10日 - 当駅 - 大樹駅間の延伸開通に伴い、中間駅となる。
- 1982年(昭和57年)9月10日 - 貨物の取り扱いを廃止[1]。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物の取り扱いを廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)2月2日 - 広尾線の全線廃止に伴い、廃駅となる[1]。
駅名の由来
[編集]札内川の中流域に位置することから[4][5]。開業当時、当地は大正村であったが[3]、後年分村する際に村名となっている。
駅構造
[編集]廃止時点で、2面2線の相対式ホームを有する地上駅で、列車交換可能な交換駅であった。互いのホームは、駅舎側ホーム中央部分と対向側ホーム南側を結んだ構内踏切で連絡していた[6]。駅舎側ホーム(西側)が上りの1番線、対向側ホーム(東側)が下りの2番線となっていた[6]。対向側ホームの外側1線を側線として有し、その他、1番線の帯広方から分岐し駅舎北側のホーム切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を1線有していた[6]。
職員配置駅で、駅舎は構内の北西側(広尾方面に向かって右側)に位置し1番線ホーム中央部分に接していた[6]。改修されていたものの、土壁と板張りの駅舎であった[6]。
利用状況
[編集]1981年度(昭和56年度)の1日当たりの乗降客数は232人[6]。
駅周辺
[編集]- 北海道道321号中札内停車場線
- 国道236号(広尾国道)[7]
- 道の駅なかさつない
- 帯広広尾自動車道中札内インターチェンジ
- 中札内村役場
- 帯広警察署中札内駐在所
- 中札内郵便局
- 帯広信用金庫中札内支店
- 中札内村農業協同組合(JA中札内村)
- 中札内中学校
- 中札内小学校
- 札内川[7]
- 十勝バス中札内案内所、「中札内」停留所
駅跡
[編集]跡地は「鉄道記念公園」として整備されている[8][9][10]。駅舎は撤去されたものの、公園入口に蒸気機関車の動輪を使ったモニュメント、腕木式信号機、レール、アスファルト舗装されたホームが保存され、ホームに横付けされた形で有蓋車2両(うち1両は児童用に改造、塗装されている)が静態保存・展示されている[10]。公園の敷地は長く延びていて、線路跡を利用していることがわかる[10]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、890頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、236頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ a b 内閣印刷局, ed (1929-10-26). “鉄道省告示 第217号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (848) .
- ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、72頁。NDLJP:1029473。
- ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日。ASIN B000J9RBUY。
- ^ a b c d e f 『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』小学館、1983年7月、139ページ。
- ^ a b 『北海道道路地図 改訂版』(地勢堂、1980年3月、13ページ。
- ^ 『鉄道廃線跡を歩くVI』JTBパブリッシング、1999年3月、38-40ページ。
- ^ 『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』JTBパブリッシング、2010年4月、87ページ。
- ^ a b c 本久公洋『北海道の鉄道廃線跡』北海道新聞社、2011年9月、186-188ページ。