中心業務地区
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中心業務地区[1](ちゅうしんぎょうむちく、英語: central business district, CBD シー・ビー・ディー)とは、街や都市の、主要なビジネス街や商業地区のこと[2]。主に都心部で、オフィスや店舗などが特に集積している(集中している)地区のこと。
概要
[編集]通常、都市であればその規模の大小を問わず、中心業務地区という概念が当てはまる地区がある。 中心業務地区は往々にして、郊外からの交通の便が良い場所で、CBDとなったことで利便性が増し、そこにオフィスや店舗を構えたがる事業主が増え、需給関係の力学により地価が高くなり、(建物オーナーによって、土地面積あたりの建物の延べ床面積を増す方策が練られ)他の地区と比較して多層建築の「階層」(階数)が増える傾向がある、といった特徴がある。(現代の大都市のCBDだと)しばしば高層ビルが立ち並ぶ、が 中規模程度の街のCBDではさほどではない。日本の大都市のCBDの場合では、高層ビル(超高層ビル)に加えて、しばしば地下街も発達させている。だが、中規模程度の都市や一般的な街では、地下街までは作られないことが一般的。
CBD(中心業務地区)という用語は、イギリス英語風の用語、表現であり、英国や かつて英国の統治下にあった国々(豪州など)では広く用いられている。だが米国では「CBD」よりも「downtown ダウンタウン」と呼ぶほうが一般的である。
→「ダウンタウン」も参照
世界のCBD
[編集]特に大きな中心業務地区の例
[編集]国内総生産上位15ヶ国の主な中心業務地区については下表のとおりである。なお、同一の国の中で複数の都市を掲載している場合については、都市圏人口の多い順に列挙。
日本のCBD
[編集]大州 | 国・都市 | 地区 |
---|---|---|
日本 | 東京 | 千代田区(丸の内・大手町・内幸町・内神田・霞が関・永田町)、 中央区(日本橋 ・京橋 ・八重洲)、 港区(新橋・汐留・虎ノ門・港南)、新宿区(西新宿) |
大阪 | 中央区(船場・大手前・城見)、北区(梅田・堂島・中之島) | |
名古屋 | 中区(栄・伏見・丸の内)、中村区(名駅) | |
福岡 | 中央区(天神)、博多区(博多駅・中洲) | |
札幌 | 中央区(大通・すすきの)、北区(札幌駅) | |
仙台 | 青葉区(一番町・国分町)、宮城野区(仙台駅東口) | |
広島 | 中区(紙屋町・八丁堀・本通)、南区(広島駅) |
ギャラリー
[編集]脚注
[編集]- ^ 「中央業務地区」と訳される場合もある。(“建築用語辞典 中央業務地区(CBD)”. 建築SOHO.net (2007年). 2011年4月15日閲覧。)
- ^ Oxford Dictionary "central business district" The main business and commercial area of a town or city.